>>180 ネカネはちょっと気まずげに上を見上げながら、
自分が自然に取った行動にちょっと驚いていた。
少し前まで敵だった奴が、こんなにも愛おしく思えるなんて。
なんか、あったかいな。柔らかい枕みたいだ。
それは、弟のネギとはまたちょっと違う感覚だった。
しばらくするして、振り返ると誰が呼んできたのか、葉加瀬が居て
茶々丸に応急処置を施していた。操られていた四人組も無事に帰宅
したようだ。腕の中では泣き疲れたエヴァンジェリンがすやすやと寝息を
立てていた。
ネカネ「もう、大丈夫なの・・・?」
茶々「えぇ、おかげさまで。この恩はいずれ返します」