ジリリリリリリリリッ……ジリリリリリリリリッ……
どうやら電話が鳴っているらしい。
机の縁を蹴り上げて、宙に浮かんだ受話器と電話を手に取る。
ガッ――――
…………リンッ!
「 … … … … H e l l o . D e v i l M a y C r y 」
2 :
ダンテ ◆nBQjS38sdM :2005/04/24(日) 01:51:17 ID:T4Y0uVXV
Q:このスレはぶっちゃけ何?
A:Devil May Cry(以下DMC)とネギまのキャラを使って楽しくリレー小説を以下略
MGSスレの二番煎じな感は否めないが、そこはみんなでこう上手くやろうぜ。
Q:ネギまって何?
A:……単行本買って公式サイト行って自分で調べれ。
Q:じゃあ、DMCって何よ?
A:ゴシック調スタイリッシュ悪魔切りアクションゲーム。3D酔いに注意。それを克服すれば良ゲー。
1は名作。2はやったけど……ちょい微妙。3で持ち直したって感じか。
Q:なんでDMCとネギま?
A:何でだろう……ネギまで悪魔が出てきたからか?
気が付いたらMGSスレに居たからなぁ……オレには答えられねぇや。
Q:ぶっちゃけ、DMCやった事ないんだけど。
A:千円札四枚握り締めて1と2を買おう。このスレでは1と2をやれば良いと思うが、3もオススメ。
3は今、いくらぐらいだろうな……大体五千円ぐらいで買えるんじゃないか?
ストーリーは 3 → 1 → 2 という流れで、間に小説や漫画も入るらしい。
だが、システムは当然1より3の方が洗練されているから、1からやった方が良い。
Q:お金が無くて買えないよう(つД`)
A:
ttp://storyteller515.hp.infoseek.co.jp/ ネタバレ覚悟なら、ここで調べろ。ただし、後悔しても私は謝らない!
Q:せっかく書き込んだのに、スルーされちった……(つДT)
A:ちゃんと流れ読んで書いてるか? 書き逃げっぽいのはスルーされやすいよ。
面白い設定、内容なら絶対拾ってくれるから安心しろ。って、なんか偉そうだけど。
それと、原作を冒涜してるような謎設定はスルーされやすいから注意汁。
Q:連作はOK?
A:基本的にNG。やるなら2、3レス程度。流れを読み、盛り上がる展開にすれば大丈夫だ。
Q:ここに書き込んでみたいんだけど……
A:ネギまとDMCをきちんと理解しているのなら、面白いモノは書けるさ。
ネギまだけでも書ける時はあるが、基本的には両方知っといた方が良いだろな。
Q:MGSスレの設定はどれくらい引き継ぐの?
A:そろそろメンドくなってきたので、最初から作り直した方が良さそうだ。
そうじゃないと、折角新しくスレを立てた意味が無くなっちまうし。
Q:使えるのはネギまとDMCのキャラだけ?
A:流れを壊さない程度なら、別作品のキャラが出てもいいんじゃないか?
ただ、SF系設定の作品からの出典なら、MGSスレに行った方が良いと思う。
こっちで扱うのは悪魔とか吸血鬼とかゾンビとか……そういうので良いか?
Q:どういう流れでやるかとか決まって
A:ない。みんなで話し合ってこれから決めようと考えている。
Q:ぶっちゃけ、大丈夫?
A:わからん。取り敢えず、過疎化しないように頑張りたい。
たかだか1なのにコテ付ける意味は無かったかもしれない……
それと↑のQ&AはMGSスレからの流用だから、なんか偉そうでも(゚ε゚)ニキシナイ!
6 :
起:2005/04/24(日) 10:41:00 ID:???
「Hello,Devil May Cry」
「私だ。龍宮だ。」
「・・・久し振りだな。元同業者。今回は何のようだ。子供の自慢なら勘弁してくれよ。」
「楽しい話題だったら良かったんだが・・・。やっとあいつを見つけたよ。」
「・・・あぁ。お前の親父さんの仇だった。」
「俺の予想は当たってた。あいつはあっちに帰ってなかった。この世界にずっといたんだ。」
「おい。落ち着け。お前らしくない。」
「ダンテ。君にお願いがある。もし一週間後に私が電話をしなかったら、こっちに来てくれ。」
「何言ってんだ!お前、死ぬ気か?」
「・・・俺らはちょっとのことでは死ねない体だ。もしかしたらの話だ。」
「家族はどうする?お前は家族のために『仕事』を辞めたんだろう。」
「妻には初めから話してある。子供は、やっぱり龍宮の血のせいなのか俺達の真似事をしてるよ。」
「・・・ばかやろう!」
「すまない。ダンテ。」
俺はその電話から一週間後、日本へ発った。ひさしぶりに嫌な気が俺の中で渦巻いていた。
とりあえずMGSスレとはパラレルで。
龍宮父は『四人目』に全く関係なしです。
>>6が来てから既に六時間が経過しているので言うんだが、
いきなりそんな本題から初めてしまっていいの?
