1 :
住人:
ここはGANTZに召喚される哀れな主人公と、彼を待ち受ける苦難を創造するスレです。
GANTZ小説とか書きたい人求む。
出来れば、戦闘に特化した方向で。
仏像編の絶望感をもう一度。
2GETだよぉ♪
あぁぁん、気持ちいいよぉ♪♪♪
知恵遅れのコテも名乗れないくせに
個性出そうとしてるヘタレに2とられた時点でクソスレ決定。
さっさと特殊学級にひきこもれ低脳。
2 を イ ジ メ る な !
∧∧ ∧_∧
(,,゜Д゜)∧_∧ (・A・ )
⊂ ⊃´Д`。⊂ つ
〜| |( つ⊂)│ | |
し`J(__)_)(_(_)
>>3 せっかくのSSスレを悪い空気にするのも何なので、一言だけ。
「キミ、アタシがコテ名乗らない理由をちょっとは考えたことあるのカナ? にゃははっ☆」
6 :
紫怨:04/10/08 02:19:45 ID:???
205 :名無しんぼ@お腹いっぱい :04/10/02 00:41:27 ID:h9E8tARn
玄野「俺はあの時、そのスーツを着ていたんだ・・・」
風「!?」
玄野「だからあんたに勝てたんだ」
風「・・・」
玄野「でもあんたは星人並に強かったぜ」
風 (〃∀〃)
みたく
玄野「お前ら何なんだ?」
桜井「・・・」
玄人「どうやって恐竜を倒したんだ?」
坂田「俺達は・・・超・能力を・・・使って・・・」
玄野「えっ!?今何って?」
風「トンコツ喰いたか〜」
一同 ほのぼの・・・(´∀`*)
小説って玄野達がメンバーのパラレルっぽいのかまったくオリジナルの登場人物
の話なのかどっち?
後者は難しいだろうな
9 :
住人:04/10/08 02:45:02 ID:???
>>8 どちらかというとオリジナル推奨だけど。
パラレルでも何が不味いという訳でもない。
というか、拘る必要は無いと思う。
10 :
住人:04/10/08 19:40:55 ID:???
保守あげ
11 :
マロン名無しさん:04/10/09 00:55:48 ID:HDHQCnEv
______ _ _| ̄|_ _ _
|____ | | | 口口 |_ _| \\ | | __ __ __
/ / | | | | _  ̄ ___ | | |__| _| |_| |_
/ / | | _ | | _| |_ |___| | | |_ _ _\
| | | \_/ / / / /。 _| | | ___ .| |.|__|/ /
\\ \ /  ̄ \/ | | |___| |__|  ̄
 ̄  ̄ ̄  ̄
12 :
住人:04/10/09 15:15:42 ID:???
なんか書くか…
脱兎落ちするまでせめて…
「ガンツ!! ガンツ!! 先に転送してくれッ 俺を一番先に!!」
玄野が叫ぶ 驚くメンバー達
「たのむ!! ガンツ」
ガンツの中の人間耳をいじる玄野。
レイパー、坂田師弟、おっちゃん、
レイカ。彼女の花のような唇がかすかに震えている。
何か言いたそうな不安げな口元だけ残して
転送はすでに順番にはじまっている。
じくじたる思いで見送る玄野。そして次々と転送されていく面々。
「ガンツ!! ガンツ!!」
必死の訴えも空しく部屋に1人取り残される玄野だった。
「はあっ・・・タエ・・タエちゃん・・・」
かたく握ったこぶしを勢いにまかせ、ガンツにぶつけようとするが、
あきらめたようにゆっくりと腕を下ろす。
「どうしてオレだけ・・・転送されないんだ・・・」
最後のレイカが転送されてから、すでに10分は経過していた。
一方、転送組は・・・・
↓次の方よろしく
支援age
15 :
マロン名無しさん:04/10/10 15:31:56 ID:OFeMBL7L
一方転送組は
リーダー不在で途方に暮れていたのだった
レイカ「あの人…玄野君の彼女」
一同「えっ?」
若者A「リーダーの恋人だかなんだか知らないけど
やらなきゃオレらが死ぬわけじゃん。関係ねーよ
さっさとやって帰るぞ。」
2人一組でバラバラに散らばり小島の表札を探し始めるチーマー
だが誰も、その街の7割の住民が小島姓をもつということに
気付いていない。
今オリジナル書いてるけど難しいな…小説って
18 :
住人:04/10/11 00:26:05 ID:???
>>16 期待してるぞ!
俺もオリジナル構想中。
誰か15の続きキボンぬ。
微妙にギャグ風味…?
>>17-18 1行でもいいから
ここに来たオマエらが続きをつづっていきな
期待してるぞ。
「見つけたぞ!!」
あちこちに散らばったやる気メンバーが次々に声を上げる。
レイパーらは学校にもロクに通っておらず
知能は算数どまり、短期記憶もおぼつかないため
ターゲットの名前、容姿などはすでに忘れてしまっている。
唯一のキーワード小島=やる。という短絡的思考で動いているだけだ。
誰であろうと関係ない。小島を名乗る者を片っ端からやる気だ。
ついに小島住民大量虐殺の火ぶたは切って落とされた。
ギョーン!!
木製のドアを破壊
最初に襲われた家は小島修三(75才・無職)独居老人の家だった。
その頃玄野は
部屋で寝ていた
23 :
住人:04/10/11 23:10:49 ID:???
「ちくしょう…」
部屋の中、壁を背に蹲っていた。
和泉たちが転送されてから、どれくらいの時間が経ったろう。
随分長い時間が過ぎたような気もするし、
本当はまだ僅かな時間しか経っていないのかもしれない。
それでも、その刹那の間に、彼女の危険は乗倍に増していっていることだろう。
なぜなら、例え、相手がタエだとしても、和泉はきっと容赦しないから。
あの黒服に襲われた時も、あいつは平然と立ち回っていた。
人間の姿をした奴を、いとも簡単に切り捨てていた。
俺には、決して、真似できない。
他のメンバーも…分からない。
頼もしいと思えたアイツラが、今やただ恐ろしかった。
さっきから、何度も頭の中でリフレインしている、嫌な予感。
タエちゃんの悲鳴。彼女の死の間際。
決して届かない場所で、自分の無力を噛み締めながら、
彼の意識がより深い混濁に堕ちようとした刹那、
それは来た。
「あーたらしーいーあーさが―」
24 :
住人:04/10/11 23:12:21 ID:???
ガバッ!
