【呪われた過去】ネギま萌え統99【廃村の虐殺劇】

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484マロン名無しさん
このねじれた世界で生きていくのは、子どもにとってストレスが高い。オタクだけじゃない。どんな戦争でもそうだが、勝者でさえダメージを受けるんだ。

大人たちには、子どもがいじめられている光景が、いやでも目に入ってくる。だったら、どうして何か対策を講じないだろう?思春期のせいにしておけば済むからだ。大人たちは自分にこう言い聞かせる。
子どもたちがこんなに不幸なのは、あの恐るべき化学物質やホルモンがいよいよ彼らの血管を流れだし、すべてをめちゃくちゃにしたせいだ。システム自体には問題はない。あの年ごろの子どもがみじめなのは、しかたのないことなんだ。

この考え方はとても広く行き渡っていて、子どもたちですらそう信じている。でも、それはたぶん何の助けにもならない。足が痛いのは生まれつきだ思っている人も、いつまでたっても、靴のサイズが合わないせいかもしれないという疑いを捨てることができない。

この理屈は疑わしいと思う。13 歳の子どもが、そもそもめちゃくちゃだなんて。生理的な問題なら、普遍的な事実のはず。モンゴルの遊牧民でも、13 歳になれば誰もがニヒリストになるんだろうか?
歴史の本をたくさん読んできたけど、普遍的と思われているこの事実にふれたものは、20 世紀以前にはひとつも見たことがない。ルネッサンス期の 10 代の徒弟たちは、元気で熱心だったようだ
もちろん、お互いにケンカしたり騙しっこしたりはした(ミケランジェロは、いじめっ子に鼻を折られたことがある)けど、頭はおかしくなかった。

ぼくの知る限り、ホルモンでおかしくなったティーンエイジャーという考え方は、郊外都市と同時期に生まれたものだ。偶然の一致とは思えない。ティーンエイジャーがヘンになるのは、彼らに強いられている生活のせいだと思う。
ルネッサンス期の 10 代の徒弟たちは、作業犬だった。今のティーンエイジャーは、神経症にかかった愛玩犬だ。彼らの狂気は、いたるところにいる怠け者の狂気と同じだ。