とりあえずダンテが日本に来ないと始まらないと思うわけで。
MGSスレがパラレルだからプロローグとしてはいいと思う。
職人さん達が描いていくうちに話の流れが決まっていくかもしれないし。
まぁ、
>>1乙です。
なるほど、そういう考えもあるわけか。
いや、こういうスレを立てるのは初めてだから、勝手がよくわからんでな。
偉そうなことを言ってすまなかった。とりあえず、少し書いてみる。
一方的に電話を切られたオレは、すぐさま双子の銃と親父の形見の剣を背負った。
居ても立ってもいられない――――のだが、アイツは何処に居るんだ?
「よーぉ、ダンテ! どうしたんだ、シケたツラしてんなぁ!」
どうしようかと思案していた最中、腹に響くダミ声がオレの耳に届いた。
「エンツォ…………! テメェ、暢気に何を――――!」
やり場の無い怒りから、オレは十数年来の付き合いの情報屋の襟を掴んでいた。
「お、おいおいおい、何しやがる! いや、苦しい、苦しいって!」
「オイ、テメェならわかるだろ! なぁ、タツミヤが何処にいるか教えろ!」
何とか頭を冷やして、オレはエンツォの襟から手を離した。
奴は咳き込みながらも立ち上がって、こめかみを揉みながら記憶を検索する。
「あぁ……引退した悪魔狩人の一人か。それがどうかしたのか?」
「親父さんの仇を見つけたって……ヤロウ、一人で戦うつもりらしい」
「それって、悪魔だよな? ていうか、結構レベルの高い奴だって」
「そうだ……オレだって手に余るのに、それをアイツ一人で……」
そう、どれだけ凄腕でもアイツは人間だ。人間に過ぎないアイツに、アレは殺せない。
「ふむふむ。で、薄情で有名な悪魔狩人は、珍しくヒトを助けようってぇわけだ」
「ふざけてる場合かよ……とにかく、アイツの居場所を調べろ、今、すぐにだ!」
まだローンが残っている黒檀の机を思い切り叩いて、オレはエンツォに叫んだ。
「タツミヤなら調べるまでもねぇ。あれだけの凄腕の場所ぐらい既に掴んでる」
「マジか!? おい、何処だ、何処にいやがる!?」
「襟を掴むな! 日本に居るのはわかってるからな、あとはすぐわかったぜ」
言って、エンツォは一枚のメモを取り出した。Mahora Hischool……学校?
「詳しくはオレも知らねぇけどな。向こうの知り合いに話はつけといてやる」
「あぁ、あぁ……わかった。恩に切るぜ、エンツォ!」
オレは礼もおざなりに、コートを羽織って事務所を飛び出した。
おわぁ立ってるし。今度ネタ投下してみる
ガンガレ1
ところで聞きたいのだけど、今回はネギとダンテのどちらを主役にしようか?
両方とも同格の主役にすると、話がこじれるというかなんか種ガンの二の舞になりそうとい
うか。いや、別に種を否定するつもりじゃないのですけれども個人的に嫌いなのだけで。
ちょい話がズレるが、MGS2でもプラント編ではスネークは基本的に脇だったから、そんな
感じでダンテは脇に回ってネギを主役に据えるとか、それとも二部構成にして最初はダンテ
が主役で進めてそのあとはネギを主役にするだとか、他にも色々選択肢はあるわけで。
リレーなんだから幾つもの場面が同時に進行しているとしても、話の筋というか柱になるキ
ャラを決定しておいたらどうだろうかと思うのだがイヤならそれでも良いだろうし。どうかな?
