ナルト借りてきた
ナルトとハンタの違いを見るのにサスケとキルア比べるよりもっと大事なことがあったよ
それは世界観の仕込みの差
ここで比較しやすいようにそれぞれの漫画で重要な要素”チャクラ”、”念”(世界観)を
紹介している場面をシナリオ形式にしてみた
できた順から貼っていく
細かい分析はこれ見てなんか意見がでたらやっていく・・・・つもり
なお、誤字脱字、表現がわかりにくい時はコミック参照しる。
ナルト(第2巻P201〜205)
ハンタ(第6巻P61〜85)
ナルト編 チャクラの説明@
○タズナの家近辺の森
カカシ、その前にナルト、サスケ、ナルト。
カカシ「ではこれから修行を始める!!」
3人「押忍!!」
カカシ「と・・・・その前にお前らの忍びとしての能力チャクラについて話そう」
ナルト「? あのさ! あのさ! チャクラってなんだってけ?」
ガクっと拍子抜けするカカシ。
サクラ「アンタ それでよく忍者やってるわね!学校で何習ってたのォ!?」
ナルト「へへ・・・オレってば難しい授業寝てばっかだったからなァ・・・」
カカシ「(・・・・ダメだこりゃ・・・・)ハイ! サクラくん」
と、サクラに説明を促す。
サクラ、秘伝の巻き物を差し出す。
サクラ「いいナルト!! 面倒くさいから簡単に説明しちゃうわよ!良く聞いてそのツルツルの脳ミソ何とか刻み込んじゃってちょうだい!!」
巻物が広げられる。
サクラ「チャクラっていうのは簡単に言えば忍が”術”を使う時に必要とするエネルギーのことを言うの。
そのエネルギーはおおまかに@人体におよそ130兆個存在すると言われる細胞の一つ一つからかき集めて生み出す身体エネルギーと」
人体の末端から中心にエネルギーが集まるイメージ。
サクラ「多くの修行や経験によって積み上げられる精神エネルギーの2つで構成されるのよ」
忍者が修行しているイメージ。
サクラ「つまり”術”っていうのはこの2つのエネルギーを体内から絞り出し練り上げ(これをチャクラを練るという)
意志である”印を結ぶ”というプロセスをたどってやっと発動さえるってワケ!!」
火遁の術のイメージ。
カカシ「そのとーり!」
誇らしげなサクラ。
ナルト編 チャクラの説明A
ナルト「何だよ! 何だよ!
そんな難しい説明は分かんないけどそんなの体で覚えるもんだろー!!」
サスケ「ナルトの言う通りだ・・・・現に俺達は術を使えている・・・」
カカシ「いーや! お前らはまだチャクラを使いこなせていない!!」
ナルト「なにぃ!!」
心外な一同。
カカシ「まぁ 聞け・・・。さっきサクラが言ってくれた通りチャクラを練り上げるとは身体エネルギーと精神エネルギーを
取り出し体内で混ぜ合わせることをいう」
二つのエネルギーはからみあってチャクラに成るイメージ。
カカシ「そしてそれは当然発動したい”術”によってそれぞれのエネルギーを取り出す量・・・つまり調合が変るんだ・・・・」
火遁、水遁、土遁、風遁、雷遁の巻物のイメージ。
カカシ「今のお前らはチャクラを効果的に使えていない!いくらチャクラの量を多く練り上げることが出来ても・・・
術によってバランスよくコントロール出来なければ術の効果が半減してしまうばかりか下手をすると術自体が発動してくれない」
発動に失敗してダウンしてるナルトのイメージ。
カカシ「そしてエネルギーを無駄遣いしてしまうため長い時間戦えない・・・・などの弱点が出来てしまうってわけだ」
ナルト「ど・・・どうすればいいのかな・・・・」
カカシ「体でそのコントロールを覚えるんだ。命を張って体得しなきゃならないツラーイ修行!」
サクラ「なっ・・・・・何をやるの?」
不安そうな一同。
カカシ「ん!? 木登り・・・!!」
*この後は木登りを通してチャクラのコントロールについて書かれてるけど、なんか違う話とかも混ざって長いんで割愛
要望があったら書いてもいいけどね・・・・
次からハンタ編
ハンタ編 念の説明@
○天空闘技場・ウイングの部屋
花瓶に硬質化した数本の花が突き刺さっている。
その前にウイング、ゴン、キルア。
ウイング「これが念です。念とは体からあふれ出すオーラとよばれる生命エネルギーを自在に操る能力のこと!」
人体の周りに気が流れてるイメージ。
ウイング「生命エネルギーは誰もが微量ながら放出しているがそのほとんどはたれ流しの状態になっている。