驚愕に、顔を上げる。
そして視線の先、歌うガンツ。
やがて筐体の表面に恒例の定型文が表示される。
「てめぇらは今からこの方をやっつけにいってくだちぃ」
『集団』とだけ書かれたターゲット名。
何人かのシルエットが写った画像。
それは紛れも無く和泉たちのモノで―
彼はよろ…と立ち上がり、微かに痙攣する身体を引き摺りながら、
ガンツの傍へ歩み寄った。
そして、シルエットに触れると、跪く。
「ガンツ…」
呟くように、ポツと言葉を漏らす。
その表情は、『笑うしかない』といった感じで、
「ガンツ…」
再びその名を呼ぶと、今度はハッキリと問いかけた。
「俺に、チャンスを、くれるのか…?タエちゃんを、救う…チャンスを」
答える代わりだ、と言わんばかりに、
――ブゥンと画面が切り替わる。
「いってくだちぃ」
目まぐるしいカウントと共に、転送が始まった。
おもしろくなってきたなー。
続き早くー。
やべ、漫画版で激しく期待したシチュだ。燃える。
続き早くー
27 :
住人:04/10/12 00:17:54 ID:???
忘れてた。
続きお願いします↓
自分の恋人ただ1人を救うために
みんなを倒さなければならない・・・・
和泉・・・おっちゃん・・・
「オレは生き残ることも
タエちゃんを救うこともできないかもしれない・・」
こんなとき、アイツだったらどうするだろう。
転送されながら
かつての親友、加藤の姿を思い浮かべるクロノだった。
↓よろしく
玄野の転送された場所は住宅街だった
「あいつら…和泉ッ…どこだ……」
周りを見渡す玄野
そのときわずかに離れた場所から大きな叫び声がひびいた
「いたぞー!ターッゲットだあッ!!」
「タ…エちゃ…ん まだ…無事 まだ…」
声のしたほうを見ながら震える玄野
「たッ助けなきゃッ」
走りだす玄野
「ハアハアッ フー ハアッ フー!」
走りからくる息切れとは別に興奮するかのように息を荒立てていく玄野
「あいつらを殺らなきゃ…こッ殺すしかッ!! タエちゃん…はッ守る!!」
かつて仏像を倒したときの鬼のような冷酷な形相へと変わる玄野
そのころ和泉たちは…
続きよろしく↓玄野ばっかでごめん…
30 :
マロン名無しさん:04/10/12 22:22:39 ID:Pj2lLWTc
そのとき小島多恵はベッドの中で
今日一日起こったことをいろいろ考えていた。
つづく
あれだな
話がつながるように書くこと
シリアスから急にギャグなどふざけたことをしない
ガンツの世界は大切に
ぐらいは守ってほしいよな
和泉は最初はレイカや坂田らと行動していたが
途中で彼らをまいて
単身、獲物である小島多恵の家の玄関前まできた。
むかし玄野の一日の行動を尾行していたことがあり
その恋人でもある小島の家の場所はあらかじめ把握していた。
他のヤツに先を越されるかと思ったが
奴らは見当違いの小島を虐殺しまくっている。
ちょうどいい。
和泉は表玄関から裏庭にまわり窓からそっと中を伺う。
明かりが消えた部屋の中で、人がベッドに横たわっているようだ。
まちがいない。小島だ。
和泉は確信した。
↓はじめて書いたけどこんなんでいい?
変な話しになってゴメン。あとよろしこ。
エロに持っていくなよ
解っているよな?エロには行くなよ
↓じゃ頼む
↓ ↑
→
誘導するな
和泉が小島の部屋の窓を数回ノックすると
多恵らしき人影がノロノロと起きあがり、窓辺に近づいてきた。
「誰?…」
こんな夜遅い時間に、わざわざ3階の窓から来訪する侵入者だ。
玄野であろうと誰であろうと警戒してもよさそうなものだが
無防備に窓を開放する女
「!」
露骨に怪訝そうな表情をする多恵。瞬間和泉と目があった。
「…誰?…あんた?」
「えっ???」今度は和泉が驚く番だった。
目の前にいる女はまぎれもなく小島多恵本人なのだが
雰囲気というか表情というか目つき!かすかに違和感がある。
「あんたかっこいいけど変質者?…警察呼ぶよ」
和泉に対して、まるで会ったことのないようなそっけなさ
「なんだァ?この女」
「!」
次の瞬間、和泉は悟った。
「コイツはダミーか…ふふ…おもしろくなってきたぜ」
多恵には双子の妹が存在したのだった。
厨臭いスレタイをなんとかしてください
38 :
住人:04/10/15 07:44:04 ID:???
GANTZ SSスレ
平凡無難は発想の墓場だな
つづかないねー。
かぽーん
44 :
住人:04/10/21 01:24:33 ID:???
もの悲し…
45 :
住人:04/10/22 18:03:54 ID:???
保守
46 :
住人:04/10/24 18:23:46 ID:???
保守。なんか書く。
47 :
住人:04/10/25 03:05:02 ID:???
放課後の部室、『電脳部』と看板の掲げられたドア。
パソコン部。20基ほどのパソコンが整備された空間の、その一角に三畳分の畳を敷いて、俺と先輩は背中合わせに二人きり。
他に部員はいない。今、この空間に辛うじて人の気配を持たせているのは、我が敬愛するポニーテールの渚先輩と、不肖ながら俺だけだ。
これだけの設備と空間がありながら何故二人しかいないのか…
それはここにあるパソコンが全部ベーシックだからだ。
21世紀に入ってITとかいうのも急激な成長を果たしたというのに、この空間の技術レベルは今だ停滞していた。
ウィンドウズ?ハードディスク?何それ?みたいな。
『今月に入って16件目の…』
天井に設置されたテレビからニュースが流れる。
今旬の話題は連続通り魔殺人事件。
犯行は大胆不敵かつ神出鬼没、被害者はどれも原型を留めない肉片にまで解体されている上に、それでも、それだけのことをして、しかし犯人は何一つ痕跡を残さない。
どれだけ警備を増やしても殺人は行われた。
犯人は日常の死角をつくプロなのだ。日常の闇に潜み、獲物を見つけると、あくまで日常の範疇で仕事をこなす。それは随分と怪物染みていて……そう、まるで死神だ。
今回も死神さんは大盛況で、若い三人の男女の命を刈り取っていったらしい。
そして、犯行は最初の事件の場所からどんどん北上してきて、もしかしたら次はこの町が危ないらしい。
戒厳令だとか、史上稀に見る残虐な犯行だとか。
ニュースで騒ぎ立てるのと裏腹に、しかし実際は実感なんて湧きはしない。
いくらテレビで犯人の脅威を謳っても、人が何人死のうと所詮は人事。
自分の身に降りかかるまでは、一枚隔てた向こう側。
先輩がニュースに対して微かな感想を漏らしたとしても…
「物騒だねぇ」
やはり、その程度。
『より警備の増員を…』
警察は今頃、全力で駈けずり回ってるんだろう。
自警団なんてのもポツポツ出来たらしい。
俺たちがこうして怠惰に過ごす傍らで、世界はいつだって全力で回っている。
48 :
住人:04/10/25 03:06:32 ID:???
