神とはこの宇宙そのもの。そして、知的生命体とは神=宇宙にとってガン細胞のようなもの。
だが、悲しいことに知的生命体がこの宇宙に生まれてしまった。
その知的生命体は増殖し、生まれた惑星を征服しつくした。
やがて宇宙へと進出し、自分たちと同じ知的生命体を探した。
だが、何百年かかっても他の知的生命体を見つけることはできなかった。
そして、自らの手で新たな知的生命体を生み出すことを考えた。
宇宙人は地球に降り立った。そして、猿を人工的に進化させた。
人間は「宇宙人」という悪魔に智恵の実を食べさせられて生まれてきたのだ。
やがて、人間も悪魔となった。自ら殺し合い、地球を破壊しつくした。
いつの日にか、増殖した知的生命体は神=宇宙そのものを滅ぼすことだろう。
だが、高次元宇宙においては神=我々の宇宙など一匹の下等生物に過ぎない。
一匹の下等生物がガンで死んだとて、高次元宇宙の住人たちにとっては小さな出来事。
そして、その高次元宇宙ですら、さらなる高次元宇宙にとってはちっぽけな存在。
だが、その無数の小さなものが集まることで大きなものを作っているのもまた事実。