「温めますか?」
「答える必要は無い」
「卵お幾つですか?」
「店員!君の意見を聞こうッ!」
「合計2103円になります」
「今カイロは5時前か…時差があるからここは24時前…
だからこの花京院典明に時差ボケ的動揺による時刻計算ミスは絶対無いッ!と思ってもらおうッ!
店員 本日中にきさまに代金を支払う 今日が有効期限のクーポン券で!」
「申し訳ございません。この券の有効期限は昨年となっております」
「数ヶ月前、やつは言った…………
『カイロに帰るから余ったコンビニのクーポン券をあげよう…
まだ有効期限は過ぎて無いから安心しろ…安心しろよ花京院』
――――くそ……二度と!二度と……奴に物をもらうものか……」
「商品をお戻ししますか?」
「さ…………最後の……お札…
二…千円札…で…す…これが…せい…いっぱい…です
店員…さん 受け取って…ください…103円まけて………ください……」
花京院典明-餓死-