411 :
マロン名無しさん:
糞小説つまんねー
いやおもろいw
413 :
マロン名無しさん:2005/04/16(土) 17:54:12 ID:eV3f9OrR
自演乙
ID一つ変えられんのか
415 :
マロン名無しさん:2005/04/16(土) 20:16:18 ID:eV3f9OrR
(゚Д゚)ハァ?俺は別に412に自演乙と言っただけだぞ?
IDも変えずに自演するか?
416 :
マロン名無しさん:2005/04/16(土) 20:17:43 ID:eV3f9OrR
どうせ糞小説作者はこのレスにも反応して煽ってくんだろ?
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なんと話かしばらく迷ったが読心からの繋がりでコデブンだったか。
どうでもいいけどコデブン「川ブロック」隊長なんだよね。どんなブロックだよ。
しかもインダラの最後までちゃんと踏襲してて・・・
非常に糞スレの為
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■氏氏■■氏■■■氏■■■■氏■■■■■■■■■■■■ねね■■■
■■氏■氏氏■■氏氏氏■■氏氏■■■■■■■■■■■ねね■■■■
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無事に終了しました。皆様ご愛顧有難う御座いました。
420 :
マロン名無しさん:2005/04/17(日) 16:27:27 ID:KYAMi3dA
このスレはネギま!とボーボボの両方が好きでないと楽しめないスレだと思う。
自分は両方好きだからこのスレは楽しめる。
――――――――――――――――再開――――――――――――――――
結論
葱=リゼルグ
シャーマンキング?
・・・あれ単行本持ってる?
ネギま!魔法劇場 vol.1 環境問題会議inウェールズ下流
時はネギが小太郎&カモにマシュマロの恨みをはらす数時間前
8人の戦士(ソルジャー)たちはウェールズの川の下流で丸太に乗りながら環境問題について語り合っていた。
小太郎「だから燃えるゴミと燃えないゴミに分けりゃええやろが!」
夕映「なんでもかんでも捨てるんじゃなくてちゃんと資源としてリサイクルすべきです!」
小太郎「なんやと、俺に指図する気か!このチビ助ブッ!」
岩に激突した小太郎は川に落ちた。
−残り7名−
ネギ「混ぜればゴミ、分ければ資源、こう言いたいわけですね」
アスナ「リサイクル(再生利用)!リサイクル(再生利用)!キャッ」
このか「アスナ!」
刹那「お、お嬢様!」
岩に衝突し川に落ちた明日菜を助けるべく木乃香が川に飛び込み、そして刹那も二人を助けるべく川に飛び込んだ。
−残り4名−
後半へ続く。
ネギま!魔法劇場 vol.1 環境問題会議inウェールズ下流
>>423の続き
ネギ「しかし、資源と言っても可燃性資源,不燃性資源,有害性資源と色々ありますが夕映さんはちゃんとそれを理解していますか?」
夕映「当たり前です!ペットボトルや空き缶はちゃんと潰してるです!ついでにパックジュースもです!」
のどか「あっカモさん」
前髪をチラつかせている彼女の視界ではカモの丸太が岩に激突し粉々に砕けているのが見えた。
−残り3名−
ネギ「ちゃんと勉強してますね夕映さん・・・でしたら安心ですね」
真田「いや、安心するのはまだ早い」
特別海難救助隊第3隊隊長真田が丸太に跨りながらネギたちの会議に乱入
−残り4名−
ネギ「何ですって!」
真田「!!」
ネギは真田に飛びつき二人とも川へ落ちた。
−残り2名−
夕映「行けるとこまで行くですよ!のどか」
のどか「・・・うん」
二人の少女は丸太に跨りながら下流を下る。例えその先に何があろうと無かろうとも・・・
96時間目では現在登場している8名のうち○○○を探す側と麻帆良に帰る側の二組に分かれます。
そういえば、今週のジャンプのボーボボに萌えキャラが出てたな
ネギまにいても違和感なさそうなのが・・・
>>426 あれもネタの一種なんだろうが・・・
本スレでは相当の反響だった。
「ボーボボのネタとして違和感がある」「田ボはいいけどこれはキモイ」とか
一方で「いや面白かった」とか・・・
さすがにあれはアシ作画という説が有力。なんか微妙な作画だったしな。
96時間目 負けられへんのや!
明日菜たちは麻帆良へ帰るため日本行きの飛行機に乗っていた。
客室乗務員「機内食はチキンかフィッシュどちらにしますか?」
刹那「私は魚で」
このか「ウチも同じく」
アスナ「わ、私も魚で」
明日菜は刹那の顔を伺いながら刹那と同じ物を注文する。
のどか「わ、私は鳥で」
夕映「私も鳥です」
客室乗務員「はい、どうぞごゆっくり」
このか「ひゃ〜おいしそうやな〜」
女性乗務員は注文通りに魚定食を3つ,鳥定食を2つ,そしてドックフード一箱を明日菜たちの席に置く。
このか「はい、せっちゃん。あ〜ん」
刹那「お、お嬢様・・・」
木乃香は他の客の目線を気にせずデザートのゼリーを刹那に食べさせようとする。これに刹那は顔を赤くした。
そんな二人の真横で小太郎とカモはお互いに一箱のドックフードをスナックのようにボリボリと食べている。
暗黒四天王の一人アーニャとの戦い、ロンドンの町の復興、魔法道場での修業を終えた彼女たちはようやくいつもの日常に戻ってゆく・・・
はずだった。
本来なら明日菜たちと同じ飛行機に乗っているはずの『彼』が乗っていない事に気づくまでは・・・
続く。
>>428の続き
『彼』は空を飛んでいた。
正確には魔法の力で杖を浮かせてそれに跨り飛んでいた。
『彼』の名はネギ・スプリングフィールド。
魔法使いであると同時に10歳でありながら(ただし数え年で)明日菜たち3年A組の担任を受け持つ。
そんなネギは明日菜が乗っている飛行機の後を追いながら杖に乗っていた。
とりあえずそろそろ皆が心配してるだろうと思ったネギは木乃香たちが座っている席の窓に近づき軽くトントンとした。
このか「ん?あっネギ君〜」
刹那「えええっ!そう言えばさっきからネギ先生が見当たらないと思ったら」
二人の正反対の反応を見たネギはお先に言わんばかりに杖の速度を上げた。
これに先ほどまで沈黙していた狼が遠吠えをあげた。
小太郎「おらぁ!待てやネギ!」
素手で窓をブチ破った小太郎は折りたたみ傘を片手に窓から出ようした。
刹那「ちょっと、外へ出たら危ないですよ」
小太郎「うっせー!奴にはどうしても負けられへんのや!」
必死で小太郎の暴走を止めようとする刹那。窓の外は当然大きな青空、落ちれば待っているのは地獄行きの大地。
小太郎「何があっても絶対に負けられへんのや!」
その言葉と共に小太郎は大空へとダイブした。パラシュート代わりのつもりだろうか折りたたみ傘を広げながら。
刹那「・・・・あなたが一番ですよ・・・」
呆れながら雲の中へと消える小太郎を窓の外から見続けていた。
ネギ「寒いから、ガラス直しますよ」
刹那「わかりました、ネギ先生」
小太郎が座っていた座席にいるネギが杖でガラスを直した。
このか「な〜コタ君どうするん?」
刹那「・・・仕方ありません。空港に着いたら麻帆良に帰る班と小太郎さんを探す班に分かれましょう」
続く。
>>429の続き
ネギ,木乃香,明日菜,刹那そしてカモは小太郎を探すため彼が落ちたと思われる新千葉ヶ崎へとたどり着いた。
最初はネギ,刹那,カモの三人で小太郎を探す予定だったが、木乃香が
このか「せっちゃんも行くならウチも〜」
と親にすがる子供のように刹那にくっつき離れず,明日菜も
アスナ「また私を仲間外れにする気」
とネギの頬をつねりながら言うものだから結局のどかと夕映の二人だけ先に麻帆良へ帰ることにした。
二人は昨日の空港の件だろうか少し暗い表情で
のどか「じゃ、じゃあ・・・先に帰らせてもらいます・・・」
夕映「そうですね。すみませんでした。迷惑をかけっぱなしで・・」
の言葉を最後にネギたちと別れた。
光明「ここがあいつが言ってた町おこしの場所は・・本当にスライダーがある・・」
一人の青年が上から水が流れ出す大きなスライダーに近づく。
男「おい、ありゃなんだ?」
女「あっ、誰かが子供と一緒に滑り落ちてくるわよ」
彼女の言ったとおりに髪を赤く染めたソリコミの青年がネギと一緒に滑り落ちてきた。なぜかソバと一緒に
国光「どうでぃ、これが”流れ水流”水の流れを利用して敵に突撃する技でぃ!」
ネギ「すごいです!体を水の勢いを任せて相手に突撃する呪文ですね!あとはこれを風に応用すれば――――ゴバァァァ!!」
水がソバと一緒に勢いよく頭から滑り落ちるネギの口の中へと入ってゆく。
国光「落ち着けってんだぁ!体を水の流れに任せんるんでぃ!」
ヘッドスライディング風に滑り落ちてゆくネギ、彼の未来はスライダーのように急加速してゆく。
続く。
>>430の続き
30分後、ネギと武藤国光は棒を突く練習をしていた。
国光「よく聞けぇ!棒一本で色々な事が出来るってもんだ!ソバの生地を伸ばしたり、押入れに閉じ込めるときも棒一本で出来るってモンよ!」
ネギ「はいっ!国光師匠!はっ!」
ネギはそう叫びながら父親から貰った杖で突く練習をしている。
このか「な〜ネギ君、なんの練習しとるん?」
ネギ「はいっ、この杖を使っての新しい呪文の特訓をしてるんです!はっ!」
国光「おいっ!口動かす暇があんなら、ちゃんと手ェ動かせってんだ!」
ネギ「ごめんなさい、国光師匠!はっ!」
刹那「はぁ・・・・ん?」
ため息をついた刹那がふと目をやったのは二人の警察に囲まれている迷子だった。まさかと思いこっそりと近づいて見ると
警察A「空から来たって言われてもな〜」
警察B「坊や、ウソはいけないよウソは」
小太郎「ホンマなんや、ホンマに・・空から来たんや〜」
そのまさかが的中したと刹那は一目散にネギたちの下へ戻った。
無事武藤国光との修行を終えたネギはお別れの挨拶をしている。
国光「へっ、オレッチに教えることなんてもうねぇよ」
ネギ「ありがとうございます、国光師匠」
国光「なーに、それにオレッチは師匠ってガラじゃねぇ、ただの政治家秘書ってもんだ」
その政治家秘書はそう言いながらいずこへと消え去った。
彼はいつか日本を変える人となるだろうとネギはそう信じている。
続く。
>>431の続き
刹那たちに気づいたネギは駆け寄りながら
ネギ「あっ刹那さん。僕たちの飼い犬は見つかりましたか?」
刹那「飼い犬!?は、はい・・一応見つけましたので今から連れてきます」
このか「あっ、ウチもコタ君迎えに行く〜」
二人は小太郎の下へと急ぐ
小太郎「ふえ〜ん・・ん?」
ふと刹那と木乃香に気づいた小太郎は
小太郎「おとん!おかん!」
刹那「おとん?」
木乃香「おかん?」
警察A「保護者ですか?」
刹那「いいえ、飼い犬です」
小太郎「!!」
刹那はキッパリとそう言った。
警察B「ちゃんと首輪つけて貰わないと困るよ」
刹那「今度から気をつけます」
木乃香「ほな、行こか今度散歩する時は先走ったらアカンよ」
小太郎(この女ども〜ガルルルル)
しつけのなっていない飼い犬のように小太郎は唸った。
続く。
>>432の続き
アスナ「全く・・何やってんだか・・」
いつもの日常に戻ったなと安心しながらツッコむ明日菜。
その一瞬の安堵をネギは見逃さなかった。
ネギ「スキあり!鈴いただき!」
そう言いながらネギはアスナの鈴の髪飾りの片方を取った。
アスナ「あっ、私のチャームポイント!返せ!ネギ坊主!」
ネギ「嫌ですよー」
このか「ネギ君、アスナと一緒になってますます元気になったな〜」
木乃香もいつもの日常が戻ったなとほんわかな笑顔で二人を見ていた。
しかし、新たな魔の手が迫っている事に彼女たちは気づかない。
アスナ「ったく、あのクソガキどこ行きやがった」
アーティファクトのハリセンを片手にネギを探す明日菜。
すると電気屋のテレビにネギが映っているのに気づいた。
レポーター『はい、今日も家族に向かって一言をどうぞ』
ネギ『アスナお姉ちゃんは、とても成績が悪く暴力的です』
アスナ「なっ、あいつ何言ってるのよ!」
周囲が笑い声を気にしながら顔を赤くする。
ネギ『でも、僕が落ち込んでいる時や泣いている時はいつも僕を励ましてくれる優しいお姉ちゃんです。僕はそんなお姉ちゃんが大好きです』
アスナ「・・・・あいつったら・・本当に・・本当にバカなんだから・・・」
目から流れる水滴を指で掬いながらアスナはネギが来たことに気づいた。
ネギ「アスナさん。鈴とってごめんなさい」
アスナ「いいのよ、そうやって謝れば・・・」
鈴を受け取ると髪の毛を整え鈴のリボンを髪に結ぶ。鈴の音が微かに聞こえた。
続く。
>>433の続き
このか「ネギ君〜」
刹那「やっと見つけましたよ」
アスナ「あっ、ごめんごめん」
ようやく全員集まったネギ一行,木乃香の肩に乗っているカモがふとコンビニから出てくる子供たちに気づいた。
5人の少年少女がカードゲームの拡張パックを片手に話をしている。
晋作「良かった『ネギま!カードゲーム』が入荷されていて」なガリレオ」
ガリレオ「ええ、さて中身を見てみましょう」
史伽「開けるです〜お姉ちゃん」
風香「まあまあ、落ち着きなって史伽」
晋作「うわっ、『アルベール・カモミール』だよ」
風香「げっボクも同じだ」
史伽「ええ〜つまんない〜」
カモ「!!!!!!!!!!!!!!!」
突然カモは衝撃を受けた。自分のカードにケチをつけられている。衝撃には充分過ぎる理由。
晋作「こいつ、全然戦力になんないしさ〜」
ガリレオ「これで32枚目ですね」
風香「えーい、こんなの要らないや」
史伽「捨てるですー!」
ネギ「ボクも捨てよっと」
カモ「マジで?」
子供たちは躊躇なく『アルベール・カモミール』のカードを捨てる。それもポイ捨てで
鼻水を垂らしている子供もそのカードで鼻をかみ捨てた。
泣きながらカモは自分のカードを拾い集める。
カモ「うっうっ・・みんな酷いじゃねーか・・うっうっ」
???「そのカード僕に譲ってくれないか?」
カモは声の主の方を見上げた。
それは『年齢詐称薬』で初老となったネギだった。
続く。
>>434の続き
カモ「あ、あなたは・・・」
???「僕はアルベール・カモミールコレクターのカギ。ぜひともそのカードを僕に譲ってくれないか?」
このか「えっ?ネギ君さっき捨てたんとちゃうん?」
初老と化したネギ改めカギに疑問を投げかける木乃香。
カギ「ぜひともカモ君に僕の『アルベール・カモミールコレクション』を見てもらいたい」
カモ「いや〜そんな事を言われてもね〜じゃあアンタの家に案内させてくだせぇ」
カギ「いやいや、今回はほらちゃんと持ってきたんじゃ珍しいだろ『カモ君の角』だ。3億もしたんじゃ」
ポケットから出してきたのはそれは小さなケース。そしてその中に収めれている一本の角。
カモ「角!?ってオイ!俺っち角なんて生えてねーぞ!」
4人「おお〜」
カモ以外の4人がそれに見とれている。
カギ「さて、今回はこれでおしまい」
ケースをポケットしまうとカギは元のネギに戻った。
カモ「他にあるだろ!パチモンじゃねーやつが!オイ!」
そんなネギたちは遠くから監視する男がいた。
???(見つけたぞ・・・ネギ・スプリングフィールド)
手に漆黒の絃が巻いてある男は眼鏡越しでネギを見つめる。
???(さて、まずは手筈通り、奴に死の刻印を刻んでやる!)
男の手に巻かれているその漆黒の絃をネギに向かって放った。
続く。
>>435の続き
このか(何や!この嫌な感じ・・あっ、あの人・・まさかネギ君を狙って・・)
男の邪悪な気配を真っ先に感じた木乃香はネギを勢いよく突き飛ばし
このか「あぶない、ネギ君!・・・・うぐっ」
木乃香の背中に漆黒の絃が貫き、そのまま倒れた。
ネギ「こ、このかさーん!!!!!」
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木乃香の額に刻まれた漆黒の刻印。それはネギたちを悪魔の塔へとを誘う招待状。
次回へ続く?
ソーメン老師キター・・・と言うか
しかしこの後Cブロック編でソフトン登場、ヘッポコ丸仲間に入る展開だろ。どうなるんだ?
438 :
マロン名無しさん:2005/05/02(月) 08:28:18 ID:4cBpK89U
ソフトンの場合は詠春がライスのように用心棒みたいにいてネギ達の実力を試す感じでいいとして
ヘッポコ丸の場合は刹那が別行動を取る?
これはどういう人が好きな漫画なの? ハリポタもどきとは思ったけど。
ハリポタもあんまり好きじゃないけど、映画でいえば中の上くらいの作品だとは思うし
人気の理由はまだわかる。だけど、この漫画の面白さわからない・・・
人気があるならその理由はストーリとは別にあるとしか思えません。
>>439 ハリーポッターは小ネタ以外にはあんまり関係ないと思う。
読んで面白いと思わなかったのならそれまで、面白さってのは分かろうと思って分かるもんじゃない。
ええ、どういう人かって? 私なら・・・サラダのパセリまで食い尽くす人。
みんなでモエモエするにゃん♥
>>438 話の流れから詠春対ネギって感じがしますが、詠春ってイマイチ実力がわかりません。
そこで『彼女』をソフトン役として出そうかなと思います。
『彼女』ならネギと戦った事がありますし、3階レンタルビデオ屋のギャグが充分に生かせることが出来ます。
ちなみに刹那はちゃんと別行動を取りますよ。ただし、ネギたちより先に基地に到着してそれから・・・(以下略)
443 :
マロン名無しさん:2005/05/06(金) 14:58:26 ID:ksSs2Kd7
ボーボボ第一話ネタ書いていい?
書いていけない理由はないんじゃないか。
2chはフリーなものだろう。
445 :
マロン名無しさん:2005/05/06(金) 22:36:34 ID:ksSs2Kd7
このか「そういえばネギ君はなんで(職務そっちのけで)旅をしとるん?」
ネギ「仕方ないですね、教えてあげましょう。」
カモ「特別だぜ。」
ネギ「ただしカモ君、君は駄目。」
カモ「え!?」
ネギ「あれは三年前・・・僕の故郷のウェールズがあいつらに襲われたんです。なんか『魔女狩り』とか言ってましたが。」
ネギ(幼少)「プラクテ・ビギ・ナル・・・父さん!全員転移させたよ!!」
ナギ(でも姿はオコジョ)「よし、残るはお前だけだ!!早く魔法陣に乗れ!」
ネギ「うんわかった!!」
ナギ「(これでウェールズに残るマギステル・マギ候補は全員脱出できた事になる・・。魔法使いの未来と世界の平和を守る
マギステル・マギの使命、忘れるんじゃないぞ。)
よし、OKだ!じゃあなネギ!魔法使いの未来を頼んだぞ!!」
ナギ「行くぞ!マンマンテロテロ・・・って杖振れねぇーーーーーーー!!」
暗黒兵「オラー!!魔法使いは皆殺しじゃー!」
ナギ「振れねぇーーーー!!」
ネギ「何やってんの!僕が代わりに押すよ!」
ナギ「おお!そうか!じゃあ俺は魔法陣に乗ろう。」
ネギ「駄目!!オコジョに僕の代わりは荷が重いよ。」
ナギ「(一応俺マギステル・マギなんだけど・・)じゃあどうすんだ。」
ネギ「じゃあアイツを!!」
446 :
マロン名無しさん:2005/05/06(金) 22:37:45 ID:ksSs2Kd7
>445の続き
ガシャン!!(結界が閉じた音)
暗黒兵「え!?おいおいどういうことだこれ!」
ナギ「よし、じゃあ俺は暗黒兵の代わりをしよう。」
ネギ「分かった、じゃあ始めるよ!」
ナギ(オコジョ)「ハーッハッハッ暗黒軍だ!魔法使いは皆殺しだ!!」
ネギ「くっ・・こんなとこまで来やがって!だがネギだけは殺させない!さらばだネギ!世界の平和を頼んだぞ!」
暗黒兵「・・・・・・・・・・うん・・・・・・。」
ネギ「さらばだ!ネギ!!我が息子!」
バシュッ!
ネギ「グッバイ!ネギィィィィィ!!」
ネギ「こうして脱出に成功した僕はマギステル・マギ見習いとして世界を守ってるわけで・・・。」
このか「成功したん!?それ成功したん!?」
いつ見ても感動的な支離滅裂さの箇所だ。
最近のボーボボはこの頃に比べりゃ辻褄合ってるなあ・・・
>>444 確かにそれを否定する理由はない・・・
まあ、取りあえず97時間目を書こう・・
97時間目 G.W帰省ラッシュ
【前回のあらすじ】
ネギを庇って黒き絃の攻撃を受けた木乃香
倒れた彼女の額には謎の刻印が刻まれていた。
犬門「やばいですぜ、葱さん!この娘意識がありません!」
伊集院葱「落ち着け、今は冷静になるんだ。犬門」
犬門「ね、葱さん・・・」
その夜、マギステルクロス集会所
犬門「葱さん・・あなたは一体何を考えて・・・ん?」
● ●
、ノノ \(´∀` \ >
|`ゞ'⌒`く! _()二)_(/~'ー,~~7.(≦)
从ノリl从ノリヾ !! ==ニ)]_] _迂〕 ,叉「」瓦〈‐|_|
,ハノ_リ_゚ -゚リ、 Li 弐ノ 「ioiヲ_上.]|二|
ハ⊂i.__:} {_]つ |^ーi| | る!
{___i_」 ◇-||◇┤
.し'l.ノ ∠三0/i二i0
ロボット「コ・ン・ニ・チ・ハ、コ・ン・ニ・チ・ハ」
ピカー ○ ○
、ノノ \(´∀` \ >
|`ゞ'⌒`く! _()二)_(/~'ー,~~7.(≦)
从ノリl从ノリヾ ==ニ)]_] _迂〕 ,叉「」瓦〈‐|_|
,ハノ_リ_゚ -゚リ、 Li 弐ノ 「ioiヲ_上.]|二|
ハ⊂i.__:} {_]つ |^ーi| | る!
{___i_」 ◇-||◇┤
.し'l.ノ ∠三0/i二i0
犬門「うわああああ、アンテナの電球が光っとる――――!!!」
続く。
>>449の続き
\ キィィィィン /
\ ) /
\ , '´ バ `ヽ /
l リハリ))ヾ
般(l ゚ ラ゚ノ
ШШMG‐001ШШ
\__ШШ _[]_ ШШ__/
│ │
│ │
/ / │_│ \
/ / \
/ / \
犬門「うわっ、葱さん!?」
伊集院葱「いっけー!マギステルキャノン!」
機体の主砲から強力なビームが発射
伊集院葱「よし、目標片付けた!」
犬門「葱さん、あなたは魔法機のパイロットだったんですか・・・?」
伊集院葱「話は後だ、レアグローブ軍が来るよ。さあ乗って・・」
こうして最初の危機は去った、しかしこの後壮大なる宇宙戦争に巻き込まれる事に犬門はまだ知らない
マギステルギャラクシー第1話 始まりの夜 完
ネギ「次回『マギステルギャラクシー』第2話 星の唱」
小太郎「楽しみに待ってえな!」
このか「へ〜ホンマ楽しみやわ〜」
続く。
支援
>>450の続き
刹那「大丈夫ですか?お嬢様」
このか「ん?どうしたん?せっちゃん」
意識を取り戻した木乃香は額の刻印に気づいていない。
刹那「額ですよ、額を見てください」
取りあえず手鏡を取り出し自分の額を見る、彼女の顔が驚きに変わった。
このか「ん〜と・・ひゃっ、何やコレ!?、黒い糸が縫われてとる〜」
奇妙な刻印が鏡に映っているのに戸惑う木乃香
ネギ「誰が、まさか暗黒軍?」
???「その通り」
木乃香に黒い絃を縫い付けた張本人、東風院祭蔵がネギたちの前に現れた。
ボサボサした髪,冷静な策士を思わせる丸眼鏡が如何にも刺客らしらを漂わせる。
祭蔵「オレの漆黒の絃を縫い付けられた者は四時間以内に体が縦に千切れる。本来ならそこのガキに縫い付けるつもりだったんだがな・・」
このか「!?」
祭蔵「まあ、こんな事もあろうかともう一本持ってきて正解だったな」
明日菜は彼の言った意味を完全に理解はしなかった。
わかったことはただ一つ、この男はネギを狙っている。
すると頭で考えるより体のほうが先に動いていた。
アスナ「危ない、ネギ!」
ネギを庇うつもりで抱きついた明日菜の背中に漆黒の絃が貫く、
アスナ「かはっ・・・」
足をふらつかせながらゆっくりと倒れた。
ネギ「ア、アスナさん――――!!」
一瞬の出来事に少し間があった。そして出てきたのはネギの悲痛な叫びだった。
続く。
>>452の続き
意識を失ったアスナの額には漆黒の絃で刻印・・ではなく文字が縫い付けられていた。
''=;;/i'',_ /::::::/:::::::::::::::/::::::::::/|/|:::::::|:::l::::ヽ::::ヽ::\l||l',;il||l
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祭蔵(破壊戦艦シルバーレイ!?)
ネギ「大丈夫ですか?アスナさん」
アスナ「う・・うん・・大・・丈夫」
意識を取り戻した明日菜を見てホッとするネギ
祭蔵(どうなるんだ?どうなるんだ?)
