1 :
マロン名無しさん :
2005/11/06(日) 23:05:46 ID:LfLyEFwW DBオンリーで
2 :
マロン名無しさん :2005/11/06(日) 23:06:28 ID:HTm5WYvr
`
3 :
オープニング :2005/11/06(日) 23:09:09 ID:???
一瞬、慣れ親しんだ武道会場ではないとヤムチャは錯覚した。 もちろん、そこは以前来た時と変わらない天下一武道会であったのだけれど、 何かがおかしかった。 何かが違っている。 すぐに、ヤムチャはその原因に気づいた。窓の外はすでに日が暮れ、闇に包まれていた。 スタンド席にも観客席にも観客らしき人間は誰一人いなかった。 さっきまで試合中であったはずなのに・・・ ヤムチャは、辺りをそろそろと見回した。見たことのある武道家達(一部例外もいる)が、 先ほどまでのヤムチャと同じように床に伏して眠っている。 そのなかには、ヤムチャの親友でもある天津飯の姿もあった。 俺、どうしたんだろう? ヤムチャがそう思ったとき、会場内に大きな音がした。 皆、眠りから覚めたばかりらしく、ヤムチャと同様に周囲を見回している。 一体、何が起きたのだろう?何故俺達は、ここに居るのだろう? 誰もが困惑と不安を隠しきれずにいた。 「おい!、ヤムチャ……何が、どうなってるんだ?」 天津飯は、不安を訴えた。 ヤムチャは「大丈夫さ」と言ってあげたかったが、出来なかった。 自分自身、現状が怖くてたまらなかった。 そう、嫌な予感がする。 突然、施錠されていた武道会場の扉が、開いた。 そして、ギニュー特戦隊とセルジュニアが十数人、入って来る。 ギニュー達は武舞台の前に整列すると、重火器を武道家達に向け、構えた。 いつでも発砲できる体勢だ。 まさか…… コツ、コツ、と、ギニュー達とは違う、軽い足音が聞こえた。
4 :
オープニング :2005/11/06(日) 23:10:56 ID:???
武舞台に入って来たその足音の主は……セルだ。 セルは武舞台に立つと、いつもと変わらぬ冷めた笑顔で、話し始めた。 「元気だったか、まさかお前達に集まってもらう事になるとは、この俺も想像できなかった」 のいつにも増した高慢な口調だ。 しかし、今日は普段にも増して、自信に満ちているようだ……ヤムチャにはそう映った。 そしてセルは、会場内をぐるりと見回すと、衝撃的な一言を言い放った。 「今日はこれより、諸君に殺し合いをしてもらう!」 会場内の全ての空気が止まった。 「これはゲームなんだ」 天津飯は、ギュッとヤムチャの腕を掴んで、震えていた。
5 :
オープニング :2005/11/06(日) 23:13:49 ID:???
「冗談なら、やめろ!ぶっ飛ばすぞ!」 聞き取り辛い声が響いた。 宇宙一の戦士ともいえる、孫悟空だ。 「オラ達は、今平和に暮らしるんだ!なんでこんなゲームに参加しなくちゃいけないんだ!」 悟空は嘲笑を込めて異議を唱えた。 そもそも、このゲームの指揮権がセルにある事に、理解が出来なかった。 「孫悟空!貴様はまだ信じられない様子だな。ならば、信じられる物を用意してやろう!」 セルは表情を変えずにそう言うと、指をパチン、と鳴らした。 武道会場の扉が開き、『何か』を載せたベッドが運び込まれて来る。 ビニールシートの下の『何か』からは、少し生臭い匂いがした。 「見せてやれ」とセルが言うと、側近のフリーザがそのシートを外した。 一瞬の静寂。 そして次の瞬間、悟空が絶叫した。 「……ジッチャーーーン!!」 悟空の叫びが、一瞬にして全員の悲鳴へと変わる。 そこに有ったのは、武術の神亀仙人の『なれの果て』だった。 まるで操り人形を投げ捨てたかの様に関節は捻じ曲がり、 頭蓋骨は陥没し、両目も潰されていた。
6 :
オープニング :2005/11/06(日) 23:18:40 ID:???
「じっちゃん!じっちゃああああんっ!!」 悟空は泣き叫びながら、亀仙人の亡骸に近付こうとする。 しかし次の瞬間、フリーザが悟空に向け、指先を構えた。 それに気付いた悟飯とトランクスの二人が、慌てて悟空を引き止める。 「お父さん、駄目だ!今行ったら、お父さんも殺さ れちゃうよ!」 「でも!じっちゃんが!」 悟空はその場にヘナヘナと座り込むと、声をあげて泣いた。 泣くことしか、出来なかった。 そしてその光景は、武道家達に現実を認識させるのに、充分だった。 セルが説明を続ける。 「亀仙人は、このゲームを反対しやがって!!」 死臭が室内を満たしてゆく。 それはまさしく、絶望の臭いでもあった。 「解ってもらえたみたいだな。 ではルール説明させてもらう、よく聴いてくれ お前達の首にはこっちで首輪を着けさせてもらってる。 弄くると爆発するから、触らん方がいいぞ」 はっとヤムチャは首に触れた。確かに冷たい金属の感触がある。 周りを見回すと、間違いなく全員の首に銀色の首輪が嵌められていた。
7 :
オープニング :2005/11/06(日) 23:20:39 ID:???
「その首輪は、お前達の位置をこっちで掴むためのものだ。 要するに逃げようとしても無駄だ。 変な動きをしている奴がいたら容赦なく爆発させてもらう。 …んー、一応ここらで見本を見せといた方がいいかもしれんな。 まだ疑ってる奴もいると思うし」 セルが言い終わるが早いか、ピッ、という電子音が、微かにヤムチャの耳に届いた。 「ラディッツ。お前みたいな奴は生きてても仕方ないだろ」 ピッ。ピッ。 音のする方を見ると、確かにそこには絶望の表情を浮かべたラディッツがいた。 嵌められた首輪の一部が赤く光っている。 「き、貴様…」
8 :
オープニング :2005/11/06(日) 23:23:10 ID:???