あと忘れていたが、
>>10の二行目
>居ても立っても居られない
は、実は
>一週間も待ってられない
だった。上手く脳内補完してくれぃ
もしかしなくても放置されてるのか……(´・ω・`)
さて、ダンテサイドばかり書いてもしょうがないので、ネギんトコも少し。
「ふむ……なるほど、龍宮さんが。で、彼が来るわけか」
私立麻帆良学園女子中等部の職員室で、一人の男が電話に出ている。
柔和そうな無精ひげの男で、眼鏡を掛けたダンディーな中年男性である。灰色のスーツをき
っちりと着こなすその姿は、多くの女性と特定の趣味の少女を虜にしている。
「すぐ来るかい? なら、事情と英語が解る者を迎えに寄越すよ」
彼は電話の向こうに居る相手が恐縮しているのに、微笑みながら、
「気にするな。君には世話になっているし、これはほんのお返しだ」
と返して電話を切った。全篇通して流暢な英語だったため、この職員室で彼が誰と何を話し
ていたのか、理解出来る者は居ない。それ以前に、此処には誰も居ないのだが。
「ふぅ……さて、どうしたもんかなぁ。どうにもならないかなぁ……」
高畑・T・タカミチはため息を付きながら、懐から紙巻き煙草を取り出して火を点ける。職員室
は一応禁煙となっているが、それを咎める者は何処にも居ない。
開け放たれた窓から入り込む風が、彼の吐いた紫煙を霧散させていく。
彼等が相手取ろうとしているのは、いくらか桁の違うバケモノだ。子爵を名乗ったコートの悪
魔や、彼の父に惚れている真祖の吸血鬼、京都で戦った妖怪――のような、今までの相手と
は違う。アレは女子供であろうが全く関係なく、誰でも殺せるだろう。
そんなモノが本当に日本に居るのなら、まさか無視するわけにも行くまい。だから、仮にか
の高名な伝説の魔剣士の息子が日本にやってくるとしたら、歓迎してやるべきなのだろう。
しかし、果たして他の魔法使い達は彼を受け入れるだろうか……人間のカタチをしていると
はいえ、紅い外套を身に纏ったあの悪魔狩人は、半人半魔であることに違いは無いのだ。
「あ、駄目じゃないかタカミチ! ここは禁煙なんだから」
一人思考に沈んでいた彼を、背後から注意する声。振り返った先に居たのは、長い木製の
杖を背負った少年だった。一見すると初等部の生徒にしか見えないが、学生服でも私服でも
なく、仕立ての良いライトグリーンのスーツを着ている。
名をネギ・スプリングフィールド。スプリングフィールドの性が示す通り、あの伝説の魔法使
い――サウザンドマスターの実子であり、何故かこの麻帆良学園の教師でもある。
「ん? あぁ、悪いね、どうにも厄介ごとが重なると、吸いたくなる」
タカミチは苦笑しながらも携帯灰皿を取り出し、ほとんど消費されていない煙草を放り込む。
「ヤッカイゴト? タカミチでも困るコトとかあるんだね」
「あぁ……まぁ、僕も人間だからね。困るコトの一つや二つはあるよ」
そう、例えば引退した悪魔狩人のこととか、彼を助けるために日本語が出来ない魔剣士の息
子が日本にやってくることだとか、それをどうしようとか。
そういえば、英語と事情が解る者――即ち、悪魔なんて言葉を出されても驚かないような人
間を派遣すると約束してしまった。約束してしまった以上は無視するわけにもいかない。
彼にこの場所を教えた情報屋の話では、麻帆良学園までは来れるという話だったが……か
といって、タカミチには自分が行くわけにはいかない事情もあった。
そうして思考に沈んでいると、気付かなければ良いことに気付いた。
目の前に居るこの少年が、千の魔法使いの継嗣にして優秀な魔法使いであることと、流暢
なキンガムイングリッシュを使いこなす英国人だということを。
それに彼なら、相手が何であっても常に真摯な態度を取るハズだ。迎えという意味で言うな
ら、彼以上の適任は居ないように思われた。
「……ネギ君。悪いんだけど、少し遣いを頼まれてくれないかな?」
>1
頑張れ、もしかしたら今日か明日にネタ落とすかもしれん
後、個人的にはダンテとネギで二部構成をキボンヌ
18 :
ダンテ:2005/05/01(日) 09:27:27 ID:???