今度は逆に呪いを掛けた張本人である東風院祭蔵が慌てふためていた。
続く。
>>453の続き
祭蔵「まあいい、京都弁の女のほうは漆黒の絃の呪いにかかったようだしな」
落ち着きを取り戻した祭蔵は悪意の目で木乃香を見る。
このか「・・・・・・」
あと四時間で自分は縦に千切れる。そう考えれば考えるほど手に嫌な汗が滲み出てきた。
そんな祭蔵の背後から刹那の剣が斬りかかる。
刹那「はっ!」
祭蔵「おっと、当たんないよ」
刀を華麗にかわした祭蔵は裏道へ向かって逃げ出した。
刹那「待て、逃げる気か!」
ネギ「このかさんを元に戻せ!あと、ついでにアスナさんも」
アスナ「えっ!?」
祭蔵「呪いを解く薬が欲しけりゃ熱海の山奥にある暗黒軍第3部隊基地『アイツコワレ・タワー』に来な!」
明らかにネギたちを自分の基地へと誘う招待状を告げながら逃げる祭蔵。
祭蔵「おっ、ようやく来たな」
待ってましたと言わんばかりに大きくジャンプする祭蔵
すると箒に乗った女がネギの上空を飛んでゆき、ジャンプ中の祭蔵を乗せる。
ネギ「しまった、仲間がいたのか!」
箒に乗った女と祭蔵はそのまま西に向かって飛び立った。
続く。
>>454の続き
ネギ「くそっ、逃げられた・・」
悔しがるネギを見て刹那はとある決意をした。
刹那「ネギ先生、私は奴らを追います。ネギ先生たちはこの携帯を頼りに私の後を追ってください」
そう言いながら刹那はGPS付きの携帯をネギに渡した。
ネギ「追うって・・まさか」
刹那「はい、私の翼があれば奴らを追うことなど簡単です」
ネギ「で、でもそんなことして誰かに見られたら」
必死で止めようとするネギに刹那は軽く微笑み
刹那「ネギ先生、私は暗黒軍という未知なる敵に我を忘れていた事がありました、ですが今は違います。これは自分自身で考え、そして決めたことです」
ネギ「・・・刹那さん・・・わかりました・・でもちょっと待ってください。ラス・テル・マ・スキル・マギ・ステル・・」
呪文を唱えたネギの手から放つ暖かい光が刹那を包み込む。
ネギ「・・・杖や箒で飛ぶときに使う認識阻害魔法の一種です。これなら少しは大丈夫だと思います」
刹那「ネギ先生・・」
アスナ「刹那さん、気をつけて」
カモ「グットラック!」
小太郎「ちゃんと薬持ってくるんやで」
このか「せっちゃん・・・ありがと、いつもウチが迷惑かけるばかりぃ・・」
刹那「いいんです、お嬢様のためなら私は頑張ることが出来ます、お嬢・・このちゃん、ちゃんと薬取ってくるから・・」
背中から大きな純白の翼を広げた刹那は西へと飛び立つ。
全ては自分を信じてくれる木乃香や皆とこれからもずっと一緒に過ごす為に・・
続く。
>>455の続き
ネギ「よし、僕たちも第3部隊基地に行くよ」
小太郎「おう!」
彼らも暗黒軍第3部隊基地『アイツコワレ・タワー』へと向かった。
ネギ「え〜と熱海までの切符は・・」
新幹線の運賃表を見て熱海までの金額を大人2人と子供2人の計算をする。
このか「し、新幹線で行くんや・・・」
アナウンス『まもなく熱海行きの新幹線が発射します。なお駆け込み乗車は危険ですので」
ネギ「やばい、急がなきゃ!」
このか「あっ待ちぃ、そんなに走らんでよ、ネギ君、アスナ」
今の彼らにはアナウンスの注意など気にしている暇もない一分でも早く熱海へ向かわなければ木乃香の命が危ない。
その思いからネギと明日菜は真っ先に熱海行きの新幹線に乗車する
駅のチャイムが鳴るを聞きながら後の2人と1匹もドアに飛び込む。
しかし、チャイムが鳴り終わると同時に別のドアからネギと明日菜が出てきてホームへと降りた。
そして新幹線のドアはゆっくりと閉まる。
小太郎「はぁはぁ・・なんとか間に合うたな」
木乃香「ひぃひぃ・・あれ?ネギ君とアスナは?」
慌てて駆け込んだのでネギと明日菜が新幹線に降りたことに気づかなかった。
小太郎「おい、俺を置いてく気かいな?」
木乃香「ん?外にネギ君がおるん?」
明日菜とネギがホームにいるかと思いドアの窓を覗いた。
ところがドアの窓に立っていたのはネギや明日菜ではなく那波千鶴だった。
続く。
>>456の続き
その那波千鶴は大きな帽子にワンピースのまるで旅に出るかのような服装
ワンピースが小さすぎるのか中学生にしては大きすぎる胸が少し出ている。
千鶴「ごめんなさい正治さん・・私両親を残して行くなんて出来ません・・」
目から別れの雫を流す千鶴に小太郎も目から千鶴のとは違う雫を流している。
小太郎「何やて、一緒に行くって言ったやろが!」
このか「・・・・・・」
そう言うも非情にも新幹線は動き始めている。
千鶴「私は・・私の夢を叶えます・・・」
すると大きなアタッシュケースから剣を一本取り出し
ネギ&アスナ「見つけたぞ、チャナだ!」
千鶴「やっぱり追手が来たわね・・」
その準備だったのか剣を構える千鶴。
このか「あっ、ネギ君とアスナや!」
階段から上がってきたネギと明日菜はまるで彼女を追ってたかのように杖とハリセンを構える。
小太郎「えっ?チャナ?って何やこの展開聞いてへんぞ?」
動揺する小太郎を乗せながら新幹線はホームから離れてゆく
千鶴「さよなら・・犬次」
小太郎「ってか誰や?犬次って?」
そしてアスナが飛びかかって来たのを合図に千鶴とアスナの剣とハリセンの戦いが始まった。
ついに新幹線はホームを離れ熱海へと旅立つ
小太郎「わからん、俺にはさっぱりわからんわ!」
このか(コタ君もわからないんや・・・)
意味不明な状況を小太郎君に聞こうと思ったが、泣きながら床を叩く彼を見て木乃香は詮索するのをやめにした。
続く。
>>457の続き
ネギたちを残し新幹線が出発してから1時間が経過した。
新幹線内の食堂で昼食を取った木乃香たちは自分たちの席を探していた。
このか「ええとC-12,C-12・・」
カモ「ったくよ、ひっく、やってやれるかってんだひっく」
置いてけぼりにされたカモは木乃香の頭で飲んだくれている。
乗客がほとんどいない事をいい事に木乃香の頭の上で愚痴のオンパレードをしていた。
カモ「な〜俺っちは用無しかぁひっく、いらなくなったらポイかぁ?ひっく」
泣き上戸で迫るカモに木乃香は怒って
このか「ああん、ウチは知らへんよ」
カモ「はっ、まさかこれがリストラ?」
このか「ええと、あっそうだせっちゃんが飛びだって1時間以上経ってるんやどれどれ・・」
携帯のGPSを確認する木乃香。画面には熱海の近くで赤い点が一つ
このか「あっ、熱海の近くに止まっとる。もう基地に着いたんや・・・え?」
突如携帯画面から赤い点が消えた。
小太郎「おーい、このか姉ちゃん、C-12あったで」
このか「えっ?うん・・・」
慌てて携帯をしまい小太郎の下へと急ぐ、木乃香の足がそこで止まった。
原因は隣の席に座っている男だった。ボサボサした髪,冷静な策士を思わせる丸眼鏡,それは決して人違いではない・・東風院祭蔵が隣に座っていた。
このか(乗っ取る!?)
小太郎「お前はさっきの男じゃねーか!」
祭蔵「おお、やっぱりあれからよく考えてここで始末しようと思ってな、まあ女と弱そうなガキだけなのは嬉しい誤算だったがな」
小太郎「ふざけんなや、その言葉返したるで!このか姉ちゃんマギステルハンマーや!」
このか「へ?」
『マギステルハンマー』その言葉にポカンとする木乃香であった。
続く。
>>458の続き
小太郎「マギステルハンマーや、マギステルハンマー!はよ貸せ!」
このか「な、何なん?そのマギ・・なんとかって?」
小太郎「わからんのか?ええい?だったら何でもいいから貸せ!」
このか「ええと・・」
何か無いかと思いリュックを探る
このか「長ネギしかないけど・・」
なぜかリュックに入ってた長ネギを一本取り出した。
小太郎「おおっ、マギステルハンマー!あるやないけ!」
喜びながら長ネギを取ると構えの体制に入り
小太郎「さぁ、マギステルハンマーの餌食にしたるで!」
長ネギを片手に祭蔵に飛び掛った。
このか「マギステルハンマー・・・」
そして1分後
小太郎「負けてもうた・・もうハンマーはボロボロや・・」
このか「当たり前やで」
祭蔵「ふん、たかが長ネギ一本で俺に挑もうとは・・」
小太郎「くっ、こんな時にマギステルソードがあれば・・」
このか「あれ?まだ長ネギが一本入っとった」
小太郎「おおっ、マギステルソードや、よこせ!」
長ネギを奪い取った小太郎は再び祭蔵に立ち向かった。
小太郎「さぁ、これで終わりや!」
このか「マギステルソード・・」
続く。
支援カキコ
>>459の続き
10分後、小太郎は長ネギを片手に東風院祭蔵と互角の勝負を繰り広げていた。
このか「すごい・・これがマギステルソードの力なん?」
祭蔵「くっ、雑魚のくせにしつこいぞ・・」
小太郎「へっ、あいにく俺はしつこいんや・・」
互いの体力はすでに消耗していた。
小太郎(しかし、俺もそろそろ限界やな・・・こんな時にネギが来てくれればなぁ〜)
すると噂をすればなんとやらネギの声が聞こえてきた。
ネギ「おーい、このかさーん」
このか「ネギ君?」
杖に跨りながらネギは新幹線の窓を突き破り中に入った。
小太郎「へっ、おいしい時に現れやがって」
祭蔵「くっ、こんな時にこうなったら」
突如祭蔵が捨て身でネギに飛び掛り彼が持っている杖を奪った。
ネギ「しまった」
祭蔵「ふん、所詮は西洋魔術師、杖が無ければまともに戦えまい」
小太郎「気をつけろ、ネギ!こいつは接近戦タイプや、いくらネギでも格闘戦は不利やで!」
ネギ「大丈夫だよ・・コタロー君・・窓から風が吹いてくる・・この流れと一体化するんだ・・ラス・テル・・」
目を閉じたネギは先ほどの国光師匠の事を思い出しながら詠唱する。
するとネギの体が浮き始め祭蔵に向かって動き始めた。
スピードは早くなり祭蔵の体を掴み、そのままの祭蔵共々浮かび
祭蔵「何だ?これは」
ネギ「これこそ国光師匠から教わった2つの呪文の1つ”風の飛翔”」
祭蔵「くそっ、放せ、放せ!」
風の流れにまかせ飛翔するネギは祭蔵をそのまま新幹線の壁に叩き付けた。
祭蔵「かはっ」
小太郎との戦いに溜まったダメージとネギの攻撃が止めとなり倒れた。
続く。
>>461の続き
祭蔵「はぁはぁ・・こうなったら・・」
最後の力を振り絞って隠し持っていた漆黒の絃を取り出し
祭蔵「こ、これを・・」
その漆黒の絃を床に縫い付けた。
床全体に木乃香の額と同じ刻印が出来上がる。
祭蔵「くっくっく・・時期にこの新幹線はバラバラになりただの部品の集まりになるぞ・・」
ネギ「何だって・・くっ・・・アスナさん」
窓から顔を出して明日菜の名を言うネギ
木乃香も覗くとそこに外車で新幹線の後を追う高畑先生と明日菜の姿が
アスナ「このか――!!」
ネギ「行くよ、コタロー君」
小太郎「・・・へっ、そう言うことか・・このか姉ちゃんしっかり捕まってろよ」
このか「へ?」
小太郎とネギが木乃香を担ぎ、カモが木乃香の髪にしがみ付く
ネギ&小太郎「せえーの!」
掛け声と共に3人と1匹は新幹線の窓から飛び降りた。
それと同時に新幹線はバラバラに分解されてゆく。
3人と1匹はなんなく高畑先生の車の座席に飛び降りた。
タカミチ「全く、ネギ君はいつも無茶するんだから」
ネギ「いいじゃないか、タカミチ」
タイムリミットまであと約2時間・・・
次回へ続く?
電車アクションっていいなあ・・・
464 :
マロン名無しさん:2005/05/10(火) 22:08:06 ID:ZuG5arsX
ザイガスにRAVEネタを使ったのは笑える
今週のボーボボ最後のコマ明らかにカイジだったよな
ネギま!のバトルはボーボボ並み!魔術・特技用語集
No.4 建築の楽園
アーニャが刹那たちを家を建てるよう仕向けた上位古代語魔法。
一種の幻覚魔法でこれを受けた者は知らず知らずのうちに家などの建造物を建てるようになる。
かつては建造物を作るために労働者を強制的に働かせる時に使う呪文だったが
副作用により人間が生きたまま建造物の材料にされるなどの事故が頻繁にあったため(87時間目 因縁×魔法×決戦 参照)
伝承されることなく上位古代語魔法として扱われている。
しかし豆腐とところてんをあれだけカッコ良く描ける澤井は凄いな。
と言うか天の助は時々やたらと濃くて縛力がある。
WE HAVE A GOOD TIME!! THANK FOR YOU
このスレをご愛顧いただき
ありがとう ございました
今週の天の助は不覚にもかっこいいと感じてしまった・・・・orz
470 :
マロン名無しさん:2005/05/27(金) 07:56:52 ID:cFR3yP5h
>>469 16巻の
「これが隊長であるオレと副隊長であるお前との差だ」
これも天の助にしてはかっこいいと思ってしまったシーンです。
ネギま最高!!
初期のボーボボは結構女にも容赦なかったが、最近は女に優しくて・・・
ネギまで「女は殴らん」と言ってるのは小太郎だけど、彼は最初敵で「戦いは男の仕事や」と
ちょっと嫌味の効いた台詞を言ってたことからの流れもあるからな。
ふと、ハーレム漫画と女主体のバトル漫画は「女の強さ」という点に関しては
結構共通するものがあるのかも、等と考える。
いやハーレム漫画全般に言えるのかとかあんま考えてないけど。
ボーボボは強いのはやはり男主体かな。いや魚雷やブーブブみたいなのもいるか・・・
98時間目 突入!アイツコワレ・タワー
序章 限界の山道
木乃香は呆れていた・・・
熱海のとある山に存在するハイウェイ、ここは『あちらの世界』の者どもが己の力で速さを競い合う聖なる山道。
今、聖なる勝負を行うそれぞれ操る物が違う4つの者たちが速さを競い合っていた。
その先頭に立つ一輪の自転車、その進化に限界を極めた鉄の馬に跨るのは狗族の少年犬上小太郎。
下り坂や細かいカーブに目を配りながら効率よくペダルをこいで行く。
一方、自転車の後に着いてゆくようにスムーズに走る外車に乗るのは麻帆良学園広域指導員高畑・T・タカミチと近衛木乃香。
小太郎と勝負をする気のない彼はオープンカー特有の風を感じながらハンドルを切る。
その足でその外車の後を必死に追うのが神楽坂明日菜。
高畑先生を追うように必死で彼女は走る。
3つの高速の猛獣が山道を駆け抜ける中、一本の杖に跨った少年がスピードを上げて彼らを追いつこうとしていた。
その少年は10歳にして麻帆良学園中等部三年A組担任と同時にサウザンドマスターの血縁であるネギ・スプリングフィールド。
ネギ「よし!前半の遅れは取り戻した、勝負だ小太郎君!」
少年が望むものそれは彼らを追い越し先頭へ立つこと。
続く。
>>473の続き
小太郎「へっ、あいつ追いついてきやがったな、さすが俺が認めた男や」
バックミラーはついてないので自ら後ろを振り返る。
ネギ「父さん見てください、あなたがくれたこの杖で僕は世界最速を目指します」
6年前父親がくれた稲妻状の先端が特徴の魔法の杖が風を切って明日菜そして高畑先生の車を追い抜く。
カモ「御用だ、御用だ」
木乃香はネギの頭上でエールを送るカモを見ながら彼が鉄の馬に跨る少年に勝負を挑むのを見届ける。
小太郎「へっ、俺は・・・こいつと一体になるってるんや・・・そう簡単には・・おっ」
ゴーグル越しで少年が見た物それは急激な曲線を描いたカーブ。先が見えないその道はまさに人を地獄の谷へと導く案内板を思わせる。
小太郎「おっと、この『地獄の門』ではブレーキを掛けてと・・・・」
『地獄の門』と呼ばれるその曲線はかつて沢山の挑戦者を地獄へと導いた事で有名な場所。
当然その事を知ってた小太郎も一番の策としてスピードを落としにかかった。
ネギ(はっ、小太郎君に勝つにはここしかない・・怖い・・怖い・・)
目の前に広がる地獄へと続く門が杖を握る手に汗が溜まる。しかしここで弱音をはいてはいけない・・・
ネギ「でも・・・もう・・負けるのは嫌だ!”最大加速”」
その決意に少年は魔法の杖の移動スピードを最大限までに上げた。
続く。
>>474の続き
最大限までに加速された杖はあっという間に小太郎を追い越した。
しかし、その先にあるのは『地獄の門』と呼ばれる左カーブ。
今、スピードを落としたところで曲がりきれずにネギは地獄の門を潜る。
小太郎の脳裏はすでにその光景が描かれていた。
ネギ「くっ・・・」
体を左へ倒し重心移動を図るネギ。地獄への門はすぐそこまで来ている。
ネギ「お、お父さん―――――!!!!!!」
6年前も遠くへ去る父を追いかけそして追いつけないほどに遠く空の彼方へと消えた父親。
その時もこうして叫んだ言葉。でも今は違うそれは涙の叫びではなく、父の背中を追う叫び。
そして少年は『地獄の門』を曲がり切るまで叫び続けた。
小太郎「・・・・・へっ・・信じる心か・・なぁ俺はお前をもっと信じればああなるのかな・・・」
それは最初は単なる交通手段の一つでしかなかった。
それは性能共々に進化の限界にまで来ている。
それは全ては乗る者によって速くもなり遅くもなる。
小太郎「もっと・・もっと・・速く、速く・・・・」
ペダルの漕ぐ足が先ほどよりいやそれ以上に速く強くなる。
少年を乗せる鉄の馬もそれに答えるかのように速く強く唸る。
小太郎「限界まで行こうで・・・限界まで行こうで――――――」
気づけば鉄の馬は限界を超え、天馬となりて青空を飛翔していた。
少年はゴーグル越しで果て無き青空を照らす太陽を眺める。
しかし、太陽に憧れた愚かな鉄の馬と狼の少年には天罰が下った。
偽装された羽は溶かされ、馬と少年は地へと落ちてゆく。
どこまでもどこまでも・・・・
続く。
>>475の続き
第一章 速攻の少女
山々の中にひっそりと黒く聳え立つ塔。
暗黒の世界を象徴させるそれは暗黒軍第3部隊基地『アイツコワレ・タワー』
塔1階の「速攻の間」ではモニターに映し出される暗黒軍総合指揮官スピット・ファイアが19歳くらいの少女に言う
スピット『ネギたちがここに向かっている。戦闘の準備を頼むぞ手酔勝野子』
手酔「はい、現に隊長が進入者を倒した所です」
スピット『ほう、先手は打ってあるようだな。では検討を祈る』
その言葉を最後に通信は切れた。
手酔「はぁ・・・お仕事ってやっぱり大変だわ〜ふわぁ〜」
急に素に戻った彼女は大きなアクビをする。
暗黒軍第3部隊隊員手酔勝野子。
彼女はつい最近まで高校卒業したにも関わらず就職や学業にも専念しておらずましてやバイトすらしてなかった。
そんなある日暗黒軍と名乗るスカウトマンから魔法使いとしての適正が認められ半年間の研修を受けた後、暗黒軍第3部隊に配属された。
彼女の主な仕事は輸送班という箒を使って隊員たちを目的地まで運ぶというもので、ついさっき第3部隊偵察班の東風院祭蔵を乗せたばかりである。
もちろん、彼女にとってこれは悪人の手助けつまり悪いことだと言うのは最初から承知の上、だが特に目標もないので働かないよりはマシだと考えている。
手酔「まあいいわ、祭蔵ちゃんもよくやったじゃない、さあネギだが玉ねぎなんだが知らないけど、どこからでもかかってらっしゃい」
しかしそんな余裕もこの後の事態によって打ち砕かれる。
ネギ「急患だ――!!!!」
なぜか一台の救急車が壁を突き破り突っ込んできた。
続く。
>>476の続き
手酔「ええっ?何事?何事?」
突然の訪問客いや訪問車に戸惑う手酔勝野子。
真東葱「よし患者は大丈夫か?」
小太郎「ぐはっ・・はぁはぁ・・・」
全身に傷を負う少年を真東葱は念入りに調べる。
真東葱「レースの最中に崖から落ちるとは・・生死の境を彷徨ってるだけでも奇跡だ・・」
千鶴「先生、小太郎君は小太郎君は大丈夫でしょう?」
真東葱「大丈夫です、父さんからもらったこの足形がさらに奇跡を起こすでしょう」
そう言いながら胸には父親の足跡が輝いている。
真東葱「それでは手術開始!」
10分後
ャ¬// トヘ|ヘ| l丶.\《》「
∨,イ i|トヾヾ「|レ「〕:|/リlll!|
// | .」」__ヽ. |∨┃@@┃
/ il| | ,rャうヽ|r! ┃@@┃
! /ハ ド、 ゞ' 、 ┃@@┃
l | ゝ o \_/
ヾ. l `丶、__ .| |ヒ== ┘
ヘ ! ヾ|Kツ! i |' `>¬i
l| r<く ノ ,/|」='´ l
∨-、 。∨ /イ !|_,ィ'´ ̄ ̄`ヽ
/ ヘ/ク' f' ||,リ \ ヽ
小太郎「こ、これが・・俺?」
真東葱「手術は無事成功です」
千鶴「ありがとうございますうっうっ・・・・」
感謝の意を込め那波千鶴は泣いた。
続く。
>>477の続き
ネギ「――――!、これはモナーカードの気配!」
カモ「気づいたんか、兄貴、この辺にモナーカードの気配がするで!」
ネギ「うん、ちゃんと封印しなきゃ、だってカードを集めるって自分で決めたんだから!」
つっこみきれない。そう思う木乃香だった。
カモ「はうっ!」
ネギ「どうしたの?カモ君」
カモ「お・・おったで・・兄貴の頭の上にアヒャが!」
/l
l`、 ,l':,l
'l \. l'::,l┌--、..,,__.
_ l ヽ l:::l/:::::::::::`、_:::::::`ー-、_
\, ̄ _,,.-'":::::::l::ll:::l _/ ̄ ̄ ̄ ̄\::::ヽ アヒャ
_,,.-'´,-'´'´:::/''''''l::::l 煤Q ∪ ゚∀゚)::::::ヽ アヒャ
-'-,/::::/::::::/ 'l::::l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄丶:::l
/ィ::/l'::::::/`‐‐- l:::l ヽ\'``丶lヽ:::::::l::lヽ
.//イ/::::/ ,:'⌒ヽ .l::l ,:'⌒ヽ`ヽ::::::::`l、' //
//:イ:::/ ヽ__ノ .ll ヽ__ノ ''l:::::::l' ./
//__l::l _,,;-z_,,. ' ‐Z_,,-t‐ l))l:l ζ /
/ [ [l:l ,,.-‐''"´ ̄`ヽ、 l_i lノ丿 l´./ ̄
丶、ll l´ `l ノ ./ ̄/
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○´ 丶、 ヽ、___,,.=''" _,,.'' / ̄/
∠`` ‐-----‐ '"´;ヽ / ̄/
丁;;;;;;l;;ヽ;;;;;;;/;;;;;;;匚/ ̄/
カモ「くっ、このモナーカードは封印するのが簡単やないで・・」
このか「ひゃ〜このアザラシかわえ〜な〜」
アザラシの可愛さにようやくいい反応をした木乃香だった。
続く。
>>478の続き
一方のネギは何かしらの呪文を唱え始めた。
それも西洋の言葉ではなく日本語で
ネギ「ノナカアイノナカアイ、ネギマノコノエコノカノセイユウノナカアイ・・・」
後でとても恐ろしい何かが起こりそうな呪文が続く
ネギ「ノナカアイノナカアイ、ボーボボノビュティノセイユウノナカアイノナカアイ・・・」
呪文の言霊が終わりを告げそしてネギは頭の上にあるアヒャを手で掴み取り
ネギ「悪霊退散!一揆弾力の形!」
ヽ」 r三=三ニ ミ 、 丶三三二 ン ' ∠__
,' ,ハ ヽヾ ¬弐= 、ミ、 、 丶≡マヘ <
,' i| ト、ヾヽ、イ}ハ ` `丶丶ぅリi}} ,ム
| |i iト ァ、、 ゞり 〃 '´フ リ r─ ァ'´ `ヾ丶、
!.|!l ヾ,{もヾソ ) ‐' 冫 ,/ ヽ \
. ,ヘ.l l! i}! ロ´ ,ィて`ヽ / ,'/ i
! } ‖、 '、 ヾイ´!、 ! /_ / ' i
モミ i { _ゞ ` 、`` ,.〃ヾ、マ'″ |
モミ ,.」 jィ ___二フ ¨ ニ∠_ / !
rヾ、 ヽ _/ ̄ ̄ ̄ ̄\ ∠_/
{ 、 ヽ. l 煤Q ∪ ゚∀゚) /
∧ ゝ 〕'  ̄ ̄ ̄ ̄ /
i. ヽ、__, -=¨´ , ' /
ヽ `ー-‐ ´ , ' / 丶、
丶--、 _, ィァ' / 丶、
まるでガチャポンのフィギュアを握るかのように指でこね始めた。
アヒャ「アヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
ネギは捏ねて捏ねて捏ね続ける。
アヒャ「アヒャヒャヒャヒャヒャ――――――」
その笑いが断末魔となりてアヒャは消滅した。
続く。
>>479の続き
ネギ「ふう・・・・」
一戦闘終えて一息をつくネギに敵のターンが始まった。
手酔「さあ、あなたたちは終わりよこれを見なさい!」
勝野子がネギに見せたもの、それはクリーニング屋で見かける乾燥機の中に閉じ込められた明日菜だった。
ネギ「アスナさん!」
アスナ「ごめんネギ、この高畑先生のブロマイドでアイツにあげようとしたら逆に捕まっちゃった。老人よきっとこの女は老人に目がないはずよ!」
手酔「全く、アタシの目の前でふざけた事を下手したらこの乾燥機のレバーを引くからね」
ネギ「くっ・・・これじゃ動けない・・」
自分の生徒が人質に取られた以上ネギは手も足も出なかったが・・
かなり苛立っていた勝野子は杖を取り出し
手酔「さあ、悪いけどアタシの昇給のために倒れてもらうわよ!」
彼女は乾燥機の傍から離れネギに襲い掛かった。
ネギ(敵が乾燥機から離れたよし!)