これを肉体にとどめる技術を纏といいます。これによって肉体は頑強になり常人よりはるかに若さを保てます」
ウイング、スッと人差し指を立てる。
ウイング「絶は字のごとくオーラを絶つ技術。気配を消したり極度の疲労をいやす時などに効果があります。
練は通常以上のオーラを生み出す技術」
ゴン・キルア「!!」
ウイング「感じますか?」
キルア「ああ・・・圧迫感がある」
ゴン「でもイヤな感じはしないね」
ウイング「私に害意がないからです。(それにしても2人の感性の鋭さには驚かされる。おそらく生まれ育った環境もあるだろうが。
本人の資質によるところが大きい)。
オーラは人間の内部から発するエネルギー!ゆえに人間同士の使用が最も効果的。いい意味でも悪い意味でも。
邪念をもって無防備の人間を攻撃すればオーラだけで人を殺せます。念の使い手から身を守る方法は一つだけ。
自分も念の使い手になること。纏による防御のみ。自らのオーラで相手のオーラを防ぐ」
ウイング、スッと壁に手をかざす。
ウイング「でないと・・・・・」
その瞬間、ビシッという音と共に壁に大きな円状のヒビが入る。
驚愕するゴン・キルア
ウイング「肉体はコナゴナに壊されます」
○同・200階廊下
念をこめたトランプを壁に投げてるヒソカ。
壁には何枚ものトランプが突きささっている。
ヒソカ「まだ早い・・・・」
ハンタ編 念の説明A
○同・ウイングの部屋
ウイング「これが”念”。誰もが本当は内に秘めている力」
画家、格闘家、独裁者など成功者達が体から念を発しているイメージ。
ウイング「現在この能力を一部でも使いこなせる者はごくわずか。
それゆえ”天才””支配者””超能力者””仙人””超人”などと呼ばれ特別視されている。
眠れるこの力を目覚めさせる方法は二つ。ゆっくり起こすかムリヤリ起こすか。
ちなみにズシはゆっくり起こしました。彼はのみこみが早く努力を惜しまなかったので
すごいスピードで纏をマスターしました。約半年です」
時計は9時は指している。
キルア「それじゃだめだ!! オレ達は0時までに纏を覚えてヒソカの念の壁を突破したいんだ!」
ウイング「ならばムリヤリ起こすしかない」
キルア「それなら間に合うんだな?」
ウイング「君達次第ですよ。時間内にオーラを体にとどめるコツを会得できるかどうか。そこにかかっているわけですからね。
これから君達に私のオーラを送ります。発と呼ばれるさっきみたいなやつです」
ゴン・キルア「・・・・」
ハンタ編 念の説明B
ウイング「もちろん君達の体を壊すのが目的ではないから手加減はするが荒っぽい方法であることに変りはない。
要するにビックリさせて目覚めさせるわけですからね。眠っている体に喝を入れて纏を起こしやすい状態にする。
”眠っている”とは体中にある精孔という穴が閉じきっていてオーラがうまくめぐっていない状態のこと」
人体からオーラが噴出しているイメージ。
ウイング「私のオーラを君達の体内に一気に送ることによって精孔をこじ開けます。
本来なら瞑想や禅などで自分のオーラを感じ取り体中をオーラが包んでいることを実感した上で
少しずつ開くもの。だから時間がかかります。 天性の才能を持つズシでさえ3ヶ月必要としました
しかし君達なら1週間! あるいはもっと早く目覚めるかもしれない。
それだけに残念です。不本意な方法しかとれないこの状況がね」
ゴン「・・・・」
キルア「よくわかんないな。ムリヤリであれより早く目覚める方がいいに決まってるじゃん」
ウイング「これは外法とよばれる裏ワザですよ正しい順序をふんでいない。未熟な者悪意のある者が
行えば死ぬことだってある!」
ゴン「だけどウイングさんは未熟でもないし悪意もない。でしょ?」
ウイング「・・・・・」
キルア「だから聞きたいな。なぜ急に本当のことを教える気になったのか」
ハンタ編 念の説明C
ウイング「惜しいと思ったのですよ。何も知らぬまま200階クラスに行けば必ず痛い目にあう。
あのクラスにいるのは全員が念の使い手です」
ゴン・キルア「!」
ウイング「そして念を知らない者が上がってくると必ず洗礼をします」
念をこめたパンチでダメージを受けているイメージ。
ウイング「すなわち念による攻撃! つまり私がこれから行う方法をさらに荒っぽくやるのです。