事務所を飛び出した俺は空港へと向かった。日本へ向かうためだ。
が、ふと気づく。
「パスポート忘れた……」
飛び出したばかりだがきびすを返し、事務所へとドアを蹴り開けながらなだれ込む。
腰を上げたエンツォが驚きこっちを見ていた。が構っている暇は無い。
「うお!?どうしたダンテ、何かまだ聞きたいことでもあったか?」
「………パスポートだ。」
その瞬間笑いが弾けた。勿論俺ではなくエンツォだ。
無言で足下に弾丸を二、三発ぶち込んでやる。
顔を引きつらせ、エンツォは謝罪の言葉を口にした。
「……わかった悪かった……。」
「そう思うなら手伝え、一刻を争う。」
10分程後、無事にパスポートを見つけた俺は蹴り開けた時に吹っ飛んだドア修理の手配はエンツォに任せ、
再び事務所を後にした。
<某日某所にて録音>
『一階中央フロア確保! 小隊本隊進出開始!』『狙撃隊の配置を完了しました』
『道路封鎖の方はどうなっている?』『突入隊アルファ、ブラヴォ、両分隊共準備良し』
『突入! 突入開始! 最上階の犯人は凶悪な火器にて武装している! 一刻の猶予も無く突入
を開始し即時射殺せよ! 繰り返す! 拘束無用! 即時射殺!』
「こちらチャーリー分隊、エレベーターフロア確保! 準備良好、実行されたし! フロア確保!」
「こちらブラヴォ分隊、通路フロア確保! 準備良好、実行されたし! 通路確保!」
『後衛準備完了! 前衛アルファ分隊! GO! GO! GO!』
「最上階ロビーフロア前、アルファ分隊了解。突入を開始する」
ガダンッ! ドガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ――――
「――――居ないぞ、もぬけの空だ」「バカ言うな、ここは出口なんぞ無いんだぞ」
「さがせ! 階下には行きようが無い! どこかに隠れている筈だ、用心し――――」
ヒイイィィン……ヒュボッ、バッ――――ビシャッ、バシャッ
「た、隊長!」「何だ、今、何をしたんだ!?」「う、うわあぁ!」
ガガガガガガッ――――ガッ、バキッ、ボグッ、グシャッ、ギチッ
「本……本部ッ! 本部ッ! 本部ッ!! こ、こちら最上階突入部隊! 助けてくれ! 助けてく
れ! バケモノだ畜生! 本部! 本部! くそ……! くそったれ地獄だまるで!」
『落ち着けアルファ・ツー! 冷静に状況を報告しろ!』
「あんな、あんなバケモノと戦えるか! 殺される! 畜生! 畜生! ちく――――」
通信途絶――――――――――――フェードアウト 終了
補足しておくと、龍宮父の追っている敵の潜伏場所に警官隊が突入した話。
どうして警官隊はそいつの潜伏先がわかったのかとか、この場所は何処かとか、
その辺りは謎というか後々のネタということにしておいてちょ。
>>19 一発で仇ってのが分かったぞ
分かりやすすぎる
まぁ、HELLSINGの三巻読んで突発的に書いたものだし……
自分で仇の正体バラしてどうする
>>23 いや、別に正体バラしてるわけじゃないと思うが
まぁ、分かりやすいのは確かだけどな
まあ これからを期待してるぞ
ガンガレ
>>1!!
