ネギま萌え統85 嘱望と頓挫のニルヴァーナ

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537(´ω`) ◆zahi..6.JA
まあしかし今回最大の収穫は今泉のおばあちゃんがご存命なのがわかったこと。
昨日の回で今泉がテレビの上に電子レンジ置いてるって聞いて、
「同居してるはずのおばあちゃんがそんなこと許すだろうか? ひょっとして亡くなったのか?」
とすごい心配したので。
538特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 01:56:29 ID:???
ガラッ(ちんぽっぽ)

SAKURAがドアを開けるとそこには壮絶な光景が広がっていた。
SAKURA 「ひどいよ、非ファン!僕には君しかいないとか言っておきながら影でこんなことやってたなんて!」
特厨非FAN 「い、いや待ってくれSAKURAたん。これは手違いで」
特急あずさ 「見損ないました」
特厨非FAN 「あ、あずさちゃんまで・・・」

SAKURA 「行こう、あずさ。俺が今日から君を守る。早漏の妨害があるだろうけど、俺は負けないよ。」
特急あずさ 「SAKURAさん・・・」
特厨非FAN 「ちょ、ちょっと待て!2人とも・・・」
SAKURA & 特急あずさ 「いいや」

特厨非FANは急いで服を着ると2人を追おうとした。
JDA 「待てよ、非。俺をこんなにまでしておいて見捨てる気かよ。
    もう俺は嫁に行けない身体になっちまったんだからな、責任取れよな」
特厨非FAN 「そ、そんな。いくら何でも大げさな・・・」
JDA 「バナナ2本も突っ込んでおいて今さら逃げようなんて言わせないぞ」

特厨非FAN 「・・・叩きたいなら、萌え統ででも存分に叩け」
そう言って特厨非FANは手切れ金代わりにJDAにエアーエッジと中古パソを手渡した。

数時間後・・・特厨非FANはホテルモエクラのロビーで早漏と落ち合っていた。
特厨非FAN 「たしかお前もあずさちゃん狙ってたよな」
早漏真祖 「そうだが、策はあるのか?」
特厨非FAN 「バカレッドにSAKURAたんを襲わせるんだ。男色の快楽に溺れたSAKURAたんに
        幻滅し、ホテルの部屋から出てきたあずさちゃんを早漏が優しく介抱すると」
早漏樽俎 「なるほど、名案だな」
特厨非FAN 「既にホテル従業員に成り済ましたテンプラを送り込んでいる。二人の行動は筒抜けって訳よ」

・・・しかしこの裏でなんとテンプラは早漏に反撃を果たすべく、特級あずさを食う計画を
着々と練っているのであった。
539特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 01:58:15 ID:???
登場人物紹介

JDA ◆Vampireuy6 :はねっかえり系の小生意気な美少年。特厨非FANにアヌスをバナナで汚された。

特級あずさ ◆a5wlNEGIMA :本作品のヒロイン。女子高1年生。関西系美少年SAKURAと逃避行中。でも早漏への未練も断ち切れてはいない。
SAKURA ◆SAKURAOA3A :特厨非FANとJDAとのSEXを見て激怒。特級あずさを連れての逃避行を決意した。

特厨非FAN ◆AntiT24WoA :今回は割と悪役。萌えコテ達の独占を狙うが、ことごとく空回りしている。
(*゚∀゚*) ◆SOUROQ9XJs :特級あずさの処女を守る為、宿敵・特級厨師の一番弟子である特厨非FANと手を組んだ。
テンプラ ◆8QfgUrRbos :特厨非FANのエージェントとしてホテルの従業員の変装をし、SAKURAとあずさを監視しているが・・・!?
540特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 02:00:58 ID:???
その頃何も知らぬSAKURAと特級あずさは、ホテルの一室の中、
気まずそうにベッドの上で背中合わせに座っていた。
SAKURAはおそるおそるあずさの方に手を伸ばす。一瞬、指先が触れた。

特級あずさ 「ひゃっ」
 驚いたあずさが手を引っ込める。
SAKURA 「あ、ごごめん」
 謝る必要もないのに、ついつい謝ってしまうSAKURA。

特級あずさ 「い、いえ・・・その別に」
あずさも良いフォローの言葉が思いつかない。

SAKURA 「・・・・・・」
特級あずさ 「・・・・・・・・・」


さっきよりも更に気まずい沈黙が室内の空気を重くする。
それでもラブホじゃないだけマシだ。

SAKURA 「ととと、とりあえずゲームでもしょっか」
 語尾がうわずるSAKURA。
特級あずさ 「は、はい」
 取り合えず二人は部屋にあったプレ捨テを取り出した。

あず 「そういえば昔・・・マロンの板にスレ立ってましたよね?まき絵ちゃんの弟スレ」
SAKURA 「え?あ、そうそうだね。そう言えばそんなスレもあったよね!」
 2chという共通な話題があったのは幸運だった。2chで知り合ったカップルだけに許される専売特許のようなものだ。

これで少しは気まずい雰囲気をそらすことができるはずだ。
541特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 02:04:27 ID:???
 SAKURAは続ける。
SAKURA 「はっはーん。もしかして、あのスレ立てたのあずさちゃんなのか〜?」

特急あずさと二人きりの部屋で緊張していたSAKURAだが、
ここに来て余裕を取り戻しつつあった。
ここらへんはさすが特厨十勇士の面目躍如と言ったところだ。
見直したぞ、SAKURAたん!!