するとネギは杖をいつもとは違う持ち方をした。
杖を両手に持ちまるで杖そのものを武器にするような構えで
このか「あれって確か・・」
木乃香は今朝の出来事を思い出した。
武藤国光という青年に習っていた時と同じ構えを今、この場でしていた。
続く。
>>480の続き
勝野子が呪文の詠唱キーを唱え始め
手酔「はああ、キイハ・テス ウキト・ステ ラトッシュ――」
足に力を込めたネギは速攻で彼女の前に近づき
ネギ「”風花 武装解除”」
一瞬の内に彼女の暗黒軍第3部隊女性隊員用の服が花ビラのように散った。
手酔「えっ・・・」
武装が解除された自分の姿を見て顔を赤くした。
当然ネギはこの隙を逃さずに呪文を詠唱し始める。
ネギ「ラス・テル マ・スキル マギステル 風の精霊よ、武道家の根に宿りて、敵を貫け」
手酔「しまっ・・・」
ネギ「”風の如意棒”」
杖の稲妻ではない先端で手酔勝野子の腹を突く。
手酔「ぐはっ・・・」
勢いで飛ばされた少女は乾燥機に激突した。
そしてその拍子に乾燥機のレバーを引いてしまった。
アスナ「あっ・・」
タイマーに5:00が映し出され乾燥機が回り始めた。
アスナ「ぎゃー回る回るー!」
ネギ「アスナさーん!」
この事態にネギはただ慌てふためくだけ
その5分後明日菜は乾燥機から開放された。
アスナ「乾いたわ・・・・」
服も体もすっかり乾ききった少女が立っていた。
続く。
>>481の続き
勝野子が腹を押さえながら立ち上がる。
手酔「はぁはぁ・・この塔は5階層に構成されてる・・それぞれの階層では番人がいるから彼らを倒さない限り上へは行けないわ・・」
1階『速攻の間』の番人手酔勝野子がネギたちに忠告する。
ネギ「ごめん、もう1回言って」
このか「・・・ハァハァ」
突如木乃香が額を押さえながらよろめいた。
それを明日菜が支える。
アスナ「大丈夫?このか」
このか「う、うん・・まだ平気・・・」
うつろな表情をする木乃香の額には漆黒の刻印が不気味に光る。
ネギ「大丈夫です、ちゃんと薬は手に入れますから」
このか「ありがとうネギ君・・・」
アスナ「そうよ、こんな呪いなんか絶対に解いてやるわ!」
自分にも縫いこまれた文字『破壊戦艦シルバーレイ』に対してそう叫ぶ。
だが、彼女たちのかすかな希望も後の衝撃へと変わる。
4階『暴走の間』の番人が他ならぬ麻帆良中等部三年A組の生徒の一人である事。
それをまだ知らずに彼女たちは上に昇らんとする。
タイムリミットまであと約1時間・・・
次回へ続く?
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このスレをご愛顧いただき
ありがとう ございました
99時間目 違います!私はセリオではありません!
【前回のあらすじ】
木乃香と明日菜にかけられた呪いを解くためアイツストレス溜まってんじゃないの?タワーにたどり着いたネギたち
1階『速攻の間』の番人手酔勝野子(19歳)を倒した。
そしてネギたちは薬を求めて最上階を目指すのだった。
断章 安泰の近道
手酔「はぁはぁ・・・アタシは所詮ただの使い捨て・・・2階にはアタシよりさらに強い番人がいるわ・・・」
速攻で戦いで速攻で敗れた使い捨ての少女手酔勝野子がそう言う中、木乃香とカモがあるものを発見した。
このか「あれ?これエレベータちゃうん?」
カモ「おっ、ホントだこれで一気に最上階だ!」
重く硬い金属の扉の横に上へ行くためのスイッチがある事がエレベータの証
手酔「あっ、だめよ!それを使っちゃ、お願い見なかった事に〜」
気づいてはいけない物に気づいた潜入者に勝野子は必死の思いで土下座をする。
このか「んな事言われてもな〜」
カモ「な〜」
手酔「お願い〜今、それ故障して使えないの〜」
カモ「何?マジっすか?」
オコジョの反応に勝野子はそうだとうなずき
手酔「うんうん」
カモ「ケッ、んなウソにひっかかるか」
騙されないぜと言わんばかりにカモはエレベータのボタンを押した。
手酔「ああっ!」
勝野子の驚きと共に安泰の近道への扉がゆっくりと開く。
続く。
>>484の続き
中にはエレベータボーイならぬスーツを着たネギが暗い表情で立っていた。
ネギ「ネギです、僕のクラスの生徒たちはいつも暴走しまくりで困るとです・・・」
このか「・・・・・・」
ネギ「ネギです、エレベータが壊れて動かないとです・・・」
扉の開閉ボタンは動くものの肝心の上へいくボタンが壊れていた。
このか「ええ〜壊れとるん?」
手酔「だから言ったのに・・・」
ネギ「ネギです、ネギです、ネギです、ネギです・・・・」
小太郎「さあ、とっと上行くで〜」
アスナ「行きましょ、遊んでる場合じゃないわよ」
このか「うん・・・ネギ君行こうや・・」
自分の名前を低いトーンで連呼するネギを連れて木乃香たちは上へと目指した。
第二章 沈黙の新人
二階の扉の前に立つ木乃香。扉には『沈黙の間』と書かれてある。
このか(この扉の先にはどんな罠が・・・ううんでも行かんと・)
前に進まなければ自分の命は無い・・・その気持ちで重い扉を開ける。
明るい光に一瞬目を閉じゆっくりと目を開けると
店員「いらっしゃいませ〜」
明るいレジ係の店員の声が部屋いや店全体に響く
そこはそれぞれ映画,アニメ,ドラマといったいろいろなジャンルのビデオが並んでいる。
一瞬戸惑った木乃香はそれを理解した。
このか「ここってレンタルビデオ屋なん!?」
続く。
>>485の続き
敵の基地にビデオ屋があるという不可解な組み合わせに驚く木乃香
が、それ以上の驚きがこの後のネギの行動にあった。
ネギ「やばっ、遅刻だ!」
このか「へっ?」
なんとネギが店員に挨拶をしスタッフルームへと入る。
ネギ「うわああ、これで今週3度目の遅刻だ〜これじゃクビになるよ〜」
慌てながら自分のタイムカードを差し込むと厳しい声が聞こえた。
アスナ「ネギ、あんたこのバイトなめてんの?」
ネギ「ひっ、神楽坂先輩!」
厳しい声の主はネギのバイトの先輩である中学生神楽坂明日菜。
声にふさわしい厳しい表情と額に縫いこまれた文字『破壊戦艦シルバーレイ』となぜかその上にセロハンテープで固定されてる10円玉が彼女の風格を表している。
アスナ「アンタいっぺんお仕置きしないといけないわね」
後輩のだらけ切った職務態度にハリセンを取り出す。
ネギ「うわあああ、ご、ごめんなさい〜」
彼女の恐ろしい気迫に腰を落とすネギに
店長「おい、何をしている」
ネギ「あっ、店長」
アスナ「ちっ」
さすがの彼女も店長の前ではきちんとした先輩と後輩の関係をしなければならずネギにとって店長は助けとなる人である。
ちなみにこの小太りで丸メガネをかけた店長はここの『沈黙の間』の番人でもあった。
店長「今日は新しいバイトが入っている。お前たちはそいつの面倒を見てやれいいな」
アスナ「はい、店長」
ネギ(し、新人だってそれにあの笑顔は・・・・)
そうとびきりの笑顔で答える彼女を見たネギは先ほど以上の恐れを抱いた。
続く。
>>486の続き
ネギ(あわわわわ・・・また神楽坂先輩の新人いじめが始まるんだ・・・ガクガクブルブル)
彼も新人として入った時に彼女からひどい嫌がらせを受けており、現にネギの後に入った新人がそれを苦に1週間も経たないうちにやめている。
その地獄とも思える光景がまた新しい新人にも体験させれられると恐ろしくてたまらない。
アスナ(ふん、新人?まあどんな奴が入ろうともたっぷりといじめてやるわ・・・くすくす)
とびきりの笑顔のした不気味な笑みを浮かべるアスナ
店長「さあ、入りたまえ。新人のコリンズ君だ」
∧∧∧∧∧∧∧∧∧
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< うお!何コレ!? >
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<<)ミ(リI))〉 | () () |
ノj、(l ゚Д゚ノ、 | ∀ |
/ノ⊂k卯iつ )) | |
( ( く/_|〉 ノ ) | |
し'ノ └.─.─.─.─.┘
人外以外の何でもない新人に彼女は驚くしかなかった。
コリンズ「どうも新人のコリンズです、どうぞよろしくお願いします・・・巣ね!」
アスナ(お、落ち着いて、落ち着くのよアスナ)
一回深呼吸をしたアスナはハリセンを持ち
アスナ「うおらぁ!うおらぁ!」
ハリセンでコリンズの頭を叩きまくった。
コリンズ「痛い痛い!・・・巣ね!」
そんな中一人のアスナと年が近い店員がやってきて
三浦「大変です!店長、レジのお金が10円足りません!」
それを耳にしたアスナは思わずハリセンを床に落とした。
続く。
>>487の続き
アスナ(ど、どうしよう・・今日は化粧して来なかったからレジにある10円玉で化粧しちゃったんだ)
彼女に額に張り付けてある動かぬ証拠が冷や汗が流れる。
三浦「あっ、犯人はアイツです」
アスナ「げっ、何でバレたの?」
このままでは自分が責任を取られるそう思った彼女は思わず
アスナ「ご、ごめんなさい、実はアイツが、アイツが私にレジの金を盗めと言ったんです!」
そう言いながらアスナはその指をコリンズに指した。
アスナ「アイツはそうしないと私のサイトの掲示板を荒らしまくるぞって言うもんだからつい・・」
泣きながらどうしようもない言い掛かりをつける彼女を見た店長は
店長「本当なのか?」
その尋問にコリンズは
コリンズ「本当です・・・巣ね!」
アスナ(こ、この子・・私を庇って・・・)
三浦「店長、たくあんです」
そう一本サイズのたくあんを受け取ると
店長「うおらぁ!10円稼ぐのに!僕はどれだけ苦労してるのかわかってるのか!うおらぁ!」
アスナ「あっあっ・・・」
先ほどまで自分が苛めていたのにそれなのに・・・
自分が犯した不祥事を濡れ衣として着せたのに・・・
今、他人の泥を被った新人が店長に暴行を受けている・・
それに見た彼女はその言葉を叫ぶ。
アスナ「誰か、誰かあの子を助けてあげて――――!!!」
彼女の叫びはネギに届いた・・・
カモは元カノとよりを戻すためにプラカードを上げた。『フェレナカムバック』と
ネギ「ラス・テル マ・スキル マギステル 来たれ虚空の雷、薙ぎ払え。”雷の斧”」
虚空の天井に雷鳴の斧が店長兼2階の番人に振り下ろされた。
店長「ぎゃあああああああ!!!!!バイト代下げてやるぅぅぅぅ!!!」
その言葉を最後に店長は倒れた。
続く。
>>488の続き
ネギ「・・・どうですか、その人は・・・」
その新人の様子を明日菜に聞く
しかし、沈黙するコリンズに明日菜は首を横に振り、重い口を開く別の言葉で
アスナ「ネギ・・・私、決めた。暗黒軍を倒す、止めても無駄よ、こんな卑劣な事を平気でする暗黒軍を私は絶対、絶対に許さない!」
彼女は叫ぶことしか出来なかった。沈黙するコリンズをそっと横にし沈黙を続ける顔から悔しさの雫が流れ落ちる。
そんな明日菜に気を重くした木乃香は
このか「もう行こ、アスナ、ここにいてもこの子は喜ばんよ・・」
アスナ「うん・・・」
明日菜の決意と彼女たちは薬を求め3階の階段を登る。
第三章 黙視の人狼
このか「今度は一体どんな罠が・・・」
3階『黙視の間』の扉をそっと開ける木乃香の目に映ったものは
店員「いらっしゃいませー」
レジの店員の明るい声が部屋いやまた店全体の届いた。
それは見た目は違うものの、映画,アニメ,ドラマといったジャンルで並んでいた。レンタル用のビデオが
このか「またビデオ屋なん!?」
一つの塔に二軒のビデオ屋という不可解すぎる組み合わせに木乃香はまた驚いた。
小太郎「ちづ姉〜俺これ観たいわ〜」
千鶴「あらあらそれは昨日見たでしょ、別のにしなさい」
小太郎「は〜い」
千鶴「くすくす、あの子は本物のおバカさんね」
まるで親子のように犬上小太郎と那波千鶴が会話をしていた。
このか「・・・・・」
数分後、この二人がある物を巡り対立することも知らず木乃香は呆れながら見ていた。
続く。
>>490の続き
小太郎「どれにしようかな〜これでいいや」
何を見ようかと思い人狼の少年はアニメコーナーに立ち寄る
小太郎「よし、これにしよっと」
美少女メイドロボのアニメを片手にとり横を振り向くと
茶々丸『・・・・レイヴは全て貸し出し中ですか・・・』
人狼の少年は目を疑った、貸し出し中のフダ付きのビデオを持つロボットに
手に持っているビデオのあるキャラクターを確認し、もう一度ロボットを見る。
髪の色は微妙に違うもののそのロボットはそのキャラのそっくりである事を小太郎は確信した。
茶々丸『今回はボーボボだけで充分ですね・・・』
『それ』はビデオを2,3本持って動き出した。
人狼の少年はそれをただ黙視するだけ・・・
小太郎「・・・・・・」
少年は持っていたビデオを落とすと一目散に千鶴の下へと駆けていき
小太郎「大変や―――!!」
千鶴「あら?どうしたの?小太郎君?」
小太郎「セリオや!セリオがビデオ借りてた!」
千鶴「・・・!あらやだ!何言ってるの?小太郎君」
唐突に戻ってくるや変な事を言い出す小太郎に千鶴は動揺する。
小太郎「ホンマなんや、セリオがビデオ借りてたんや!」
千鶴「小太郎君!変な事言わないの!」
怒った千鶴は大声で小太郎を怒鳴りつけた。
小太郎「ホ、ホンマなんや〜アニメ好きなんや〜」
千鶴「これ以上変な事言うとおしりにネギいっちゃうわよ!」
小太郎「うわあああ〜それだけは〜」
葱を取り出す千鶴に小太郎は泣きながら逃げ出す。
ふとレジを見るとそこにあのロボットが立っていた。
続く。
>>491の続き
店員「3本で740円になります」
茶々丸『スタンプがたまったので割引をお願いします』
そのロボットは服のポケットからこの店のスタンプカードを取り出した。
店員「はい、毎度ありがとうございます」
人狼の少年はその光景はただ黙視した後、一目散に千鶴の下へと駆けていき
小太郎「大変やぁぁぁぁぁぁ!!!」
千鶴「どうしたの?」
小太郎「常連や!ビデオ借りとったセリオは常連やったんや!」
千鶴「はぁっ」
すると少年の頬に強烈な一撃が
千鶴「うふふふ・・・どうやらおしりにネギだけじゃ行けないようね・・・」
彼女の周りに放つおぞましきオーラに小太郎は怯える。
小太郎「ヒッ、ヒィィィィィ!!!!堪忍やちづ姉〜」
その一部始終を見ていたネギとアスナは
アスナ「はぁ全く何やってんだか・・」
ネギ「バカはほっといて先行きましょうアスナさん」
そう言い残し4階への階段を登り始めた。
このか「・・この階には番人おらへんのかな〜」
???『かかってこいや〜俺が3階の番人リッド君だ〜』
コミカルな声に気づいた木乃香は辺りを見回した。
リッド君『おら〜俺はここにいるぞ〜』
声の方向が自分の足元であるのに気づき、足元を見てみると壁で立てられたぬいぐるみが一つ
リッド君『俺は強いぞブッ・・・』
少女は背中にあるスイッチを切り元の場所へ戻すと
このか「待ってや〜ネギ君〜」
番人を倒した少女も二人の後を追った。
続く。
>>492の続き
このか「はぁはぁ・・・」
足をふらつかせた木乃香は階段を落ちる寸前で明日菜に支えられる。
アスナ「大丈夫このか!」
このか「うん・・まだ・・はぁはぁ・・・」
額の漆黒の刻印が彼女を少しずつ破滅へと追い詰めてゆく
カモ「しっかりしてくだせぇ」
ネギ「くっ、時間が無い急ぎましょう」
アスナ「アデアット!」
明日菜もカードからハリセンを出して戦闘体勢にはいる。
ネギ「ここは・・『暴走の間』・・・」
4階の扉の前に立ったネギたち
するとゆっくりと扉が開いた。
茶々丸『・・ようこそ、ネギ先生・・・』
木乃香は目を疑った。
明日菜は思わず持っていたハリセンを落とした。
このか&アスナ「茶、茶々丸さん・・・」
驚く理由はただ一つ、目の前にいる4階『暴走の間』の番人が同じクラスの生徒出席番号10番絡繰茶々丸である事。
避けられない激闘の歯車が静かに回り始めた・・・
タイムリミットまであと20分
第四章 暴走の絡繰
次回へ続く?
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100時間目 セリオじゃなきゃ何なんだ!
【前回のあらすじ】
セリオみたいなのが現れた。
アスナ「どうして・・茶々丸さんがここに・・?」
明日菜は目の前にいる長いグリーンの髪から長いアンテナが出ているのが特徴のロボットを見て絶句する。
それに対してネギとカモが急に笑い始めた。
ネギ「アハハ、今度の相手はセリオですか」
カモ「こりゃ傑作ッス」
アスナ「セリオ!?」
このか「ちょっ、あれ茶々丸さんやろ!ネギ君」
予想を反するネギの反応に明日菜は驚き、木乃香はそれを否定する。
ネギ「何言ってるんですか〜茶々丸さんがこんな所にいるわけ無いでしょ、あれはセリオですよセリオ」
このか「ネギ君、頭可笑しくなったんちゃう?どう見ても茶々丸さんえ!」
アスナ「そうよ!そうよ!」
二人はそうであってくれと思った、でも同時に人違いであってくれとも思った。
木乃香と明日菜にかけられた呪いを解くための薬を手に入れるためには最上階に行かなければならない、それは4階の番人である茶々丸さんを倒さなければならない。
彼女は悪の魔法使いにして吸血鬼であるエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの従者であるが、ネコにエサをあげたり、人を助けたりしている本心はとても優しい心を持つクラスメイト。
二人はそんな彼女と戦うという事にかなりの抵抗を感じていた。
木乃香と明日菜,ネギとカモの意見が二つに分かれた大口論に人狼の少年犬上小太郎は組んだ腕を解き塔全体に響く大声でその激論の審判を下す。
小太郎「セリオや――――――――――――!!!」
ネギと小太郎,そしてカモは結成の契りとなる握手をする。
こうして激論は2対3でセリオ派の勝利となった。
続く。
>>495の続き
激論の結果に木乃香は納得いかずにいた。
このか「茶々丸さんや、あれはロボットの茶々丸さんや」
カモ「セリオです〜セリオです〜」
ついには木乃香はその場で座り込んで泣き出した。
このか「どう見ても茶々丸さんやろ、え〜ん」
カモ「セリオ〜セリオ〜」
茶々丸『どうもネギ先生にアスナさん、絡繰茶々丸です。今は事情があってこの塔の4階『暴走の間』の番人をやっております』
お辞儀をしながら言った彼女にカモの動きが止まった。
カモ「ええ〜っ!それならそうと早く言ってくだせぇ、はずかち〜穴があったら入りたい〜」
ネギ「はい、この中に入って」
ミキサーをフタを開けてその中へと誘導しようとするネギ
カモ「うう〜かたじけね〜」
恥ずかしい思いでカモは穴の中へと入ってゆく。
ネギ「本人も反省してるようですし許してやって下さい」
ミキサーから赤面で顔を覗かせているカモを眺めながら
このか「う、うん・・」
仕方なく納得した。
ネギ「それでは・・・」
そう言うと突然ミキサーにプリンの素と牛乳など色々入れ始めた。カモが中にいる関わらずいや中にいるからこそ入れる。
ネギ「ラス・テル マ・スキル マギステル 魔法の壷よ、そこに入りし物全てを混ぜ合わせ生まれ変われ”練成の壷”」
呪文を唱えながらミキサーのフタを閉めるとミキサーが回り始めた。
カモ「ぎゃああああああ!!!!」
壷の中の入ってるものが渦の中で分解され、回り続ける。
中の断末魔が消え、何一つの不純もなく混ざり合い一つになってゆく・・・
続く。
>>496の続き
ネギ「よし」
ミキサーを止め、フタを開け、カップに流し込み、冷蔵庫へ入れる事5分
ネギ「出来た、オコジョプリンの完成」
_,,.......,,_ プルルン♪
,(::::::::::::::::)
,-‐/ ゙゙~ "" .::',ー- 、
/ .' / ゚∀゚ .:::::', i |
ヽ ゙ `ー------‐ ゙ ' ノ
` ー--------― "
カモの顔つきの白いプリンが弾んでいた。
ネギ「牛乳で作ったカモプリンです。お一つ如何ですか?」
そう木乃香に訊ねる。しかし
このか「ううん、今そんな状況ちゃうし・・・」
額にある刻印を当てながら言う
カモプリン「何ッスか!またそうやって否定するんスか!好き嫌い言わずに食いやがれってんだ!」
ネギ「だそうです、いかがですかアスナさん」
アスナ「私も嫌、呪いとかそう言う次元じゃない意味で嫌」
ネギ「しょうがないな、僕が食べよっと・・・」
スプーンで白いプリンを一掬いし口の中へと入れる。
ネギ「まず」
牛乳プリンにオコジョ妖精を入れたことに少し後悔するネギだった。
続く。
>>497の続き
茶々丸『お受け取りください、アスナさん,このかさん』
彼女が投げたビンを受け取る木乃香と明日菜
アスナ「これって・・?」
茶々丸『漆黒の絃用の解毒剤です』
このか「えっ?これ本物なん?」
木乃香は栄養ドリンクサイズのビンを見つめながら彼女に問う
茶々丸『はい、ネギ先生が勝負に集中できるための措置です』
ネギ「ありがとうございます。茶々丸さん」
茶々丸『いいえ、礼には及びませんネギ先生。ではさっそく私と一対一の戦いを・・』
小太郎「ちょい待ち」
人狼の初年が彼女の言葉を止める。
小太郎「その勝負俺にやらせてくれへんか?この塔に入ってから全然戦ってへんからな」
少年がネギの代わりに勝負を挑もうとするが
茶々丸『すみません、これあげますから下がってください』
小太郎「わーい、骨っこ3本貰っちった」
3本の骨っこであっさりとその意気込みを放棄した。
そして彼女の言葉から何かを感じたネギは
ネギ「・・・・わかりました」
アスナ「ちょっとネギ、あんた2ヶ月くらい前に茶々丸さんにボコボコにされたじゃない!本気なの?」
明日菜はエヴァンジェリンの弟子入りテストの事を思ってネギを止めようとするが
ネギ「大丈夫ですよアスナさん。約束します、魔法は3回までしか使わない事を・・・」
彼の言葉には3ヶ月前茶々丸を襲撃した事,そして2ヶ月前の弟子入りテストへの想いが込められていた。
彼女をなるべく傷つけずに倒すと・・・・
続く。
>>498の続き
ネギ「では、茶々丸さん」
茶々丸さん『はい・・・』
教師と生徒のではなく挑戦者と番人としての戦い
このか「ネギ君・・」
向き合う二人。先手を取ったのはネギ
ネギ「はあっ!」
その拳が少女の腹の命中した。以前までは限界寸前で痛みにもならない一撃が限度だった少年が先手を打った。
茶々丸『速い!しかし!』
反撃としての蹴りがネギの腰に直撃、体制を崩した隙に拳が少年の頬を襲う
このか「ひゃあっ」
ネギ「くはっ・・えっ」
顔に拳が直撃して頬を押さえるネギに茶々丸は容赦をしない。
今度は小さい腹に機械の拳が入った。
ネギ「くっ・・・」
怯む事なくネギは茶々丸の拳を入れていない片方の腕に一撃を与え、後退をする。
圧倒的な彼女に強さを見た小太郎が手を床に着き
小太郎「知らんかった・・・最近のセリオってあんな強かったんや・・・」
このか「ネギ君・・・頑張って・・」
少年の言葉を完全に無視し木乃香は二人の戦いを見守る。
続く。
>>499の続き
ネギ「はあああ・・・」
中国拳法の構えを取り茶々丸の連鎖を受け止める。
その間にも反撃を伺い
ネギ(見えた!)
一瞬の隙を見せ魔力を込めた拳を彼女に与える
はずだった。
その拳が彼女に届く前に
腹に衝撃が走った。
ネギ「ぐはっ・・・」
彼女のカウンターにネギの口から赤い衝撃が・・・
このか「ああっ」
小太郎「おお、ネギ選手吐血したでー」
ネギ「ぐっ・・・」
一瞬気絶しそうになったがなんとか繋ぎ止めたネギに暴走の絡繰の裁きが容赦なく襲う
ネギ(仕方無い・・使わないと思ったけど・・)
足に魔力を込め壁沿いに瞬動し、1回目の呪文を唱える。無詠唱で
ネギ(無詠唱用発動鍵設定キーワード「風の女神」!、特殊術式「夜に咲く花」リミット30!!)