>>1に触発されて書いてみたヨー。ちょっと唐突かもしれないケド
成田空港 → 私立麻帆良学園駅前
ダンテ「ここがMAHORAか。思ったよりも人が多いな……」
ざわ……ざわ……
「うわ、なんか変な人がいるー」「この時期にコート? しかも下ハダカだし」
「背負ってるの何かな……かな?」「真っ当な代物には見えぬが……剣、か?」
「アレって銃か? スゲェ、銃刀法違反だ」「ここではその法律は通用しないけどな」
ダンテ「――うるっせぇ! 見世物じゃねぇぞ、ガキ共!」キシャー
「うひゃっ」「クソッ、威嚇してきやがった!」「警備員呼べ、警備員!」
ダンテ「こンの……クソガキ……」ピキピキピキピキピ(ry
(とんとん、と背中を叩かれる。振り向き様にがーっと吠える)
ダンテ「何だよ! 誰だよ!?」
真名「……お前、こんな天下の往来で何をしている?」
(ダンテの反応よりも疾く、真名の銃が眉間に突きつけられた)
ダンテ「……Hell yeah! やっぱり、こういう展開でなくちゃな」
27 :
マロン名無しさん:2005/05/11(水) 18:45:48 ID:hzGREfjg
期待age
誰も投下する気が無いようなので、保守ついでに書いてみる。
しかし寂れたなぁ……原因は何となくわかってるんだけどね……orz
「ふぅ……よし、仕事終わった」
ネギはそう呟いて、仕事に使った書類の束をファイルに閉じた。
彼は魔法を使う魔法使いであるが、同時に女子中等部三年A組の教師でも
ある。こういった簡単な事務をこなすのは当然だ。
「あ、もうこんな時間か」
見上げた時計の短針が示す時刻は、既に午後五時を過ぎている。
ネギは同僚にして師でもある、高畑・T・タカミチにある仕事を頼まれていた。
今日この学校に来るという、然る悪魔狩人を迎えにいくことになっているのだ。
「悪魔狩人、か。どんな人なんだろう……」
ネギは呟きながら、まだ見ぬ悪魔狩人の姿を無想した。
ちなみに、彼の父親が悪魔を倒す情景が目に焼き付いているせいか、その
想像は実物とかなり掛け離れたものであったが、それはいいとして。
「っと、いけないいけない。早く行かなくちゃ――――」
のんびりしている暇は無いとばかりに、ネギは立て掛けてあった父の形見の
杖を掴み、椅子から立ち上がって――――その異変に遭遇した。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ――――
「ッ、な、何だ、この音?」
校舎全体を揺れ、凄まじい地鳴りが響く。否、地鳴りにも似た腹に響くこの音
そのものが、女子中等部の校舎を揺らしている原因なのか。
校舎の外からは、突然の地震(?)に怯えた生徒達の悲鳴が聞こえてくる。
そうして彼は――――この学園の異変を目にした。
赤いコートの男の背に、褐色の肌を持つ少女が銃を突き付けている。
本来なら、真名もこんな真似はしない。元より彼女は、金にならないことはし
ない主義だし、正義感なんてものは持ち合わせが無いのだ。
だが、目の前の男から漂ってくる空気――――それは、明らかに自分達の
世界に近かった。その魔力は、脅威的なまでに強力だった。
「美人に銃を突き付けられる、か。映画みたいでいいシチュエーションだ」
銀髪を靡かせて、男はまるで今日はいい天気だとでも言うように謳った。彼
は己にとって危機的なこの現状を、明らかに楽しんでいた。
「答えろ……貴様、何者だ?」
「オレか? 教えてやってもいいが、人に名を聞く前に手前ェで名乗るっての
が、この国のヤり方だって聞いてたんだがな。どうだ?」
くつくつと笑いながら、男は肩越しにそんなフザケた言葉を投げ掛けてくる。
普通ならここで激昂しているところだが、幾つもの死線を潜り抜けた真名にと
って、それが挑発に過ぎないことぐらいわかっている。
「生憎、私はこの国の出身じゃないんでな。そんな流儀は知らない」
「なるほど。いや、教えてやるのはやぶさかでもないんだが――――」
言うが早いか、男はコートを翻した。コートが目暗ましとなって、一瞬その姿が
真名の視界から消え――――次の瞬間、男は腰のホルスターから黒と銀の銃
を抜き出し、胸の前で交差させながら、その銃口を真名に向けていた。
「へっ。やっぱ、こっちの方がずっとイイ。さ、話の続きをしようか?」
ダンテと真名が銃を突き付け合ったその瞬間だった――――
ゴゴゴゴゴゴゴゴ――――
「うわあぁっ! な、なんだなんなんだ!?」「地震! てか、震度デカッ!」
彼らを囲んでいた野次馬が、突然の地鳴りに慌てふためいている。
ジョン・ウーの映画を真似ていた二人も、彼らとは違った意味で驚いていた。
「なんだこの圧倒的な魔力は――――」「チッ、よりによってこんな場所で……」
互いに浮かべるのは、驚愕と焦燥。そして、彼らの目に異変が視覚として現れる。
「な、なんだァ、ありゃ……」「が、学校が!」
誰かがそんな言葉を呟いた。見ると、駅から見える幾つかの校舎の一つが、突如
紫色のドームによって覆われて、その姿を隠してしまっていたのだ。
「あれは、結界、か? まさか、目に見えるほど強大な魔力なんて!」
真名は目の前で起こっている現象に、驚きを隠せなかった。
目の前に居た銀髪の外人を見た時でも十分驚いたのに、あれはそういう次元を幾
つか飛び越えていた。あれは、魔道の常識からも外れている。
「校舎丸ごと、異界に取り込んだか。生贄の儀式でもやらかすつもりか?」
銀髪の男は結界に囲われた鼻で笑うように言う。確かに今の時間なら、まだ校舎に
残っている生徒は居るだろうが、それを供物として儀式を行うだと?