「命乞いしても無駄だ、これ、止められんから。 まぁ最期に人の役に立てると思って笑って死んでくれよ」 これは悪夢か? 「ヤムチャ、なぁ…変だぞ。これ。現実なのか?」 天津飯の声が震えている。 「そんなのわかんねぇよっ」 ピッピッピッピッ。音のテンポが上がっていく。 ラディッツの周りから自然、人が退いた。 「あー、離れなくても大丈夫。爆発って言っても 小さいもんだ。ま、首を吹っ飛ばすには充分だが」 ピーッ… 「化けて出てやる」 ぽつり、ラディッツが言った。それが最期だった。 ぱん、と妙な音がして、辺りに血飛沫が広がった。
基本的に俺一人で書くつもり。 力つきたらリレーになるかも
このスレをご覧の皆さんお久しぶりですキユです。それではどうぞキユで「NUMBER
>>10 」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ ブラーボー!
ヽ(゚∀゚)ノ (´⌒(´
へ( ) ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
> (´⌒(´⌒;;
ボールはアミーゴ! ボールはアミーゴ! ボールはアミーゴ!
Live Like Rocket! Live Like Rocket! Live Like Rocket!
Hide記念館完成。楽曲だけに留まらず他面にまで行き渡ったあの人のロック。
>>1 いんですよ武井先生
>>2 ゲットでつきぬけろ!!
>>3 ゲットはロックだ。(゚∀゚)
告知☆7/22 8/12に弟バンド「スプーンタップ」が
>>4 日市ケイオスでライブ敢行!
夏の夕方って好き、でも痛みを知らない
>>5 は嫌い
心を無くしたモラル欠如者の
>>6 も嫌い
大人であり子供である
>>7 は優しい漫画が好き
>>8 また、いきたいなワールドカップ
>>9 バイバイ
>11 跪け、虫ケラ
>12 毒にも薬にもならねェ
>13 ブチ壊す
>14 死刑
>15 記憶にございません
>16-1000 頭の悪いコメンテーターどもよ
11 :
マロン名無しさん :2005/11/07(月) 00:25:12 ID:ADFT4qTS
あげ
もうなんでも立てればいいと思ってるな・・ ジャンプが失敗くさい分、望みをかけたいのはわかるが。
DBキャラって普段からバトルロワイヤルしてる気がするんだが・・・
ひとつ。亀仙人一人死んだところでなんの力のアピールになるんだ。 ふたつ。悟空は泣き叫ぶようなキャラでもへたりこむようなキャラでもない。 みっつ。生きてみなが平和に暮らしてる、ヤムチャがセルを知っていることから原作終了後設定らしいが、 じゃあなんで孫親子がセルに対して恐怖してるんだ。
よくそこまで読んだな。 オレは最初と最後の数行読んだだけだがw
この時、ヤムチャは状況を整理し、理解するのに必死だった。 自分は『このゲーム』に選ばれた。 間違いなく、『真の生き残り』をめぐる戦いだ。 ここにいる武道家達と、命を賭けて。 戦いで見慣れた人や、戦友…… 今、隣にいる天津飯とも、戦うかもしれない。 そんな、そんなこと……わからない、どうすればいいんだ…… 冷静な判断をする為に、現状を整理するつもりだった。 しかし、考えれば考える程、気持ちは混乱してゆく。 頼む、誰か、助けて…… だが、そんなヤムチャの願いを無視するように、セルの宣誓が響き渡った。 「ではこれより、ゲームを開始する! 制限時間は三日間。天下一武道会場半径10キロ、島の都心全域が戦闘エリアとなる。 勿論、市民の退避は完了している。 後悔の無い様、思う存分やりたまえ!」
出発の順番はランダムだった。セルがくじ引きで決めていた。 フリーザが用意した箱の中にセルが手を入れ、1枚の紙を引く。 「それでは、最初に出発する者の名前を発表する……ヤジロベーくん」 全員の視線が、彼に集中する。 「は、はいッ!」 ヤジロベーは、上ずった声で返事をし、立ち上がった。 そして、顔を強張らせながら会場の出口へと進む。 「私物の持参は 自由だが、くれぐれも『お荷物』にならないよう、注意しろ。 それか ら、出口で支給するデイパックには、武器がランダムで入っている。 有効に活用し、円滑にゲームを進めて貰いたい。以上だ」 ヤジロベーは出 口でデイパックを受け取ると、会場内へ向き直り、深々と一礼をした。 そして、一目散に外へと駆けて行く。 次の参加者の出発は2分後だ。 皆 一様に怖がっていたが、中には「やる気」になっている武道家がいるか もしれない
ヤムチャは無い脳味噌を捻って必死で考えていた。 どうすればこのクソゲームをやめさせて武道会を元に戻せるか。 「みんな本気で殺し合おうなんて考えてはいないはずだ、 なんとか集まることができれば・・・というより、悟空がきっとなんとかしてくれるよな、うん」 やがて、ヤムチャの名前が告げられた。 「ん〜、ヤムチャくん、次はお前だ。」 ギニューからバックをもらう。躁気弾で急襲しようかと思ったがそれは無駄なことだとすぐにわかった。 ともかく早く出よう。 扉から早足で外へ出てみると夜の闇に覆われた、船が一隻も停泊していない港が見えた。 どうやらここは小高い丘になっているようだった。 そこには誰もいなかった、クリリンや悟空と言った 顔見知りの友人まで消えていた事にヤムチャは深い憤りを受けたが それもすぐに打ち消された、何かが横たわっている。 近づいてみるとそれがウーロンだとわかった。 後頭部に20センチほどの銀色に光る棒がはえていた。
ヤムチャは目を疑った。 いったいなんなんだ、誰かがやったのか、それともこれは一種のサクラなのか、 ――周りがやる気になっていると見せかけるための、 ともかく生きているかどうか少し様子を・・・ その時、ヒュンと音を立ててヤムチャの眼目を何かが掠めた。 ヤムチャはぐっと口を引き締めるととっさにその矢とって横へ飛びのいた。 「あれはレ・・・」 振り向きざまに投げた、こんな動きができたのも普段からストイックに修行をやっていたからだろう。 矢は相手にあたった、相手は「うっ」とうめくととそのまま落ちてきた。 近づいてみる、やはりRR軍のブルー将軍だ。その手にはボウガンがにぎられていた。 ヤムチャは蒼然とした。 そして恐ろしさのあまり失神してしまった。
【ヤムチャ】 [状態]:失神 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]:悟空を頼る [現在地]:スタート地点近く 【ブルー】 [状態]:気絶 [装備]:ボーガン [道具]:支給品一式 [思考]:ゲームに乗る [現在地]:スタート地点近く 【ヤジロベー@死亡確認】
22 :
ルール :2005/11/07(月) 17:40:24 ID:???