「ふぁ…」
思わず欠伸が漏れる。
俺は一体部室で何をしているかというと、まぁ何もしていない。
ただ漫然と時間を食い潰しているだけだ。
そもそも、ここに来て活動らしい活動もしたことが無いように思う。
せいぜいが年に一度文化祭で会誌を出している程度だ。
それも内容は自作の小説やら詩やら…全く部に関連していない。
部員はいないし活動してないし、設備はショボイしやる気無いしで、
おかげで来年にはめでたく廃部する予定だ。
何が悪かったわけじじゃない、全てがダメだったんだ。
これでも入った当初は活気が合った。少なくとも、今よりは。
最初は、我が電脳部のダブルトップ、三年の紫崎先輩と鏡野先輩がいた。
ランチャーとかホーミングとかいう二つ名持ちの先輩方は、『尖ったモノを見るとキレる』過度の先端恐怖症だったり、ストーカー癖があったりして、なかなか愉快な経歴持ちだった。
かく言う渚先輩も、下手に可愛いせいか鏡野先輩に一時期付きまとわれていたことがある。
けれど、幸いなことに渚先輩の家の周囲を鏡野先輩がうろうろしていた時、彼女の兄貴に見つかって酷い目にあったらしい。よくは知らないが、とにかく酷い目に合わされたと言っていた。
翌日、鏡野先輩は顔を腫らせて部にきて、「君を愛した男がいたことを覚えていてくれ」と言い残し部を去った。それ以来俺は先輩の姿を見ていない。
同時期から、紫崎先輩も見かけなくなった。何か問題を起こして停学を食らい、それきり引きこもっているそうだ、と渚先輩は言う。
かくして俺たちは二人きりの怠惰な部活をエンジョイすることになったわけだ。
はっきり言って部活なんてどうでも良かった。
二人きりになってからも通い続けたのは単なる惰性に過ぎなかったが、
渚先輩がいる限り俺も居続けようと、いつしか思うようになっていた。
それはただ、なんとなくだった。
49 :
住人:04/10/25 03:11:13 ID:???
「帰ろうか」
と先輩が言うので、俺たちは帰路についた。
途中、黄昏の並木道で先輩が口笛を吹き始めた。
軽やかで清々しい曲調、しかし口笛にするには難易度がやたら高そうな曲だった。
それがニュルンベルクのマイスタージンガーという古い曲で、割りとコアな層に有名だということを俺は知らない。
「へぇ…凄い、上手いですね」
素直に感嘆する。
「…僕はね、自動的なんすよ」
「はぁ?」
意味不明なことを言って、先輩はへらへらと笑った。
そして、「でも…」と続けて、
「君の特技もなかなか」
俺の特技。そういえば、そんなものもあったな、と思い出す。
俺には、そのものの『弱い部分』、有体に言うなら『ツボ』とか『弱点』てのが漠然と分かる。
空手を習っていたおかげで格闘家の勘みたいなのが身についたのかも知れないな。
まぁ、習ってたのも小学生の頃の話だが。
入部の時、「一芸をしなきゃならん」と紫崎先輩に言われたので、披露したらば渚先輩に妙に気に入られたんだった。
「私はね、君のそれが凄く気に入ってるんだよ」
感想も変わらない。
でも、以前調子に乗って派手に壊し過ぎて、翌日骨に罅が入ってることを知って以来、自重するようにしているから、
「しませんよ」
とだけ返した。
「ちぇー」と先輩は軽く失望。
それから、取り留めの無い会話を交わしつつ、
その日は分かれた。
50 :
住人:04/10/25 03:15:43 ID:???
数日後、俺が部室に入ると案の定先輩は先にいて、畳のスペースに寝転がっていた。
そして先輩の傍らに奇妙なモノが転がっているのに気付く。
「なんすかそれ…?」
それは、黒い革製の、細長い袋だった。
野球部が使ってる、バット入れみたいだ。
ていうかバット入れだな。
大体の検討を付けていると、しかし先輩は「ふふふ…」と笑って、「秘密兵器」と答えた。
ひみつへいき?俺の頭を「?」がエンドレスで回っているのを見て、
先輩はガバッと立ち上がり、喜色満面の笑みで尋ねてきた。
「気になる?気になる?」
勢いに押され思わず頷くと、先輩は革袋を掲げて「じゃんじゃじゃーーん!!」と袋の蓋を開け、恭しくも中の一物を取り出して見せた。
それは金属バットだった。
「何の捻りもねーよ!!」
突っ込まずには居られなかった。ので突っ込んだ。
しかし先輩は別に応えず、
「ノンノン、これはただの金属バットくんじゃないんだよ」
そしてカチ…と何かスイッチが入る音が響く。
ブブブブブブブ……
『その現象』に、俺はそれが何なのかを理解した。
半ば呆れつつ、「そんなイカレたアイテムどっから手に入れたんですか…?」
大体予想は付くが一応聞いてみた。
「お兄ちゃんの部屋からギッてきたのさ」
金属バットの表面にジバジバッと火花が散る。
先輩はそれで素振りを始めた。
頭がクラクラする…。
金属バットにスタンガンを内蔵したそれは、護身具というよりは、完璧に殺傷兵器だ。
それで、その側面にほんのり赤いのが付着してる気がするのは気のせいなんだろうな、きっと。
51 :
住人:04/10/25 03:19:03 ID:???
「何を、するつもりです…?」
ああ…まさかな、と思うが。
しかし、先輩が次に口にした話題から、それは確定的になった。
「君は、例の連続通り魔事件、発生に一定の周期があるのは知ってるよね?」
ツイ、とバットを俺の鼻先に突きつけ、問うてくる。
あぶね…。
「ええ、何度もワイドショーで解説見ましたから…」
つまり…
「つまり、今夜、この土地が、一番殺人鬼に遭遇出来る可能性が、高い」
確信的に告げる先輩が、すぐ傍に居るはずなのに、どこか遠くに感じる。
「でも、それは警察も承知している筈で、今夜は多分…」
反論する。
「警備の厚さも遭遇確率を上げる要因。アレは日常の死角を突いてくる」
ヒュウンーーー
先輩は手首のスナップでグリップを回転させ、ぽふッと肩にバットを預けた。
スイッチはいつの間にか切っていたらしい。
「自分から、死角に飛ぶ込むってんですか…」
俺の悲哀を込めた視線を無視して、
先輩は事も無げに言った。
「そ。美少女がむざむざ餌場に現れたら、誰だって喰べたくならない?」
『例えば』
「例えば、君とか、さ」
「 」
言葉が、出ない。
分からない。
何故、俺は沈黙している?
