http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1106771245/389-393 >それとは別で続き、(かなりの部分)京極夏彦が言ってたことなんだけど、
>現代物で「敵を殺す」のはちょっと難しい。
>そこを警察は「逮捕する」と言うよく分からん解決法がある。
>(勿論本当は裁判が終わるまでは片付いていないし、警察に限らず「捕まえた」だけでは
>また逃げ出す危険性もある。バキの死刑囚は元々脱獄囚だからなおさらだったろう)
>だから「敵を殺す」ためには時代設定を考えるとか、アウトロー達の話にするとか工夫する。
>現実には江戸時代でもそうそう殺人がまかり通ったはずはないんだけど、
>物語的にはなんとなくそれで理由付けになるマジックだな。
>で、ここからは私見なんだけど、それとは別問題で最近の少年漫画では「不殺」も多い。
>じゃあ殺さないでどうか片付けるか、その辺ちゃんと考えてるのか、と思うと結構奥の深い問題かも知れない。
まあそんな話をするスレ
2 :
マロン名無しさん :2005/06/24(金) 01:55:11 ID:2PaWq1+W
情けをかけてやって「お前は罪を背負って生きていくがいい」
といってうなだれフェードアウト
ってのはよく見かけますね
3 :
マロン名無しさん:2005/06/24(金) 01:58:16 ID:kE4P0/2i
そりゃあうしおととらの白面みたいな片付け方が一番だろう
ジョジョの吉良みたいな倒し方がいい
5 :
マロン名無しさん:2005/06/24(金) 03:41:34 ID:hTgN//98
見開きアッパー
熱血少年漫画で死体処理は殺し屋イチで
んなもん即発禁くらうにきまってんだろうが
確かにバキの死刑囚編読んでると敵キャラを処理するのが結構大変な感じがするな
るろ剣やトライガンなんかは、
殺し放題の世界でいかに不殺を通すかって話だな。
まず
「情け容赦なく殺す」タイプの話。これで成立してるならいいかと。
本来殺すのは法的にも問題があってそこをどう上手くやるか、とか
物理的に殺せない相手とか、仲間や一族が復讐に来るから殺しただけで解決にならないとか、
そういうのを扱ってるんでもない限り。
後、「敵はそう悪い奴でもなくて、戦いが終わったらなし崩しに和解」パターン。
それはそれでいいと思う。ただ長くやってて敵がそんなのばっかりでも飽きるし、
必ずしも意図しなくとも悪人や諦めの悪い奴は出てしまうのではないかという気もする。
そういう場合の話だな。
そういやジョジョ第三部で死んだのって少ないな。殆どは再起不能止まりだ。
11 :
マロン名無しさん:2005/06/24(金) 14:22:18 ID:Zoy57isf
「ゲゲゲの鬼太郎」
・異世界に封じ込める。
例)鬼太郎に悪さをしたチンピラ→地獄流し。
ぬらりひょん&蛇骨婆→太古の昔に送り込み、時空の穴を閉じて帰れなくする。
・肉体改造を行う。
例)鬼太郎を利用して大金持ちになった半魚人を人間に改造。
→人間だから寿命がある。税金とかも払わなければいけない。もう妖怪として気楽な生活はできない。
ドラえもんの「人間製造機」みたいに、時間を逆行させることで”敵”の発生を食い止めるとか。
コブラの「ロボットはいかが」も時間逆行型のオチだったな。
>>4 事故死・・・「人の手では捌けないものを最後は天に委ねた」ような格好か。
確かに余韻はあったが何度もやると御都合っぽくなりそうなんで、使いどころが大事だな、と見る。
>>11 結構えげつないんだな・・・ >鬼太郎
>>8 トライガンのヴァッシュは「(また襲ってきたら)その時はまたなんとかすればいい」と言い切った。
ただ自分が襲われるのはともかく、見逃した悪人がまた一般人に迷惑をかけることまで考えているかと言うと、
どうも疑わしいところも。(んな面倒、見られるとも思えないけど)
るろ剣では敵を戦って倒すだけでなく、精神的にも屈服させたり、改心させる展開も多い。
雑魚はおいて「捕まえても安心出来なさそうな」それなりに強い敵は大体、
主人公が殺さなくても他キャラの手等で死ぬか、屈服or改心するか、
(十本刀のその後のように)妥協でも進路を固めるか、とりあえず危険は除かれたと思う。
ただその説教はよく思わない向きもあるようで。「なんでコイツが説教を・・・」と。
自分もあの点はいまいち・・・
「打撃マン」というシリーズでは
一般人のなかに潜む正義の人(打撃マン)が
立場を利用して悪を行う悪党を正義の鉄拳を以って一撃!する。
悪党は法律で裁かれるわけでもなく改心するわけでもないんだが、
悪い事をしたらまたどこからか打撃マンが現れて痛ーい一撃を喰らうという
恐怖を植え付けられて廃人同様になるらしい。
>>15 それだけで廃人同然とは安いな・・・と思いつつも筋は通ってる気もしてしまう。
(聞いただけでは分からんもんだが)
17 :
マロン名無しさん:2005/06/27(月) 22:05:06 ID:jxsEaGvh
ここでアクメツと言ってみる
>>17 読んでない・・・その気があれば詳細希望。
>>18 主人公のアクメツは、己が「悪」と定めた奴をピンポイントで殺す。
ターゲットを守る奴を傷つけはするが絶対に殺さず、死ぬのはターゲットのみ。
そしてターゲットが死んだ時、アクメツ自身も自殺なり警官に殺されるなりをする。
アクメツは自分の行いがテロであると自覚しており、自分自身も「悪」だと認定している。
すなわちターゲットと自分自身を殺す事で、悪のダブル処刑を行っている。
ちなみに――アクメツはクローン人間であり、死んだ時にかぶってるマスクからデータが衛星に飛び、
記憶や経験をそのまま新しい身体に転送可能。
アクメツは大勢おり、数十人がかりでターゲットを襲う事もある。
新しい身体になるたび、死んでいった何人ものアクメツの経験を蓄積するため、とんでもない技量を持っている。
そのため、各アクメツは私生活で様々な特技を磨き、アクメツの性能を日々向上させている。
とまあ、だいたいこんな感じ。
アクメツってそんなとんでもない漫画だったのか…読んでみるかな。
1.改心
2.殺害
3.他の敵による殺害
4.自殺
5.逮捕
6.封印
7.何らかの要因による戦闘不能
JOJOの再起不能ってのはどのくらいの怪我なんだろう
ポルナレフが戦えない身体とか言ってたくせにそこそこ戦ってたが、再起不能ってのはあれ以上?