【放送について】 放送は6時間ごとに行われる。 放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去6時間に死んだキャラ名」「残りの人数」 「主催者の気まぐれなお話」等となっています。 開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。 【能力の制限について】 特殊な能力や体術等はその能力が弱まる。武器も同じ。 ・耐久度制限例 一般人の強さを1として 一般人→1 超人→3(普通の銃では致命傷にならない。ショットガンクラスが必要) 人外→5 (拳銃程度なら怯むだけ。マグナムクラスで気絶)
23 :
ルール :2005/11/07(月) 17:43:20 ID:???
残り人数37人 参加キャラはまだ未定
24 :
マロン名無しさん :2005/11/07(月) 17:47:16 ID:gVuUPG+5
DB・・・・・・
夜の闇に放り出された悟空は、亀仙人の死により幼児退行を起こし、激しい恐怖に失禁していた。 「ひぃ〜! 怖いよぉ、死んじゃうよぉ。じっちゃん助けて〜」 本来ならば決して、天地が引っくり返ろうと、どんな二次創作だろうとありえない精神の変化。 これこそまさにロワという特殊環境下における『能力の制限』が生み出した副産物であった。 精神の根底を人為的に書き換えられ、もはや肉体を除けば、彼はすでに孫悟空ではなかった。 まったくの別人。人死にを恐れ、情けなく泣き喚く、弱々しい子供でしかなかった。 精神年齢でいえば息子の悟飯などよりも明らかに劣る。 ――そんな悟空の、宿命のライバルの姿を見たベジータは、憤怒と失望に震えた。 もはやカカロットと戦う理由など無い。しかし、この目障りな光景を消し去りたい一心で、 ベジータは気を集中しビッグバンアタックを放った。 ベジータの思惟を孕んだ閃光が、怯えてうずくまる悟空に直撃し、凄まじいスパークが起こった。 こうして宇宙最強のサイヤ人、孫悟空の肉体は、この世から消えてしまった。 【ベジータ】 [状態]:憤怒・失望 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]:セルを殺す [現在地]:スタート地点付近の森 【孫悟空@死亡確認】
>>16 何で能力が制限された事を孫親子知ってるんだ?
普通に悟空は幼児退向するような奴じゃないだろ。 能力を制限されたりあの環境でも戦おうとする。なにより、二回も死んでんのに今更死の恐怖があるのか? それに地球でやるのが意味不明、主催者の意図も不明。 なによりセルやフリーザが生きている説明が必要だし、フリーザに到ってはこんなゲームせずにサイヤ人を殺しに掛るだろ。 まぁ、さっさと死ねよ作者
正直、ジャンプロワにはもう期待が出来ないので こっちに書いてやってもいいが、 いかんせんキャラ間の力の差が埋めようがない。 書き辛杉
悟飯殺される→悟飯怒る→超2化→セル他界 終了
>>1 君は一体何をどうしたいの?
氏ねじゃなくてガチで死ね言われてるぞ
31 :
最強の魔人 :2005/11/07(月) 20:23:21 ID:???
純粋悪のブウが参加していた。 セルなんかよりずーっと強いぞ! 首輪の爆発だって無駄無駄無駄! 主催者なのに大ピンチだ。 ブウはとりあえず適当に近くの人間を殺す事にした。 セルが殺されるのはいつかな? とりあえず荷物なんかいらないので捨てました。 【ブウ(小)】 [状態]:普通 [装備]:無し [道具]: 無し [思考]:みなごろし [現在地]:不明
m9 三 9m
ノノ ミ
m9 (^Д^) 9m
>>1 プギャプギャプギャプギャーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヾヽ 彡
m9 三 9m スバババ
晒しage
ていうかなんで首輪がついたんだ?
34 :
マロン名無しさん :2005/11/08(火) 11:50:00 ID:J9J8hAHt
sge
サタン 「あの〜とりあえず一端全員ブウに吸収されて、外で出れば良いんじゃないの?」 トランクス 「全員がフュージョンして、フユージョン状態でフュージョンしていって またまたフュージョンして最後の1人になって出るという手も。」 ベジータ「フュージョンはいや!!いやよ、いやなの!!」 ブルマ 「ていうかこの首輪程度なら、私の技量で外せるわ。」 全 員 「何だと?!」 ピッコロ「というか、オレが生きてるならドラゴンボールが使えるのだし神龍に全員ここから出してもらえばいいんじゃないのか」 悟 飯 「さ す が ピ ッ コ ロ さ ん !」
てか惑星爆発でも平気なのに首輪ぐらいで死ぬか?