何故、今、俺は何も言えない?
何故、こんなに心苦しい気分になる。
52 :
住人:04/10/25 03:20:21 ID:ggmWM1e3
目を細めて、俺をどこか敬遠するような、哀れむような、そんな風に先輩は眺めた。
「前から思ってたけど、時々、君の私を見る眼、ヤバイよ?」
「その時の君、お兄ちゃんと同じ眼してる」
顎を傾けて、しばし思案顔で、逡巡して、刹那。
「ねぇ、私のこと、…好き?」
唐突な質問だった。
それでも、考えるまでもない。
答えはYESだ。
「それじゃあ、…嫌い?」
俺が先輩を嫌う理由がどこにある。
「それとも、『どちらでもない』?」
……………。
何を躊躇しているのか、自分でも良く分からなかった。
答えなんて、決まってるはずなのに。
先輩は、そんな俺の様子を興味深気に眺めると、やがて踵を返して歩き始めた。
すぐに、扉の前で、止まる気配。
「よく考えといてね。立ち位置とか、はっきりしとかないと、失敗するから」
それだけ言い捨てて、
―――バタン
俺と先輩は、遮られた。
53 :
住人:04/10/25 03:21:56 ID:???
さて、どうだろうね。
面白いものだろうか…
厨臭いかな?
54 :
住人:04/10/26 01:01:25 ID:???
保守。
まだ始まったばかりだから、どうとも言えないんだが
ガンツの世界である以上、主人公達がガンツの部屋行って、ミッション積み重ねて百点目指す話しなの?
個人サイトの、オリジナルガンツ小説、俺ガン小説を色々と見てきたけど、ちゃんと完結したのは見たことがない。
56 :
住人:04/10/26 18:08:18 ID:???
そう、GANTZの部屋に行って、星人と戦う話を書くつもりだけど…。
俺も小説サイト作ったけど、なんかいきなり停滞させてしまってるよ。
なんだか思うようにネタが絞れなくて筆が止まったままに…
定期的に覗いてくれてる人がいるのを知って、急いてはいるんだけど。
投げ出しの雰囲気が漂うな。期待はするけど、更新怠らず、間を空ける事無く
きっちりやっていけたら(毎日、三日おき、週一の更新)スレは繁栄するかもしれんが
実際、それが出来る職人ってほんと居ないんだよな。
58 :
住人:04/10/27 01:26:42 ID:???
「…………」
先輩とのやりとりの後、静寂の訪れた部室の中で、
俺はこっそり打ちのめされていた。
『お兄ちゃんと同じ眼してる』
頭の中を反芻する、先輩の言葉。
それは俺にとって、今までで一番きついパンチだった。
「ぐぁ…」
畳の上に仰向けに転がりながら、俺は頭を抱えた。
否応無しに浮かび上がる、俺とあの人の初対面の記憶。
それは流血の記憶だった。
俺がまだ部に入りたての頃、紫崎先輩と鏡野先輩と渚先輩と、
肩を並べて放課後の並木道を歩いていた快くも懐かしき時代。
不幸ってのは本当に唐突にやってくるもので、
気付いた時には紫崎先輩と鏡野先輩の姿が忽然と消えていて、
代わりに一寸先には熊のような体躯の大男が立っていて、
先輩が「あのね…」と何かをフォローしようとした次の瞬間、
俺はすでに頭から血を流して地に臥していた。
59 :
住人:04/10/27 01:27:13 ID:???
理解出来ない事態、そして見上げた光景。
鮮やかな赤色と、淡いオレンジに霞む視界の向こうに。
狂悪なる獣の姿。
怒髪天ていうか、本当に超戦闘民族みたいにエライことなった人間の姿がそこにはあった。
そして逆光の中、鈍く輝く双貌が告げていた。
殺意とか、そんなんじゃなくて、
殺すとか、そんなもんじゃなくて。
完膚無きまでの、消滅を。
迫り来る、一歩ごとにプレッシャーが増す。
地鳴りのような音が聞こえる。大気が、震えている。
終わりを告げるかのように影が俺を覆い尽くした。
巨大な手が俺の首を掴み、握り潰すようにギリギリと食い込んでくる。
俺は安楽を願い、眠るように、静かに息をひきとった。
…消え行く意識の中で、最後に先輩の声を聞いた気がした。
『お兄ちゃん!だめッ!!』
ガスッ
『うごおおおおおおおぉおぉぉぉぉぉ』
60 :
住人:04/10/27 01:30:07 ID:???
葵原渚、先輩。
狂愛の庇護者。不思議な人だ。計算高く、狡猾な癖に純粋で。
生まれたばかりの赤子のような、無条件で愛される何かを持っている。
あの兄貴を、手懐けるほどの。
時折見せる、透明で、何も見ていないようでいて、全てを見透かしたような表情。
心奪われるほどに綺麗で。きっと彼女には一点の穢れも無い。
あるいは、それは思春期における俺の女性への幻想だったりするのかも知れない。
二人きりで過ごすようになってから、俺に思うところが無かったといえば嘘になる。
先輩の、細くて白い首筋。弱さ。ふと、無償に食らい尽きたくなる。
先輩には人をおかしくさせる妙な魅力がある。
俺がおかしくなっているというならば、それはきっと先輩のせいなのだ。
それはかなり、性犯罪者の言い訳染みていた。
けれど、16年生きてきた自分の、それが先輩に感じた印象だった。
61 :
住人:04/10/27 01:31:08 ID:???
しばらく、天井を眺めていた。
窓から差し込む夕日も次第に暗くなり始め、夜が来ようとしていた。
「…先輩」
自然と呟きが漏れる。
「寂しい、な」
『電脳部』。これだけ広い空間に、いつも二人。
それだけ、寂しい場所なのに。
一人きりだと、気配も空間に飲まれてしまう。
「…渚、先輩」
なんだかんだ言って、俺はこの場所が好きなんだ。
そりゃそうだ、ずっと居れば、誰だって愛着が湧くさ。
だからこそ、やっぱ、一人には、なりたくないよな。
きっと、先輩も。
だから、
「行こう」
立ち上がり、思い切り伸びをする。
腕時計を見て、時間を確認する。
…いい加減、例の時間だな。
先輩を止めるにしても、急がないと、危ないかも知れない。
「……………」
もし、本当に先輩が殺人鬼に襲われるようなことがあったら、その時は…
『全力で助ける、どんなことをしても』
そう心に決めて、
―――バタン
俺は部室を後にした。
62 :
住人:04/10/27 01:33:50 ID:???
