連載中スレの楽屋裏 第8幕

このエントリーをはてなブックマークに追加
570るろ剣
アク禁でした。どなたか代理更新おねがいします

第百五十五幕 「人誅」

轟音の事は明日調べる事にする剣心達。その脇を警官隊が走り抜ける。
剣心を見付け、事情を話す署長。何者かが上野山から市街地に砲撃、赤べこが直撃を被った。
剣心、左之助、弥彦は上野山に向かい、残された薫達は赤べこに戻る事にする。

酒を飲んだ弥彦は剣心と左之助の足に追いつけず、嘔吐している間に二人を見失う。

警官隊に混じって上野山を調べる剣心と左之助。神木の根本に深い足跡を見付け、
神木を反動止めにして、肩に担いで発射したと推理する。隻腕の男にそんな芸当が出来ると思えない左之助。
だがあの男が現れたその日の夜に赤べこが破壊された。偶然というには余りにも…。
剣心に犯人の書き置きを見せに来る署長。"人誅"…。天誅の書き損じかと言う左之助だが、剣心は否定する。
天誅は『天が下す裁き』の意。維新志士、特に人斬りが好んで使った言葉、天誅。
天に代わって裁きを下す、正義は我に有りという意思表示。ならば人誅とは…。

「『例え天が裁か無くとも 己が必ず裁きを下す』という 全く逆の正義の意思表示…」

あの男一人の仕業では無いと言う剣心。アームストロング砲は一個人で手に入る代物ではない。
確証は無い。だが、人を傷つけ殺めておきながら、天の裁き無き拙者に
己らの手で裁きを下そうとする復讐者達が遂に現れた…。
「剣心――・・・」
「…大丈夫でござるよ 己の過去とその罪を 受け止める覚悟はできている」

横浜別荘地、残りの同志を待つ白髪の男・外印・鯨波の下に、四人目と五人目が現れる。