突如襲い掛かるかめはめ波、危うく避けるケンシロウ。地面には巨大なクレーターが。
「・・・何者だ」「俺は神の武術を習い、神を越えた男ヤムチャだ。」
ヤムチャの気を感じるケンシロウ。ラオウ・カイオウですらこれほどの気は感じなかった。
(どうやらハッタリだけではなさそうだな)
仕掛けるケンシロウ「北斗百烈拳!!」微動だにせず受けるヤムチャ。
「全身に百八ある経絡破孔の全てを突いた。お前はもう死んでいる!」
「じゃあカウントしてやるか、1、2、3、、、10。どうやら何も起きないようだな」
「俺の鍛え上げられた肉体に貴様の拳など通じない!恐らく惑星をも破壊する攻撃でも耐え切るだろうぜ。」
・・・百烈拳を突いた時の違和感。分厚い鉄板を殴るような感触。ケンの拳は秘孔に全く届いていなかった。
逆にケンシロウの拳に激痛が走る。あまりに強固なヤムチャの肉体を殴った衝撃で拳が潰れていたのだ。
「こんどはこちらから行くぜ」狼牙風々拳がケンを襲う。ギリギリ避けたと思ったが風圧でケンに無数の切り傷が。
間髪入れずヤムチャはかめはめ波の体勢へ「波!!」またもギリギリ避けたもののケンシロウのダメージは深い。
「どうやら思っていたより北斗神拳とやらはたいした事なかったようだな。このまま一気に片付けてやるぜ」
(接近戦は南斗聖拳に近い外部破壊、遠距離では元斗皇拳に近い闘気の技か。かなり手強い。だが・・・。)
再び襲い掛かるヤムチャ。すかさず足払いするケンシロウ。思い切りコケるヤムチャ。
「確かにお前は強い。だが己の力を過信するあまり足元の防御がおろそかだ」
「く!!」反撃に転じるヤムチャ。しかし今度はケンシロウの攻撃がヒット。
「お前の脅威的な肉体の強度は気を集中させて爆発し一時的に高めるもの。精神力が途切れれば破るのは容易い。」
「たかが一発攻撃が入ったぐらいで、、、た、たわば!!」
「お前に慢心が無ければ倒れていたのは俺の方だっただろう。しかしお前もまさしく強敵(とも)だった!!」