60 :
マロン名無しさん:
フレイザード 「燃えろ燃えろ〜! 殺せ殺せ殺せ〜! もっとだ、もっと人間を殺しまくれ〜!」
ザボエラ 「命令を守れ、フレイザード! お主は人間を殺し過ぎだ!」
フレイザード 「その下卑た声は・・ザボエラ!」
「てめー、何しに来やがった!」
ザボエラ 「ハドラー様の命令じゃ、勇者がクロコダインを倒したのじゃ」
フレイザード 「勇者だと・・?」
ザボエラ 「そうじゃ、わしが策を与えたにも関わらず、クロコダインを倒すほどの腕前じゃ」
フレイザード 「なるほど・・・ でーその勇者とやらをぶっ殺せと・・・ハドラー様がこのフレイザード様に指名したってわけか!」
ザボエラ 「そういうことじゃ・・」
「たった今からこの地域の指揮はお主の代わりにこのワシが務める」
フレイザード「へへ・・・」
「おもしれえ! でー勇者はどこにいる!」
ザボエラ 「うけとれ!」
ピピッ! ピッ
「それが勇者の持つ“闘気”の波動じゃ!」
「それを辿れば居場所はわかるじゃろう! さあ とっとと行け!」
フレイザード 「オイオイちょっと待てよザボエラ!」
「エラそーにオレに指図するんじゃねーよ!」
「俺からもテメーに言っとく事がある! 俺が留守の間も人間はバンバン殺し続けろよ!」
ザボエラ 「なぜじゃ、お主は命令に定められたノルマ以上の人間を殺しているのじゃぞ!」
「何人たりとも命令を覆してはならぬ! お主それでも六大団長の一人か?」
フレイザード「黙れよ!俺はどこの誰よりも大魔王様を崇拝してるんだぜ!」
ザボエラ 「なんじゃと?」
フレイザード「おいザボエラ テメーの足元や壁をよーく見てみろ・・・」
ザボエラ 「!?」 「!!」
なんとそこは人間の頭蓋骨ばかりだった!
フレイザード「この塔の外壁、中壁、床 全て・・・ 俺が殺した人間どもの骨で飾り付けられているんだぜ!」
「この塔は俺のー 大魔王様とハドラー様への忠誠の証なのだー!」
「だが、まだまだ骨が足りねえー! “スカルパゴダ”を完成させるにはまだまだ殺した足りねえんだよ!」
「ハハハハハハハ」
「まあ勇者なんざこの俺がぶっ殺して すぐに帰ってくるけどな!」
ザボエラ 「勇者を侮るなよ」
フレイザード 「フフフ・・・・何かを忘れてねえかザボエラ・・・」
「なあ・・・森の向こうにデカくて偉そうな城があるだろう」
「よーく見ておけ・・・」
「メドローアー!」
スガーン!!
フレイザード 「思い出したか・・・・この俺の強さを!」
「勇者の骨をこの塔のてっぺんに飾りつけてやるぜ!! フハハハハハハ」