【いじめ】ネギま!【問題】

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801マロン名無しさん
「お、おはよー…ですぅ…」
休み明けの月曜日、私は一人きりで教室の扉をくぐりました。
しーん…
教室が一瞬静まりかえり、皆が私をとても嫌なものでも見るような目で見つめ…
そして、何事も無かったかのように朝のおしゃべりを再開します。
……………
でも…それももう慣れました。
今の私は、一人。
かつてはいつも隣にいたはずの二人の親友は、教室の隅でこっちをちらちら見ながらクスクス笑っているようです。
ある日の放課後…ネギ先生との秘密の情事に耽っていたところを夕映に見られてからというもの、
私はクラスから孤立するようになりました。
大方夕映にそそのかされたハルナがそのネットワークで私を陥れたのでしょう、
今では誰も私に声をかけないばかりか、ネギ先生の目の届かない所で
一部のクラスメイト達から暴行を受ける事すらありました。
憎い。
私をこんなにした夕映が何よりも憎い!
そんな風に考えていた時期が私にもありました…が、ある時私は気づいたのです。
よくよく考えれば私の知る夕映があんな目で私を見るはずがないのです、ないんです、なかったのです。
全てはあの目…あの悪魔の目がいけないのです。
全部悪魔の仕業だったんですよね。
夕映もハルナも、ひいてはクラスメイト達みんなも悪しき魔に操られていただけだったのに…
ああ、私はなんて酷い子だったんだろう、よりによって彼女達を逆恨みしていただなんて!
みんな待ってて、今から元に戻してあげるね。
そうすればすぐ仲直り、また三人一緒に笑えるね。
鞄の中にしまっておいたスプーンを手に、私は親友二人の元へと足早に向かいます。
「なに〜のどか、スプーンなんて持っちゃってw」
途中、柿崎さんが私を馬鹿にするような声ではやし立てて来たのですが、これは彼女を操る悪魔がし向けた罠です。
私を言葉巧みに地獄の釜の底へと引きずり込む算段なのです、決して耳を貸してはなりません。
802マロン名無しさん:2005/05/03(火) 12:20:20 ID:???
アキラかわいそうに。。。。萌えるからちゃんと長いSS誰か書いてくれ。
おれ?おれは日本語なんて満足に書けないから駄目だ。帰国子女だし。
803マロン名無しさん:2005/05/03(火) 12:20:58 ID:???
私はそのまま二人の前に立つと、
「な、なんですかのどか、何か言いたい事でもあるです…」
右手にスプーンを握りしめて夕映の左目につきさしそのまま眼球を一気にえぐり出しました。
「!!ッギャァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!!!」
キャーーッ!!!
教室中は悲鳴の渦、どうやらえぐり出された方の目の支配下にあった幾人かの生徒があげたもののようです。
良かったね、これで解放されたんだよ。
「のどか、あんた何やってんのよ!」
明日菜さんが慌てて私の方へと近寄ってきます、どうやら彼女はまだ無事な方の目に操られているようです。
早く彼女も助けてあげないと…。
「イダッ、痛っ、イダ、イタィィィィ!!!」
夕映が…いいえ、夕映を操っていた悪魔が絶叫をあげています、あと一息!
隣に座っていたハルナは腰を抜かしてブルブル震えています。
気づけば小便を漏らしているみたい、ふふっまるで夕映みたいだね…私達、きっと前よりもっと仲良くなれるよ。
悪魔に操られた明日菜さんが私を邪魔する前に、急いでもう片方のスプーンを夕映の右目に!
グヂュゥッ
「アガァァァァァァァァァアッッッッ!!!」
絶叫と共にビクンッと大きく痙攣し、夕映はそのまま動かなくなりました。
遂に悪魔の支配から逃れられたのです!
「は、アハっはははははははははははははははっっっっっっ」
嬉しさのあまり笑い狂う私を、すぐそばまで来ていた明日菜さんを初め3-Aの皆さんは呆然と見つめていました。
悪魔から解放されたばかりでまだ意識がはっきりしていないのでしょう。
これでみんな元通りだねっ!!!



――お昼のニュースです。
本日午前7時40分頃、さいたま県麻帆良市麻帆良学園本校中等部の教室で女子生徒が
クラスメイトにスプーンで眼球をえぐられ重傷を負うという事件が起きました。
このクラスメイトは意味不明な供述を繰り返しており、近く精神鑑定が行われる見込みで――