「おい、アンタ。あれが何だかわかるのか?」
「まあな。元々オレは、あっちを相手にしに来たんだから」
言いつつ、男はゆっくりと銃口を下ろした。両手の銃をガンスピンして、腰に戻す。
「遊んでる場合じゃなくなっちまったみてぇだ。あばよ」
銀髪男は現れた時同様、一方的に別れを告げて、異形の結界へと走り去った。
ご愛顧ありがとうございました
このスレはここまで です。。
thank you 2ch and...good bye 2ch world!!
まぁなんだ、スネークのほうがカナーリシリアスの進むんで、
このスレを再利用して前スレみたいにどたばたとやるか?
まあ最初は人いないし、話が進めば来るかもしれんし…
とりあえず何だ、保守
WE HAVE A GOOD TIME!! THANK FOR YOU
このスレをご愛顧いただき
ありがとう ございました
36 :
マロン名無しさん:2005/06/04(土) 01:29:36 ID:Zvl1EwUD
人修羅どーする?
37 :
マロン名無しさん:2005/06/05(日) 22:13:50 ID:e6HQxvFy
デビメを極めた方がどれだけいらっしゃる事でしょうな
このスレッドのご愛顧 ありがとう ございました
thank for you ........we have good time
39 :
マロン名無しさん:2005/06/12(日) 10:42:42 ID:QKcXKMRk
このスレももう終わりだな。
本スレ異常に寂れてるし、1すら書き込まない。
もう本当に終了だ
40 :
マロン名無しさん:2005/06/12(日) 21:23:07 ID:s7ZfF2Ui
ダンテ「クソっ!!こんな面倒なコトになるなんざ、聞いてねぇぞ龍宮!!」
背中の長剣に手をかけながらダンテは毒づいた。
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u
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llo
fkllflf
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いままで2chのご利用 感謝します
42 :
バージル:2005/07/18(月) 22:44:06 ID:???
43 :
マロン名無しさん:2005/07/20(水) 21:11:13 ID:Sq/T35/5
バージル「なぜ作動しない!!まだ何かが足りないのか?もっと血を捧げろ
というのか‥?」
ダンテ「ご機嫌ナナメみたいだな」
バージル「‥ダンテ」
ダンテ「母さんのアミュレットが封印を解く鍵とはね‥ハハッ!悪趣味な親父だ‥」
バージル「正確に言えば‥もともとは鍵だったものを父が人間に預けたのだ」
ダンテ「そんなことはどうだっていいさ‥問題は俺がここまで来れたってことだ‥」
ダンテ「さあ‥もう1ゲーム始めようか‥」
バージル「‥いいだろう。貴様もスパーダの血を引く者‥」
バージル「貴様を殺して‥血を捧げるとしよう!!」
ダンテ「どうやら俺の命がお望みらしいな‥いいぜ‥今度は簡単にやられる気はないけどな!!」
44 :
マロン名無しさん:2005/07/22(金) 20:28:34 ID:d1bLU4K7
次キボン
45 :
マロン名無しさん:2005/07/22(金) 20:45:46 ID:N/Ieir48
43はデビメイ3のミッション13のもの じゃあ次はミッション18(最後のミッション)
バージル「‥それを渡せ」
ダンテ「イヤだね。自分のがあるだろ?」
バージル「2つそろわなければ意味が無い」
ダンテ「そんなに力が欲しいのか?いくら力を手に入れても父さんにはなれない‥」
バージル「貴様は黙っていろ!!」
ダンテ「俺達がスパーダの血を引く者なら‥受け継ぐのは力なんかじゃない!!」
ダンテ「もっと大切なのは‥誇り高き魂だ!!」
ダンテ「そしてその魂がこう言っている‥あんたを止めろってな!!」
バージル「ハハハ‥悪いが俺の魂はこう言っている‥もっと力を!!」
ダンテ「双子だってのにな‥」
バージル「ああ‥そうだな」
詳しく知りたい人はDevil May Cry3を買ってみて下さい
極めれば最高のアクションゲームです
待ちガイル