30秒間の動きを一瞬で計算する。それは30秒で彼女の懐に到達するまでの時間。
ネギが茶々丸の攻撃を避けるまで5秒
その隙に反対側の壁に回りこむまで10秒
茶々丸がネギのいる場所へ向かうまで5秒
勢いを利用した彼女の一撃を飛んで避けるまで5秒
後ろに回りこんだネギに茶々丸が振り返るまで5秒
その時間までの合計がタイムリミットとなり、ネギの魔力を込めた手から波動が発せられる。
そして、波動は茶々丸に直撃した。
続く。
>>500の続き
しかし、何も起こらない。風の波動が彼女の体に直撃したにも関わらず。
ネギ「この呪文は”風の裁き”風の女神があなたに精神的ダメージを与える呪文です」
茶々丸『!?』
ネギ「ただし、風の女神は実体を持たず、清き乙女の体を借りなければ裁き与える事が出来ません。でも成功したみたいですね。アスナさん」
彼女のカメラに映ったネギの後ろにある物それは逆さに吊るされた神楽坂明日菜だった。
アスナ「なんで私が吊るされてるのよ!降ろしなさいよ!」
長いツインテールと前髪が重力で垂れ下がり、前髪で見えづらかった額の漆黒の絃で縫いこまれた文字「破壊戦艦シルバーレイ」が見える。
そして天地が反転した視界には大釜が映り、中に入っている水が沸騰して泡立っている。
小太郎「うるせー真面目にやらんと落とすで」
彼女を吊り下げているロープに小太郎がクナイをいれようとする。
アスナ「わかったわよ、ってか何すればいいのよ!」
ネギ「何でもいいから裁いちゃってください、見た目とか性格とか何でもいいです」
アスナ「ええ〜い、だったら神楽坂明日菜のファッションチェック!」
やけになった明日菜はテレビで辛口コメンテイターがやっている事を自分流で実行し始めた。
続く。
>>501の続き
反転した左右色違いの瞳はまず彼女の頭のアンテナを映し出した。
アスナ「ええっと、ライトグリーンの髪から出ているアンテナが近未来のファッションの前進になってるわね」
頭のアンテナから上半身へと移り
アスナ「中等部のネクタイつきの私服、これ実はエヴァンジェリンの弟子入りテストと同じファッション。まさに戦う乙女ね」
そしてスカートへと移り
アスナ「これも弟子入りテストの時と同じね。ネギと戦うために着たと思うわ」
最後に靴へと
アスナ「ええ〜と結構長いブーツだわ」
ネギ「お疲れ様です。アスナさん」
明日菜はほっと一息ついたはずだった・・・
ネギ「・・・あれ?精神的ダメージを与えてないようですね・・」
術者の口から不安を呼ぶ言葉が飛ぶ
天地が反転した彼女の瞳に映るロボットは何一つ表情を変えてなかった。
ネギ「・・・・・・小太郎君切って」
小太郎はクナイでロープを切った。
アスナ「ぎゃっ」
役目を終えた風の女神は彼女の体から抜け出し、器の少女は煮えたぎった大釜へと落ちた。
続く。
>>503の続き
再び魔力を腕に込めたネギが茶々丸に向かって勝負を挑む
ネギ「はあああああ」
中国拳法奥義を繰り出すが全て彼女の腕に受け止められる。
しかし、ネギの真の一撃は別にあった。
ネギ(これで勝負を決める八極拳・・・)
茶々丸の懐に飛び込み
ネギ(八大招式 絶招 通天砲!)
アッパーカットを茶々丸の体に打ち込む。
少女は上へ吹っ飛ばされるがすぐさま体制を建て直し
きつい一撃を少年に与えた。
ネギ「かはっ」
茶々丸『決着はつきました・・ネギ先生・・』
彼女の瞳から洗浄液がこぼれる
その涙を見たネギの決意は固まった。
ネギ「いいえ、まだです、見せてあげます2回目の魔法”聖魔法領域”を・・」
続く。
次回はスタンさんが登場します。
そして茶々丸が4階の番人をしていた理由も明らかになる・・・はず。
このスレの ご愛顧 ありがとうございました
今週のボーボボは初っ端から凄い。
ソフトンさん大活躍(?)だ。
あの30分の間で首領パッチがふじ○あきら状態になった理由がもの凄く気になる。
明日菜に首領パッチ役は似合わない
割と常識人だからな。
と言うか首領パッチみたいにハジケられる奴はやはり貴重。
ボーボボを読んでいるとトゲが奪われて、追いかけて、お母さん感動してシチューを作る場面があるように
ここは他のキャラがやるより明日菜がやった方がいいじゃないかってというシーンが結構あるんですよ。
ですから明日菜の役割は基本的にフリーになるんです。
今はまだ首領パッチの役しかありませんがそのうち天の助やボーボボ,
そしてビュティやヘッポコ丸のようにツッコミ役もやりたいな〜と思います。
512 :
マロン名無しさん:2005/06/17(金) 23:37:08 ID:3CYn7yuQ
ハンペンは誰になる?
まだ相当先じゃないか? >ハンペン
その時にはネギまの状況も変わってるかも。
101時間目 誰かあの3人と1匹を止めてくれへんやろか(by木乃香)
聖魔法領域。それは魔法使いの精神によって創り出された心の空間。
そこに入りし者は創りし者の心と一体化せねばならず、それを拒む者その命を失われるであろう・・・
このか「はぁはぁ・・・」
少女・近衛木乃香に掛けられた呪いは彼女の体を限界にまで蝕んでいた。
額の漆黒の絃が少女の体を引き裂かんとし、その前兆として彼女を苦しませる。
小太郎「ほら、このか姉ちゃん、薬を飲ませるで」
もはや自分で薬を飲む体力も無い少女に人狼の少年・犬上小太郎がその小さな口に茶々丸から貰った薬を飲ませる。
すると、額を縛るように縫い付けられた漆黒の刻印が綺麗に浄化されるように解き、消えてゆく。
漆黒の刻印から開放された木乃香の顔が本来の肌と表情に戻り
このか「あっ・・・もう・・・・平気や・・・・」
少女の顔に笑みが零れるがまだ終わったわけではない。
木乃香以外にもう一人漆黒の絃の犠牲になった親友がいる。
神楽坂明日菜。彼女の額には木乃香と同じ刻印ではなく『破壊戦艦シルバーレイ』という漆黒の文字が縫いこまれている。
でも、もうそんな心配はいらない、茶々丸から貰った薬二つのうちの一つが大和撫子の呪いを解いたから。
このか「アスナ、この薬本物やで」
だからあとはもう一つの薬を明日菜に飲ませれば全て元通りになる。
このか「だから遠慮せずに飲ん・・・」
彼女の言葉が途切れた。
振り向いたそこには明日菜の姿は無かった。
その代わり、巨大な船が宙を浮いていた。
続く。
>>514の続き
__ _._
,v,.'´ .iヘ`くv. {ェェIュ一
<<)ミ(リ リ)),,}‐‐ii| /^'ヽ、
ノj、(l ゚ ‐゚ノ、[ェェl :ウ / ヽ、:/ /i´rュ.
r――ュ―'ニニコ|¨:「:o,or!!ュr!!ュ{t=:}ェ―-、_
。;,、、,,_'r‐ュ|:l⌒l「-_r!!ュ:r!!ュ::::r!!ュ└`―ュ´ェ´ ̄
\^.;;,., ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄|
\ ◎ ◎ ◎ シルバーレイ ◎ ◎ ◎ |
\ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そこに立つのは巨大な空を飛ぶ戦艦。
ヌギ「ぐはっ」
アスナの顔が装着された破壊の戦艦。
ホギ「大丈夫かヌギ、くそっ、なんて力なんだ!」
戦艦のボディに刻み込まれた『シルバーレイ』の文字。
ミギ「ぎゃあああああ!!!」
その銀色の戦艦から砲が放たれ、次々とネギ分身兼兵隊を飲み込んでゆく。
ヤギ「何で、こんな兵器が平気で人の命を・・」
隊長である偽ネギが己の最後の言葉としてその名をいう。
偽ネギ「これが・・・破壊戦艦シルバーレイ・・・」
このか「手遅れや――――――――――――!!」
完全に呪縛から免れた少女が、完全に呪縛に侵食された少女に向けて悲鳴を上げた。
続く。
>>515の続き
自分を落ち着かせた木乃香が次に見た者は、巨大戦艦から出てきた一人の傍観者。
スタン「ふむ、異常なしじゃな」
このか「あれ、あのお爺さんって確か・・」
初めて見たのはクラスメイトのアーティファクトから浮き出た絵だった。
次に見たのは暗黒軍に襲われた時だった。
その傍観者はネギと知り合いの老魔法使いスタン。
スタン「これは一雨来るの〜」
パイプを片手に双眼鏡で外の様子を眺める。
このか(あれ?カーシェアリングにいったんちゃうん?)
ネギの鼻の穴から出て、そのまま美女の車に乗ってどこかへと行ったはずである。
しかし、今はそれ所ではない事を思い出した木乃香は、
このか「はっ、そや、ネギ君がピンチやったんや」
慌ててネギの方へと振り返る。
ネギ「我が創造の世界よ、契約の元、現実へと現れよ ”聖魔法領域”」
呪文を唱え終えると周りの景色が変化してゆく。
辺り一面に広がる野原、奥に見える山、山の麓に生い茂る森、綺麗な曲線で流れる小川、そして現実離れのピンク色の空。
まさに少年の好奇心を広げる夢のような世界に相応しい空間。
4階『暴走の間』は魔法使いの少年・ネギが創り出した世界、マギステルワールドへと姿を変えた。
続く。
>>516の続き
茶々丸『これは・・・』
ネギ「これはマギステルワールド、ここでは精神の開放で無限の強さを得ます」
このか(せ、精神の開放・・・?)
一部の単語で意味を無理にでも理解しようとするが、ネギの説明は続き
ネギ「しかし、精神を開放しない者には、力が発揮できずに滅びを迎えるでしょう・・・」
スタン「ペオエルエイー!ペオエルエイー!」
突如奇声を上げたスタンに木乃香は驚いた。
このか(こ、これが精神の開放なん?)
スタン「チターニ!チターニ!・・・ん〜お譲ちゃん」
自分を呼んでいる事に気づく。
このか「?」
振り向くと老魔法使いはネギま!キャラがプリントされた下敷きを取り出し、
スタン「ふむ、下敷きをプレゼントしよう」
このか「・・・いらへんよ・・」
それを遠慮すると急に老人は怒り出し
スタン「下敷きじゃぞ!レアなんじゃぞ!」
このか「・・・・・」
老人の叫びを無視する木乃香はご飯を叩きつける小太郎に気づいた。
小太郎「うおおおおお!!!!椎茸ご飯なんて食えるかぁぁぁ!!!」
カモ「ぶぁきゃろおおおおお!!!!!」
オコジョがその小さな腕で人狼の少年の顔を殴った。
カモ「それは椎茸なんて入ってねぇ!入ってるのは松茸でぇい!」
小太郎「・・・ぱく、うめぇぇぇぇぇぇ!!!・・・・よくあるよくある」
ガムを噛みながら少年は開き直った。
続く。
>>517の続き
ドン!
と大きな太鼓の音が響いた。
ネギ「さあ、みんなお祭りの時間だよ、ネギま!音頭で楽しもう」
太鼓の主の少年が祭りの開幕を告げる。
小太郎「ネギネギ、ネギネギ、まほ、まほ、ネギネギ、ネギネギ、まほ、まほ」
ネギ「ってやってられるか―――――!」
少年は大太鼓を一揆入魂で叩き、祭りの閉幕を告げた。
カモ「おらぁ!オコジョ落としでぇい!」
∩∩
|,,゚∀゚)
|⊃ ⊃
__| .|
Σ___,しリし'
| ̄ ̄1 ̄ ̄|
| ̄ ̄2 ̄ ̄|
| ̄ ̄3 ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
カモ「かかってこんかい!」
ネギ「はあっ!」
カモ「ぐぼぁっ!」
ネギはその木槌でカモを思い切り飛ばした。
続く。
>>518の続き
ネギ「よし、紙相撲だ!」
二人の少年が土俵の上で向かい合っている。
)
, '´ バ `ヽ |`ゞ'⌒`く!
l リハリ))ヾ 从ノリl从ノリヾ
般(l ゚ ラ゚ノ i| ゚ヮ ゚ レ,ハノ
⊂)_k£ltつ ⊂[_:} {_i.つ
L__i__l {___i_」
し' し' lJ lJ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \
小太郎「さあ、叩かんかい!」
スタン「ふん!」
カモ「ちぇすと―!」
ネギ&小太郎「ごばっ!」
スタンは杖で、カモは小さな足で、ネギと小太郎に攻撃した。
続く。
>>519の続き
今度はスタンが樽の中に入り
スタン「さあ、わしは白髭危機一髪じゃ!どこでもいいから刺せ!」
ネギ「”雷の暴風”」
手から発せられた直線状の雷が樽に直撃、スタンが巻き添えを喰らう
小太郎「警部殿、警部殿、クロッチ」
人狼の少年が人差し指と中指を前に出したのを合図に、
カモ「クロッチ」
オコジョも、
スタン「クロッチ」
老魔法使い(霊体)も、
ネギ「クロッチ」
そして子供先生も指を二本出し、
3人と1匹「クロクロクロクロクロクロクロクロクロクロ・・・・・・」
同じ短文を連呼したのち、花が一斉に咲くように全員手を広げ
3人と1匹「・・・ギルドン」
彼らの目は輝いていた。
続く。
>>520の続き
茶々丸『あ・・・あああああああ・・・・・あああああああ・・・』
突如茶々丸の様子に変化が現れ、
このか「茶々丸さん・・・」
背中から黒い煙が立ち上がり、
茶々丸『ああああああああああああああ!!!!!!』
彼女がもがき苦しみ、背中の辺りが爆発した。
茶々丸『・・・・はぁはぁ・・・と、取れてる・・・』
そう言いながら茶々丸が拾い上げた物それは蜘蛛型いや、蜘蛛の形をしていた壊れたロボット。
このか「それ・・・?」
茶々丸『これは私の中の行動プログラムをコントロールしていたウィルスロボット『スパイダー』です。私はこれで操られていたのです」
ネギ「ふう、思ったとおりだ」
一安心すると景色が変わり元の世界へと戻った。
このか「ど、どういう事なん?ネギ君」
ネギ「つまり、マギステルワールドによって精神を開放しなかったそのクモが壊れて」
彼女を操ることしか考えなかった蜘蛛は精神を開放するなどの以ての外。
ネギ「蜘蛛の呪い(?)に必死で抵抗しようとした茶々丸さんは無事だったってことですよ」
頭ではわかっていても体が動いてしまう、そしてネギが傷つき倒れる。それが嫌だという気持ちが目から流れる涙が物語っていた。
ネギ「さあ、木乃香さんの呪いも解けたことですし、このままこの基地をぶっ潰しちゃいましょう」
小太郎「おう!」
いざ5階へ行こうとする。
茶々丸『待ってください、ネギ先生』
が、茶々丸が再び立ち塞がった。
続く。
>>521の続き
ネギ「どうしたんですか、まだ蜘蛛の呪い(?)が完全に解けていないのですか?」
その問いに彼女は首を振り
茶々丸『これは私の意志です、この基地の隊長はいくら魔法力が強いネギ先生でも、いや強いからこそ敵わないんです』
彼女の言っている意味は理解できないネギは
ネギ「それでも、僕は倒します、このかさんに酷い呪いを掛けたこの第3部隊を僕は絶対に許さない!」
少年の熱意は固かった。それは主の弟子入り試験の時と同じいやそれ以上の志を持っていた。だからこそ。
茶々丸『・・・でしたら、まずこの私を倒してからにしてください』
ネギ「な、何言ってるんですか茶々丸さん、もう僕にはこれ以上あなたと戦う理由なんてありません!」
茶々丸『ネギ先生には無くても私にはあります。申し訳ありませんネギ先生』
決して彼を最上階の戦いで失いたく無い、それ一身で彼女はネギに再び戦いを挑む。
ネギ「仕方ありませんね、これが3度目の魔法です・・・」
その手から雷のエネルギーが充填し、手刀の構えで彼女のワキに衝撃を与える。
茶々丸『ああああああ―――――!!』
彼女の体から電撃が流れ、倒れた。
ネギ「手加減はしておきました。ですがしばらくは動けないでしょう・・・」
そういい残しネギは最上階へと向かった。
小太郎「最上階『反撃の間』・・ふ〜ん」
このか(・・・・・)
呪いが解けた木乃香の顔に不安が過ぎる。薬を手に入れるため真っ先にここに向かって飛び立った神鳴流剣士にして最初の親友である桜咲刹那。
ネギ「開けますよ・・・」
彼女の中にある悪寒を抱えたまま最上階『反撃の間』へと足を踏み入れる。
このか「!!」
少女の悪寒が一気に全身を走った。漆黒の呪い以上の悪寒が、
そこに立つ男が瀕死の少女を踏みにじっている。
木乃香は凍りついた腹に力を入れ、その少女の普段から呼んでいる名で叫び、
暗黒軍第3部隊隊長 反撃のラカスがその叫び声でゆっくりを顔を上げた。
このか「せっちゃん!」
次回へ続く?
523 :
マロン名無しさん:2005/06/18(土) 17:33:57 ID:dhbM+yIZ
いきなりカツ!?
>>515 アニメ版のアスナにかけられた呪いも
そんなおちゃめ(?)なやつだったら、よかったのにな・・・
まあ、来週で生き返りそうな雰囲気だが
>>523 「反撃のラカス」はRAVEのキャラ。
あ、確かにこれお化け屋敷でもカツとヘッポコのシチュエーションだな。
そしてカツ役ならラカスで適任なのか。話シフトした・・・?
>>524 でもシルバーレイは大陸消し飛ばすぞ(これもRAVEだ)。
そうはならないようで安心した。
>>523 いきなりカツ戦に入った理由は『あの設定』を書きたかったからです。
そう、いつOVER編に入ってもいいように・・・
なんか言おうかと思ってたけど・・・
あかん、今週強烈過ぎ。
アイスン・・・
528 :
マロン名無しさん:2005/06/20(月) 16:41:56 ID:WbHxcmQR
じごくのイルカ…
「西暦300X年、世界を支配し『毛狩り』を行うマルハーゲ帝国に対し、
鼻毛真拳を操り立ち向かう1人のアフロがいた」
「10歳の少年が魔法使いの修行として女子校の教師に」
こうして見るとどちらも凄まじく「バカ」な初期設定である。
でも読んでいく内に、それがバカであったことすらいちいち思い出さなくなっている。
人には慣れと言うのものがあるのだ。
530 :
マロン名無しさん:2005/06/23(木) 16:05:39 ID:daqlK9am
>>526 田楽マン編とライス編やらないんですか?
あの設定とはヘッポコ丸の無敵のベビーモードのことですね。
>>530 『あの設定』については一応正解という事にしておきましょう。
田楽マン編とライス編もOVER編へと入る準備段階ですから一応、書きます。
532 :
マロン名無しさん:2005/06/24(金) 16:19:15 ID:sIgerz7r
毛の王国編までいく?
当分先になりそうだぞ・・・このペースなら。それまでに何が起こってることか。
田楽マンが誤植をきっかけに日楽マンになってオークションにかけられたりとか…
535 :
マロン名無しさん:2005/06/24(金) 23:48:13 ID:ZrZhm7wZ
アニメのボーボボで楓役の白石涼子さんが3世編のレムを演じているそうです。
声優つながりでビュティが木乃香だからレムは楓?
キャラが違う・・・でもビュティも結構違うか。
トンカチツッコミもあるにはあったが、どっちかと言うと明日菜や千雨の役だし、ツッコミは。
102時間目 最上階と斬撃と結婚と
小太郎「おう、元気か?俺は犬上小太郎や、前回のあらすじけどな、おっかなびっくり!桜咲刹那がボロボロになってたんや!」
断章 侵入の剣士
時は3時間前、近衛木乃香の呪いのタイムリミットが3時間を切った所まで遡る。
刹那「ここが、暗黒軍第3部隊基地か・・・」
ポケットからGPS機能の携帯が圏外でない事を確認すると、それを胸ポケットへとしまう。
箒に乗った敵の魔力の後を追いたどり着いたのは一つの塔、
天を目指す者を地獄へと落とし入れる塔の最上階に薬があると思った刹那は窓からの侵入に成功し、中の様子を伺う。
すると、彼女の足が止まった。数台のテーブルクロスに豪華な料理,そして彼女を立ち止まらせた最大の原因はそこに座る人々であった。
桜子「あっ、刹那ちゃんだ」
テーブルに座っていた小さなおさげと大きく開いた口が特徴の女の子が刹那の存在に気づき、
柿崎「遅いわよ、結婚式の主役がいなきゃ何も始まらんじゃない」
釘宮「ひゅーひゅー、桜咲さん幸せにね〜」
そう刹那にはやし立てる彼女たちは刹那と同じ麻帆良学園中等部3年A組の生徒椎名桜子,柿崎美砂,釘宮円。
ハルナ「早く、早く、新郎さんが来たわよ」
同じくクラスメイトの早乙女ハルナがその大人っぽい声で新婦らしき女の子を呼ぶ。
刹那は最初、彼女が言う『新郎』の事がまさか自分のことを指しているともわからず首をかしげていた。
そして、ハルナが付き添いになって新婦らしき少女いや、少年が刹那の所へ歩み寄ってきた。
ネギ「せっちゃん・・・僕、綺麗かな?」
天使の笑顔で刹那を見るその少年は、ネギ・スプリングフィールド。
純白のドレス,色とりどりの宝石が散りばめられたネックレス,純真無垢な透明のヴェールをハルナのプロデュースにより着飾った少年はまるで本物の女の子のようであった。
続く。
>>537の続き
刹那「ネ、ネギ先生!どうしてあなたがここに?」
純真な瞳で刹那を見つめているネギに対して刹那は常識的な返答をした。
それもそのはず、ネギと明日菜がとある成り行き?で木乃香と小太郎とは別行動をしていたのだ。
当然、真っ先に単独行動をしていた刹那がそれを知るはずもなく、
アスナ「言ってやりなさいよ」
神楽坂明日菜が刹那の肩を軽く叩き、
刹那「は、はい・・・」
背中を一押しされるかのように答えた。
朝倉「さあ、新郎と新婦が集まったところで、結婚式を始めたいと思いまーす。もちろんいいんちょには内緒だぞ」
クラスメイトの朝倉和美が進行役を勤める中、突如、刹那は不意打ちを喰らった。
桜子&柿崎&釘宮「え、何?何?」
不意を撃たれた刹那は一つ、二つ、転げ回り、服越しで純白の腹の上から踏みの衝撃が走る。
ラカス「暗黒軍第3部隊隊長、反撃のラカス、不法侵入者を排除するぜ」
全身の包帯巻きでサングラスを着けた男、正確には魔物に近いだろう、がマラカスを振りながら刹那を踏みつける。
朝倉「桜咲さん、ネギ君のプロポーズの言葉は?」
刹那「がはっ、ぐほっ」
敵の攻撃に抵抗する刹那の耳には、当然司会の言葉は耳に入らない。だが、和美はそれを平然と聞き入れ、
朝倉「はい、ごちそうさま、ではその時のネギ君の返事をどうぞ」
今度は新婦に質問をする。
ネギ「そんなことよりちゃんと勉強してください、と」
朝倉「ああ〜プロポーズによくある言葉ですね〜」
刹那「くそ・・はあっ」
その足でラカスの足を払い、自分の背丈をはるかに越える愛刀『夕凪』の鞘を抜き、
刹那「はああっ!!」
掛け声と共に男の眉間に刃先を入れようとしたが、手に持っていたマラカスで受け止めれた。
ラカス「ふん、お前の実力はその程度じゃないだろ、もっと本気を出しな」
まるで相手の力量を知るかのような挑発。だが、刹那は挑発にのらず、ただ冷静に刀を握る手に力をこめる。
続く。
>>538の続き
アスナ「ったく、何やってんだか・・」
そんな結婚式ごっこに飽き飽きしてケーキを食べる明日菜の背後からネギがケーキ用の刀を持ち、
ネギ「ケーキ入刀!」
気合の掛け声と同時にアスナの体をまっ二つに切った。
すると、明日菜の体が二つに割れたいや、分かれた。
一人は純白のドレスを着た大人しい感じの明日菜。
対するもう一人は漆黒のドレスを着飾った凶暴な感じの明日菜。
それはまるで善と悪を鏡に映した姿。
白アスナ「刹那さん、刹那さん」
善の心を持つ明日菜はケーキを片手に戦闘の渦へと飛び込んでいった。
白アスナ「ケーキ食べる?食べる?」
フォークで刺したケーキの一部分を刹那に食べさせようとする明日菜に、当然のごとく敵からの一撃が入った。
白アスナ「かはっ・・・刹那さん・・逃げて、くはっ」
ラカスの攻撃を受ける彼女は、その善の心で必死で刹那を庇い続ける。
それを見ていたネギは慌てふためきながら、
ネギ「あわわ・・・白いアスナさんが大変だ、助けてください、黒いアスナさん」
悪の心を持つ明日菜に助けを求める。
黒アスナ「ふん、あんな正義ぶった奴なんて消えちゃえばいいのよ、もぐもぐ」
フォークでケーキを口に運びながら痛めつけられてるもう一人の自分をただ傍観する。
ネギ「何言ってるんですか、あなたのピンチなんですよ!」
未だにしつこいネギに黒アスナの堪忍袋が切れた。
黒アスナ「ああーったく、どうしてそう私が助けなきゃなんないのよ!こんな悪い心しか持たない私が」
ネギのドレスを掴みながら黒い明日菜は言った、自分は仲間外れであるような言葉を込めて。
続く。
>>539の続き
黒アスナ「私はね、悪の心を持った明日菜なのよ、ネギのことを大事に思う善の心を持った明日菜とは違うのよ!」
漆黒のドレスの袖を高く上げながら黒い明日菜はネギに叫ぶ。
黒アスナ「どうせあんたが好きなのは暴力的な私よりも、優しく接してくれるあいつでしょ!」
敵の暴行を受ける善の心を持つ少女を見て、再び悪の心を持つ少女を向きなおすと見た、悪の心を持つ彼女の涙を。
黒アスナ「だから、だから、ガキのくせにそんな偽善ぶったこと言わないでよ!」
ネギ「あは、やっぱりあなたも僕が好きなアスナさんだ・・・」
黒アスナ「えっ・・・」
少年は微笑んでいた。
ネギ「だって、アスナさんはいつもそうやって僕にために怒ってくれる、泣いてくれる。確かに優しいアスナさんも好きです。でも・・」
少し間をおき、今度は笑顔で。
ネギ「そうやって、僕を厳しい目で見守ってくれるアスナさんも大好きです」
黒アスナ「・・・・馬鹿、何よそんなくさいセリフ・・・」
ネギを持ち上げたその手は緩み、ゆっくりとネギを下ろし、もう一人の自分を襲う敵に向かって、
黒アスナ「待ちなさい、この悪魔め」
大きく、偉大なる蹴りを男の腹に入れた。
白アスナ「・・・かはっ、はっ・・・」
傷汚れが酷く目立つ純白のドレスの少女は虚ろな目でもう一人の自分を見る。
黒アスナ「ごめんね、あなたばかりがこんな目にあって・・・」
手を差し伸べる少女にその手を握る少女。
白アスナ「いいの・・・一緒に戦おう・・・」
黒アスナ「うん・・・」
二人は謳う、善と悪、全く違う物から、対極だからこそ互いを知り、再び一つにならんとする。
光と闇の2色の炎が溶け合い、その姿を顕現する。
その姿は破魔の太刀で強敵を薙ぎ払う勇敢なる傷の女剣士。
続く。
>>540の続き
女剣士は太刀を床へと刺し、詠唱を始める。
すると床に刺さった太刀の先端から小さな炎の道が流れ出す、ネギがいる方へ向かって
その導火線がネギの足元へとやってきたときそれ起こった。
アスナ「”紅蓮の道火”」
ネギ「ぎゃあああああ!!!」
床が大爆発を起こし、紅蓮の火柱がネギを襲った。
アスナ「ふう・・・」
額の汗を拭い、太刀をカードに戻すと
アスナ「さあ、遊んでないでこのかたちを助けに行くわよ」
ネギ「ああ、待ってください〜アスナさん〜そんなにこの結婚式気に入らなかったですか〜」
アスナ「当たり前でしょ」
そして、彼女のお開きにより、結婚式に出席していたクラスメイトも帰っていった。
一方、3番隊隊長と刹那の戦いは最高潮を迎えようとしていた。
刹那「はあああ神鳴流奥義”百花繚乱”!」
己の気を直線状に、向かう先の敵に向かって放つ。
が、敵は待ってましたと言わんばかりの顔でマラカスを交差状に持ち
ラカス「”反射障壁 3倍”」
まるで敵を攻撃を押し返すようにマラカスを大きく振った。
一瞬の出来事だった。
刹那が放った気と同じ、いやそれ以上の力が刹那に直撃した。
その衝撃は彼女の全身に激痛を与え、そして胸ポケットの携帯もフレーム強度を限界に達し、機能を失った。
ラカス「ふん」
うつ伏せのまま動かない少女に男は止めを刺さずに、だが軽く踏みにじる、仲間が来るまで、その仲間を共々葬るまで―――
続く。
>>541の続き
このか「せっちゃん!」
ついに仲間がやってきた。そして男は笑みを浮かべながら、少女の片一方に束ねた輪ゴムに手を掛け、束ねた髪を強引に解き、
ラカス「ふん、安っぽい輪ゴムだ」
肩まで届く長い髪を一箇所に纏めた輪ゴムを男はゴミのように投げ捨てた。
相手が身に着けている装飾品を奪い、そして捨てる。彼が普段からやっている仲間が来た時、彼らに見せ付ける行為。
このか「せ、せっちゃんに何してとるんや!」
携帯用の杖をポケットから取り出し、親友を傷つけた張本人に向ける。
ラカス「へぇ〜面白い物持ってるじゃね〜か」
男の興味が彼女の持つ杖へと移った瞬間だった。
このか「えっ」
木乃香はぞっとした。その手が、刹那を痛めつけたその手が、彼女が持つ小さな杖を鷲づかみにする。
ネギ「はあっ!」
その瞬間、男の手は杖から離れた。小さな拳が杖から腕を振り払ったのだ。
ネギ「このかさんの危機を考えて、あえて刹那さんに任せようと思いましたが・・・」
憤怒の顔でマラカスの男を睨みつけ、
ネギ「やはりあの時、あなたを倒すべきでした!」
今、天使の花嫁が修羅の魔法使いへと変わる。
次回へ続く?
