【漫画】このお題でSSを書いてみよう part2【小説】
204 :
マロン名無しさん:05/01/03 00:09:51 ID:9ZRGPDsj
205 :
マロン名無しさん:05/01/10 23:48:35 ID:b57XBMW0
あげ
206 :
マロン名無しさん:05/01/22 05:49:27 ID:k+OwF7PD
ひょっとして面白いと思ってるのか?
はっきり言ってつまらんよ。いい加減にあげるな。
209 :
マロン名無しさん:05/02/03 20:07:02 ID:XVoTeVhC
210 :
マロン名無しさん:05/02/18 09:48:17 ID:DfF5pxGj
「受験」に一票
そろそろ良い頃合いだと思って、僕は花壇に行った。
植物を育てるのは僕の唯一といっていい趣味だが、最近は忙しくてとても趣味にかまけていられなかった。
植えたら植えたっきり、水もやらずにほったらかしという状態だったのだ。
まぁ、「肥料」だけはたくさんあるから、放置していても花は咲くのだが。
ほらね。
地面から突き出た見事なチューリップの花に、僕は朝の挨拶をする。
「おはよう」
チューリップは風に揺れる。
「土の中はどうかな? って、返事をするわけないか……」
苦笑して、僕は持ってきた新しい球根と、そして「肥料」を取り出した。
「それにしても、今日はうるさいな。まったく、こんな朝早くに、近所迷惑な……」
僕の耳を騒がせるのは、何台かのパトカーの音だった。
近所でなにか事件があったのかもしれない。物騒な世の中になったものだ。
手際よく肥料を土に混ぜ、良い土壌を作り終えた僕は、球根を植える作業に取り掛かった。
球根はヒヤシンスだ。ふふ、ヒヤシンスは初めてだからな、上手く育てられるか楽しみだ。
土からわずかに露出している暗い穴に、僕は勢い良く球根を差し込んだ。
……と、なにか奇妙にくぐもった音が聞こえた気がするが、
それは人の声だった気もするがーー
まぁ、こんなにうるさいんだ、何かが聞こえるわけも無い。
もしかしたら幻聴というやつだろうか。
一度、医者に行った方がいいかもしれないな。ただでさえ最近は疲れているのに。
僕は立ち上がって、花壇を見下ろす。
ヒヤシンスの球根は、その先端を少しだけ土の中から突き出して、
まるで芽吹きと開花の瞬間を待ち望んでいるようだった。
うん、上手く植えられた。自分で自分を褒めてやりたい気分だ。
ーーピンポーン。
なんだ?
インターフォンが鳴った。
朝なのに、どうしてみんな静かにできないんだ。
くそ。くそ。くそ。くそ。くそ。
僕はいらだちを隠さず、庭から玄関に周った。
ドアの前には黒いコートを着た男が立っていた。
「うるさいですよ。静かにしてください」
僕の声に、しかし振り向いた男はまったく動じていないようだった。
「品地さんですね?」
底知れない感情のない暗い目が僕をのぞき込んでくる。
なんだこいつは?
「わたし、○○署の仁背札と申します」
「ニセサツさん……?」
警察関係者にはあるまじき苗字だ。もしかしたら、偽刑事なんじゃないか?
けれど、ぴらっと見せられた警察手帳には、確かに「仁背札」の文字が。
「警察がなんの用ですか?」
そう言いながら、僕はパトカーのサイレンの音を思い出していた。
「いや、あのですねぇ、あなたの隣の家の方が失踪されまして、この近所を聞き込みしてまわってるんですわ。
ちょっと協力していただけませんかね?」
「……いいですけど」
「良かった」
男はニヤリと笑うが、目は笑っていない。
嫌な奴だ。僕を馬鹿にしてるのか?