37 :
もっと最強の敵 :2005/11/08(火) 13:47:42 ID:60zYoQ8B
主催者だってブウだって目じゃないぜ GTからベビーが参戦だ!! 勿論誰も見逃さないぜ 目に入った奴等から皆殺しだ! 取り敢えず支給品がドラゴンボールの四星球だったので破壊しました 【ベビー】 [状態]:普通 [装備]:無し [道具]: 無し [思考]:みなごろし [現在地]:不明
ヤジロベー死亡になってるが死んでたのはウーロンじゃないのか つーか文章力低すぎ
少なくともオープニング書いたやつは、文章力だけなら ねぎまバトルロワイヤルの作者3よりも上だと思うぞ。
「ヤムチャ、しっかりしろ!」 その時、天津飯の声がした。 ハッとして、顔を上げるヤムチャ。 いつしか、ヤムチャの傍らには天津飯が寄り添っていた。 「天津飯……」 「ヤムチャ……落ち着けよ。ウーロンには悪いけど……運が、悪かったとしか……」 と、ここでヤムチャは今の状況に気付いた。 自分は今、天津飯に慰めてもらっている。 必要以上に張りつめていたものが、段々と緩くなってゆくのを感じた。 緊迫した状況に変わりは無いが、ヤムチャは少しずつ、冷静さを取り戻してゆく。 「天津飯……ありがとう」 ヤムチャはバッグを拾い上げた。 あと30分弱で、ここは立入禁止エリアになってしまう。 早くここから立ち去らなければ…… しかし、ここでまた新たな訪問者がやって来た。 「おいおい?何の騒ぎだ、これは……」
そこに現れたのは、べジータだった。 べジータは何故か、バッグ以外の荷物を沢山抱えている。 「べジータ……どうしたんだ?その荷物」 ヤムチャは目を丸くした。 確かに、私物の持参は自由というルールだ。 しかし、会場を出た時のべジータは、バッグ以外の物は持っていなかった。 「ああ、これか?ちょっと自分の控え室に寄って、取って来たんだ」 控え室から取って来た荷物―― その中には、ジュラルミンケースやボロボロの戦闘ジャケットなど、持てる限りのガラクタが詰まっていた。 べジータは苦笑する。 「こんなゲーム、オレに取ってどうでもいいんだ」 こんなゲーム―― 「べジータ……お前は生き残りたくないのか?」 ヤムチャが問いただす。 しかし、べジータの回答は実にあっさりしていた。 「まぁ、これに参加してる以上、気持ちが無い訳じゃない。 でも、人殺しをしてまで、生き残ってもな。昔に逆戻りだ。 」 「だが……」 べジータはそう言うと、ウーロンの亡骸に近付き、その体を蹴り飛ばした。 「やっぱり死ぬのは御免だ。それに……」 そしてべジータは、手に気を溜め、構えた。 「むやみに人を信じたら、負けだぞ!」
れは一瞬の出来事だった。 数発のエネルギー弾が、天津飯の体を貫いてゆく。 天津飯は、痛みを感じるより早く、着弾の衝撃によって床へと倒れこんだ。 「――天津飯!!」 ヤムチャは信じられなかった。 少なくとも、話していた時のべジータの雰囲気からは、この状況は予測出来なかった。 だが、これは現実だ。 現に天津飯は、べジータの放ったエネルギー弾を受け、血にまみれている。 次いでべジータは、スガにも両手を向けた。 手を伸ばせば届く程の至近距離だ。 外すことは有り得ない。 ヤムチャは咄嗟に、自分のバッグをべジータの手めがけて振り回した。 バッグがべジータの顔を直撃し、べジータの体が床を転がってゆく。 その隙に、ヤムチャは倒れた天津飯の手を引いて、物陰へと隠れた。 「天津飯!しっかりしろ!」 ヤムチャは、苦痛に喘ぐ天津飯に呼び掛けながら、バッグの中の武器を探す。 べジータは起き上がり、再び攻撃して来る筈だ。 時間稼ぎで構わない。べジータを足止め出来る武器を……ヤムチャは祈った。 べジータはヤムチャたちが隠れた物陰へと歩を進ませる。
そして攻撃が始まった。 控室の中で身構えているヤムチャと、通りの角から気弾を打ち鳴らすべジータ。 ヤムチャは気弾の恐怖に震えながら、手にした武器を空へと投げた。 パンッ!パンッ!パンッ! 自分の物とは違う銃声に、べジータは素早く身を隠した。 5、6メートルほどの通りの間を双方が対峙する。 べジータがヤムチャの出方を警戒している一方、ヤムチャの心は更に不安を増していた。 どうにかべジータを牽制する事は出来たが、それとて一時的なもの。 どうすれば……どうすればいい? ヤムチャの手中にある爆撃用のバクチクは、ほんの少しだけ、熱かった。
「べジータ、どうして!?どうして天津飯を撃ったんだ!?人を殺したくないって言ったじゃないか!」 ヤムチャはべジータに呼び掛ける。 時間稼ぎをしたいという思惑もあった。 だが、べジータの行動に、どうしても納得がいかなかった。 理由を聞きたかった。 「死にたくはないからな……お前もウーロンを殺したんだろ!? 」 べジータは強い調子で言い返した。 誤解している。 「違う!ウーロンを撃ったのは俺達じゃない!信じろ!」 だが、べジータはヤムチャの弁明に耳を貸す事はしなかった。 「言い訳なんか聞きたくない。理由はそれで充分だろ……」 べジータが動き出した。 一歩ずつ、足音が近付いて来る。
ヤムチャは、急いで天津飯のバッグを探り始めた。 もうバクチクでは誤魔化せない。 今度こそ、べジータを倒せる武器が入っていますように……ヤムチャは祈った。 だが、祈りは届かなかった。 ヤムチャが手にした武器――それは水鉄砲だった。 勝負にならない。 段々とべジータの足音が近付くなか、ヤムチャは今度こそ死を覚悟した。 ここで天津飯と一緒に殺される。 嫌だ。嫌だけど…… ヤムチャは生き残る事を諦めかけてゆく。 しかしその時、意外な声が会場に響き渡った。 「お前達!武道会場での戦闘は止めろ!」