ウェディングドレスネギ、
白と黒の明日菜(でも半分はキモイ)、と見所たくさんだな。
前回はネギ・小太郎・スタンと男3人で飛ばして女達は付いて行けず、
これもある種の男の世界? と思ったものだが(大体このパターンが多い)
今回は女率高いな。バランス取れてる?
やっぱりあの白アスナはキモかったか・・・・
545 :
マロン名無しさん:2005/07/01(金) 19:58:10 ID:TdqjSYlo
ネギま!のアニメ最終回では、
ネギとの仮契約で何人かがハジケバトルを繰り広げていました。
特に五月の御馳走攻撃はすごいの一言。
バカは世の中の真理である。
だがバカなだけでは駄目だ。それはハジケじゃない。
547 :
マロン名無しさん:2005/07/04(月) 21:17:33 ID:VFJD7dAY
皆さんどうしました?
テンションが下がったんです。
103時間目 百合
【前回のあらすじ】
花嫁から修羅へと変わったネギは暗黒軍第3部隊隊長 反撃のラカスを倒すべく立ち向かった。
断章 沈殿の人格
ここはどこだろう、目の前は真っ暗だ・・・
体が動かない。手も、足も全然動かない・・・
声も出ない、息も出来ない、そもそも私は生きているのだろうか・・・
どこからか声が聞こえる・・・女の子の声と生意気そうな人間じゃない声が聞こえる・・・
このか「せっちゃん、せっちゃん、しっかりして」
カモ「落ちつくッス、このか姉さん!アーティファクトッス!」
女の子が何度もその愛称を言う。それが私の名前・・・・
このか「アデアット!せっちゃん・・お願い・・・」
体の芯から温かい風が吹く、心地よい、そして懐かしい・・・
これなら体も動けるかな・・・動けない
とても気持ちいいのにまだ暗闇・・・
とても癒されるのに体が言う事をきかない・・・
とても心地よいのに何も考えることができない・・・
だめだ、体が沈んでゆく、深い、深い、闇の奥へと沈んでゆく・・・
もう、一生このままなのかな・・・?
あれ?誰かいる・・・誰なの・・君は・・・?
えっ?ここはまかせるから・・・しばらく・・ねむっ・・て・・いい・・・・って・・・・・・・
続く。
>>549の続き
第五章 反撃の悪魔
その拳が標的目がけて放たれる。標的はそれを軽々しくかわす。
しかし、それは単なる囮に過ぎない。
ネギ(魔法の射手!!雷の三矢!)
標的は慌てず、冷静にマラカスを交差する体制を取り
ラカス「・・・・“反射障壁 3倍”」
と同時にマラカスを大きく交差するように振り下ろす。
標的に放った3体の雷の精霊が3倍に増え、逆に主を襲う。
予想外の展開に、ネギは障壁を張らずに
ネギ「行け!分身たち!」
ポケットから出した式紙に、手から放った光を与えると、
偽ネギ「はっ!」
主と同じ姿をした物5人が雷の精霊全てをその手で、その防具で受け止めた。
全身スポーツ用の防具を着込んだ5人のリーダー格が、己の誇りを語る。
偽ネギ「麻帆良小等部ディフェンス部主将、ネギ・スプリングフィールド。主を守るべくここに参上した」
ヌギ「マスター、僕たちが来たからにはもう安心です」
ホギ「きっちりと守ってあげますよ」
そんな彼らを画面越しで見守っているのは麻帆良中等部3年A組の生徒たち。
桜子&柿崎&釘宮「ディフェンス部ファイト!ディフェンス部ファイト!」
チアリーダー姿の生徒が応援する中、モニターに釘付けになっている少女にその親友が声をかけた。
夕映「のどか、大丈夫ですか?」
のどか「えっ、うん。大丈夫だよ夕映・・・ネギ君はきっとせんせーを守ってくれる・・」
夕映「いえ、そんなに緊張して大丈夫かと聞いているのです・・・」
のどか「わ、私が・・・」
夕映「そうです、あの分身たちが頑張っていても、のどかが倒れちゃ話になりませんからね。少しはリラックスしてみるです」
そう言う彼女はリラックスのし過ぎと言うかのように『トマトミルク』と書かれた奇妙なパックジュースを飲んでいた。
続く。
>>550の続き
視点は、近衛木乃香へと切り替わる。
このか「ディフェンス部・・・・」
主を守る五人のネギ君を瞳に映しながら言う。
小太郎「・・・果たして一時的な凌ぎでどこまで耐え切れるでしょうか・・・」
突如沈黙を破った小太郎に木乃香は視線を彼に切り替える。
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i Lllノリリ)」〉 从ノリl从ノリヾ
| l ゚−゚ノ| ハノ_リ-_-リ、 ◎
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し'ノ /__◇___」 ‖
それはまるで修行僧だった。
小太郎「物とは見るものではなく、感じるものです・・・」
そして、ゆっくりと木乃香の方へと振り向き、微笑む。
普段から束ねていた髪は解かれ、肩までに届くくらいの長さである事がわかる。
髪が少し触れる肩が少しだけ動いた。
続く。
>>551の続き
偽ネギ「行くぞぉ!」
少年の掛け声と共に彼らの戦いが始まった。
ディフェンス部の活動はただ一つ、自分の身に変えても主を守ること。
主は雷と風を一度に放ち、男はそれを反射する。
迫りくる落雷と暴風に受け止めるミギ。
二つの天災に断末魔を上げた。
偽ネギ「ミギ!」
しかし、決して仲間を構ってはいけない、
仲間の所へ行き、敵からの攻撃のラインを開けてしまったら元も子も無い。
主は宙を舞い雷鳴の斧を振り落とし、男はそれを上回る斧を薙ぐ。
ヤギとヌギが犠牲となる。
地へと降り立つ主が続いて白の雷を落とし、男はそれを上から放つ
ホギが主を守るべく飛び上がった。
残すは彼一人となった。
少年たちは青春という名の映画を映していた。
悲しみや、怒り、勝利と敗北、それら数々の記録をその網膜という名のフィルムに焼き付けてきた。
今、彼らはそのフィルムの末端を突き進む。
偽ネギ「うおおおお!!!」
その声と共に少年は、男の手に持つ二つの凶器に向かって飛び込む。
主に向かって放たれた二つの凶器が少年の顔面を打ち砕いた。
映画のフィルムはそこで途切れた。
しかし、彼らは後悔はしていなかった。
己を誇りをかけて青春を走り続けたから・・・・
続く。
>>552の続き
少女の治癒により傷が癒えた肌は大和撫子の純白さを取り戻していた。
その純白の背中から服越しに何かが盛り上がった。
アスナ「よーし、出来た」
美術部所属の少女が鉄板に絵を描き終えた。
アスナ「さあ、かかってこーい!」
犬上小太郎の顔が描かれた鉄板を両手に少女は男を挑発する。
ラカス「・・・・」
男は標的を少女に移し変えた。
両手のマラカスで少女に危害を加えようとするが
アスナ「はっ」
その鉄板が危害の身代わりとなった。
アスナ「さすが小太郎ガードね、すっごい役に立つわ」
男の暴行は続き、それと同時に鉄板がへこみ続ける。
アスナ「痛い、痛い」
鉄板の気持ちになって少女が叫ぶ。
アスナ「どうだ、犬っコロ!参ったか―!」
そんな少女にもう一人の少女が怯えていた。
このか「あわわわ・・何やっとるんやアスナ、んな事したらコタ君怒るえ・・」
恐る恐る被害者の方へと振り向くと
彼はまだ修行僧の姿をしていた。そんな彼にこのかは別の意味で恐る恐る訊く。
このか「・・・・怒らへんの?」
返事の代わりのまた笑顔。
さすがの木乃香もこの笑顔にカチンと来た。
ボロボロになって使えなくなった鉄板が小太郎の顔面に直撃した。
小太郎「当たったな・・・」
このか「うん・・・」
続く。
>>553の続き
真っ先に気づいたのは彼女を瀕死へと追いやった確信犯だった。
ラカス「ふん、しぶとい奴だ・・・」
その声は木乃香の耳にも届いた。だが、最初はそれを理解できなかった。
アスナ「あっ・・・」
ネギ「よかった・・・無事なようですね」
次に気づいたのは彼と戦う担任とクラスメイト。
彼らの反応から少女の中に一つの可能性が芽生えた。
もし、そうなら、山奥の高原で立てなかった屋敷育ちの少女が、自分の力で歩き出した事と同じ、いやそれ以上の嬉しさになるだろう。
そして、少女も振り返った。嬉しくなった。そして大きな声で歩き出した少女の愛称を叫んだ。
このか「せっちゃん!」
重力に従い肩まで届く髪を下ろした少女が立っていた。
このか「せっちゃん、よかった、無事で」
少女は心の底から喜んだ。
その時までは
このか「せっちゃん」
立ち上がった少女の返事が来ない。首を下に傾けている事に今気づいた。
少女の声の調子が少し変化した。彼女の周りから奇妙な感じが流れてきたのだ。
このか「せっちゃん・・・」
それはまるで人間ではない感じがした。少女の心臓の鼓動が早くなる。
リズムを上げた鼓動を合図に少女が下を向いていた首を木乃香の所へと向けた。
続く
>>554の続き
彼女は純粋な目で少女を見つめていた。
そしてどこからか取り出した花を少女に見せる。
それは日本と中国を宝庫とし、種類だけでも百の数字を持つ花。
下向きに咲かせたその花、白き姿の通り『純白』という花言葉を持つその花を
‐'  ̄ ̄ ̄ヾ
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ゝ-‐‐‐=ニ二__,.-‐‐ \ / /ヽ \ ̄`ヾ ノ
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\ヽ | | {ヽ ト、___ >o
\ヽ││__> ゝハノ_) >゚。
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このか(百合・・・?)
少女はその名称を一言、心の中で呟いた。
次回へ続く?
556 :
マロン名無しさん:2005/07/12(火) 15:51:59 ID:TN3I27bu
おもろそw
557 :
マロン名無しさん:2005/07/16(土) 02:29:02 ID:MIyKtPuc
でた!
無敵のベビーモードが発動しちゃった!
104時間目 解き放たれた翼たちへ・・・
【前回のあらすじ】
桜咲刹那
‐'  ̄ ̄ ̄ヾ
∠::::::::::::::::::::::::::i:::::::`'ヽ
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l:::ハ:::::|:::::|::::::| ゞ!::|:::!:::|:::!
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\ヽ | | {ヽ ト、___ >o
\ヽ││__> ゝハノ_) >゚。
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百合を両手に持ち復活。
続く。
>>558の続き
刹那「ピヨ・・ピヨピヨ!」
少女は彼女に気づいた。
手に持っていた白百合を捨て、小さな羽のように羽ばたくように振りながら彼女に近づき、
刹那「ラァ!!」
まず、横にいる邪魔者を殴ることにした。
小太郎「あぶぶぶぶ!!!」
不意をつかれた邪魔者、犬上小太郎は顔で床の上を滑る。
少女が何かを思いつくと、その体型から想像もつかない力で、邪魔者の体を速攻で仰向けにさせ、
小太郎「えっ、ちょっ・・・」
ボタンを留めていない学ランの下を、強引に引き千切る。
邪魔者の顔が少し赤みを帯びた直後、それが青く染まった。
少女がカードを小刀へと変え、邪魔者の強く、小さくなその肌に一刀。
小太郎「ぎゃあああああ!!!!!!」
断末魔は肌に食い込んだ小刀を動かすたびに高く、大きくなってゆく。
缶詰の蓋を邪魔者の肌へ、缶切を小刀へと例えを代えて滲み出てくる果汁は赤く、大量に滲み出る。
それは決して開けてはいけない、人体という名の缶詰、命という名の果実。
続く。
>>559の続き
少女の作業は終わらない。
上から下へ、左から右へ、生きた缶詰に切り込みを入れた後、
今度は缶詰本来の切り方である円を描くように、小刀を細胞と言う名の蓋をなぞり、
次に北北西の方角から南南東へと小刀が前線を描き、南南西から北北東へと進路を変える。
最後に縦線に左から右へ均等な幅,長さで横線を引いて、彼女の作業が終わった。
少女に自分の想いを告げる作業が。
刹那「ピッ、ピッ」
Vの文字を書いてた時点で意識の回路が一時停止した邪魔者を持ち上げ、彼女に渡そうとしている。
このか「ひっ、ひゃああああ!!!コタ君!」
少女の意に反して、彼女は悲鳴を上げた。
もはや彼女の目には、胸から腹まで縦に刻まれた愛の恋文など認識出来なかった。
L,
O,
V,
E,
人体の缶詰に刻まれた4つのアルファベットから、命の果汁が流れ落ち続ける。
続く。
>>560の続き
幼馴染の突然の変貌、狗族の少年の危機。
もはや、木乃香には太刀打ち出来るレベルではなかった。
このか「ネギ君、助けて―――!」
だから、担任の教師に助けを求めた。
ネギ「はい、僕の分身たちが助けますよ!このかさん」
担任の子供先生が式神の札に光を与えると5人のネギたちが重武装で召喚された。
偽ネギ「出動!チームネギ!」
暴走する刹那を止めに向かう5人のネギに、木乃香は思った。果たしてせっちゃんを止められるか。
しかし、彼らは刹那にやられる前に、
ネギ「ひき逃げアタック!」
本物のネギによって跳ね飛ばされた。
このか「ネギ君、重罪やで、ちゃんと自首しいや!」
刹那「ピヨピヨ」
このか「ひゃっ!」
心臓が飛び出すかと思った。
刹那が今までとは違うその顔ですでに木乃香の顔面にまで近づいていたのだ。
今度の驚きは冷静かつ恐怖感を漂うものだった。
暗黒軍第3部隊隊長が、刹那を重傷に追いやった悪魔が、反撃のラカスが、刹那の真後ろに立っていた。
このか「せっちゃん!後ろ!」
少女は感じた。せっちゃんは自分よりも先に敵の存在に気づいていたのだと、
叫んだと同時なのか、それともその数秒前なのか、
刹那の背中から大きな純白の翼が広がっていた。
ラカス「なっ・・“反射―――」
天使の翼が敵に振り下ろされた。
続く。
>>561の続き
翼を大きく羽ばたかせ、ラカスは風の流れに任せて吹き飛ばされた。
アスナ「さーせっちゃん。こっちおいで〜」
そう言いながら彼女を誘導するのが神楽坂明日菜。
刹那「ピヨ?ピヨ」
アスナ「そーそー、やれば出来るじゃない〜」
シナリオ通りにうまく行っている。
しかし、ここからシナリオの別ルートが始まった。
大きな口でアスナのツインテールの片方に噛み付いた。
このか「大丈夫?アスナ!」
だが、明日菜は焦らず、まほら武道会で刹那と戦った時のように、心を落ち着かせながら彼女を宥める。
アスナ「しーっ、落ち着いてこのか。この子はただ怯えてるだけ。私が無害だとわかれば襲ってこないわよ」
髪の毛が数本引き千切れる音がした。
アスナ「ぎゃあああああ!!!おぶっ!」
ネギ「ひき逃げアタック!」
跳ね飛ばされる音がした。
まさに泣きっ面に蜂だった。
続く。
>>562の続き
このか「せっちゃん、どないしたんやろ・・・何でああなったん・・?」
突如の変貌に疑問を抱くが、答えという答えが見つからなずに謎の迷宮をさまよう。
???「あ〜あ、封印が解かれちゃいました〜」
迷宮の中から声が聞こえた。
木乃香が辺りを見回す。
???「あっ、あなたが刹那さんの幼馴染ですね〜」
迷宮の案内人が現れた。
それは刹那をデフォルメしたような姿だった。
このか「えっ?誰なん?」
刹那本人は今、千切れた長髪数本をじっと眺めている。
だから、木乃香でも当然の質問だった。
???「どうも、実は私桜咲刹那の分身です〜プチせつなとおよび下さい」
どうも普段の礼儀正しい刹那とは間が抜けた口調である。
この妖精は本当に刹那の分身なのだろうか。
オコジョ妖精のアルベール・カモミールがプチせつなに木乃香が知りたかった質問を言った。
カモ「で、なんで刹那の姉さんがあんな風になったんスか?」
プチせつな「ええ、それは彼女が烏族の血を引いてるからなんです〜」
カモ「そういや、前に言ったな、自分は人間と烏族の間に生まれたって」
プチせつな「ですから、烏族としての本能が時々暴走するときがあるんです〜」
カモ「なるほど、つまりあれは烏族モードって奴ッスね」
プチせつな「普段は私が輪ゴムや髪止めの中に入って、それを極力抑えてるんです」
カモ「とすると、刹那の姉さんが髪を下ろすと烏族モードになるってわけだ」
プチせつな「いいえ、必ずしもってわけではないんです〜邪悪なる力によって髪を下ろされると、防衛本能としてああなるんです〜」
カモ「なるほど、因果な話だ・・・・」
妖精同士の会話はここで終わった。
続く。
>>563の続き
そして、プチせつなが本題に入る。
背中を振り向き
プチせつな「私の背中に『封』の文字がありますよね」
剣道部で着る上着の真っ白い背中を向けながら言う。
このか「『封』の字、あらへんよ」
木乃香の宣告を無視して話を続ける。
プチせつな「この『封』の字に誓って、輪ゴムで刹那の髪を整えてください」
このか「な〜『封』の字どこにあるん?」
今度は半信半疑で尋ねる。
プチせつな「このかさん、くれぐれもこの事は刹那には黙ってください」
刹那本人はこの事を知らずに生きてきたのだろうと思い。
このか「うん」
プチせつな「やった、これで封印できるぞ〜」
そう喜びながらプチせつなは輪ゴムの中へと入っていった。
一方、傷だらけの女剣士が目覚めた。
アスナ「ネ〜ギ〜坊主〜」
目覚めの第一声の直後にカードをハリセンへと変え、ひき逃げ犯を追い始めた。
アスナ「待ちなさーい!」
ネギ「やばい、これで許してください、アスナさん」
謝罪の印としてマシュマロを明日菜に渡そうとする。
アスナ「ダメ」
その一言でネギは再び逃げ出した。
続く。
>>564の続き
ラカス「くそっ・・がはっ」
反撃の悪魔は生きていた。
ラカス「小娘が・・・もう容赦はしないぞ!」
意地だけで立っている悪魔はいきり立って刹那に襲い掛かる。
まだ烏族モードの刹那に
刹那「ピヨ?ピヨ―――ッ!」
刀を引き抜き、気を込め、直線状に気を放った。
それは通常時にラカスを倒そうとして、逆に返された技。
だが、ラカスはそれを直撃で受け止めた。
実は反射呪文とはその技に合った波長でないと反射が出来ない高等呪文。
だが、ラカスはその波長を完璧にコントロールかつ、相手の深層心理を読むという特殊能力を使うことで、ここまでの地位と勝利を収めてきた。
しかし、今の彼女は無邪気な雛、世間を知らず、善意と悪意の区別もせず、ただ一人の少女を愛し、守るだけに生きる存在。
そんな彼女に深層心理など読めるはずはなかった。
ラカスは再び、倒れた。
一方、アスナとネギ、そして小太郎の追いかけっこは続いていた。
アスナ「待て―!ハリセン一発じゃ済まないからね――!!!」
ネギ「ヒィィィィ!」
小太郎「捕まってたまるかぁ!」
二人の少年は魔法の杖で跨り逃げ、少女はその足で追いつづける。
彼らに裁きが下るまで・・・・・
次回へ続く?
この人が真面目にボーボボを小説化したらものすごいと思う。
567 :
マロン名無しさん:2005/07/21(木) 20:26:06 ID:XZcqiXsP
すごいってどの位すごいの?
読んでの通りとしか。
読んで凄いと思わなきゃあ仕方ない。
ネギまをボーボボキャラにすりかえるにあたり擬人化女体化が必要となるニャリン
ボボ美パチ美は存在そのものがギャグだから。
そこで平然と他キャラを使ってくる。千鶴とか。
「存在自体がギャグ」にはならないが、違和感がない。
ネギまだから全員人間にしたいなぁ。おっぱいのこととかおっぱいのこととかおっぱいのこととか
あとネギまにお約束の戦闘=服破れも非人間はできんし
とりあいず配役未定で
ビュティ、ルビー、魚雷先生、パチ美、天子、スズ、メンマ、ラムネ、水着ガール、水着ギャル、レム、
レッドK、ブルーD、LOVE、ブーブブ、ゆうこと。
てかボーボボじゃ女足りねぇなw
ボーボ本でも見てこようかな
>>573 既存の女キャラだとどーしても足りないから擬人化しちゃうんです><
105時間目 人の気持ちは気まぐれである。
刹那「ピヨ、ピヨ」
桜咲刹那、ただいまフィーバー中。
神楽坂明日菜は怒っていた。
烏族の本能を開放した刹那を止めようとしたが、結果髪の毛の一部を噛み千切られ、挙句の果てに意味もなくひき逃げされた。
今、彼女はその現行犯を追っている。
その少年の名はネギ・スプリングフィールド、明日菜の担任であると同時に魔法使いでもある。
彼の杖に同乗するもう一人の少年犬上小太郎はもっと早く!アスナが来るで、と叫ぶ。
アスナ「逃がさないんだから!この痛み倍にして返してやる――――!」
自動車並みの速度を杖一本分に込められた衝撃は半端ではなく、ただでさえ存在が無に等しい彼女の冷静さをさらに掻き消す程であった。
続く。
>>575の続き
左下腹部の痛みにより、負の方向へと向かう知性が、彼女の過去の記憶を掘り起こす。
初めてネギで出会ったあの日、ネギのせいで高畑先生に羞恥な場面を二回も見られた時の恥ずかしさ。
期末テストで最下位になり、先生をクビになった時(採点ミスにより免れたが)ネギが故郷へと帰るを見て、つい想いが爆発して発した言葉。
エヴァンジェリンに襲われ、泣きじゃくるネギを助けて、仮契約したあの夜の出来事。
小太郎が召喚した狗神に舌で体中を弄られ、ノーパンのまま鬼と戦った京都での屈辱。
無関係だという理由でのけ者にされ、さらに自分のコンプレックスをつく一言で、契約者に授けられた武具で、契約者を天へと打っ飛ばした、咄嗟の憤怒。
無理をし過ぎている少年に抱きつき、想いを込めた言葉と同時に少年の頬から落ち、そして母なる海に帰った涙。
自分の過去を告白し、自己嫌悪を感じる少年を支えようとする少女たち。
謎めいた力を逆に利用され、それでも懸命に立ち向かった二人の少年と、クラスメイトたち。
世界樹の力で暴徒と化した少年を止めるようとしたが、逆に性的屈辱?を味わった不快感。
彼女の脳裏に過去のフィルムが取り付けられた映写機が高速で回転してゆく。
続く。
>>576の続き
映写機の作業は続き、次々と過去の記憶を上映してゆく。
大事にしていた高畑先生のブロマイドNo.7に、コーヒーを零した時の悲しさ。
再び、置いてけぼりにされ、その足で彼の元へとたどり着くまでの長く険しい道のり。
予告もなしに勝手に授業が始まり、強制的退去となったパソコン室の悲劇。
鈴を奪い、ブラウン管越しでその笑顔を絶やさず、自分の前では言えない本音を知り、不器用な料理で表す事で少年の行為を許したその日。
毎度、毎度自分の下着をオコジョの布団にされる苛立ち。
敵に罠にはめようと高畑先生のブロマイドNo.12を見せびらかし、逆に乾燥機の罠にかかり、身も心もそして写真も乾かされた敗北感。
学費を貯めるため、毎朝3時半起床で新聞配達をする日々。
自分の泥を被ってくれたコリンズを守れなかった自分の弱さ、そして暗黒軍と絶対に倒すと決意した自分の強さ。
勉強そっちのけで、高畑先生のブロマイドNo.5に見惚れて、クラス最下位になった中間テスト。
呪いが完全に侵食され、大陸を、人を破壊するだけの兵器と化した、数分前の話。
そして、大切な人を失い、涙を流したあの日、あの時からいや、すでにネギと会った時から自分の中で何かが動いてたかもしれない。
ただ、それに気づいたのは時を少し遡り、刹那と戦ったあの日―――――
アスナ「あああああああああ!!!!!!」
走馬灯のように流れた彼女のビジョンが一瞬にして波動となり、体中を駆け巡った。
その波動が具現化するかのように、彼女が持つハリセンが太刀へと変わる。
続く。
>>577の続き
小太郎「おい、アスナの奴、剣を変化させてるで!」
ネギ「えっ!」
振り向くと、そこにはいつもの明日菜はいなかった。
代わりにいたのは、怒りで我を忘れた女剣士だった。
彼女が片手で軽々と持ち上げる太刀こそが、ネギが女剣士だと認知した要因。
ゆっくりと太刀を構えるその姿を見たネギは急いで軌道修正をしなければと前方を向きなおした。
ネギの眼に虎が映った。
後門の狼に気を取られ、前門に注意がまわらなかった。
刹那「ピヨ、ピヨ」
その虎は雛の鳴き声を発しながら細刀を構え、気を一点に集中させるような構えを取り、放った。
神鳴流奥義“斬空掌”がネギと小太郎に直撃し、爆発を起こす。
二人の悲鳴と共に砂埃が舞い上がった。
この隙を彼女たちは見逃さなかった。
プチせつな「今です〜!」
刹那によく似た妖精?が、近衛木乃香の持つ輪ゴムの中に入り込む。
そして、木乃香が、後ろから刹那の髪の毛の半分を左側に持ってくるように持ち、それを輪ゴムで止めた。
レ'/i ,イ ,イi|‖| ! ‖i| ミ ! 丶. ヽ 丶、 ′|! | _ノ弌_!i トミ、|. l !