くそ。くそ。くそ。くそ。くそ。
「隣の家って、もしかして寿見さんですか? 失踪したって、どういうことなんですか?」
「いや。失踪したというより、状況から見て、どうやら誘拐のようなんです」
「誘拐?」
僕は寿見さんの姿を思い浮かべる。
寿見さんは、たしか二十歳半ばくらいの、なかなかの美人だったように思う。
なるほど、ああいう女性なら、ストーカーや変質者から狙われやすいかもしれない。
「昨夜、怪しい男が寿見さんの家の周りをうろついてるのを、近所の方が目撃してるんですよ。
ええと、失礼ですが、昨夜はどちらに?」
「え? 昨日は早くに寝ましたけど。……もしかして、わたしを疑ってるんですか?」
「いえいえ、慣例みたいな物ですよ。お気になさらずに。
……では、わたしはこれで。ご協力ありがとうございました」
男はまたニヤリと笑うと、僕に背を向けて歩き出す。
が、すぐにぴたりと止まった。
「ああ、最後にひとつ訊ねてもいいですかね」
「なんですか?」
「個人的な質問なんですが、寿見さんってどんな方でした?」
それは難しい質問だ。
隣人とはいえ、僕と彼女はすれちがったことがあるくらいだったから。
「うーん、そうですね……」
ーー僕には、彼女の雰囲気しか記憶に無い。
「花に例えるなら、ヒヤシンスのような……」
omunoki
215 :
マロン名無しさん:05/03/07 20:17:14 ID:uiuqbmoK
「未来」に一票
「共産主義のような気持ち悪い平等感」に一票
こいつは、この少年は、何を言っているのかわかっているのか?
この馬鹿で阿呆でドジでマヌケで社会に出ればすぐに闇金のお世話になりそうなこの少年は、
なんてことだろう、信じられないだろうが、こう言ったのだ。
「スモールライトでぼくを小さくしてくれよ」
ファック!
俺はこみあげる怒りをユーティリティ・ソフトで何とか押さえ込み、
できるかぎり優しく聞こえるよう、諭すような声で少年を注意した。
「君ねぇ、人を小さくするだって? いいかい、そんな不公平なこと、考えるだけでも犯罪なんだよ。
分析したところ、君の身長は、君の年齢の平均身長よりも少し低いみたいじゃないか。
もし、君を小さくなんてしたら、いっそう君と他との『差』が広がってしまうだろう?
大きくしてくれ、と願うならまだいい。僕は君をこの時代の平均身長にしてあげよう。
でも、小さくなんてダメだ。恐ろしい。差別意識の始まりだよ、それは」
「ちょっとくらい、いいと思うんだけどな……」
「ダメダメ。蟻の穴から堤も崩れるって言うだろ?
おっと、このことわざを引用するにはタイムリーすぎたかな」
俺の説教をくらって、少年は少し落胆しているようだった。
けれど、ふん、どうせこいつのことだ、すぐに立ち直るだろう。
少年が顔を上げた。
……おっと、もう立ち直ったのか?
少年は明るい表情で、こう叫んだ。
「だったら、タケコプターで空を飛ばせてよ!」
なんてこった。
こいつ、ついさっき僕が力説したことを理解できなかったのか?
二十世紀の未開人どもはこれだから困るんだ。
俺は廃熱ファンを回し始めながら、少年を叱りつけた。
「いいかい、それは差別の温床となる危険思想なんだよ、君。そんなこと考えちゃいけないんだ。
もしかして、君は『他人よりも上の場所にいたい』という願望でもあるんじゃないのかい?
まったく危険だよ、それは。人間はみんな地面に這いつくばっているから平等なんだ。
それなのに、一人だけみんなの上を飛んでいたらどうなる? 地面にいる人たちはひどい劣等感を抱くだろう?
だから、『空を飛ぶ』なんて差別的な願望は捨てなきゃいけないんだよ。わかったかい?」
「う、うん……」
理解したのかしていないのか、曖昧に頷く少年。
俺はメモリーの一部でタケコプターの廃棄を検討し始めていた。
少年はしばらく唸っていたが、やがて輝くような笑顔で、こう言い放った。
「どこでもドアだ! どこでもドアで、」
「ダメだ!」
俺は即座に怒鳴っていた。
「……どうして?」
「君はこう言いたいのだろう。『どこでもドアで遠くに行きたい』と。
でも、どこでもドアを持っていない人たちの気持ちを考えたことがあるのかい?