いつしか、扉付近はセルとセルジュニアによって包囲されていた。 「まったく、困った野郎どもだ……ここには本部が設置されている。 これ以上戦闘を続けた場合、ゲームの進行を著しく妨害したものとして……」 そしてセルは、『あの』リモコンをポケットから取り出し、掲げる。 思わぬ水入りだった。 べジータは悔しそうに唇を噛む。 そしてヤムチャは、ほっと胸を撫で下ろした。 とりあえず、差し迫っていた危機は回避出来た。 しかし、決してゲームから解放されたわけではない。 撃たれた天津飯の状況も、予断を許さない。 ――と、ここでヤムチャは天津飯の異変に気付いた。 さっきまでの苦しそうな息遣いが聴こえない。 何事も無く、静かに眠っている様に見える。 いや、天津飯は寝息さえ立てていなかった。 「……天津飯?」 嫌な予感がした。 ヤムチャは慌てて天津飯の手を掴み、脈を測ろうとする。 ……もう、天津飯の鼓動を感じることは出来なかった。 (うそ……嘘だろ?天津飯……
ヤムチャの胸に、悔しさと怒りがこみ上げてくる。 「こんな、こんなことって…… ゲームだからって……こんなのおかしいぃ!理不尽だぁ!」 ヤムチャの嗚咽が会場中に響き、やがて通りや武舞台へと伝わって行く。 その声を聴きながら、べジータは荷物を抱え、出口へと歩き始めた。 そしてその途中、一人の男とすれ違う。 最後に出発した参加者、キュイだ。 彼がちょうど階段を下りたその瞬間から、この戦闘は始まっていた。 そしてキュイはその一部始終を、身を隠しながら、じっと見ていた。 べジータがここでは攻撃しない(出来ない)事は判っていた。 だがそれでも、べジータが近付く度に、足が勝手に一歩、二歩と後ずさりを始めてしまう。 べジータはキュイとすれ違うと、ふと立ち止まり、振り返ってじっとキュイの顔を見た。 「フッ、命拾いしたな……」 べジータは寂しげな顔でそう呟くと、裏口へと駆け出して行く。 キュイは、ただじっとべジータを見送る事しか出来なかった。 哀しい泣き声が、いつまでも響いていた。
48 :
べジータvsヤムチャ :2005/11/08(火) 17:40:56 ID:iK6Uq4vz
【ヤムチャ】 [状態]:絶望 [装備]:水鉄砲 [道具]:支給品一式 [思考]:泣く [現在地]:スタート地点近く 【べジータ】 [状態]:健康 [装備]:ガラクタ一式 [道具]:支給品一式 [思考]:ゲームに乗る [現在地]:スタート地点近く 【天津飯@死亡確認】 残り35人
俺は応援してる。 ジャンプロワの連中が叩きに来るだろうけどがんばれよ。
どう考えてもべジータの圧勝だろw キャラ間の力の差がありすぎるDBでバトロワしようっていうのが無理な試み ジョジョとかハンタみたいに、逆転可能性がないと
なんか名前だけでDBって感じがしない
だったら読まなければいいじゃん。 俺から言わせればジャンプロワだって力の差があって無理なところだらけだ。 自分のところでまもりとDSを同じく出すのはOKで、ここには力の差があると文句をつける。 圧倒的差があるのは同じ事だろうが。 本当に程度が低すぎるなジャンプロワ住人。
自作自演乙w
ま、なんとかのひとつ覚えでそんなレスしか返せないんだろうな。つまらん。 作者がんばれよ。
55 :
51 :2005/11/08(火) 18:00:22 ID:???
俺ジャンプロワなんて知らないし 読まなきゃレスできないし
どんなスレでも最初はまだどうなるかわからん。 多少のことは目をつぶる。つまらなければ黙って去る。
頑張れよ。 二次創作に整合性なんて厳しいのが当たり前。 そんな事言ってたらキリがない。 俺は応援しているからな。
「ジッチャーン!!」 悟空は絶叫すると超サイヤ人3へと姿を変える 「どうやら死にたいみたいだね・・・・」 指を向けるフリーザ、しかしその右腕は次の瞬間手首から消えていた 「いい加減にしろ、このクズ野郎・・・罪もねえじっちゃんを殺しやがって・・」 恐怖に震える暇もなく次の瞬間無残にもこの世にチリ1つ残さず悟空の気功波によって消え去ったフリーザ 主催者のセルもコレは予想外であった 「くっ・・・・死ね!!」 悟空の首に付けられた首輪が音をたてるボンッと言う音がなるも悟空には傷1つ無い 〜5分後〜 クリリン「終わったな・・・悟空、お前が終わらせたんだ、武天老師様も喜んでるさ・・」 悟空「へへ・・・・よし、じゃ、ドラゴンボール集めっか!」 悟飯「ぁ・・・僕は宿題がまだなんです・・・・母さんに怒られるんで・・・」 ベジータ「フン・・・・くだらん・・・オイ、カカロット!汚いから片付けておけよ!このボロクズを!!」 そう言うとギニューの亡き骸を蹴り飛ばすベジータ 悟天「ね〜ね〜、あの首輪って花火ってヤツなのぉ?」 終 了
本当に嫌なやつらがいるな わざわざ長文書いて
つまんね。 二次にしても無茶苦茶だ。 参加者名簿出してやれよ。 それにただのSSスレなら漫画サロンでやるなよ、懐漫板に行けよ。 楽しみにしてるよ
ホモクセェ
この家は最近建てられたのであろう。 都会ではどこにでもある平凡でモデルハウスのような形をしたその家は、 この島では風景に溶け込めているとは言い難い。 ヤジロベーとカリン様はその家の前にいた。 「とりあえず、ここに隠れようか。」 ヤジロベーはカリンの意見を聞くまでもなくその手を引っ張り、玄関に歩み寄った。 幸い鍵はかかっていなかった。 さっと扉を開き素早く中にもぐりこむと、音を立てないよう慎重に鍵をかける。 外界から遮断された空間にいるという事が、今の2人にとってとても心地よく感じた。 一通り家の中を確認すると、2階へ通じる家の階段を上がった。 その階段の先は壁になっていて、 T字路のように左右に部屋が一つずつあるいたってシンプルな作りになっている。 ヤジロベーは両方の部屋をさっと見比べた後、右側の寝室を選んだ。 8畳ほどのその部屋には、やや大きなベッドと壁に埋め込まれたひときわ大きいクローゼット、 そしてどの家にでもあるような家電類が綺麗に配置してある。 「・・・ちょっと休憩したいな」 「そうだな。パンでも食べよっか。」 そういうと、ヤジロベーは自分のデイバックに手を伸ばした。 そこには水の入ったまだ真新しいペットボトルと形の崩れてない蒸しパンが一つ。 やや力を込めてペットボトルの封を切る。 今まで意識していなかったが、水に口をつけて始めてその体がとても水を欲していることに気付く。 一気に半分ほど飲みほし、まだの飲みたい気持ちをぐっと堪えて蓋をきつく閉めた。 ・・・まだ、・・・まだ終わりやあない。 次の瞬間、2人は自分の耳を疑った。 ―機械音が。・・・機械音が聞こえる。