/ l ‖「スiト、! l_」| ヽ_, - ' l !| i ! \ 丶 ! 川 !,ri九 イみ.| ト, l
i リト,ヘ、´● ●丶イiヽ lト `, ヾ、丶! パチッ | i ヒ:ノ L:」 ! |ノ l
`!ゝlハ . ,ハ.|リ i ト、 ヽ ヽ\丶 | ト、 Z Z j |! l
!. ト、 ,∠.イl !| i lヽ ', ! l i> ュ ´ ̄), イ ト |
| i| 丶、 煤@ / !l |i. ', l ヾi j! { j ァ¬、 ,l ,!ヽ l
| !i| /`ト _, '7 ト、_ |i !| ', | リ i |,ィl J'´ ム | ├ 、 ヽ
輪ゴムが締まる音と同時にプチせつなが烏族の本能を抑え始めた。
続く。
>>578の続き
プチせつなが、刹那の烏族モードを抑えるための力を使ったからだろうか、その一瞬表情の直後に、
レ'/i ,イ ,イi|‖| ! ‖i| ミ ! 丶. ヽ 丶、
/ l ‖「スiト、! l_」| ヽ_, - ' l !| i ! \ 丶
i リト,ヘ、´,(◎), 、(◎)丶lト `, ヾ、丶!
`!ゝlハ ヽィ,ノ(、_, )ヽヽ-' ,ハ.|リ i ト、 ヽ ヽ\丶
!. ト、""`-=ニ=- '""∠.イl !| i lヽ ', !
| i| 丶 `ニニ´ / !l |i. ', l ヾi
| !i| /`ト _, '7 ト、_ |i !| ', | リ
レ'/i ,イ ,イi|‖| ! ‖i| ミ ! 丶. ヽ 丶、
/ l ‖「スiト、! l_」| ヽ_, - ' l !| i ! \ 丶
あれ? i リト,ヘ、´てミ` ーク'ら丶イiヽ lト `, ヾ、丶!
`!ゝlハ ヾゞ ′ ,. ゝ ' ,ハ.|リ i ト、 ヽ ヽ\丶
!. ト、 ,r─-、 ,∠.イl !| i lヽ ', !
| i| 丶、{ ) / !l |i. ', l ヾi
| !i| /`ト _, '7 ト、_ |i !| ', | リ
刹那が我に返ったので、木乃香は座り込みホッとした。
このか(今、一瞬すご顔した・・・)
心の中に強い蟠りを抱えながら、一瞬の表情が頭から離れなかった。
続く。
>>579の続き
まるで標的が攻撃を受けたので任務が終了したかのように明日菜も我に帰った。
アスナ「あれ、また・・色々と思い出しちゃったな・・」
過去の思い出に少し浸る自分がいた。
このか「せっちゃん、大丈夫?」
木乃香は刹那の心配をして、彼女の前に立つと、刹那が早すぎる再開に驚くかのような声で、
刹那「あれ、お、お嬢様、いつの間にこの塔に着いてたのですか!?」
このか「えっ、1時間くらい前に塔に着いたんよ、せっちゃんさっきまでの事――」
覚えてへんのと言おうとする前に、刹那は納得したかのように口にだした。
刹那「そうですか、私はラカスという男の攻撃を受けてからずっと意識がありませんでした。はっ、お嬢様こそ御怪我は!?」
木乃香の推測が確信に変わった。烏族モードでラカスを倒したことを本人は全く記憶に無い、いや、知らないことを。
このか「だ、大丈夫やて、でも、せっちゃんが重傷やったから、ウチが治して、その間にネギ君とアスナがせっちゃんのカタキをとったんや」
後でネギやアスナに口裏を合わせようと思い、今は真実混じりの虚言でごまかす。
決して、この事を彼女に言ってはいけない気がする。
なぜなら、彼女の中に烏族の血が混じっている事が、今まで彼女が木乃香を避けていた最大の原因だったからだ。
これを言えば刹那はまた、自分の下から離れていくかもしれない、いや、そうでなくても今度は自分が―――――
刹那「そういえば、私が暗い場所で倒れていたときに、お嬢様の声が聞こえてきました。しかし、その後の事はよく覚えていません・・」
その言葉に、上手く言ったみたいだと木乃香はひと安心する。
だが、一端心を落ち着かせた後、刹那には謝らなければならない。なぜなら自分の我侭で―――――
大きな足踏みが、その想いを反射的に中断させた。
続く。
>>580の続き
二つの小さな足が、それに見合わぬ大きな足音を立て、
砂埃の幕から、刹那と木乃香に向かって近づいてくる。
ついに、二人の役者が出てきた。
その肩書きに恥じぬ、変わり果てた姿で。
《
, '∧∧ .》
l リハリ))ヾ 〃 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
般〈 ゜Å〉 〃 < 刹那さんの斬撃を受けたせいで、こうなりました
⊂)誕生日つ \____________________
L__i__l〃
し' し'
|`ゞ'⌒`く!
,》@ i(从_从)) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||ヽ||_リ`A´リ|| < どうしてくれるんじゃてめぇ!(怒)
|| ({'ミ介ミ'}))|| \____________________
≦ ノ,ノハヽ、≧
テ ` -tッァ-' テ
刹那「ええっ!」
その喚声には驚きと疑問が入り混じっていた。
次回へ続く。
今回はちょっと中途半端な所?で終わってしまいました。
次回は『続・人の気持ちは気まぐれである』です。
106時間目 続・人の気持ちは気まぐれである
【前回のあらすじ】
刹那の斬撃のせいでネギと小太郎が変な格好になった。
ネギのベルトを見て小太郎は驚愕した。
小太郎「ん、おいお前今日誕生日なんか!?」
犬顔と化したネギの花柄ベルトの文を見たからだ。その文にはこう書かれてあった。
お誕生日おめでとう
一匹狼の顔つきと狗族の証である耳を残し、変わり果てた小太郎が刹那を睨む。
小太郎「てめーのせいでコイツは年に2回も誕生日を迎える破目になったやんけ!」
怒りながらこの事態の張本人である桜咲刹那に講義するものの、金髪のツインテール,濃き紅を彩った、ゴスロリファッションのせいでイマイチ説得力がない。
刹那「ち、違います!私の斬撃を喰らっても、決してそんな風にはなりません!」
しかし、今の彼らには開き直りにしか聞こえず、
小太郎「謝らんか!謝らんか!謝らんかぁ!」
激しく連呼し、顔色を衣装の色彩と近しくするだけであった。
もう謝罪するしか無いと思った刹那は
刹那「わ、わかりました。ごめんなさい」
犬顔の担任に向かって、頭を下げながら謝った。
ネギ「・・・・・」
当の本人はただ、杖を軽く振るだけで何を言わない。
その刹那も返事が来るまで、決して頭を上げようとはしない。
アスナ「ほら、刹那さんもあんなに謝ってるんだから許してあげなさいよ」
ネギ「・・・・・」
一時の沈黙、そしてネギの手が動いた。手と手が交差して×の形をとる。
アスナ「もう、ネギ坊主ったら、ほんと意地っ張りなんだから〜この〜」
意地悪な笑みを浮かべながら明日菜はまるで子犬を可愛がるかのように、ネギとじゃれ合った。
続く。
>>583の続き
呆れながらネギと明日菜の動きを眺めていると、おっとりとした声が自分を呼んでいた。
このか「せっちゃん」
我に返った刹那は振り返る。しかし、その声は悲しみが含まれているような気がした。
いや、本当にそうだったのだと、この後気づく。
このか「また、助けてくれてありがとな」
感謝の言葉を受け入れながら、刹那は心の拍節器を調節して、
刹那「いいえ、私はお嬢様を守っただけです。そんな、お礼など―――」
必要ありません、と言おうとした拍節器のリズムを止めたのは、木乃香の次の言葉であった。
このか「堪忍な、せっちゃん」
刹那「えっ?」
それは前文とは全く違う意味を持つ言葉であった。彼女の拍節器に異変が起き始める。
このか「ウチが一緒に行きたいって、あんな我侭言うたばかりに」
黒い拍節器の針の速度が少し早くなりはじめた。
このか「アーニャちゃんに連れ去られた時も、今回のように命に関わる呪いを受けた時も」
その速度に応じて、かつての自分を思い出す。
このか「ウチのために、せっちゃんが大怪我を負うて、今まで無事で良かったんやけど」
針を動かす、振り子の力が大きくなる。
このか「今度またウチが人質にされたり、変な呪いを受けたりして」
かつての自分は、彼女の傍にいると迷惑がかかるから、と言い訳をして――
このか「それでせっちゃんが無理して、もし、もし、それで――――」
少女の拍節器の指針が、瞳から涙を流す。それに応じて彼女の拍節器の針が小刻みに速度を増す。
このか「だから、決めたんや、もう我侭なんて言わへん。せっちゃんには迷惑なんてかけとうない」
だから自分は決めた。決して傍にいなくていいから、影からお嬢様を守ろうと。
このか「今度から、せっちゃんが敵地に向かっても、足手まといにならんように影から見守――」
白い拍節器の振り子が作業を完全に終える前に、黒い拍節器の振り子がその作業を行った。
刹那「だめ!」
黒の拍節器が限界点に達し、暴走を始めた。
続く。
>>584の続き
刹那「ウチの元から居なくなるなんて、そんなの絶対にだめ!」
振り子から発する止まらない想いが、容赦なく口に出る。
このか「せ、せっちゃん・・・」
刹那「昔のウチは、このちゃんが無事なら、このちゃんの傍にいなくてもええ、と思てた」
それは今まで、振り子に従い、懸命な判断だと信じていた。
刹那「例え、この身が滅んでも、このちゃんが安全なら、それでもええと思てた」
動き続ける針に命じて、その針が止まるまで、影から守ろうと思った。
刹那「でもね、修学旅行で、このちゃんと同じ班になって、影からじゃなく、近くで守った時にその考えが変わった」
だが、黒い面を右、左へと触れる針は、喜びの夜空と、漆黒の不安の境界線でもあった。
刹那「それでも、傍にいたら、ウチの正体に気づいて、今度はこのちゃんがウチの傍を離れるんやないかって不安だった」
黒き面の指針が、漆黒の方向へと向いた。
刹那「だけど、アスナさんやネギ先生の励ましで勇気を貰った。そして、このちゃんはウチの秘密を知っても、笑ってくれた」
そして、拍節器の指針は夜空へ向かって、倒れた。
刹那「やっと、やっと、今まで、このちゃんと一緒に居られなかった時間の分、ううん、それ以上にこのちゃんと一緒に居ようと思った」
心の拍節器も笑って、それならそうしなさいと言ってくれた。
刹那「だから、だから、せっかく一緒に居られるようになったのに、今度はこのちゃんからウチの許から離れんどいて」
そして今の拍節器の指針は、彼女の涙を止めないまま、暴走を続けていた。
このか「せっちゃん・・・」
刹那「ウチは、このちゃんが傍にいるから、敵と戦える、このちゃんが一緒に居てくれるから、敵からこのちゃんを、守るんや」
このか「せ、せっちゃん・・・うっ、うっ、うわあああああん」
拍節器の指針を、その小さな指で止めるように、木乃香が刹那に抱きついた。
このか「ホンマにごめんな、せっちゃん、ウチ、また我侭言うて」
暴走が止まった指針は、再び動き出し、喜びのリズムを取る。
刹那「ううん、ええんや、これからも一緒に居ような、このちゃん・・」
このか「うん、うん」
離れ離れになりかけた、白と黒の拍節器は並んで、仲良く針を動かし続ける。いつまでもずっと。
続く。
>>585の続き
第六章 闖入の粘体
アスナ「このか、せつなさん・・」
ネギ「・・・・」
犬顔のネギは喜びの笑みを浮かべる。
小太郎「うおおおお!!!感動やぁ!」
犬の少年は涙を流し、
小太郎「よこせ!」
強引にネギのベルトを奪い、装着した。
小太郎「桜咲刹那、万歳!、桜咲刹那、万歳!」
ネギ「さて、もう敵も倒したことですし、帰りましょうか」
アスナ「そうね、あれ?元に戻ったの?」
すでにネギは、小さな眼鏡が似合う子供の顔に戻っていた。
小太郎「あれ?今日、俺誕生日や!」
同じく元の学ランに戻った小太郎が、自分のベルト文字に気づき、言った。
こうして、暗黒軍第3部隊基地での戦いは終わった。
しかし、そこに新たな闖入者が現れた。
???「ゲルゲルゲル、情報通り、ここにいたか、ネギ・スプリングフィールド」
どこからともなく聞こえたおっさんのような声に全員辺りを見回した。
ネギたちと倒れている第3部隊隊長 反撃のラカス以外は誰もいない、はずだった。
カモ「何じゃ、ありゃ」
真っ先に気づいたのはカモだった。
カモの視線の先には換気ダクトがあり、そこから奇妙な粘液が滲み出ていた。
滲み出る粘液の量が増し、粘液が集まり、一つになり、やがてそこから顔が浮き出てきた。
???「ゲルゲルゲル、オレ様の名はゲル男」
全てを飲み込むかのような大きくベタベタした口からおっさん臭い声が発せられた。
続く。
>>586の続き
ゲル男と名乗った粘体がネギを指差した、指先から黄緑色の液が垂れ落ちる。
ゲル男「ネギ・スプリングフィールド。お前を我が暗黒軍第1部隊にスカウトしに来た」
再び口が開くと、唇の上から重力の影響で粘々した黄緑色の液が垂れ落ち、口の中へと入ってゆく。
アスナ「あれって、以前見た“すらいむ”っぽくない?」
その異質な姿に明日菜は顔を青くする。
刹那「おそらくその種族の属する魔物でしょう」
明日菜の推測に結論を出す刹那。
そんな中、ゲル男の傍に寄る者がいた。
ラカス「はぁ、はぁ、てめえは誰だ?侵入者め・・・」
三度、ラカスが立ち上がった。
ゲル男「ん?なんだ、オマエは俺の邪魔をするのか、だったらこうだ」
そう言うとゲル男は腹をねじ込むように、体をくねらせ
ゲル男「あばぁ」
大きな口から緑色の液体を吐き出した。
ラカス「液体攻撃か、“反射障壁 3倍”」
負傷を負いながらも魔力を振り絞り、液体を3倍の量にしてゲル男に返す。
ラカス「はは、終わりだ・・え?」
驚愕したのはラカスだけはなかった。ネギたちもゲル男が液体をすんなりと飲み込む光景に驚愕した。
ゲル男「う〜ん・・反射呪文の使い手か、だったら・・さっきよりも数倍の量の体液をと・・」
そう言うと先ほど以上に腹をねじ込ませた。それを見た反撃の悪魔は、包帯の色が変わるくらいに青ざめ、
ラカス「ひっ、ひっ、うわああああ!!!」
敵に背中を見せたが、時すでに遅し。ゲル男の攻撃準備は整った。
ゲル男「おぼぼぁぁ」
ラカス「ぎゃああ――――」
緑色の液体を全身から浴びたラカスは悲鳴を上げた。
手に持っていたマラカスが、全身を包んだ包帯が、見る見るうちに溶けてゆく。
これまで二度も立ち上がった反撃の悪魔は、その断末魔を最後に倒れた。
続く。
>>587の続き
これまで烏族モードの刹那からの二度の攻撃にも立ち上がった暗黒軍第3部隊隊長 反撃のラカス。
しかし、もう三度目の正直は無い。二度あることも三度は無い。
なぜなら、ゲル男がラカスの傍に寄って、
ゲル男「さて、溶けたところで、いただきまーす」
ラカスごと緑色の液体を大きな口で飲み込んだからだ。
木乃香はその光景からスライムの女の子の言葉を思い出す。その言葉が今、目の前で実行された。
このか(あ、あれが、溶かして食うってことなん・・どうしよう、ウチもあんな風に食べられてしまうん)
ゲル男がネギたちの方へと振り向く。
反射的に後ずさりをする自分がいた。
ネギ「このかさん、元気だしてください、あの人たちも頑張ってますよ」
木乃香は後ろを振り向くと、目の前には大型プールがあった。
その大型プールには4人の青年が泳いでいた。プールの流れに逆らって。
嶋本「おらおら〜とっとと泳がんかい!ヒヨコ隊」
名札に『嶋本』と書いてある小柄な男が4人を叱る、何をしているのかと思ったら
ヒヨコ隊「このかさ〜ん、元気を出してくださ〜い」
嶋本「声が小さいー!そんなんでこのかさんが元気になると思ったら大間違いやで!」
あの人たちは自分を元気づけるために過酷な事をしているのに木乃香は気づいた。
嶋本「はは〜ん、どうやら、流れが足りないみたいやな〜流れを時速10から20へアップや」
手に持っている小型の機器を弄るとプールの波が速くなった。
嶋本「さあ、神林、気合いれんかい!」
神林「あぶっ、あぶっ、このか、さん、元気に・・」
今、この人たちはウチのために頑張っている。
嶋本「石井も、叫ばんかい!」
石井「嬢ちゃん、げ、元気に・・あぶぶっ」
溺れるかもしれないのに、ウチを元気付けるために必死で・・
このか「も、もうええ、ウチ、元気になったから・・な、だから、だから」
ウチが明るく元気にならないといけない、さっきまでせっちゃんから逃げようとした自分を想い、言った。
嶋本が小型の機器の赤いボタンを押すと、プールの流れが止まった。
続く。
>>588の続き
このか「大丈夫?」
神林「はぁはぁ・・大丈夫ですよ、ここで諦めたら、人を救うことなんてできませんから」
この人たちはウチのために逃げなかった。だからウチも逃げずに立ち向かおうと思った。
神林「苦しいときも、困ったときも・・元気が一番です!」
/ , '´/ /イ 、ヽ. ヽ ヽ
/ / / ,ィ,イ.iト、 ヽ ヽ ヽ
,イl / // /7/,'イ! ヽ ヽ l !
/ !/ ////, /フ., ' / li! !l i.| ! ト
,.' |/ !j///イ// / /i! ll! ll l |i! 元気が一番!
/ |! .ノソ,ィ´∠/ァ‐ ィ././ ,. -‐-l!l |i! l | l!
/ l!./,ィフi.7´/_ ' ' _ l` || l! ! !
. / j//!/ A 、iマ;;:j` '´K;;;:}ヽ|!,'‐! ll | l
. ,' jイ. |! /て! ` ´ ``´ .i! } | | !
l ,:'|! ! ll lト、ミi 丶 /_ノl!|i! | l
! / l! | l! ll 「lヽ ー─‐' /´! /ll|!|l j
,' l ! ll! | !l! 丶 , イ ,/ /i!l,' |l! /
l ! l l! li!l l ! i!| 丶、_ ,. :'' | !///イll! |! '
! 丶li! ! i! ヽ! l! i! |i」','// ,' ,' 友情出演 三条こずえ
ゲル男「ゲルゲルゲル、ネギ・スプリングフィールド、仲間になるか?そうだろ」
粘体はすでにネギが仲間になると思っている。
しかし、ネギは杖を構えて口を開く。が、
嶋本「誰がお前みたいな奴の仲間になるか」
ネギ「あっ、僕のセリフ」
アスナ「とられちゃったね〜」
明日菜はくすくすと笑っていた。
次回へ続く?
ということは毛の王国でこずえが出てくるのか
ボーボボだとハレクラニ戦で遊戯が友情出演したけどこの場合誰が出るんだ!
フィーバー中ヘッポコ丸=烏族モード刹那なら
怒んパッチ=獣化コタロー…か?
そこまで話が続くかはわからんが。
;゚д゚)<大変大変!!今度集英社と講談社の合同企画で
澤井が描いたネギま!と赤松が描いたボーボボってのやるらしいよ
Σ(゚Д゚;エーッ!!
っていう夢を見たよ・・・・
保守
あげ
107時間目 さらば、アイツコワレテナカッ・タワー
ネギ「全く、どうして世界はこんなにも悲しいことばかりなんだ」
小太郎「そやそや、どうしてみんなが争ってるんや!悲しくてしゃあない」
ノートパソコンのキーボードを叩きながら、二人は言う。
ネギ「いや、争うことに文句を言ってるわけじゃない、人は価値観が違うからこそ、時には協力、また時には対立したりするんだ」
小太郎「なら、何が不満何や」
いい質問だよ、と言いながらネギはパソコンのゲームのプレイを中断し、小太郎の方を向いた。
ちなみにそのゲームは、ネギの生徒、超 鈴音の作品で、プレイヤーは神となって地球を作るゲームである。
ネギ「僕が言ってるのは、その争いに人々が武器を使うかってことだよ」
小太郎「確かに、男だったら拳で勝負せんかい!」
なお、プレイヤーは何もしなくても、自動的に時間が流れる。
ネギ「最初は棒から始まって、次に鉄から刀,槍,弓,次に火薬から鉄砲,そして戦車などの兵器・・」
小太郎「色々と、作って来たんやな〜」
流れる時間と共に、人が増え、文明が発達し、色々な事件が起こる。
ネギ「そうやって、物が進化するにつれ、人々が何かを失ってゆく――」
突然、小太郎の顔色が青くなり、叫ぶ。
小太郎「お、おい、ネギ!大変や、ゲーム、ゲーム」
その慌てぶりに、ネギは顔をゲーム画面に向き直すと
ネギ「うわあああ、侵略されてるー!!!」
ゲーム内で、宇宙からの侵略者が地球を攻撃していた。
続く。
>>597の続き
ヽ l ! |::iO O,!:::r=;Y! `ゞ . | !'´ _ `ヽ
i l 」_j⊇ ⊆ノ, './:ヽ ゞ │' ヽ
l ! ゝ}__,.ィ、__, <トヘ!`` /川」 !