それじゃあ、ちょっとずつ。
今日はこれだけ。
あんま進んでないけど。
犬とパンダと斉藤さんのSSしか許しません
64 :
住人:04/10/27 10:21:17 ID:???
それは難しいな…。
65 :
住人:04/10/27 22:20:45 ID:???
やっぱ、本当は最強だとか無敵だとか、
安易にそういうカテゴリ使っちゃダメなんだろうな。
…まぁ、使わずにはいられないんだけどさ。
タイトルは付けないの?
長編やるならタイトル付けて、前回のレス番つけてやったほうがいいよ。
もし余裕があれば最後に次回更新予定日も知らせれていればなお良い。
67 :
住人:04/10/29 02:26:35 ID:???
タイトルは「GANTZ in the night core」。
アドバイスありがとう、今度からレス番つけるよ。
でも、次回更新予定日とか書いて、
予定通りに書き上げる自信が無いのでとりあえず、
ちょっとずつでも「1週間以内」にします。
68 :
住人:04/10/30 02:38:44 ID:???
保守。
なかなかPCの前に落ち着けない…
今日、自サイトの小説読み返してみたら、
なんか凄い恥ずかしくなった。
うぶぉあー
電波な兄貴に電波な妹。もう少し一般人っていないの?
70 :
住人:04/10/30 08:14:02 ID:???
深夜の妙なテンション時に思いついた話なんで、
普通キャラ無視してほとんど電波系しか出ないです、
出さないつもりです、はい。
71 :
住人:04/10/31 23:02:14 ID:???
保守。
明日中には書ける。多分。
72 :
住人:04/11/02 00:56:17 ID:???
街灯の灯り始めた夜道を俺はひたすらに走り回っていた。
息切れするのも忘れて、志向性も無く疾走する。
世界は、静まりかえっていた。
正確には、さっきから街中をパトカーが頻繁に駆け回っているし、
市の放送が警戒を呼びかけ、慌ただしくさえある。
けれど、街全体の雰囲気とでも言うか、そういった固有の活気みたいなものが、
完全に意気を潜めていた。
時折見かける学生風の男女や仕事帰りといった男性も、
街の緊張した空気を感じ取ったのか、その表情は心持ち険しい。
そして、疾走する視界の隅に、俺は違和を捉え続けていた。
(人の気配が、やたら多い…)
そのことに気付く。
ちらほらと、スーツ姿の男を見かける。
格好も、立ち居地も、目立たないように道程に潜むそれらは、
何だか、街の空気に馴染まない、異質なモノだった。
一瞬、視線が交差する。
やたら威圧的な鋭い目付きで、まるでほんの僅かな交差の間に、1から10を読み取ろうとしているようだった。
「………………」
ともすれば、そういう人種に心当たりがある。
73 :
住人:04/11/02 00:57:35 ID:???
>>72
「警察、か…」
やはり、かなり警戒しているらしい。
似たような気配が、そこかしこに漂っている。
視線が、絡みついてくる。
プレッシャーのせいか、途端に疲労が増した気がする。
足が重くなった感じで、呼吸するのが辛い。
(…先輩は、こんな警戒の中、本当に殺人鬼と対峙するつもりなんだろうか?)
ひょっとしたら、あるいは諦めて家に帰っているかも知れない、と思い立つ。
(まぁ、それなら心配はいらないんだが…)
脳裏に甦る部室での記憶。
バットを俺に突きつける先輩の姿。
「………………」
不意に、心に感傷が走る。
どうしようも無く笑いが込み上げてきて、クッ…と微かに息が漏れた。
それは、馬鹿馬鹿しいことだった。
そんなことを考えている自分が酷く滑稽に思えて、途端に爆笑に変わる。
疲労とプレッシャーのせいでナチュラルハイに達していた。
不審者さながらに奇声を上げて、いろんな蟠りを振り切って、
先輩の待つ闇の中を、俺は走り続けた。
74 :
住人:04/11/02 00:58:22 ID:???
学校を出て、すでに30分近くが経過していた。
その間、俺はアテも無く走り続け、
流れる視界の隅に、先輩の姿をひたすら探し続けた。
もはや服は汗だくで、心臓も破裂しそうな程に鼓動を炸裂させていた。
おまけについ先刻余計なことに気力を振り絞った俺は、
とうとう住宅街に差し掛かった辺りで力尽き、転がるようにぶっ倒れた。
ズザーーーーーっと嫌な音を立てながら派手に転倒。
服と掌と顔面を思い切り擦り削ってしまう。
「グおおおぉおぉおぉ……」
激痛、というよりそれは、鈍く熱い刺激が全身に広がっていく感じだった。
痛い、よりは熱い。
灼けるように熱くて、痛い。
アスファルト製の大根おろしの味は、格別だった。
思い切り削げた顔と掌から、じわり…と血液が湧き、
やがて止め処無く出血し始めた。
ドクドクドク…
ドクドクドク…
75 :
住人:04/11/02 00:59:13 ID:???
「……………」
自分の身体から血液の抜けて行く音が聞こえる。
果てしなく最悪な気分だった。
意識が朦朧と…眠くなってくる。
(まず…これ……死…)
最悪な上に、末期的だった。
そんな折、
「ひぃッ!!!」
頭の方から、女性のモノと思われる悲鳴が聞こえた。
意識が、微かに復帰する。
「あ…う……」
声に成らない呻きを漏らす。
顔を微かに、微妙な角度上に持ち上げ、目を動かし声の主を探した。
視界に、街灯に照らされた女の姿を認識する。
コンビニ袋を掲げた、若い女だった。
ぼさぼさ髪のショートヘアで、眼鏡をかけていて、
だぼっとした白いセーターを着ている。
色白い、その顔は、蒼白に染まっていた。
「あわ…あわわ…あわわわわ……」
片手を口の前に掲げ、物凄くうろたえている。
街灯に照らされた俺の姿は、おそらく想像を絶する凄惨さだろう。
だけど、ここで逃げられても困るので、俺は必死に助けを求めた。
「…た…たた…た…たす…たすけ……」
全身がぶるぶる痙攣していて、まともに声も出せない。
だけど、目の前の彼女には一応伝わったらく、ハッとした顔をして俺の元に駆け寄ってきてくれた。
「だいじょうぶ!!?どうしたのそれ!!?」
彼女の問いかけに、俺は呻きで答えた。
「あッ!!ごめん!!救急車!!救急車!!救急車だよねッ!!?」
察してくれたらしい彼女は、俺に「待っててッ!!」と言って道の向こうへ消えて行った。
彼女が消えた後で、俺は神に感謝した。
76 :
住人:04/11/02 01:00:38 ID:???