その冷たく透き通る音は、まるでオペラの序曲のように今から起こる何かを暗示していた。 ただ、今の2人にはその音に耳を傾けている余裕は無いのだが。 「・・・人造人間だ!」 その音の主はすぐにわかった。19号だ。 それにしてもなぜ、なぜ気付かれたんだ? 廊下から聞こえてきたのは、その玄関でドアノブを激しくまわす音。 まるで頭を掻き毟るようにその音がヤジロベーを激しくつらぬく。 全神経をその音と気配に集中しつつ、2人は脱出路を捜して部屋を見渡した。 その視界に窓を確認すると、ヤジロベーはすぐさま駆け寄り身を乗り出して下をみる。 ―駄目だ!高すぎる。たとえ無事に飛び降りられたとしてもすぐに追いつかれてしまうはずだ。 窓の下は丁度その家の庭。地面はくしくも綺麗に舗装されタイルが敷き詰められていた。 あきらめきれないヤジロベーはその身をさらに乗り出して窓の左右を見るが、 逃げられそうな足場一つ無い。 「こっちからは出られん!」 そういう前からカリンがもうすでに絶望的な表情を見せている。 その時、とてつもない爆発音。 19号が鍵のかかった玄関にためらうことなく衝撃波を放ったのだ。 もうそこは玄関と呼ぶのが相応しいのかどうかさえわからないほど 開け放たれた空間が出来上がっていた。 機械音がよりはっきりと聞こえるようになったが、そんなことはもうどうでもいい。 爆発音に反応するかのように手を握り合った2人は恐る恐る階段から階下を覗き見た。 ひときわ大きな人影。見つかるのも時間の問題だろう。 ヤジロベーはいまさならながら2階へ上がってきた事を後悔していた。 ・・・下にいたなら、逃げられたかもしれへんかったなぁ 19号の足がチラッと見えたのを確認すると、もといた部屋にさっと頭を引っ込めた。 ヤジロベーが手をついていた床には彼の手形が消えないで残っていた。
19号はどうやら下の部屋一つ一つを片っ端からしらみつぶしに破壊しているようだ。 さっきは居間で聞こえていた破壊音も、今は台所から聞こえてくる。 ガラスの割れる音、木材の折れる音、電動釘打ち機の発射音。 その全てが不思議にも19号の機械音と奇妙なアンサンブルを奏でていた。 もう、まもなく2階にもやってくるだろう。 ヤジロベーとカリンは微かな望みを託してもう一度部屋を見回した。 ―まさかベッドに下に隠れるわけにはいかんしなぁ。 やっぱり、戦うしか方法はないか・・・ そこに、カリンがまるですごい名案でも浮かんだかのようにヤジロベーへ囁いた。 「あそこにかくれるんじゃ!」 そう指差す先は大きなクローゼット。確かに人2人ぐらいは十分に入れそうな大きさではある。 「・・・そうだな、あそこに隠れよう」 もう迷っている暇は無かった。そう言うと2人は取り急ぎバッグを掴むとクローゼットの扉を開けた。 なかに詰まった服を掻き分け潜り込むと、内側から扉を閉める。 さすがに座るだけの余裕は無く、2人は手を握ったままの状態で立っていた。 完全な暗闇の世界。家の破壊音と19号の機械音だけが全てを支配している。
一階は破壊しつくしたのか、もう破壊音は聞こえなくなっていた。 ただ19号の存在が、まだその恐怖の終わりを告げていないことを証明していた。 いや、まだ始まりさえも。 2人の握り合った手にさらに力が入った。 トン、トン、トン・・・ 19号が階段を上ってきたのだ。しかし今の2人にはどうする事も出来ない。 できるとすれば、それはただ祈ることだけ。万に一つの可能性に賭けて。 ―このまま見つからなければ そんな気持ちとは裏腹にヤジロベーは前ポケットに入っていた銃を取り出すと、 扉の外に銃口をむけていた。 そこには先程つめたばかりの真新しい弾が5発、詰めるだけ詰めてある。 銃を持つ右手は何故か震えていなかった。それが、それが最後の手段だとわかっていたから。 音はもう、すぐそこに聴こえる。
19号は迷うことなく最初にこちらの部屋を選んだようだ。 その気配が、機械音が、足音がクローゼットに近づく。 ヤジロベーは目をつぶらなかった。たとえつぶってもそこは今と変わらぬ暗闇だったから。 一瞬の静寂。 ―ダンッ! まるできこりが木を切るような音、今度はそれがクローゼットを支配した。 最初2人には何が起こったかわからなかったが、 今生まれた隙間からこぼれる光がその様子を映し出す。 それは丁度2人の間の隙間に腕が刺さっている光景だった。 ヤジロベーは頭を正面に向けたまま目で必死にカリンのほうを見た。が、腕がそれを遮る。 ただ、しっかり握られた手がカリンの無事を唯一伝えていた。 19号は固く突き刺さった右腕を左右に揺すって勢いよく引き抜く。 腕の抜けたその隙間からクローゼットの中に久しぶりに光が差し込み、ヤジロベーは反射的に目を細めた。