_」 H´ヽ ´1!リ レヘy7´ ノ¬ 、 { r'´ ! l
f_l !l ! /´ \、 ヽ l l
l ヾ ト、 iレ〉/ , 、 { /⌒!ィヽ. l l
宇宙人「チューチュー、侵略するチュー、侵略するチュー」
ネギ「うわ〜どうしよ、どうしよ、災害だったら何も出来ないよ」
このゲームでは、地震や津波などの災害はゲーム内の人間たちが対策をとるのである。
ネギが恐る恐る、大統領の住む屋敷をクリックすると
_ 、ii〃i〃i、
c=(^⌒ ̄ _`ヽ 、i/、、、、〃
|| `\g┌┯,┯┐ _|-∞- n/
|| _|ヽ| Wi/| ~~〜━y ;、ー 、ノ
ノハ /_\/ヽノノ し⌒W⌒]
副大統領「閣下、ご決断を」
大統領「ふむ、最終兵器の使用を許可する」
ネギ「ダメ―――、早まっちゃダメ―――!!」
そして画面が最終兵器発射のシーンへと切り替わる。
だが、宇宙人側も負けじと、最終兵器を投下し、地球全体は火の海へと包まれた。
そして、画面が切り替わり
GAME OVER
ネギ「ああ〜だから、どうして皆、武器だけで、何でもかんでも解決しようとするんだ〜え〜ん」
いつまでも変わらない画面に這い蹲りながら、ネギはオンオンと叫んだ。
続く。
>>598の続き
泣きじゃくるネギたちをよそに神楽坂明日菜と桜咲刹那は未知の敵を前にしていた。
ゲル男「ゲルゲルゲル、邪魔をするなら、容赦はせんぞ」
相手の目的はネギを仲間に引き入れること。
だから、自分がネギを守らなきゃいけない。
そう思うと、体が自然と前へ出た。
アスナ「ハァァァ!!!」
ハリセンを片手に猪突の猛威を振るうが、
ゲル男「あばぁ」
口から吐き出した緑色の液体がハリセンごと猪突の精神を溶かした。
そして、猪突の猛威により、飛び散った液体が明日菜を襲う。
アスナ(しまっ)
その名前に恥じない、行動で明日菜を助ける刹那。
体を滑らせながら、彼女たちは辛うじて、緑色の飛沫から逃れた。
ゲル男「ゲルゲルゲル、ちっ、あと少しで致命傷だったのに」
敵の言うとおりだった。
刹那さんが助けに来なければ、今頃は左腰と右足だけでは済まなかった。
そして、高畑先生のブロマイド1枚だけでは。
裏面にNo.19の文字が辛うじて読める写真が無残にも溶けかかっていた。
続く。
>>599の続き
刹那「アスナさんは下がってください」
もはや、まともに立つことさえ出来ない明日菜を庇いながら、刹那は前に立つ。
刹那(くっ、気を放っても、そこから飛び散る液で溶けない保障はない、しかし・・)
そう考えていると、突然小太郎が刹那の背中を押し出した。
小太郎「どすこい、どすこい!どすこい!」
刹那「な、何をするのですか」
その問いに答えず、ただ、刹那を押し出す。
ゲル男「ゲルゲルゲル、こっちから来るとはいい度胸だ」
刹那「ち、違う」
小太郎「どすこい!どすこい!」
そう言いつつも小太郎の押し出しにより、少しずつゲル男との距離が縮まってゆく。
ゲル男「ゲルゲルゲル、さあ、来い・・・ん?」
その時、ゲル男の体が波紋が響いた。
刹那もそれに気づき、ゲル男の体から響く波紋を眺めると
千鶴「あらあら、元気ね〜小太郎君」
黄緑色の体から、エプロン姿の那波千鶴が出てきた。
刹那「うわああああ!!!」
千鶴「ほら、小太郎君、鼻水出てるわよ」
小太郎「ああ、すまん」
体を上半身だけ出している千鶴は、ティッシュで小太郎の鼻をチーンする。
まるで子供を溺愛するような光景に苛立ちを覚えたゲル男が体をくねらせ、
ゲル男「で、出て行け―――!!」
勢いよく千鶴を外へ追い出した。
千鶴「あら、まるで大砲みたいね。巨人戦大丈夫かしら?そうだわ、今日の晩御飯は玉子焼きにしましょ」
そう言いながら千鶴は窓を突き破り、どこかへと飛んでいった。
続く。
>>600の続き
ゲル男「ゲルゲルゲル、これで邪魔者はいなくなった。さあ、ネギ――あれ?いないぞ」
敵の言葉で刹那が気づいた。つい先ほどまでパソコンをしていたネギ先生がいない。
そう噂をすると
ネギ「はぁはぁはぁ・・・」
影がやってきた。
小太郎「ネギ、しっかりしろ、まさか奴が現れたのか!?」
ネギは息を切らしながら、首をタテに振る。
小太郎「くっ、奴めこんな所にまで・・・」
舌打ちしながら、小太郎は焦りを浮かべる。
ネギ「はぁはぁはぁ・・・来た・・・」
最上階と4階をつなぐ階段へ続く扉を前にネギと小太郎が立ち上がる。
ついに、彼が恐れる敵がやってきた。
その姿は夜空を連想させる漆黒の羽根。
夜空の月を照らしたかのような黄色の模様,泉の水が流れ出したかのような青色の模様,
それは美しい夜の宴を纏いし、小さな羽根がネギと小太郎の前を回るように羽ばたく。
ネギ「くそっ、来るならこい!」
小太郎「ここまで来るとはいい度胸やな、何倍にもして返したる」
二人は真剣な眼差しで対峙する揚羽蝶は華麗なる宴と共に彼らの周りを飛翔し続ける。
刹那「・・・・・・」
ゲル男「・・・・・・」
別の二人も呆然としながら眺め続ける。
続く。
>>601の続き
小太郎「このままやと、刹那がやられる、ここは俺にまかせて、ネギ!」
揚羽蝶を捕まえようとしながら、小太郎は叫ぶ。
ネギ「わかった」
この戦いを友にまかせ、ネギは呪文を唱えながら、ゲル男に突っ込む。
ゲル男「しまった、不意をつかれた」
すかさず、酸性の液体を吐き出そうとするが、遅かった。
ネギ「“雷の斧”」
雷の力で、ゲル男の右腕が切り落とされた。
ゲル男「ぐおおおお!!!」
そして、ネギはすかさず、次の呪文を唱える。
ネギ「ラス・テル マ・スキル マギステル 吹き抜け秋の嵐、風の罰を与えよ、“風花 風塵暴風”」
ゲル男「ごばぁっ!」
真下から竜巻が噴き出し、黄緑色の粘体が、天井へと叩きつけられた。
粘体はゆっくりと着実に床に垂れ落ちる。もう彼に戦う力は残されていない。
ゲル男「がはっ、これが・・ネギ・スプリングフィールドの力。かつて一人で、暗黒軍を壊滅に追い込んだ男の息子の力・・」
“雷の斧”で切り落とされた部分から、右腕が出てきた。携帯と共に。
ゲル男「もしもし、魔法タクシーをお願いします」
その通信から数秒も経たないうちに突如、どこからともなく現れた魔方陣からタクシーが現れた。
刹那「待て・・」
タクシーに乗り込むゲル男を逃がすまいと足を踏み出す刹那をネギが止めた。
ネギ「深追いは禁物です・・・」
その言葉に刹那は我に返った。
ゲル男「ここまでお願いします」
黄緑色の液体まみれの紙を運転手が受け取ると
タカミチ「わかりました」
その渋い運転手は、タバコを加えながらサイドを引いた。
続く。
>>602の続き
あれ?ここってどこなん?
塔の最上階ちゃうな、たぶん屋上やな、空もあんなに濁っとるし、
え?なんで空がこんなに濁っとるん?
みんなはどうしたんやろ・・・周りは荒れ果てとるし・・・
あっ、せっちゃんがおった。
せっちゃんどないしたん?んな所で寝とらた風邪引いてしまうえ?
な〜起きて〜な〜せっちゃん〜
・・・・・みんな、寝とる・・・・
アスナも、ネギ君も、コタ君も・・・・
・・・・・ホンマに寝とるん?・・・・・
あれ?そこにおるんは誰なん?
何やどっかで見たことあるような〜
背はネギ君より小さいな〜
髪は腰くらい長ごうて、金髪・・・
黒いマントを着て・・・
え?何笑ろうとるん?
・・・・・・・・・・・・・・・・・牙?
ネギ「このかさん。起きてください、起きてください」
続く。
>>603の続き
このか「ほえ?・・・ウチ疲れて寝てもうたんや・・・」
今まで、色々な事があったから、疲れるが溜まるのも当然である。
そして、ゲル男の恐怖から立ち直った反動で、疲れが一気に眠気と変化したのだ。
ネギ「帰りましょう、このかさん」
欠伸をしながらうなずくと、頭が完全に回転しきっていない脳が、部屋の周りをずっと回り続けるタクシーを認識した。
このか(何で、あのタクシーずっとここを回り続けてるんやろ・・ま〜ええや)
近衛木乃香は夢の中の出来事をすっかり忘れていた。
ネギたちは、アイツコワレ・タワーから外へと出た。
アスナ「色々あったね〜」
刹那「はい、ですが、暗黒軍の組織を一つ倒したことですし」
ネギ「さて、最後の仕上げです」
そう言うとネギは先端に星をつけた杖を一振りした。
このか「ひゃっ」
少女の驚きと共に、暗黒軍第3部隊基地が、まるでロケットのように煙を上げ、飛んでいった。
男はとある一家の家に居候をしていた。
パパン「ユータン、ユータン、今日も面白い物を作ったんだ」
小柄の父親が娘に発明品の話をする。
ユータン「え〜また作ったの〜」
ママ「うふふ、パパったら、ほんと発明が大好きね〜」
朝ごはんを食べながら、そんな話をするのがその一家の日常。
そして、それは男が見る、最後の日常。
続く。
>>604の続き
パパン「今日の発明は時計型タイムマシン『プラネッタ』なんだ、これがあれば5秒だけ時間が戻れるんだ」
終わりまであと1分。
ユータン「それじゃ、あんまり意味ないでしょう〜」
終わりまであと40秒。
パパン「なんだよ〜5秒を馬鹿にするな〜」
終わりまであと20秒。
男はそれを感じ取り、すかさず父親の時計を奪い取った。
終わりまであと5,4,3,2,1―――
巨大な塔がその家に墜落した。
崩壊した家とその辺りは大騒ぎとなっていた。
ユータン「パパ、ママ大丈夫?」
パパン「がくがく・・な、本当に5秒だけ巻き戻っただろ」
ユータン「いや、逃げるので精一杯で、よくわかんなかったけど・・」
ママ「あれ?サービス男さんは?」
ユータン「そういえば、いないね、せっかく助けてくれたお礼を言いたかったのに」
一方、その墜落現場近くで、タカミチがゲル男に向かって手を差し出した。
タカミチ「5780円」
男は塔が落ちた街を眺める。
サービス男「俺の居場所に気づくなんて、誰だか知らんが出来るな・・はぁ、もうこの街にはいられないや」
頭から膝まで白い布で覆われた男が旅立つ、決して後ろを振り返らず、進む。
彼には帰るべき場所など無い。
続く
>>605の続き
第3部隊編終章 戦士の帰省
こうして、ネギたちの暗黒軍第3部隊基地での戦いは終わった。
この戦いで彼らは皆何かを感じただろう。そして彼女も。
茶々丸『ネギ先生・・・・』
彼女はいずれ、彼らが帰るべき場所へと帰らなければならない。
しかし、彼らと一緒に帰ることはせず、今は彼らを見つめ続ける。
次回へ続く?
>>600 巨人・大鵬・玉子焼きて… いったい何歳なんだよw
エーサクがサービスマンかよwww
610 :
マロン名無しさん:2005/08/13(土) 15:07:52 ID:BjnEc0Xr
611 :
伝説ハッピーマテリアル現在進行形:2005/08/13(土) 16:19:18 ID:Lsfz1Cq6
現在日テレの投票形式のランキング番組に投票する企画が進行中です。
と言うことで、皆さんご協お願いします。
番組詳細
「1億3000万人が選ぶ音楽の祭典2005 〜未来に残したい名曲が今夜決定!〜」
日時:9月4日(日)夜8:00〜(生放送)
司会:徳光和夫・中山エミリ・アンガールズ
出演:未来に残したい日本の名曲に選ばれた豪華アーティストの皆さん
[方法]
1.このページとんで、
http://www.ntv.co.jp/saiten/index.html 2.NTVのサイトの投票ページで、2000年以降の一覧にない場合は、その他の投票ボタンをクリック。
3.[重要]曲名は「ハッピー☆マテリアル」、アーティスト名は「麻帆良学園中等部2-A」で投票。
>>608 確かに「千鶴って何歳なんだ!」って言いたい。
保守
ネギま!魔法劇場 vol.2 魔法界珍獣図鑑
∩∩
|,,゚∀゚)
|⊃ ⊃
__| .|
Σ___,しリし'
アルベール・カモミール
∧_∧
(;´Д`)
-=≡ / ヽ
/ | | |. |
-=≡ /. \ヽ/\\_
/ ヽ⌒)==ヽ_)=∧__∧
-= / /⌒\.\ || || ( ネギの )
/ / > ) || ||( 弱点 )
/ / / /_||_ || と_)__)
し' (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ (_)) ̄(.)
ネギの弱点
____
(カマボコ)
 ̄ ̄ ̄ ̄
ディグラン(カマボコ状態)
_
,.'´ ヽ
i Lllノリリ」〉
| l ゚ _ ゚ノ|
ノ⊂|| Y ||つ
ーく/_ |〉
) ノ
ξ
この世を彷徨っている
つけものがさよなのかwwwwwwwwwwww
はい、その通りです。
キモイ奴ばっか
ネギま!のバトルはボーボボ並み!魔術・特技用語集
No.5 小人の霧
小さき女神よ、かの者を同じ高さで見つめることを願い、灰色の洗礼を与えよ。”小人の霧”
上位古代語魔法の呪いに属し、灰色の霧で対象者の体を縮ませ、小型サイズにする。
が、中途半端な魔力で行うと、赤ん坊になる(下図参照)
しかも、効果は一時的で、一度かかると耐性(魔法使い限定)がついてしまうので、非常に使いづらい呪文である。
)
, '´ バ `ヽ
/l リハリ))ヾ
| \ハ(l ゚ ラ゚ノ
\__ ̄ ̄ヾ
\__/
失敗により赤ん坊と化したネギ(87時間目 因縁×魔法×決戦 参照)
ネギま!魔法劇場 vol.3 自由工作
それは夏休み中の出来事。
すでに彼らの長い休暇も残り半分を切り、明日菜たちはネギが独自で出した課題、自由工作に明け暮れていた。
ネギと小太郎も参加するという条件で。
このか「どや、ネギ君そっくりのぬいぐるみやで〜」
可愛く刺繍された自分のデフォルメに、ネギは感激する。
アスナ「甘い、甘い、そんなどこにでもありそうな物なんて、私は高幡先生のブロマイドNo.18とNo.20で作った貯金箱よ」
それは単にタカミチの写真を、空き缶に貼り付けただけの、アスナさんらしい作品だった。
ネギ「えへへ、僕は割り箸と紙コップでキリンを作ったんです、コタロー君は何を作ったの?」
不器用なキリンを片手にネギは彼に向かって訊ねる。
小太郎は何も言わなかった。いや、言えなかった。
本物の小太郎は、小太郎により致命傷を負わされていたから。
機械じかけの小太郎は無言で、本物の小太郎を引きずりながら、ネギの前に立っている。
自由工作。それは、人と物との調和。
過ちは、即、破滅へと繋がる。
それは夏休み中の出来事。
ちょwwwwwwwwwww
保守
622 :
マロン名無しさん:2005/09/15(木) 23:30:14 ID:BsIbEl5E
早く続き読みてー!
バトルのレベルが低いとか言ってる奴。
ネギまに目標にしてほしい(ネギまより質の高い)バトル漫画を少しは例に挙げてみろ。
何でこれだけ工作員が居て1つも挙がらないんだ。
ID出ないし自演でもいい。とにかく書いてみろ。
ってSSスレでしたね。失礼しました帰ります〜。
625 :
マロン名無しさん:2005/09/16(金) 18:05:01 ID:onB4C8dl
てゆうーか
ネギまってバトル漫画なの?
とりあえず神鳴流はウザい
>>622 新シリーズではGB,エアギア,MIQ,そして幻のお笑い漫画のキャラが登場します。
気になる○○○○の配役はチャ(以下略)
田楽編(ボーボボ版での名称)は10月上旬からスタート予定。
きちんと構成を練って、いつ何を書くかまで決めてあるんだな…。すげぇ。
物書きさんってアマチュアでも皆こうなのか?
_γ
,.'´ `ヽ
i ||ハハハ||
| § ゚ x゚§ 漏ってどこが悪いですか!
. . (.( ))
只| .|只
⊂‐ニ.し ⌒Jニ‐⊃
 ̄‐=―=‐ ̄
ネギま!のバトルはボーボボ並み!魔術・特技用語集
No.6 大地の触手
土と泥で構成された触手で、対象者の足を拘束する大地魔法の初期呪文。
なお、捕縛の強さは“風の矢”と同等だが、持続時間は約30秒である。
対象者の動きを封じさせ、その隙に別の呪文で攻撃するのが、効率的な戦法と言えよう。
超の凶刃により、高音死亡
美空「殺すなんて・・・殺すなんてやりすぎだろー!!」
あやか「パクるから・・・人のキャラパクるからー!! うわぁぁぁ・・・」
何だかんだでようやく新シリーズ開始。
あと、話数表示が『○時限目』に変わります。
__ _._
,v,.'´ .iヘ`くv.`
<<)ミ(リ リ))〉 バサッ
, '^ ーノj、(l゜ー゜ノ、‐' ヽ バサバサッ
ノ , リノj/ノ⊂k卯iつ ))jソi
('"´ ( (^ く/_|〉 ノ ) ノ
し'ノ
__ _._
,v,.'´ .iヘ`くv.`
<<)ミ(リ リ))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, '^ ーノj、(l゜ヮ゜ノ、‐' ヽ < 魔法先生ネギま!始まるよ。
ノ , リノj/ノ⊂k卯iつ ))jソi \______________
('"´ ( (^ く/_|〉 ノ ) ノ
し'ノ
__ _._
, '´ バ `ヽ # ,v,.'´ .iヘ`くv.`
l リハリ))ヾ# <<)ミ(リ リ))〉
般(l ゚ ラ゚ノ # , '^ ーノj、(l゜ー゜ノ、‐' ヽ
⊂)_k£ltつ‖ ノ , リノj/ノ⊂k卯iつ ))jソi
L__i__l ('"´ ( (^ く/_|〉 ノ ) ノ
し' し' し'ノ
, '´ バ `ヽ __ _._
l リハリ))ヾ . .,v,.'´ .iヘ`くv.` ゴスッ
般(l ゚ ラ゚ノ ミ..:|!| <<)ミ(リ リ))〉
#####++⊂⊂[| ) ∵ノj、(l ゚д ゚ノ、
L__i__l彡 /U /つ
し' し' ( ノ ノ
ネギ「何ですか―――!この出だしは―――!」
アスナ「新しいと思ってついゴボォッ!」
彼にしては珍しい、暴力的なツッコミであった。
>>635の続き
アスナ「いいじゃない、たまには新しい事したって・・・・・・」
読む人がいかに続きが読みたくなるような、面白い出だしを考えること。 それはマンガ,小説,コラの共通事項。
神楽坂明日菜は、自分なりに面白い出だしを実行しただけだった。
このか「だからやめようて言うたんよ」
だが、親友である近衛木乃香は彼女の出だしに疑問を持っていた。
それでも、実行するという彼女の意地なのか、無計画なのかの言葉に最後まで止める事が出来なかった。
ネギ「そうですよ、新しい、新しいって何でもかんでも、新しいのに拘ればいいってものじゃないんです」
彼は教え子に向かって、微笑み
ネギ「いつも通りでいいじゃないですか」
, '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ
l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ
般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ
※⊂) ̄(つ※ ⊂)メ iつ , '´ y`ヽ ⊂リ/ ) )つ (IIエWWつ
く/_|〉 lL__」 |__|_三|_.| ○(.ヽv|) ノリj∨jハ
し'ノ しソ `|_*|′ し'ノ し'ノ
魔 __ 法_ 先__ 生
┌‐┘ └ 、┌┘ ̄ロロi‐┘ └‐┐i´`i
└─‐‐っ )!‐┐ .┌┘!‐┐ ┌‐┘! .!
,,-''"´, ァく┌┘ .└┐i‐┘ └‐┐l i
く ,ィ K >‐┐ ┌ァ!-!─ ─‐li´o`i,
`´└┘ `´ └‐,!'´ _ __lゝ_.ノ
i ( ) |
!、 ` ノ
`‐--‐''´
120時限目 クイズだマホ!マホホ〜イ!アホ毛じゃないよ!チャチャゼロだよ!
アスナ&このか「あ、新しい・・・・・・」
新時代の日差しを浴びるかのように、二人は新しい出だしに眩しさを感じた。
ちょwwwww田楽がチャチャゼロwwwwwww
>>636の続き
, '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ , '´ バ `ヽ
l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ l リハリ))ヾ
般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ 般(l ゚ ラ゚ノ
※⊂) ̄(つ※ ⊂)メ iつ , '´ y`ヽ ⊂リ/ ) )つ (IIエWWつ
く/_|〉 lL__」 |__|_三|_.| ○(.ヽv|) ノリj∨jハ
し'ノ しソ `|_*|′ し'ノ し'ノ
コスプレをする五人のネギたち、少年の概念を捨てた彼らは、容姿は少女その者だった・・・・・・
――これ以上は話が進まないので、ネギネギガールズ・完
ネギ「ね、ちゃんといつも通りやらないと話が進まないでしょ」
アスナ&このか「すみませんでした」
刹那『ネギ先生、ネギ先生』
いつも通りでないで出しは、いつも通りでない日の始まり。
このか「あっせっちゃんや」
ネギたちの日常。それはネギが教師の仕事に就きながら、『立派な魔法使い』を目指し、
このか「待っててな、今、開けるえ〜」
拳法や魔法の修行をしながら、偉大なる父、ナギ・スプリングフィールドを探す事が彼らの日常。
刹那「ネギ先生! 大変です!」
だが、そんな日常には、もう一つ別の顔が存在する。
ネギ「どうしたんですか? 刹那さん。そんな血相変えて」
それは裏の世界からやって来た者たちとの戦い。
刹那「あ、暗黒軍の基地を見つけました! この麻帆良学園で!」
暗黒軍との戦い。それが彼らのもう一つの日々。
>>638の続き
ネギ「な・・・・・・」
暗黒軍の基地がこの麻帆良学園にある。その言葉にネギは、
ネギ「なんだって〜」
どこからともなくうどんを出し、七味唐辛子のフタを開け、中身全てをうどんの中へとぶち込んだ。
ネギ「刹那君、もし君がウソをついてるのなら、僕は七味たっぷりをうどんを食べるけど、本当なんだね」
刹那「は、はい・・・・・・」
彼女の目に、ウソのかけらが無いと確信したネギは、
ネギ「わかりました、ウソをつかず正直に話したご褒美です。行きますよ、アスナさん」
それ以上の言葉を告げず、刹那に七味唐辛子の瓶を渡した。
アスナ「良かったわね、刹那さん」
このか「ああ、待ってな〜ウチも行く〜」
ネギ「刹那さん、場所は?」
刹那「こっちです、ネギ先生」
別に移動式の基地ではないが、走るネギに刹那も先導して走る。
小太郎「おう、ネギ」
突如、犬上小太郎がネギの横へと降り立った。
ネギ「コタロー君、今日は楓さんとの修行じゃないの?」
小太郎「ああ、でもお前ら敵と戦いに行くんやろ! 顔に書いてるで」
ネギ「えっ? どこに? あれあれ?」
相手は暗黒軍、しかもこの麻帆良学園で堂々と基地を建てている。
刹那は基地の外側しか、見ていないので、どんな罠が待ち受けているのかわからない。
だからこそ、少数で基地に乗り込むつもりでいたから、今の刹那にとって小太郎は嬉しい誤算だった。
そんな彼女の思わぬ誤算と言えば、基地ヘ向かっている所を同じクラスの雪広あやかに目撃された事だった。
>>639の続き
基地は体育館だった。
しかも、扉には油性ペンでかかれた紙が貼ってあった。
暗黒軍第26部隊基地
何も言えない彼らを監視する彼らは、その部屋の暗さに絶妙的な闇の微笑を浮かべた。
謎の男「ふっ、スピット様の言うとおり、奴らがやってきたな、ミカン」
ミカン「ああ、自ら死地へ出向いたとも知らねーで」
男は部屋の暗さが明るく感じる程の黒いタイツを身に纏い、
ミカンと呼ばれた女は、その口調と合う、ショートカットと男物のシャツ,短パンを着飾っていた。
謎の男「で、奴らをどうしますか? 隊長代理」
男は振り返りながら第26部隊隊長代理に尋ねる。
チャチャゼロ『ケケケ、奴ラヲバシバシ痛ミツケロ、撲殺サイコー』
顔部分まで伸ばした短めの髪、手縫いされて作られた衣服を身にまとう女の子型の人形が叫んだ。
謎の男「ふっ、この人形に、帝王様の力を与えて正解だったな」
ミカン「ああ、そうだな。お陰で第26部隊基地が再び稼動したしな」
男とミカンは高々敷く笑う。
基地の秘密を知らずに、ノコノコと入るネギたちに対して。
>>640の続き
基地内は観客の歓声に包まれていた。
このか「な、何や」
彼女が観客席を見渡すと、全てが人、人に埋まっていた。
その数は二千人を軽く超えるほどに・・・・・・
???「はい、今週も始まったで〜クイズ『ダークネス・ブレイン』司会はワイ、笑いの伝道師、笑師春樹やで〜」
長い髪を束ね、サングラスを掛け、とても司会者に相応しくないチャラチャラした恰好をした男が熱狂する。
笑師「さあ、今週の挑戦者は、この4人です」
司会者の合図と共に、クイズの挑戦者が出てきた。
このか「あれ?ネギ君、コタ君、アスナ?」
見間違いは無かった。司会者の横に立つ5人のうち、メガネをしたインテリ系高校生を除けば、全て見覚えがある顔だった。
笑師「さあ、これからこの4人の自己紹介に入るその前に、幽霊。テメーは帰れ」
司会者の言葉に観客は単なるジョークだと思い、会場中大きな笑い声が響いた。
だが、彼女だけはそれを理解した。
ネギの隣に立っていた相坂さよだけが――
さよ「うっ、うっ、うぐっ」
その招かねざる五人目の挑戦者は、自分がその司会者見えている事にも自覚できない程の悲しみを抱きながら、基地を後にした。
>>641の続き
笑師「麻帆良男子高等部一年八木君。以上が今週の挑戦者4人やー!」
司会者がインテリ系高校生の紹介を終えると会場の熱気がヒートアップし始めた。
ネギ、アスナ、小太郎、八木の4名は席につき、これから出る難問に挑む。
笑師「さあ、まず第1問」
ポケットから1個の白タマゴを取り出し
笑師「この卵を電子レンジに入れると、どうなるやろぉか?」
4人は思い思いの解答をフリップに書く。
ネギ 光る
アスナ ゆでタマゴになる
小太郎 鈴鹿
八木 爆発する
笑師「さあ、4人の答えが出揃った所で、実際に答えを見てまひょ」
司会者が微笑みながらタマゴを電子レンジの中に入れ、あたためを押す。
タマゴは回りながら、電子レンジの熱を受ける。
何事もなく、レンジが止まり、司会者はゆっくりと開ける――
すると、中にはタマゴの代わりに、無精髭の男と七三分けでメガネの男が立っていた。
二人「どうもー荒七メガネ(仮)です〜」
笑師「残念〜」
彼らをからかうかのように会場から間違いのブザーが鳴った。
>>642の続き
笑師「第2問」
∧__∧
(; ̄_ ̄)
( )
| | |
(__)_)
笑師「この生物の鳴き声を当ててください」
ネギ ニーニー
アスナ ゲールゲルゲル
小太郎 サラダバ
八木 オマエナーモ
笑師「では、実際に泣いてもらおか」
∧__∧
(;@ヮ@) ドッアオーン!
( )
| | |
(__)_)
笑師「またまた残念〜」
八木はなるほどと頷きながら、その答えをノートに書き写した。
>>643の続き
笑師「第3問。この納豆を食べて食べて〜」
ネギたちは司会者の指示通り納豆を食べる。
不正解のブザーが会場を木霊した。
この行為に明日菜の細い堪忍袋の尾が切れた。
アスナ「って何よ、さっきから訳のわからない問題ばっかじゃない!こんなクイズ、こんなクイズ――」
息を大きく吸い込み、
アスナ「何度だって受けてやろうじゃない!」
笑顔で司会者に返した。
ネギ「はい、消えたー」
笑師「では、気を取り直して最終問題やで〜、『旅立ち』という言葉を全員協力で表現せんかい〜」
どこにあるかわからない。でもきっとどこかにある遠い場所。
線路を沿って車輪が回り、定期的に蒸気の響きが、大きな入道雲へ向けて送られる。
外国の少年は煤だらけになりながら、汽車を動かす燃料を注ぎ込む。
汽車は2、3台の車両と共に決められたかつ、先の見えない道を走り続ける。
その道から生まれる景色を眺める、狗族の少年と眼鏡の高校生。そして中学生の少女。
彼女の左右色が違う眼から、無限に広がる世界を映し出される。
窓からの光景を焼きつかせながら、彼らの当ての無い旅は続く――
>>644の続き
このか「元気でや〜」
笑師「くっくっくっく、作戦通りやで〜」
司会者の口から不気味な笑い声が会場中を轟かせる。
刹那「貴様、まさか!」
笑師「悪いな〜少しでも戦力を分散させたかんや〜これで余裕で女二人倒せるで〜」
司会者の口調は変わってなかったが、その口から残酷な宣言と化していた。
ネギ「司会者〜司会者〜」
汽車が笑師春樹の前に停車した。
ネギ「終点司会者でございます〜」
その車掌が乗客、そして司会者に伝える。
負けを覚悟した笑師は、最後の言葉として少年に向かって問う。
――あてのない旅の中で、あんさんは何を見てきたのか。
駅としてか扱われていない自分からの最初で最後の頼みとして――
ネギ「ラス・テル マ・スキル マギステル 風の精霊よ、貴君との旅を心に残し、誰にも語らない制約を――」
車掌が駅へと告げる返答。解答者が司会者へと送る答え。
ネギ「――雷の精霊よ、貴君との思い出を心に残し、感動に満ちた物語を――“風雷の旅路”」
それは誰に語ることのない、純粋な物語。
笑師「いい旅を、してきたんやな・・・・・・」
風と雷の道が車掌と駅を交差させた。
ネギ「あの人がいたから・・・・・・この魔法が使えた」
ネギはそのインテリ高校生を見ながら微笑んだ。
だが、彼らはまだ知らない。この暗黒軍第26部隊基地の秘密を――
チャチャゼロ『ケケケ、戦闘サイコー』
次回へ続く?
