神聖・今週のサンデー1行感想スレの雑談スレ vol.1

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318マロン名無しさん
今の少年マンガはもう10年以上前から全く進歩していないといえます。
もう完全に既存の作品ジャンルを再生産しているだけ。二番煎じをぐるぐる回しているだけですね。
もちろんその中にも面白いマンガはあります。しかしこれは作品自体が斬新というよりはむしろ、作者自身の実力によるものです。
最近サンデーで「金色のガッシュ!」という作品がかなり評価が高いようですが、実は内容的には王道少年マンガに過ぎません。
しかし、このマンガは作者の力量が素晴らしく、ほかの少年マンガとは明らかに面白さで一線を画しているわけです。
だが、内容的にはあくまで王道・・・悪く言えばありきたりの内容で、目新しい要素には乏しい。
それを作者の実力で内容に工夫を与え、面白い作品としている。そう、何度もいうが評価されるのは作者の実力であって、
作品の企画自体はありきたりなものに過ぎないのです。
結局今の少年マンガはステロタイプな少年マンガを作者を変え作品を変えて繰り返しているに過ぎないといえるでしょう。
たとえば今の週刊サンデーは10年前となにが違うのでしょうか。定評のあるベテラン作家が作品を変えて再生産を繰り返しているだけに見えます。
誌面が全く変わってないんですけど。週刊ジャンプ、週刊マガジンもさほど変わりませんね。サンデーに比べれば作者の入れ替わりが激しいですが、
作者が変わっても作品の内容は変わらない。ありきたりなタイプの少年マンガを繰り返しているだけ。基本的には全く同じ。
今の少年マンガのスタイルってなんですかね。スポーツマンガ。格闘マンガ。推理マンガ。料理マンガ。学園もの。ラブコメ。冒険ファンタジー。
これら定番のジャンルをひたすら繰り返しているだけでしょう。全く発展性がない。新しいマンガを作ろうという意欲が感じられない。
319マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:22:22 ID:???
>>318
すまん、斜めか?
320マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:40:28 ID:???
>>318
コピペにマジレスもなんだが、そんなジャンル分けってのは20年前からさほど変わらん
321マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:43:31 ID:???
強いて言えば昔より萌え漫画が強くなったって所だ。
322マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:44:27 ID:???
よん
323マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:58:11 ID:???
まずジャンプ系少年マンガにつきものの「バトル」ですが、このバトルの内容からしておかしい。
まずなんだかよくわからない能力や必殺技や秘密兵器がごろごろ出てくるのがおかしい。
なんかとってつけたような説明がついてるんですけど、それが一体何だというのか。
適当にごり押しで倒しているようにしか見えない。
さらに最悪なのは、
主人公が「努力」とか「根性」とか「友情」とかを叫びたててそんなんで無理矢理勝ってしまうこと。
そんなんで勝てるわけないだろうが。現実を見据えろ。
世の中を支配しているのはカネと権力と軍事力ということがまだわからないのか。
それとも努力で同時テロが防げるとでもいうのか。あるいは根性でタリバンが倒せるのか。
んなわけねーだろ。必要なのは権力と軍事力だ。まだそんなこともわからないのか?
さらにおかしいのは、本当に主人公が努力して勝ちを求めているようには見えないこと。
そもそもバカ正直に真正面から敵にぶち当たることはないだろ。
そんなもん銃弾で蜂の巣にされても文句はいえんぞ。
ちゃんと戦略を練って絡め手から攻めなさい。
いかに相手を出し抜いて卑怯に立ち回るかが勝利の鍵をにぎると言えるだろう。
真正面からぶちあたるなど最悪の戦略でしかない。
自分から殺してくれといってるようなものだ。本当に勝つ気があるのか?
いや、それ以前の問題として、なんでそこまでバトルを求めるのかが謎。できれば不毛な闘いを避け、
共存の道を探るのが真に人道的な行動のはず。
324マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:58:40 ID:???
主人公が主人公なら敵も敵だ。あの敵の生ぬるさはなんなんだ。
どう考えても手を抜いているようにしか見えない。本当に主人公を殺そうと思っているのか。
例えば悪の組織の幹部に四天王とかがいて、
ひとりずつ主人公と闘って倒されていくのが割りと王道的展開だが、
なぜひとりずつ闘ってやられていくのか。最初から4人全員で襲い掛かればいいだろ。
戦力を小出しにするからやられるんだ。相手が少数なら圧倒的な戦力差でもって殲滅せよ。
これは戦略の基本だ。そもそもラスボスが一人で闘うこともないよな。悪の首領のラスボスなんだから、
思いっきり卑怯に立ち回ってほしい。主人公たちをトラップに誘い込んで、
四天王などの最強の戦力を結集して一斉に襲い掛かるのがベストだ。これで絶対に勝てる!
勝つためにいかなる手段をもいとわないのが悪の魅力だ。これを忘れたものが悪を名乗るべきではない

さて、ここまで主に登場人物の行動原理についての不満を列挙してきましたが、
実はこれだけではありません。さらに自然的・物理法則的な不満もあります。
まず、少年マンガの能力や必殺技ってどう考えても「質量保存の法則」を守っているようには見えない。
どこからあのようなエネルギーを引き出しているのか。
謎としかいいようがない。「等価交換」って言葉を知っているのか?
何かを得るためにはかならず何かを失わなければならないんだ。
努力や根性で都合よく力だけ得られるわけがない。
腕か足の一本ぐらい失って当然だろう。なんの制約もなしに力だけ得たらゲームバランスが崩壊するだろうが。
そもそも少年マンガのキャラクターってなんであんなに人間離れしているのか。完全に超人。
いかなる努力をすればあのように強くなれるのか。是非ともわたしに教えてほしい。
最初は普通の人間だった主人公が、
いかなる努力をすれば世界を消滅させるようなラスボスと闘えるようになるのか。
明らかに人知を超えている。D&Dでいうなら最初はゴブリンに一発で殺されていたプレイヤーが、
一気にイモータル(不死)レベルまで到達したような感じだ。
ふざけんな。そんなこと起こりうるわけないだろ。ゲームじゃあるまいし。
325マロン名無しさん:2005/06/16(木) 20:58:58 ID:???
さて、ここまで読んできた皆さんの中には、こう反論しようという方もいるはずです。
「それは少年マンガのお約束だから仕方がない。
子供に夢や希望を与えるのが少年マンガの役割だから、多少の都合の良さがあってもよい。」
はっきりいいましょう。それは違います。そんな反論は絶対に通用しません。
それは「子供だまし」というものです。大人には受け入れられないが子供の鑑賞には耐えられる。
こんな作品を「子供だまし」といいますが、実はこの「子供だまし」、子供ですらだませないのです。
わたしは小学生のころ、上記のようなお約束全開の少年マンガを読んで、
「こんなことが起こるわけがない。」と友達と一緒にバカにしていました。
というか、皆さんもそうだと思います。
そう、このようなお約束の展開では子供ですら満足できないのが実情なのです。
つまり、このようなお約束全開の少年マンガで、子供向けの誌面を作ろうということが間違っているのですよ。
「子供向けだからいいだろう。」ではなく、
子供向けだからこそ説得力のある内容で真に子供のためになるストーリー作りをしてほしいのです。
子供向けだからこそ妥協して欲しくない。
そのようなマンガはお約束を面白がるマンガマニアな大人を喜ばせるだけだと思います。