>>146 エヴァは拍子抜けしたように笑った。
エヴァ「なんだ、貴様か。脅かすなよな。このくたばり損ないが」
エヴァの後ろで立っていたのは痕だらけのネカネだった。
ネカネ「許さない…あなたは、あなただけは…絶対!!」
ネカネの髪が風に吹かれて舞い上がり、凍りついた瞳が
貫くようにエヴァを射抜いた。
エヴァ(な、なんだ。こいつは。もうほとんど体力が残ってない
はずなのに。くそっ。この真祖の私を震えさせるなんて)
ネカネ「覚悟することね。エヴァンジェリン、あなたを殺します。
そして、ネギの学校のお嬢さん達、あなた達に罪は無い
けど、怪我ぐらいは我慢しなさい」
エヴァ「おい、バカ止めろ!そんなことしたらお前弟に
嫌われるんだぞっ!」
ネカネ「構わないわ。私はどう思われようと。私はネギを傷つけるもの
をこれ以上許せない・・・」
エヴァは生まれて初めて本当の恐怖というものを感じていた。
エヴァ(こ、殺される。こいつはサウザンドマスター級、いや、それ以上の化け物だ。)
エヴァ「おい、お前達!何をボーッとしているんだ!早く盾になって私を守れ!」