そして、ひょっこりと渚先輩が現れた。
俺の傍らに屈み込んで、先輩は「やぁ」と言った。
先輩の顔に驚いた俺は、かなりの間を空け呼吸を整えてから、
「先輩…一体、何処に、いたんですか?」
と尋ねた。
先輩は「いやぁ…」と前振りして、答えてくれた。
先輩は、まず街で俺を見つけたのだという。
「でも、気付かなかったみたいだから、こっそり尾けてたんだよね」
「…なぜ?」
「その方が面白いじゃない?いつ気付くかなーって」
「…………」
「しかし、そこで私は予想外の事態に陥ったのだよ、おにいちゃん」
「……と、言いますと?」
「……私の存在に気付いていない君に、撒かれてしまったのだよ」
「……は?」
俺が、先輩を、撒いた?
77 :
住人:04/11/02 01:01:29 ID:???
「私も、なかなか足には自信がある方だけど」と先輩、
「正直、君の足と体力は一人前だよ」
訳も分からず褒められて、けれども、
それはつまり、俺が全力で走ったから、
先輩に辿り着けなかった上に、こんな怪我をしたということか。
…それはなんだか、本末転倒じゃないだろうか。
俺は、先輩のことが心配で…だから。
てゆうか、先輩事じゃなければ、俺はこんな頑張れないわけで。
『正直、君の足と体力は一人前だよ』
違う。それは違う。
きっと俺は、それが先輩だったから。
先輩を思うあまりってやつだな。
いわば…愛?
そう、愛故に成せたんだ。
『愛故に成せた』
…よし、いいぞ!言うんだ!!
言っとけ俺!!!
「…先輩」
「ん?」
「それは、あいゆ…」
パ…パァン…
乾いた音が響いた。
拳銃の発射音。
俺は硬直する。
発射音は立て続けに巻き起こった。
間断無く鳴り響く火薬の炸裂音。
それは、遠くで行われている銃撃戦だった。
それは、あの、救急車を呼びに言ってくれた彼女が、向かった先だった。
まさか…まさか…!!
78 :
住人:04/11/02 01:02:16 ID:???
俺は、身体を無理矢理起こして、その方向を見据えた。
大部分を失ったが、出血はすでに収まっていた。
しばらくして、銃撃戦の音は途絶えた。
どうなった…?と思っていると、
ゾワ……
全身の毛が総毛立つ感覚。
「ぐ……」
すでに、俺たちの存在は、捉えられていた。
その異様な気配に、思わずたじろぐ。
「!!!」
闇の中を、高速で何かが飛んできた。
俺と先輩はそれを咄嗟に避わす。
急に移動した俺は、立眩みに膝を付いた。
避わす必要は無かった。
飛んで来た『モノ』は、電柱にぶち当たって潰れた。
『それ』は、下半身を千切られた彼女の身体だった。
先輩のモードが切り替わる。
先輩は背負っていた皮袋から『金属バット』を引き抜いた。
姿勢を低くして、地に擦るようにバットを構える。
カチッ…とスイッチの入る音。
先輩は警戒しながら足音の間隔をカウントし始めた。
79 :
住人:04/11/02 01:03:07 ID:???
突然、設置されていた付近の街灯が全て消し飛んだ。
俺は驚くが、先輩は動じない。
世界が、ありのままの姿、暗闇に支配される。
『敵』の歩数間隔に変化は無い。
フェイントを狙ったわけでは無いらしい。
ゆっくりと、少しずつ、足音の距離が近くなる。
カツン―カツン―カツン―
カツン―カツン―
カツン
足音が、止まる。
互いの姿が朧気に認識出来る微妙な間合いで、そいつは歩を止めた。
そいつは、そいつのシルエットは、まるで何か身体にフィットしたスーツを着ているかのようにスマートで、そして、長い刀のようなモノを持っていた。
そいつもまた、先輩の姿を確認すると、静かに武器を掲げ持った。
刀の切っ先を正面に、見据える。
先輩も武器を正面に持ち直し、
そして、次の瞬間、どちらかとも無く動き出していた。
真っ向と真っ向からのぶつかり合い、
互いの得物が衝突し、盛大に火花が散った。
80 :
住人:04/11/02 01:06:44 ID:???
とりあえず、こんなもんで。
アンカー付けって間を空けた時に使うのね。
途中で気付いた。俺はアホでした。
81 :
住人:04/11/02 01:18:33 ID:???
うヴぉぁー…
何をやってんだろう、俺は…
82 :
住人:04/11/03 00:02:06 ID:???
よし、保守!
主人公がなぜ追われているのか、まるで分かりませんでした。タイトルも付いていなかったので一瞬、別の小説かと思いました。
すっ飛ばしな場面展開、新住人の登場エピソード以外はちゃんと前後の脈略を付けた方がよろしいと思います。
84 :
住人:04/11/03 10:21:09 ID:???
自分で気にしながら見ぬ振りしてた所、
みんな指摘されました…
やっぱりダメでしたか。
脈絡はもう少し読めるよう努力します。
それでいつ犬とパンダと斉藤さんは絡んでくるの?
86 :
住人:04/11/03 17:24:14 ID:???
犬くらいなら
87 :
住人:04/11/04 15:11:05 ID:???
保守します
88 :
住人:04/11/06 00:48:52 ID:???
保守。明日辺り続ける。
アニメ版の展開燃えるね
89 :
住人:04/11/07 13:27:00 ID:???
保守。今日書こ
90 :
住人:04/11/08 03:27:59 ID:???
最大出力、最大加圧。安全装置解除。
状態『スタン』から『キル』へ移行。
電流の威力を極限の極限にまで追求した、
掠めるだけで生物の意識野を一瞬にして消し飛ばす、『滅殺兵器』を展開。
個と個の交差する刃先から、接触による放電が生じ、
真昼の雪原のような光域が周囲の闇を一掃する。
放電は臨界を超え、光域はさらに加速。
夜空を突き抜ける波状は、この惑星からの夜明けを伝える。
それは刹那の光景。
過剰な刺激を受けた俺の網膜は、焼き付く寸前に敵の姿を捕捉していた。
そいつは、まるで『オペラ座の怪人』のような、真白い仮面に顔を覆っていた。
…まったく、悪夢染みている。
過多な放電による高熱に、回路は数秒で融解する。
それと共に、拡散した光域も収束を始めていた。
やがて再び夜は訪れる。
91 :
住人:04/11/08 03:28:54 ID:???
またやってしまった…orz
視神経に、突き刺すような痛み。
機能不全。きっと相当数の神経がイカれたに違いない。
瞼を閉じても、意識は真白い光に満たされている。
思考を構築出来ない。
―――ガコン
>>79 金属の、潰れる、音を、認識、する。
俺は頭痛を堪えながら、顔を上げる。
何が、起こっている?