ネギ魔マンセーなのかボーボボ叩きなのかどっちなんだ?
そのどっちでもない
つくづく中庸、バランスと言うのは大切だと思っている。
例えば「桃太郎」と「ないたあかおに」を一緒に読む。
一方でただ悪役として、倒されて目出度しの鬼が、もう一方では迫害される側で苦労している。
そこから何を思うか。
と言うわけで、ネギまオタがボーボボを読むのは正しい。と勝手に言い張ってみるが責任は持たない。
ボーボボって今のジャンプの中じゃ一番王道なバトル漫画やってると思う。
そして一番王道なジャンプ式スポーツ漫画やってるのがテニス。
両方ギャグ漫画かよ…
ビービビ戦があそこまでの内容になるとは予想外だった。
麻帆良祭編が4巻分以上長引くとは予想外だった。
ネギまってバトルマンガ?
エロマンガでしょ
このスレ、立ってからもう一年経ったんだ。。。。
654 :
なつき:2005/10/22(土) 11:22:13 ID:Z5Vzv48L
このスレは主に何のスレ
なんでしょうか
>>651 話が長くなるのはまだ分かるが、最近のボーボボは本当に熱い上笑える。
今までは強そうだった敵がすぐヘタレ化したりするパターンばっかりだったから、
正直、澤井にこれだけのものが描けるとは半ば思ってなかった。
>>654 主にSSスレ
656 :
マロン名無しさん:2005/10/23(日) 12:51:11 ID:ybX4KPVV
正直「魔法先生ネギま!」を、澤井に書いてもらいたい
>>656 それってまさか・・・・・・まだ一度も休載してないから?
今回から試験的に
○○○「」
↑これを無くします。
121時限目 暗黒軍第二十六部隊基地の秘密
彼ら暗黒軍は混沌の力を使い、世界に不吉の福音を鳴らす。
その力は持つ者の心が邪悪であればある程、量が多く、それを蓄える器も大きい。
暗黒帝国初代帝王は暗黒軍を気づき上げたとき、巨大な器を持つ部下を集め、下の者たちを仕切る権利を与えた。
各隊長たちは邪悪なる器を持ちて、基地の稼動、部下の配置を図った。
しかし、瓶に水を注げばいつか溢れてしまうように、無理に基地の設備を大きくしたり、部下の数を増やせば自身の負担にも繋がる。
だが、逆に言えばその者の器が広ければ広い程、その者が仕切る部隊は究極の強さを誇る。
そして現在、一体の人形の器が、一つの基地に最高の地位と力を与えた。
>>659の続き
『ふん、笑師を倒したぐらいでコップの水を全部流したと思うな』
スピーカーから会場全体に流れる謎の声に、ネギたちは顔を上げた。
だが、ネギたちの視線は大きく快音がした扉へと変える。
「はぁはぁはぁ・・・・・・ようやく追いつきましたわ」
会場の扉を開き、腰まで流れる金の毛髪、全ての者を仕切る双眸、美の女神とも言える体系で外からの明かりをも暗くするその姿は、三年A組委員長雪広あやか。
『さあ、出て来いラジオちゃん!』
「ネギ先生と一緒に何を、あわわっ」
地震と思わせる地鳴りの後に床がひび割れ、それが出てきた。
『やっぽー、ラジオちゃんなのだー』
ラジオちゃんと名乗るそれは巨大な正方形の体の正面にブラウン管が搭載され、
仕上げとして上部分に顔がついたテレビのような、いやテレビそのものだった。
『驚いた? ラジオちゃん’なのにテレビだと言うこと』
自分の姿を自覚するそれが、ネギたちに感想を尋ねる。
だが、今の彼らは思わぬ乱入者の登場にそれどころではなかった。
「ええっ、あなたテレビなのに‘ラジオちゃん’なんのですの? 名づけ親の顔が見たいですわ!」
製作者に不満をぶつける乱入者を除いては。
>>660の続き
『さー、さー、ディレクターやスタッフさん。彼らを私の中に入れて頂戴』
ブラウン管から仮面をつけた男たちが数名、召喚される。
「よし、手筈どおり奴らをラジオちゃんの体内へ連れ込むぞ、抵抗するなら引きずってでも入れるんだ!」
プロデューサーらしき男が、部下たちに命令を下す。
彼らの目的はラジオちゃんの中へと連れ、核である‘彼’と戦わせる事。
「はい!」
部下たちはそれぞれの作戦で、ネギたちを邪悪なる機器へと誘い込もうと立ち向かう。
「うぐぐ……このっ、このっ」
ディレクターが桜咲刹那の腕を掴み、引きずろうとするがビクともしない。
「?」
歴然とすぎた力の差に、彼女は連行されていることに気づかない。
「やん、触ったらアカンで」
「いてっ、いてっ」
照明は、近衛木乃香のトンカチつっこみを喰らう一方。
「好きな曲は?」
「ハッピーマテリアルです」
「ほ〜新曲ですね」
レポーターはネギにインタビューをしている。
各々が懸命に行動する中、一人の少年が連れ込まれようとしていた。
少年の名は、村上小太郎。
後に、偽名である事を知る。
>>661の続き
「すごい勝負が待ってるよ〜」
「ホンマか? ホンマか!」
「メロンも食べ放題だよ〜」
「ウソついたら、承知せんへんで!」
アナウンサーの言葉が首輪のように、小太郎の欲望を締め付ける。
小太郎も紐で引っ張られるように、アナウンサーに連れられてゆく。
そして、彼女も彼らの術中へと嵌る。
「君をメディアの世界へ、デビューさせたい」
「何、その臭いセリフ?」
神楽坂明日菜は、最初のうちは断っていた。
「出来る。君は無限に輝く原石だ」
「触らないで!」
明日菜は、威掛法を使用した手で、仮面のADを引っぱたく。
その衝撃で、彼の仮面が剥がれる。
一瞬、明日菜の心がフリーズした。
「はは、元気があっていいな」
数々の人生を歩んできた眼、手入れが面倒な無精ひげ、整った顔立ちに明日菜の心が再起動する。
「ついて来て、君を輝く宝石にしてあげるよ」
素顔のADが再び、明日菜に手を差し伸べる。
「は、はい……」
まるで高畑先生の香りがする彼の言葉に、明日菜は頬を朱に染めながら、その手をとった。
>>662の続き
小太郎と明日菜がラジオちゃんの中へと入った。
ネギは仲間を助けるために、決意いや当然の行動を起こす。
「刹那さん、僕はこれからアスナさんとコタロー君を助けに行きます。三十分経っても戻らなかったら、警察か学園長を呼んでください」
そして、ネギは駆け出しブラウン管の中へ飛び込んだ。
「ネギ先生! 私もついて行きます!」
事情を知らない乱入者も、ネギの後を追った。
「よし、俺たちの仕事も終わりだ! 行くぞ!いい番組を全国民に届けるために」
「はいっ!」
プロデューサーに続くように、スタッフ全員はラジオちゃんへと召還する。
「くっ、貴様切り刻んでやる!」
刹那はラジオちゃんを斬るために鞘を引き抜こうとし、
『ダメなのだー、アタシを壊すと中にいる人たちも巻き添え喰らっちゃうのだー』
「何!?」
『あ、そろそろニュースが始まるのだー、ポッチとな』
ラジオちゃんは人質がいる事をいい事に電源を入れた。
二人の男女が暗黒軍のマークをバックに映し出された。
刹那たちはそれが一目で、暗黒帝国直属のニュースだと察知する。
『カオスニュースの時間です』
『では、最初のニュースから』
『僕たちピンチです』
カメラがズームアウトされ、四人の男女が彼らに杖、ハリセン、長ネギ、邪気を向けている場面と化した。
「せっちゃん、ネギ君たちテレビに出とるえ!」
「うらやましいッスな〜兄貴たち」
「いや、もっと他に言うことあるでしょ!」
刹那は木乃香とカモの発言に疑問を感じた。
>>663の続き
「くっ、君たちの要求は何だ?」
男性キャスターが少年の杖で頬を押されながら言う。
それに別の少年が、
「ああ、要求やて? 俺らの要求はこの番組を乗っ取ることや!」
「きゃっ」
女性キャスターを蹴りながら答える。
数秒間、ふんどしをしたクマの着ぐるみが「しばらくお待ちください」と言っている場面が続いた後、
「ネギとアスナのニュース・トゥ・ニュース」
スーツを着たネギと明日菜が映し出された。
ネギが挨拶をし、ニュースを読み始める。
「七月二十日にまほらマートで強盗が入りました。これがそのときの映像です」
, '´ バ `ヽ
l リハリ))ヾ . ゴスッ
般(l ゚ ラ゚ノ ミ..△ △
#####++⊂⊂[| ) ∵(゜д゜ ノ、
L__i__l彡 /U /つ ←店員
し' し' ( ノ ノ
「って僕じゃないですか〜」
「あんたってホント、マヌケね〜」
アスナはお茶目さを込めて、ネギにデコピンをした。
>>664の続き
『次は、七月二十一日にまほら祭で紹介された、新型自動車の走行式が行われました』
┌┬┬┬┐
―――┴┴┴┴┴―――――、
/.  ̄ ̄ ̄//. ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄||| ̄ || __________
/. ∧// ∧ ∧| || ||| || /
[/____(゚_//[ ].゚Д゚,,) ||___||| || < 新車デス
||_. * _|_| ̄ ̄ ∪|.|. |ヽ. _|| \__________
lO|o―o|O゜.|二二 |.|麻帆良精神病院 ||
| ∈口∋ ̄_l__l⌒l_|_____|_l⌒l_||
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー'
__ _._
,v,.'´ .iヘ`くv.`
<<)ミ(リ リ))〉 パッシン!! )
ノj、(l#゚.ヮ゚ノ、 , '´ バ `ヽ
/ノ⊂k卯iヽ .)) ☆ .リハリ))ヾ
( ( く/_|∪ノ ) 般(l ゚ ラ゚ノ
し'ノ几 ⊂)_k£ltつ
//|ヽ彡彡 L__i__l
/ノ / |ヽ\彡 し' し'
V ヽ/V V V V
『ってこれ、救急車じゃん!』
『すいませんでしたー』
「何だ、このニュースは――――!」
刹那は会場に訴えかけるようにして叫んだ。
サタン
>>665の続き
『お次はスポーツコーナーです。雪広さーん』
『はーい、雪広あやかのスポーツコーナーでーすっ』
ネギの呼びかけに華麗に答えたあやかが、まほらスポーツ新聞を大きく開いて、閉じる。
それをひたすら繰り返し、最後に新聞を持って、
『以上、スポーツニュースでしたわっ』
「よーわからんわ」
新聞をただ開くだけの行動に、木乃香は不満を投げつけた。
と同時に、ある疑問が浮かんだ。
「ん? そーいえばコタ君どうしたんやろ?」
「言われてみれば確かに……」
『では台風の状況を見てみましょう。現場の村上君ー』
画面がライブ中継へと切り替わる。
豪雨と暴風が渦巻く海岸へと。
『はぁぁぁいっ、今台風はゲホッゲホッ、関西地ほっ、を通ってぼほっ』
強風が小太郎を襲い続け、
『あさあっ、ての十時ごろっ、には関東にせっ……うわああああっっっ――――――――!』
突風に飛ばされた小太郎は、荒れ狂う海へと落下した。
画面が元のスタジオへと戻る。
『どうやら、大丈夫なようですね』
『そうね』
「いやいや、大丈夫ちゃうえ!」
「そうですよ、飛ばされましたよ! ネギ先生、アスナさん!」
『ふむ、そなたたちはやりすぎじゃ!』
ネギたちの暴走に、我慢の限界を達した‘彼’の怒声が飛んだ。
>>667の続き
「我はラジオちゃんの核であるブラウン官。そなたたちの捌きを与える者」
ブラウン官と名乗る、神父服を身に纏ったゴツイ感じの男が高い声で語る。
「そなたたちは、知らない。この暗黒軍第二十六部隊基地の真実を」
「真実?」
「ふむ、神に誓って語ろう。だが、その前に“神託の碧”」
男は十字架を掲げ、無詠唱呪文を唱えると、そこからまばゆい緑色の光が放たれた。
一人の少年と少女が倒れる音がしたのを、ネギとアスナが気づく。
「コタロー君!」
「いいんちょ!」
ネギは同じ年の親友に、アスナが同じ年の悪友に駆け寄る。
「安心しろ、意識を奪っただけだ。その者らは元々仲が悪いからな」
「アスナさん、あの神官意外と強いですよ」
ネギは信頼する少女に告げ。
「ええっ、わかったわ」
アスナは信頼している少年に答える。
「さて、そなたたちは暗黒軍とは帝王様を筆頭に最高幹部、四天王、そして各部隊の面々で組織されている事をご存知だな」
突然、神官が組織の説明を始めた。
「そして、各部隊は一、二、三のように数字が小さいほど強力な部隊であり、最後の二十六はここだ」
すると男の顔に不気味な笑みが浮かび、
「だが、それは昔の話だ。今はこの第二十六部隊は、第一部隊いや、四天王と同格である!」
「なんだってー!」
自分の精神となる操り人形の糸が全部切れる程の衝撃を受けた。
笑みを崩さないまま、男の言葉は続く。
「そなたが互角に戦った四天王の一人であるアーニャ様でさえ、ここでは隊員レベルである。さらにここの隊員は会場にいる二千人。私の言っている意味が解るな?」
ネギの操り人形が床に叩きつけられ、木っ端微塵となった。
今は自分たちよりも、外にいる木乃香たちが危ない。
少年の表情が本気になる。
「アスナさん! 急いでコイツを倒しますよ!」
「ええっ!」
>>668の続き
ブラウン官は十字架を掲げ、
「おっと、そうはいきませんよ、テレビィ・ラジオウ・スタジオン 青き光よ、心の窓の開放を。“懺悔の蒼”」
十字架から、青い光が放たれた。
その光にネギとアスナは、不愉快ながらも神々しさを感じた。
「“懺悔の蒼”は互いの秘密を告白する呪文。さあお前たちが互いに言えない秘密を言うのだ」
「懺悔します……」
ネギが告白をする。
「三十一番、ザジさんと」
ハガキを書き続ける作業も終焉を迎えようとしていた。
「よし、二十九枚目完了。さて最後の三十枚目はアスナさん……あれ? あれあれ?」
新しいハガキを探してもそこには無かった。
「どうしよう……。締め切り今日までなのに……ま、いっか、さて早めに消印押してもらおうっと」
「僕は人気投票で、アスナさんだけ入れませんでした」
「なんですって!」
アスナはネギに対する怒りを発するが、
「さあ、次はあなたの番です」
「懺悔します……」
青い光がそれを中断させた。
>>669の続き
アスナが告白をする。
彼女はネギの写真が貼ってある紙にペンをなぞっている。
ント! 丶  ̄ヽ‐- 、 /ニ
//ハ| 、_ 、ヽ、丶 ヽ ヽ /ニ
/// /ィ トー、ニュ、_`, `i 丶ヽ /ニ7
/,ィ .i 〃 ',. トヽ, ヽヽ. ', ',', `ト,\ /ニ7
. 〃7 j i,' __ ', l!ヽ丶‐- 、_', !ト、 !. '、ヾ /ニ7
/ !ソ| |'´ ,..、ヘ \ュヾ,`、ヽ ! .i! ミトヽ /ニ7
. ' i,'l.! ト,i f:i! `! 化ト,ヽ丶├ ト, ト! /ニ7
|! lト ト|!ヽィ‐、__r ,ヽ-' リノ.ノ‐' 'マ. /ニ7
! ', キ"" ' ` '""" u ヶi7 ,>/.ニ7'
\ 「'´ヽ /|7、i ン .ニ7'
丶-',.ィ' ´ / !ハ.ト、.ソ'´ 7/
まいご
ネギ・スプリングフィールド 8さい
「担任を迷子にしました」
「ひどいよ、アスナさん!」
「あんただって、人のこと言えないでしょ!」
互いの秘密を知った二人は互いをいびり合う。
二人の間に信頼という言葉は消滅した。
ブラウン官はその不気味な笑みを一層に増していた。
>>670の続き
「ネギくん、アスナ! ケンカはあかん。素直になりぃ」
画面内でケンカをする二人に木乃香は必死で呼びかける。
「お嬢様、どうやらそれどころじゃないようですよ」
「あわわ……」
刹那の真剣な顔とカモの怯えた顔があった。
木乃香もその表情の訳を察した。
邪悪な気が会場中を埋め尽くしていた。
「くそっ、こいつら全員アーニャレベルなのか」
幼馴染の夕凪を持つ手が震えているのに木乃香は自覚する。
そして彼女たちは、恐るべき隊員たちのレベルを知る。
窮地に陥るネギたちを傍観する男とミカン。
「ついに、俺たちが上に立つ日が来たな」
「ああ、全てはこの器のおかげでな」
男とミカンは感謝する。
少女型の人形、チャチャゼロに。
『ケケケ、惨殺、惨殺♪』
次回へ続く?
>>665訂正
『次は、七月二十一日にまほら祭で紹介された、新型自動車の走行式が行われました』
↓
『次は、七月二十一日のパレードにて、まほら祭で発表された新型自動車の映像です』
あやかパチ美かwwwww
久々にキター
気がつけば490KB
次スレタイ考えてないな。
魔法先生ネギま! × ボボボーボ・ボーボボ
くらいが分かり易くていいか。
魔法真拳ボボま!
122限目 excellent
木乃香たちは窮地に陥っていた。
目の前には二千人の隊員たち。すでに数名が逃げ道を防ぐ形で彼女たちの前に立っている。
後に彼女たちは知る。彼らの恐ろしさは想像を絶する者だと。
「フフフ、俺たちは暗黒軍第二十六部隊退隊員でもあると同時に」
/ ̄ ̄ ̄ヽ、
|(6ーB-B.| _____
/ ̄ ̄ ̄\ ____ |::::|ヽ .」 イ ノ´ ヽ
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ ( (((((((^))))))´ `ヽ.ヽ| .(=)/ (# ノノノノノノノノ
( 人____)..|ミ/ _=_| ノノノノノメノ十ノノ/\;;;;;;;;;/\( ノー◎-◎|
..|ミ/ ー◎-◎-)(6ー[¬]-[¬] ノ ー□-□-|リ (彡彡) つ`|
(6 (_ _) ).| 、」 |\ゝ ∴)`_´(∴)ゝボーボボ 彡彡彡) ∀ノ
_|/ ∴ ノ 3 ノノ\ (ー)/ ...|ゝ、___.イゝ ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄).` ̄´ヽ、
(__/\_____ノ ..\__/ |_| ) .| ノ三三三三)金色 ))
/ (__‖ ||)ノ| GA | | ネギま命.||三三ミ|.(6-⊂⊃⊂⊃ //
[]__ | | シャナ命ヽ | .| | ||::::<彡| |. ・・ ( .|..|
|] | |______).|三|□|三三(_)____|_):::::::::ノ彡ゝ.. (д)ノ、 ̄ ̄(__)
\_.(__)三三三[国])..|:::::::::::::::::::::/ \::::::Y::::/\::::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、\\
/(_)\::::::::::::::::::::| |:::::::|:::::::::| ̄ ̄ ̄ ̄|::::::| ̄ ̄ ̄|E) ぱにぽに一筋 (ヨ)「 ̄
| EG ..|:::::::::/:::::/ .|:::::::|:::::::|まほらや|:::::|.ポケモ.|::|________|´|...|
..|____|::::::/:::::/ |:::::::|:::::::|.. | ̄| ..|:::/___.へへ__\||||||||
(___[)__[) (__(___|_____|_|___|(___(_|_)__)_))
「オタクでもある」
>>677の続き
「我々オタクは――」
「神鳴流奥義“斬岩剣”」
桜咲刹那の斬撃が、オタクの一人を切り裂く。
「ふむ、今のは“居合い切り”ですな。冒険の序盤に必須であるが、五%の確率でかわされ、対処法としては複眼を用いて――」
しかし、オタクには傷一つつくどころか、逆に刹那の技を自分なりに解説をする。
「バカな、効いていないだと」
「ひゃ〜何言うとるんやろ〜」
眼前の現実が、刹那と木乃香に別々の恐怖を与えた。
「では、お遊びはここまでにして、全員でかかりましょう」
観客席の隊員たちが一斉に、木乃香たちを襲う。
邪悪なる歓声とBGMに、ある者は華麗に飛び出し、ある者は足をバタつかせながら降り――
ステージは約二千人の隊員たちの鮨詰め状態と化した。
「う、動けん」
(確かに、こいつ等全員、アーニャレベルのバカだ)
思った以上に予感が的中した刹那は、隊員たちの恐ろしさに苦虫をかみ締めた。
>>678の続き
一方、テレビちゃんの中では、ようやくネギと明日菜の口喧嘩が終わった。
だが、終わっただけで、明日菜はネギに対する信用を捨てた。
「ふん、あんたなんか、私一人で充分よ」
「アスナさん……」
「ん? まだ何か言いた――」
彼女は絶句した。
ネギの体が、塵と化してゆくのを。
「ごめんなさいアスナさん。実は僕、闇からの使者だったんです。あの神官さんの祈りで、僕はもうじき塵になります」
「えっ、そうなの!? これってうれしい誤算? 誤算?」
敵の一人がやられるのを見て、ブラウン官は驚いている。
「ふん、何言ってるのよ、そうやって私の気を引こうたって」
ネギの下らない行動に、明日菜がデコピンをする。
ネギの額が砕けた。
それに連鎖するように、顔にヒビが入ってゆく。
しかし、ネギは泣くことも怒ることも無く、笑顔で明日菜を見つめる。
「ネ、ネギ!」
あとには、小さなメガネしか残らなかった。
明日菜はネギの形見を拾い上げ、
「ウソ……よね。ネギ! 隠れたてないで出てきなさいよ! ネギ! ネギ―――!」
彼女は叫ぶ、叫んで、叫び続けた。
叫べば、ひょっこり出てくるかもしれない。笑顔で冗談だったと言うかもしれない。
叫んで、叫んで、叫んで、叫んで――
明日菜の肩から、小さな手の感触がした。
>>679の続き
小さな手の主は、短くそろえた黒髪、そこから見え隠れする傷、分厚い丸眼鏡の青年だった。
明日菜は人目で、正体に気づき、希望を込めて、青年の名を尋ねる。
「あなた……ネギでしょ」
青年は微笑みながら、
「明日菜さんから貰った、タカミチのブロマイドNo.13のおかげで、僕は生還しました」
灰になりつつある高畑先生の写真を、明日菜に見せる。
「僕は地獄から蘇りし魔法使い、ネギスプリングフィールドマークVサード三号だ」
「三がいっぱい――!」
ブラウン官は青年の名前に驚く。
「ふっ、犬上小太郎ハイパーマックスも手を貸すで」
今度は小太郎の声が聞こえてきた。
明日菜の目の前にある液体から。
「ふう、あのオッサンの魔術を喰らう直前に『液体化の札』のおかげでしばらくは動けるで」
小太郎の顔がついている液体がこれまでの経緯を語った。
>>680の続き
「さあ、僕の新しい力でお前を倒す」
ネギは懐から先が少し変形した剣を取り出し、魔力を込める。
(すごい、これが復活したネギの力……)
一度は消滅したのに、別の姿となって復活を果たし、さらに強さを増している。
(あいつ、私より早く前を進んでいる。いつかお父さんに追いつくために……)
急激な成長を遂げる少年の背中を見て、明日菜は思う。
(私も――私も、あいつの後を追わなきゃ、私だって――)
自分も、前に進む。ネギのように行かなくても、それでもネギと一緒に前に進みたい、いや進まなければならない。
「ネギ! いつもあんただけ、強くなって! 私も、私も負けないわよ――!」
明日菜の体から魔力と気を込めた力が吹き出した。
「はぁぁぁぁぁ」
それに鼓動するように、液状の小太郎が無言で明日菜に飛びつく。
粘液は明日菜の体を強く、豪快に包み込み。
明日菜を女戦士へと誘う鎧と変わる。
「さあ、行くわよ! 即効であんたを倒す!」
女戦士からの予告撃破に、ブラウン官が凍りついた。
だが、隊員たちの圧迫は確実に木乃香たちを追い詰めていた。
「た、助けて、お父様―――!」
木乃香の精一杯の叫びが、
「呼んだかい? 明日香」
「ううん、呼んでないよ。お父さん」
市長であり、一人の父である男の耳へと届いた。
次回へ続く?
次スレは
ネギま!のバトルはボーボボ並み! 奥義2時間目
で行こうと思います。
>冒険の序盤に必須であるが、五%の確率でかわされ、
ポケモンwwwwwwww
684 :
1:2005/11/02(水) 18:34:24 ID:???
,、-‐ー○ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /‐- 、 | 食 ヤ
/ ヽ | わ ツ
l (●) (●) l | せ ら
「|l __. l 「| <. る に
|」ヽ、 ヽ.二.ノ ノ l」 | の .田
」ト─` ‐---‐''"─-.|ト., | ら 楽
``‐l 「 ̄ | | を
| ___ | | |
|_ノ \.| . |_____
,. -‐''`  ̄``丶、
/:::::... ..:::::::::.. .::ヽ ─┼─ | | ー─
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l::::::... ヽl___lノ.::ヽl___lノ ..::l ┼ ゝ 才┐ ┼ ゝ | ヽ ┼┐▽ | ┼
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ネギま!のバトルはボーボボ並み! 奥義2時間目
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