>>22 あれは…死亡の言い換えという気がするがなぁ。
もしくは「余生を不具で過ごす」とか。
>>21 それをあえて大別すると――
2〜7は「戦闘不能にする」、その内2〜4は死で5〜7はそれ以外、
あるいは5,6は「捕縛系」で7はその他と言えそう。
他に思い付くのは・・・「敵に何かあってではなく他の要因で戦う理由がなくなる」位かなあ。
共通の敵出現で共闘とか(この場合そいつと戦うことになった理由は本当に解決されているのか、
という問題はあるけれど)、奪い合ってた宝は両者の手の届かぬところに、とか。
ワンピースなんか、ぶっ飛ばすだけ。誰も死なない世界観だから。
倒された敵が堂々と再起してたりする。主人公達と再会したのはここまでバギー達+アルビダだけだけど。
主人公達の方も「バッティングしたからぶっ飛ばしただけ」と言うのなら分かるんだけど、
敵の悪事に怒っているらしい。でもそいつらがまた悪事を働くことは(実際してそうなのも)考えてない様子。
よく考えてみると、これでいいのかなあ、と。
いいんじゃない?
主人公達も、自分が堂々と他人を裁くほどの器だとは思ってないみたいだし。
バスタードは敵幹部が主人公のかつての仲間という、いかにもまた仲間になる路線で連載スタート。
その過程で仲間になった奴多数、死んだ雑魚ごく一部。
そしてボスのアンスラサクスは倒したけど天使に繋がって・・・
以降ほとんど片付けてない!? コンロン食ったくらいか。
生きたまま首を切断するシーンとかは、漫画でももう見たくない。
昔の江戸時代や中世ヨーロッパではそれが娯楽だったと考えると・・・
とんでもない時代だ。
魔太郎や遊☆戯☆王のような罰ゲームでお腹いっぱい。
犯罪など、精神的不快感のあるものはなるべく見たくない。
むぅ・・・
>>25 そういう指摘をけっこう見るけど、コミックスでは読者からの似たような質問に対して
「お互いの信念を賭けて真っ向勝負をし、勝利することによって相手の心を折っています」(大意)
というようなニュアンスの返答をしてる。描写の問題はあるけど
>>15に近いわけだ。
で、打倒されたキャラの「その後」などを描くことによって、殺されなかった彼らの変化
(あるいは人生の変遷)を示している。当然ながらそれ自体の是非はあるにせよ、
批判されるように『何も考えていない!』『無責任だ!』ってわけじゃない。
殴り飛ばされたら心が折れる、ずいぶんと愉快な心をしてますね。
普通はその後も懲りずに悪行三昧するんじゃね?
海軍から逃げ自分より強い海賊(ルフィ)からも逃げ、人を殺し女を犯し財産を奪い街を焼き払う。
つってもあの世界は「ロジャーステキー! 俺も海賊になるぞー!」っていうごっこ連中が多いから、
そういう当たり前の悪行も「そんな酷いことできないよー、ガクガクブルブル」って感じかもしれんが。
「心が折られる」というのがどういうことかを知りたければ、
日本の戦後史を学んでください。
敵は殴り飛ばされるだけで心が折れるのに、何でルフィ達は完全敗北しても心が折れない訳?
決して折れない心の超絶対最強無敵精神力を持ってるって設定?
敵が強い精神力を持てない理由は何? 悪事に走ってる=精神的に雑魚って事?
理由はどうあれ精神力の強弱も幅があるのはいいんだが、
描かれた「その後」を見ると「相変わらず」と思えるのもいるんだよな。
・・・
とりあえず霊界に引き渡せば良しの霊界探偵編
↓
勝利が第一目的の暗黒武術会編
↓
仙水編、一応力で勝利も釈然としない結末
(ここで「上手く殺さないよう倒した」飛影の技を褒める演出が入ったり)
↓
かつての味方同士がバラバラに分かれる魔界編
と見ると幽遊白書は徐々にこの問題に踏み込む構成になってはいるんだな。
結局「敵も味方もないトーナメント」で片付けてしまうのが何つうか・・・なんだが。
さて、ハンタではどんな敵倒したっけ・・・?