特急あずさ 「な、なーに言ってんですかぁ!違いまよぉ。私の立てたのは、チャチャゼロたんのスレですって。もう」
SAKURA 「あ〜そっか、そっかぁ〜あの糞スレねぇ・・・w」
特急あずさ 「あっ、ひどーい!SAKURAさんったら。だいたいあのスレはまき絵の弟スレと違って
    まだ生きてるもん!」

ぷいっと口を曲げて横を向くあずさ。SAKURAはその横顔を見てあらためて
あずさの魅力に惚れ直した。
SAKURA (早漏や非ファンがあずさちゃんのレスに夢中になるのも分かる気するなぁ〜)
542(´ω`) ◆zahi..6.JA :2006/01/05(木) 02:04:36 ID:???
しかしそうなるとなぜテレビの上に電子レンジ置いても祖母は何も言わないのか?という謎は残るわけで、
そうなると別居か?という仮説が立ち上がる。
そうなるとネコのオシャマンベはどうなるのか。このへんが今日の警視総監ネタと絡んでくる気がする。
543特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 02:06:09 ID:???
あずさもちょっぴりおどけたふりをして、
特急あずさ 「そ・う・で・すっ!嘘だと思うんなら、後でテンプレサイトでも見て下さいっ」

――くしゅん!

SAKURA 「・・・・・・!」
特急あずさ 「・・・!?」
SAKURA 「ね、ねぇ。今ドアの向こうでくしゃみが聞こえなかった?」
特急あずさ 「・・・き、聞こえました」
SAKURA 「俺、ちょっと見てくんね?」
 SAKURAはドアの方へ向かって歩き、ドアをバッと開いた。
 SAKURAたん的には、こういう危険な任務は男の役目らしい。

 しかしホテルの廊下には誰もいない。
SAKURA 「・・・気のせいか。こういう時には必ず何かいるのが、漫画ではお約束なんだけどなぁ」
 ここは、漫画じゃなくてリアルの世界だ、とSAKURAは思い直し、引き返した。


 ・・・SAKURAは気付かなかったが、実はこの時、天井にクモ男のように
 張り付くテンプラがいたのだ。
テンプラ 「はぁ、はぁ・・・あ、危なかった。あいつら漏れのサイトの話なんか
    いきなりしやがって。クソがっ」

テンプラはくしゃみで出た鼻水をハンカチで拭くと、
2人への嫌がらせにそのハンカチを部屋の鍵穴に詰め、
その場を立ち去った。

テンプラ 「偵察の役目は一旦終わりだクソ!鼻炎薬飲んでこないと」
544特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 02:08:13 ID:???
一方SAKURAはあずさの元に戻った。

特急あずさ 「だいたいチャチャゼロたんスレは、特級厨師さんのスレでもあるんですよっ!?
      それに、非さんが生まれたスレでもあるし・・・」
特急あずさ 「同じ特厨十勇士として、私恥ずかしいですよーっ!」

SAKURA 「あーそうだった。あそこ閣下のスレじゃん」
特急あずさ 「ぷっ」
SAKURA 「ぷぷっ」
特急あずさ 「あははははっ」
SAKURA 「はは、ははは、もははははは〜」
特急あずさ 「けたけたけた・・・」

2人は腹を抱えて笑い転げた。思えば2人でこんなに打ち解けたのは
初めてだったかもしれない。
先程まで張り詰めていた緊張の糸もすっかりほぐれていた。

SAKURAは思った。
(例え、今夜SEXしなくても十勇士同士、親睦図れただけで、
 ホテルに泊まれた甲斐あったな〜)

特急あずさ 「・・・どうしたんですかw SAKURAさん?」
 あずさが笑顔で訊ねた。
SAKURA 「い、いや・・・」

SAKURA (だめだだめだ。何考えてんだ俺。やっぱ今晩ぜったいキメなきゃ。
    非ファンはともかく、早漏はかなり手強いライバルだしな)

いつ起こるかもしれない早漏の妨害に備えて、今夜あずさと必ずSEXすることを
固く心に誓う、健気な18才のSAKURA少年であった。
545特厨非FAN ◆AntiT24WoA :2006/01/05(木) 02:09:59 ID:???
【次回予告】

ホテルの一室で仲むつまじくプレステで遊ぶSAKURA少年と特急あずさ。
2人は無事結ばれるのか・・・!?

一方、特急あずさ目当てで電撃的に手を組んだ早漏・非FAN枢軸。
しかしテンプラの離反で早くも暗礁に・・・!
最後に特急あずさを手に入れるのは、SAKURAか、早漏か、それとも
テンプラが漁夫の利を得るのか。

目が離せないコテハン恋愛合戦。
以下、次回のハイライトをちょっち紹介だ!


          *       *       *       *

「どうしたんだ、非」
無線機をあべこべにいじくり回す特厨非FANを見て、
早漏が心配そうに訊ねた。
「おかしいな、テンプラさんと連絡がつかない」
「・・・・・・抜け駆け・・・・・か?」
早漏と非FANの顔に緊張が走る。

          *       *       *       *


特急あずさ 「さぁーっ、来週もサービスしなくちゃですねぇー」