”別に死んだってかまわないというつもりで”
その攻撃に耐え生き残った者があそこに棲んでいます。選ばれた者として。
しかしその代償は大きい。行けばわかります。だから先に知っておいて欲しかった」
ウイングの体からズズと念が立ち昇る。
ウイング「いろいろともったいつけておどかしもしましたが君達ならこの方法で確実に目覚めるでしょう。
それだけの素質がある!資格も!」
200階でのキルア達が念の取得を決意した時イメージ。
ウイング「君達の錬(意志) 見事でした。上着を脱いでこちらへどうぞ。そして背を向けてください」
ハンタ編 念の説明D
ウイング、二人の背に念をこめた手をかざす。
ゴン「(すごく熱い・・・!それにウイングさんはさわってないのにぐんと押されてるような気がする)」
キルア「(これだこの感じ。見えないぷよぷよが皮一枚へだてたとこでまとわりついているような。
この肌触りを何億倍もやな感じにすると兄貴の念になるのか)」
ウイング「行きますよ」
と、二人の体に喝をいれる。
ドンという衝撃が二人の体に走る。
ゴン・キルア「おお!? これは!?」
二人の体から間欠泉のようにオーラーが立ち昇る。
ウイング「それが生命エネルギーオーラです。今、全身の精孔は開かれました。
目に見えるでしょう? 目の精孔も開かれてますからね」
ゴン・キルア「こ、これは」
ゴン「湯気だ!! そう!! 蒸気みたいだ。ヤカンの注ぎ口から吹き出す蒸気そっくりだ!!」
キルア「全身から思いっきり立ち上ってくるぜ!!ほとばしってるけどこれってやばくねー!?」
ウイング「生命エネルギーですからこのままのいきおいで出し続ければ当然疲れます。
いったんオーラを出しつくせば全身疲労で立てませんよ」
キルア「やっぱり!?」
ウイング「いいですか? オーラを体にとどめようと念じながら構えて下さい。
目をとじてどんな型でもいいです自分のイメージしやすい構えで!!」
指示通りにする二人。
ハンタ編 念の説明E
ウイング「そしてオーラが血液のように全身をめぐっているよう想像して下さい。
目を閉じて頭のてっぺんから右の肩 手 足と通りそして左側へ・・・・そしてその流れが次第にゆっくりととまり・・・・
体の周りでゆらいでいるイメージを思い浮かべるのです」
先程まで二人の体からほとばしってたオーラが嘘かのようにピタッと止まる。
ウイング「(なんて・・・子供達だ自然体が最も纏を行いやすいことを教えられずに理解している
そして一度のアドバイスだけでそれをマスターしてしまった。すばらしいが・・・・が おそろしい・・・・!)
ゆっくり目をあけて」
目を開ける二人。
ウイング「どんな感じですか?」
ゴン「・・・・何か・・・・ぬるい粘液の中にいるみたいだ」
キルア「うん・・・・重さの無い服を着てるみたいだ」
ウイング「そのイメージを常に持ち続けて下さい。慣れれば寝ていても纏がつかえるようになります」
ウイング、体からズゥンと強いオーラを出す。
ゴン・キルア「!!」
ウイング「これから今度は敵意をもって君達に念を飛ばします」
と、二人へむかって念をこめた手をかざす。
警戒する二人。
ウイング「さっきまでの君達なら今のこの場にいるだけでつらかったはず」
キルア「・・・・ああ。あんたの”極寒の中 裸で”って
例えた意味がよくわかった」
ウイング「無事防げれば彼の壁もやぶれるでしょう。行きます」
と、二人へ向けて念が飛ばされる。
*と、この後場面かわってヒソカの念の壁をやぶっておしまい
ハンタは書いても楽しいなぁ
ああ、でもナルトのほうも木登りまでかかないと不公平か? でも書いてて退屈なんだよなぁ
374 :
マロン名無しさん:2005/12/18(日) 15:47:59 ID:S7ZD6Fin
とりあえずage
375 :
マロン名無しさん:2005/12/18(日) 16:10:04 ID:qnJ3s1nZ
>315激しく乙!!
念とチャクラは似てるね。
こうして読むと念の方が圧倒的に奥が深い。
チャクラは思いっきし、漫画なんだけど
念(も漫画だが)は実際あってもおかしくないと思わせる論理性があると思う
>>366 >カカシ、その前にナルト、サスケ、ナルト。
訂正
カカシ、その前にナルト、サスケ、サクラ。
ナルトとハンタ見比べてみて、
明らかにハンタのほうが知性的だな