必死に、必死に目を凝らす。
…頭が、痛い、世界が、揺れる、揺れ、る。
徐々に視界が戻ってくる。
しかしノイズが混じりすぎて、幻像を見ているのか現像を見ているのか、
うまく判別が利かない。
それでも、俺は目を凝らす。
現実を、目の前の光景を、確かに観測する。
『敵』は、生きていた。
生きて、立って、片手でバットを握りつぶしていた。
そして、ゆっくりと、力ずくに持ち上げていく。
先輩の身体が、無防備に、『敵』は刀を振り上げる。
バットから手を離すと同時に、
クン―と先輩の上半身が沈む。
次の瞬間、打ち上げるように繰り出された蹴りが、
『敵』の顎部に命中していた。
『敵』は思い切り上半身を仰け反らせるも、それだけ、だった。
平然と、立ちつくしていた。
そして『敵』はバットを捨てた。
放り投げられたバットは、―ガランと、俺の傍に転がってきた。
『敵』の手が伸び、先輩の首を捕捉する。
奇妙な起動音が発生し、『敵』の腕が異様に変質した。
まるで、ファンタジー映画に出てくるモンスターの腕だ。
異常に発達した筋肉。人間など、一撃で葬れるような。
先輩は、もがく。もがいて、身体を捻らせて、『敵』を蹴りつけて、
逃れようとする。
けれど、
ーーーーごき
一瞬で、先輩の全ての行動は停止する。
ぷらん―と宙吊りの状態になった身体を『敵』は放り投げた。
そして、一閃。
首と胴体が、永遠に再会の適わぬ別れを遂げる。
フと、唐突に、先輩の身体が消滅した。
「!!!!!!」
俺は驚愕に目を見開く。
消え、た…?
先輩の消えた空間を、しばし凝視する。
混乱が先に立ち、涙も、悲しみも沸かない。
酷く現実感の無い現実に、俺は先輩の死という事実が、飲み込めずにいた。
死ぬ過程を見たのに、死体を見ていないのだから。
―カツン
「あ……?」
唐突な空白が、俺を襲う。
足音が、した。
視線を、向ける。
パトカーのサイレンの音が遠くから聞こえる。
…あれ?誰…だったっけ?
静かに歩み来る、そいつ。
全身黒い格好の、すかした仮面を付けた…
記憶が飛んでいる。
「あれ?あれ…?」
思い出せ、何か重要なことのはずだ…
辺りを見回す。電柱があった。
?
違和感…
何も、無い…?
「あれ…?」
何も、無い?
静かに歩み来る、そいつ。
全身黒い格好の、すかした仮面を付けた…
片膝立ちから、俺は立ち上がる。
無意識にバットを掴んでいた。
『そいつ』は刀を持った腕を大きく後ろに振ると、横なぎに斬りつけてきた。
『そいつ』と俺の距離は5メートル程離れていた。
ただ、気配から判断して俺はバットを防御に向ける。
―がぃん
案の定。
刀は突然伸びて俺の身体を襲ってきた。
しかし、防御は出来たが、何故か力の入らない身体のせいで、
思い切り吹っ飛ばされる。
「がぁッ!?」
地面に倒れ、無様に転がる。
気付けば俺の格好は襤褸雑巾のようだった。
静かに歩み来る、そいつ。
全身黒い格好の、すかした仮面を付けた…
見上げる。
…理解した。
こいつは、『敵』だ。
俺は定義する。
決めた、こいつ殺そう。
97 :
住人:04/11/08 03:39:38 ID:???
アンカー滅茶苦茶な位置に付けてしまったorz テンパってるね、俺。
『覚醒編』に突入しちまいそうな展開やってしまった…。
もはやオナニー文だね。
続けるけどさ…
俺が、この手で、削除してやる。
身体の奥底から力が沸き上がってくる気がする。
身体が、熱い。まるで全身の血液が沸騰しているようだ。
泥沼のように濁った憎悪と万能感が俺の身体を駆け巡り、支配する。
…―そう。
ゆらり…と満身創痍の身体を立ち上げ、
鉄屑と化したバットを構える。
『玉』は目前。
すでに、俺の目には渾身のアーチが映っている。
何処を叩けばホームランか、俺には分かる!
フッフッ…
呼吸を整えつつ、予備動作に入る。
そして、
「―――俺は、無敵だあぁぁぁぁ!!!!」
俺は、人生最高のスウィングを、ぶっ放していた。
99 :
住人:04/11/10 03:26:43 ID:???
保守…
100 :
住人:04/11/11 00:23:57 ID:???
保守
なんか煮詰まって苦しそうだな。
102 :
住人:04/11/11 01:30:51 ID:???
うん。やってて悲しいよ。
投げ出しでもして仕切り直しでもしたら?
もう少し単調なものでもいいんじゃないかと思える。
いやね、話的には面白そうだけど。やっぱ「GANTZはガンツ部屋」なんじゃないかな
偉そうな事言ってスマソ
105 :
住人:04/11/11 09:47:43 ID:???
でも投げ出すのはなぁ…
息苦しい感を払拭するまでヒシヒシ埋めていく。
出来なければ別にいい。
次からGANTZ部屋始めるから、
読まれなくてもいいので、
突っ放されて途中でスレ落ちても気にしない。
ネガティブな考えだなぁ。読まれなくてもいい、スレ落ちてもいいとか言うのは、いくらなんでも言わない方がいいんじゃない。
107 :
住人:04/11/12 19:41:25 ID:???
そうだね、そんなこと書くべきじゃなかった。
スマンカッタorz
本気でまいってたよ。
そろそろ落ち着くとしよう。
とりあえず続き書こう…
108 :
住人:04/11/13 22:34:54 ID:???
保守
109 :
住人:04/11/15 01:02:40 ID:???
保守
漏れもガンツの小説を書いてるけど、ガンツって他のSSと比べて難しいなと感じてる。
住人さん、四苦八苦してるけど、ともかく頑張ってください。
111 :
住人:04/11/16 03:24:41 ID:???
ガンツはストーリー的にもっと面白いモノが作れると思ってたんだけど、
ラノベ的に。しかしやはりなかなか難しい。
まぁ、自分の場合はそれ以前の問題だけどさ。
面白みのある文が書けるようなりたい…。
>>110 ありがとう。
というか、君のを紹介してくれると嬉しい…
112 :
住人:04/11/18 01:55:16 ID:???
保守
113 :
マロン名無しさん:04/11/19 15:34:58 ID:hsTu3nln
もうそろそろ限界か?
114 :
住人:04/11/19 16:54:23 ID:???
頼むから、あげないでくれ…
orz コノトオリデス
テスト期間だから、休んでるだけ
住人さんって学生さんだったのね
116 :
マロン名無しさん:04/11/21 11:22:41 ID:6++UjDLE
あげ
117 :
住人:04/11/21 13:36:36 ID:???
ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
まともな感想一つなくただ一人延々と書き続けてるだけなんだから自分のサイトでも立ち上げてそこでやった方がいいんジャマイカ
119 :
住人:04/11/22 03:03:45 ID:???
やっぱり、やっぱり落とした方が良いのか…orz
いやまぁ、感想抱ける程内容書けてないからショウガナイんだけど…
でも、消滅するまでは延々と続けるつもり
感想を書くと言ってもまだ起承転結の起の分ぐらいにしか感じてないから書けない。
あと、このスレって住人さんだけしか書き手はいないの?
121 :
住人:04/11/22 12:38:38 ID:???
俺しかいないね。
122 :
マロン名無しさん:04/11/22 15:24:56 ID:lmu+MQa/
寄生獣がみぎて星人とあご星人として出てくる話考えてくだちい
もうやる気なくしてんじゃないの?
キリンが絡むのはいつですか?
125 :
住人:04/11/24 01:02:47 ID:???
まて、やる気はある。
二日後に続けるさ。
麒麟は無理ぽ
ジジジジジジジ…
機械的なノイズが響く。
脳の奥で燻るような、煩わしい音。
世界が酷く眩しい。
眩むような視界に、思わず瞼を閉じる。
それから、静かに目を見開いた。
「ここは…?」
見知らぬ部屋。
まるで何処かのマンションの一室のような、小奇麗で簡素な構造。
窓の奥には東京タワーが見える。
まるで生活感の無い空間なのに、この部屋には雑多な人の気配が満ちていた。
影が突然実態を得たように、認識の幅が広がる。
人が、いた。
壁に寄りかかるように佇む、髪を腰まで伸ばした女。
ただ腕組をして立っている小柄な老人。
体育座りでニタニタ笑っている陰気な青年。
他に数名。年齢も性別もバラバラで、だけど、そいつらに共通するものがあった。
みな一様に、同じ格好をしていた。
身体にフィットするような漆黒のボディスーツを纏い、
それぞれが例外無く銃や刀のようなモノを抱えていた。
まるで、これから何ぞと戦争でもするかのように。
完
タイトルにはトリップ付けた方がいいんじゃない。
もう保守する気力もなくなったか
130 :
住人:04/11/27 05:31:13 ID:???
そんなことは無いさ。
諦めないし落とす気も無い。
131 :
住人:04/11/28 21:20:46 ID:???
やっぱ飽きてきた。
もうやめるわ…続きは勝手に想像してください。さいなら
騙り?
133 :
住人:04/11/28 21:56:30 ID:???
俺じゃないし。
俺なんか騙るなよ…
トリップを付けたらどう?
付けてみた。
さて続き考えようかな…
/
保守
138 :
マロン名無しさん:04/11/30 21:16:39 ID:WqoIceJB
晒しage
勘弁してくれ
相手しない方がいいって。山崎渉だったら、まだ分からないけど
きっと
>>131の住人さんの名前を騙った香具師だろ。
了解です
143 :
a131083.usr.starcat.ne.jp:04/12/02 05:36:22 ID:rFIaWQoC
144 :
住人:04/12/04 16:55:39 ID:???
保守
保守
アイタタタ(つ∀`)
147 :
146:04/12/08 22:13:13 ID:???
誤爆スマソ
なんか書けよ
更新止まったな。ガンツ部屋に着いた事から人物設定に戸惑ってるのか?
誠に残念ながら【異形と】―――GANTZ開始【殺戮を】は連載終了となりました
住人先生の次回作にご期待しないでください
いや、終らせないでくれ…
人とか無理矢理個性出そうとしたら訳分からんくなってしまて
153 :
住人:04/12/16 02:58:38 ID:???
保守。
保守
保守
住人 0てん
やる気感ぢられづ なんか書け
次回15点以上とらないと排除依頼でち
ぐぁ…
じゃあ今日か明日…
>>126 ―ぽた、――ぽた、
「…………」
床に滴の垂れる音がする。
俺は片手に硬く握った金属バットを見やった。
いわゆる『クリティカルヒット』をしたのか、
得体の知れない大量の血が、ドクドクとバットから床に滴り落ちていた。
沈黙の室内。
黒い服の連中は、何も語らない。
ただ、微かな嗚咽が部屋に響いていた。
部屋の隅に蹲って泣いているのは、俺を助けてくれようとした彼女。
そのセーターの両脇には、一筋の赤い線が走っていた。
胴体が千切れ、潰れたモノと化した彼女の末期が頭を掠める。
あんな、あんな状態になって、生きているはずが無いのに。
致命的な欠損は、あらゆるものを奪っていく。
痛みも、悲しみも、恐怖も。
取り返しがつかないということは、死とは、そうゆうことで。
それなのに、彼女は、泣いている。
悪夢でも見ているのだろうか。
それは彼女か、俺か。
ああ、そうか――。
ふと、ここに似た状況を思い出す。
なんとなく、無意識に連想していた情景。
黒色と悲哀と沈黙と。
この雰囲気、まるで…葬式みたいだ。
それは、さながら自分たちへの。
ベッタリと、血で掌に硬く張り付いたバットを捨てて、
俺は改めて部屋中を見回して、探した。
部屋の中央には1m程の大きさの巨大な黒い玉があった。
金属質のその表面には数字のカウントが浮かび上がっていて、
目まぐるしく表示は切り替わる。
陰気な青年は、尚俺を見てニヤニヤしていた。
…見回しても、いない。
なので、まさかと思い後ろを振り向くと、先輩はそこにいた。
彼女は壁にもたれ掛って、両足を投げ出して座っていた。
安らかな顔で、静かに息をしている。
寝ているらしい。
「…先輩」
肩に手をかけ、揺する。
「先輩」
反応が無いので、今度はさっきより強く揺する。
やがて先輩の首がかくんと大きく傾き、何か小さく呻きを漏らしながら、
ゆっくりと彼女は顔を上げた。
そして眠たげな目を擦りながら、先輩は俺を見上げて呟いた。
「……そよぐ?」
カウントは、零へと収束していた。
ねむ…
明日も続ける。
保守。書けん…orz
冬休み出汁頑張れ
電波ってるな
住人 16てん Total 40てん あと40てんで、、、
なんか書いたのはみとめるが
やはりやる気はあまり感ぢられづ
Totalはいままでのぶんてきとうでち
166 :
マロン名無しさん:05/01/10 23:50:08 ID:b57XBMW0
あげ
彡 ビュウウウ…
彡
彡
.∧ ∧ このスレ寒いなオイ…
ヾ(,,゚Д゚),)
人つゝ 人,,
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
結局、ガンツ部屋に着いたの?
うん、まあ