もう何も考えられなかった。次に起こることも今までのことも。 ただ、次に起こったことはヤジロベーにも想像しえなかったことだが。 ―カンッ!カンッ!カンッ! 小気味のよい音、それとともに2人の目の前に釘の列が横一直線に並んだ。 19号がクローゼットに向けて連投した釘が、ヤジロベーやカリンの鼻先寸前で止まっている。 「あぁぁ・・あぁぁぁぁ」 もう、ヤジロベーには限界だった。 ―パン! その銃声と共にクローゼットの中が一瞬明るくなった。 恐怖で固まったカリンの顔が一瞬浮かんで、また闇に溶けた。 またも一瞬の静寂。ただ、それは機械音さえしない本当の静寂。 扉の向こうでどさっという音と共に19号が倒れる気配がする。 隙間からの木漏れ日は静かにクローゼット内を映し、外の閑寂さを伝えている。 ヤジロベーとカリンは30秒ほど固まっていたが、意を決したように扉に手をかけた。 さらにまぶしい外の光に目を細めたその先、胸に銃弾を受けた19号が床に倒れている。 「死んだか?」 銃を構えたまま慎重にその体近づいていく。 目を見開いたまま仰向けに倒れた19号の胸には一発の銃創が空いていた。 ―ははは、・・・やったぜ。 焦点の定まらぬ目でぼんやり19号を見つめながら、ヤジロベーはそんなことを呟いた。 次の瞬間、また信じられないことが起こった。
19号の目がぎょろりと動き、ヤジロベーを見たのだ。 その冷たい目と目線があったかと思うと、 19号はまるでターミネーターのようにすくっと上体を起こし右腕を振り上げた。 「うわぁぁぁぁぁーーーーー」 ヤジロベーは夢中で引き金を引いた。 シリンダーに残った4発全てが19号の胸に、腹に注ぎ込まれた。 19号は銃弾をうけた勢いのまま再び仰向けに倒れると、口から血を吐いた。 弾を全て撃ち尽くしてもヤジロベーは引き金を引くことやめなかった。 ヤジロベーの叫び声と撃鉄の空打ちする音がカチッ、カチッと空しく部屋にこだまする。 ようやく弾が尽きたことに気付いたヤジロベーは素早くポケットに手を突っ込むと、 まるで昔からの愛用の玩具を扱うようにあっという間に弾を交換した。 そして、また撃った。 19号の体がまるでリズムを刻むように小気味よく跳ねた。 またすぐに弾は尽きた。最後に手にした銃さえもヤジロベーは19号の体に投げつけた。夢中だった。 「もうやめろ!もういい、ヤジロベー!」 気が付くとカリンがヤジロベーの体にしがみついて必死に静止しようとしていた。 自分の手、いや体全体が震えているのわかった。 「ごめん、もう大丈夫だ。もう大丈夫。」 ―そう、ここでおわりじゃない。 もう一つ深呼吸をした後、 ヤジロベーは19号の死体から視線をはずし部屋の隅に転がった銃を再び拾い上げた。 19号の耐久度が弱まっていたことが吉と出たようだ。
72 :
ヤジロベーvs19号 :2005/11/10(木) 18:50:11 ID:+RIv/lRP
【ヤジロベー】 [状態]:興奮 [装備]:拳銃 [道具]:支給品一式 [思考]:落ち着く [現在地]:とある建物 【カリン】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:支給品一式 [思考]:ヤジロベーに同行する [現在地]:とある建物 【19号@死亡確認】 残り34人
73 :
マロン名無しさん :2005/11/14(月) 14:00:56 ID:XZ/oil59
asge
っていうか結局 悟空を含め生き残った1人を覗き全員が死ぬ ↓ その1人がセル達に殺される ↓ 地球破壊目前 ↓ しかし、界王様に会って悟空が瞬間移動でナメック星人に会い、本場のドラゴンボールで全員復活 ↓ 再度バトルロワイヤルをセル達企む、または殺される ・・・・セル達は何がしたい?
75 :
オオクワ専門 :2005/11/17(木) 21:12:36 ID:???
このスレッドの小説は面白いな
76 :
オオクワ専門 :2005/11/17(木) 21:14:02 ID:f9/wwSKk
小説の続きまだですか
77 :
べジータvsトランクス 1 :2005/11/19(土) 17:18:20 ID:/zwWY7td
朝霧の中、戦闘ジャケットに身を包み、トランクスは走っていた。 どんな非常時といえど、毎朝の修行を欠かす事は出来なかった。 いや、そうしなければ、落ち着かなかった。 誰かを殺すか、誰かに殺されるか…… 嫌な選択肢しか残されていない現状を、忘れたかった。 トランクスは出来る限り、ゲームの事を忘れようと懸命だった。 しかし公園に入った時、トランクスは現実に引き戻される。 濃い霧の先に、誰かが立っている…… トランクスは走るのを止め、警戒しつつ、霧中の人物に声を掛けた。 「誰だ?そこに居るのは……返事をしろ!」 そして数秒後、聞き慣れた声で返事が帰って来る。 「いい朝だな・・・トランクス!」 べジータの声だ。
親しい父の声に安心したトランクスは、警戒を解き、べジータに近付いて行く。 「無事だったんだ、父さん……怪我はしてない?大丈夫?」 「まあな。一応、生き延びてる」 普段通りの渋い声で、べジータは答えた。 (良かった……元気そうだ) トランクスは、心が許せる人と再会出来る喜びを噛み締めていた。 たった数時間しか離れていないのに、数週間振りに会うような感覚。 緊張していた心を、ようやく落ち着ける事が出来る……そう思っていた。 だが、べジータにあと2〜3メートルまで近付いたその時、トランクスは自分の目を疑った。 霧の中から現れたべジータは、トランクスに手のひらを向けている。 「悪く思うなよ、トランクス」 そうつぶやくべジータの表情は、冷静だった。 「――どういうつもりだ!?父さん……」 トランクスは動揺を隠し切れない。 しかし、べジータはあくまで冷静に、言葉を続ける。 「動かないでくれ……攻撃が外れるから」
「本気……なのか?」 トランクスは信じられなかった。 父が自分に敵意を向けるなんて、嘘だ。こんなの嘘だ…… しかし、べジータは手を下ろさない。 「ああ本気だ。親子だからこそ、俺はお前を殺す……」 「どういう事だよ、それは――」 と、トランクスが言いかけた所で、何処からとも無く大音量で音楽が流れて来た。 影山ヒロノブの『チャラ・ヘッチャラ』だ。 そしてそれに続いて、セルの声が聴こえて来る。 「朝6時になった。それではこれより、 現在までに脱落した参加者の名前を発表しよう。よく聞いておくようにな」 それは、6時間毎に流される定例放送だった。 二人は動きを止めたまま、その放送に聞き入る。 「これまでに脱落したのは、ラディッツ、天津飯。 ウーロン。そして、19号……以上4名だ。 頑張れ。また6時間後に会おう!」 『チャラ・ヘッチャラ』が、フェードアウトしてゆく。 そしてトランクスは、その放送内容に愕然とした。 「もう…… もう4人も死んだっていうのか!?」
「そうだな。もう殺し合いは避けられない。 お前もいつ、誰に殺されるかわからない…。 ……お前が他の誰かに無惨に殺されるのは、嫌なんだ。 だから、父として、俺はお前を楽に死なせる義務がある……」 べジータの言葉に同意出来る筈はなかった。 しかし、標的は自分に向けられている。 このまま死ぬのは嫌だ……トランクスはそう思った。 トランクスはフッ、と溜め息をつくと、挑戦的な目つきでべジータを見て、言った。 「…… で、俺の都合はお構いなし、ってわけですか?」
「そりゃあ父さんが殺してくれるなら、少しはドラマチックかもしれない。 でもな……俺だって、死にたくないんだ。それに……」 トランクスはそう言うと、背中のバッグから剣を抜いた。 「どうせなら、正々堂々と勝負しようじゃないか。 いきなり現れるなんて、ずるいよ……」 トランクスの目に、迷いは無かった。 (ただ黙って殺されるくらいなら、俺は闘う事を選ぶ。 たとえ相手が、父さんであろうとも……後悔はしない!) べジータは、そんなトランクスの姿を見て、微笑んだ。 「……お前らしい答えだな。オーケー、じゃ、始めよう!」 トランクスは汗ばむ両手を気にしながら、剣を構え直す。 「やるからには、全力でいくからな……」 「もちろんだ。トランクス!行くぞ!・・・」
82 :
べジータvsトランクス 1 :2005/11/19(土) 17:28:13 ID:/zwWY7td
【べジータ】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:支給品一式、ガラクタ一式 [思考]:トランクスと闘う [現在地]:公園 【トランクス】 [状態]:健康 [装備]: 剣 [道具]:支給品一式 [思考]:べジータと闘う [現在地]:公園
てゆか、いきなり星を破壊すれば 生き残るのは フリーザ、セル、ブウくらいなものか?
まず首輪の爆弾で死ぬようなヤツらじゃないと思う・・・
85 :
オオクワ専門 :2005/11/21(月) 17:55:45 ID:odJGu4Tk
ブロリー 状態、健康 装備、 道具、支給品一式 思考、カカロット 現在地、不明
87 :
オオクワ専門 :2005/11/21(月) 17:58:12 ID:E4CS2/OW
クウラ 状態、健康 装備、 道具、支給品一式 思考、強い敵と戦う 現在地、不明
88 :
オオクワ専門 :2005/11/21(月) 18:01:01 ID:9VGywx71
ジャネンバ 状態、健康 装備、 道具、支給品一式 思考、不明 現在地、不明
おーい君のリレー小説の続きを楽しみに待ってるんだけど〜? まずは自分の小説を完結させてくれよ〜。
ヤジロベーの偽関西弁に萎え つーか銃で死ぬなよ19号
主催者 バビディの魔力で残虐なサイヤ人の特性が甦った悟空。 執行委員 バビディ、ダーブラ、邪悪ブウ、ターレス(兼参加者)、セル ルール 気の解放とスーパーサイヤ人は禁止、禁止行為を行おうとした場合、参加者の首に付けてある 首輪(ナメック星人の場合はヘルメットを被せてある)に篭めてあった悟空の気が爆発する。 開始直前に参加者に「カプセル」が一個配られる。中に何が入っているかは開けてからのお楽 しみ。 銃器 弾を当たった相手の首輪(ヘルメット)を爆発させることが出来る。カプセルに入って いない外で調達した銃器は首輪の爆破は出来ない。 禁止区域 誰かが死んだ場所がそうなる。誰も死ななかった場合、2時間ごとに首輪(メット) がランダムで一つ爆発する。死亡者・危険区域発表は6時間ごと。 優勝 最後の一人になるか爆破装置を外す(外したのが05人になったら他の生き残り装置は全 て爆発)で決定。優勝賞品は悟空と戦う、悟空の後ろ盾でこの世の王になるのどちらか。 爆破装置 能力で身体の大きさを変えても取れないが、ミクロバンドを使えば外せる。ミクロバ ンドの保持者はターレス。 だったら
超サイヤ人無しとか・・・・(;´Д`)
「おめえ達に殺し合いをやって貰う。」 「なっ。」 悟空の一言で、その場に集められていた全員は騒然とした。 「正気か・・・カカロット。」 「正気だベジータ、サイヤ人としてだけどな。」 苦々しげに詰め寄るベジータと楽しそうに邪悪な笑みを浮かべる悟空。悟空が何処も変わらずに変わり果ててしまったこと、本気で仲間達に殺し合えと言っている事をクリリンは悟った。 「待ってくれよ悟空、殺し合うって言っても俺やヤムチャさんがベジータやピッコロ相手に殺し合えるわけないだろ。」 「その辺はでーじょぶだ。バビディ説明してやってくれ。」
age
95 :
マロン名無しさん :2005/11/29(火) 15:33:04 ID:nnjC3e/d
sage
96 :
オオクワ専門 :2005/11/30(水) 10:05:23 ID:YHMwDtQj
がんばれ
ヤジロベーは名古屋弁
アーゲ
age
100get
101 :
マロン名無しさん :
2005/12/08(木) 19:36:29 ID:LkfhDj2j アゲェェェ