彼らが必死の思いで辿り着いた場所に、なんの苦労もせずに人がやってくるんだよ。
僕だったら、あまりの不公平さに、どこでもドアを蹴り壊したくなるだろうね。
君も、もっと他人の気持ちを考えるべきだよ。わかったかい?」
ああ、だからどこでもドアなんて発禁にしてしまえば良かったんだ。
世論を押し切って大量生産して、その結果がこれだよ。
まったく、利潤のために企業と癒着する政治家連中が……くそっ!
俺が国会HPの投書コーナーに送るメールを作成している一方、少年は不満顔だった。
「あれもダメ、これもダメ。いったいどうしろっていうんだよ?」
「それなら、これがお勧めだ」
俺は黒光りした手の平大のアイテムを取り出し、少年に手渡した。
少年はそれを不思議そうに見つめた。
「これは?」
よくぞ聞いてくれました、というところだな。
俺はその名を告げた。
「独裁者スイッチ、という道具だ」
「どういう道具なの?」
少年は純真な笑顔で訊ね返してくる。
それに負けないよう、OS準拠の純粋笑顔を作りながら、俺は胸を張って答えた。
「偉大なる指導者、マロン・ナンシーさまの気分に浸れる道具だよ。
こいつは君が思い描いた人間をたちどころにこの世から消してしまうんだ。
素晴らしい道具だよ。こいつを使えば、人間が平等であることを実感できる。
どんなに偉そうな奴でも、頭のいい奴でも、運動が出来る奴でも、かっこいい奴でも、みんな平等に消えてしまうんだから。
この道具を前にした時、あらゆる人間は平等になれるといっても過言ではないね。
さすがマロン・ナンシーさまだ。こんな素晴らしい道具を考案するなんて。
君もマロン・ナンシーさまのようにならなければいけないよ。
どんな人間も差別することなく、慈しみ、愛情を注ぎーー
って、おい? なにやってる? なにを……、や、やめろ……なぜ、俺に……向かって……あっ……」
乙。大変美味しゅうございました。
またネタがありましたら書いてください。ぜひ読みたいです。
一つだけ批判するなら、ラストの台詞はもう少し捻ったほうがもっと面白くなると思います。
共産主義ロボが共産主義の権化たる機械によって消されるのですから、
極化した社会システムに殉ずることへの矛盾を、読者に示して欲しかったです。
一分で思い付いたものにそこまで要求されるのは酷
>>221 話は練れてないor練ってないんだから批判は的外れ
論理的な納得やオチを要求するようなSSじゃないだろ。
文体で面白がるSSだ。
>>222 はぁ、じゃあもう一分使って推敲すれば良かったんじゃないでしょうか。
なにが酷なのかよく分かりません。
時間制限付きのコンテスト作品だったとでも言うのですか。
>>223 文体の面白さ? ごくごく普通の文体じゃないですか。
どちらが的外れなのか、真剣に考えたほうが良いと思います。
これはある程度の論理性や整合性を求めるべきSSです。
もちろん、
>>220にそれらが欠落している訳ではなく、
ただ「ラストがちょっと弱いですね」、それだけの話です。
ドラえもんが妙にエラそーというネタはどこにでも転がっていて陳腐であって、
>>217-220の文体がそれ以上に光っているかといえばそんなことはない。
やっぱり見所は「共産主義のような気持ち悪い平等感」に対応するオチであって、
僕も読んでいてそこが面白かった。
まぁ、
>>221-226は、それぞれがSSを読む際の視点が違うんだ。
議論しても「俺はこうだ」「俺はこうだ」の平行線で終わるだけと思う。
ここはそのためのスレじゃねえし。
というレスを踏まえて
↓がナイスな締め
地下最大トーナメントが終わり、アナウンサーが絶叫する。
「2度とこんな大会は見られないでしょうッッ
ただの一試合とて凡庸な内容はありませんッ
全ての試合が大勝負ッッ 全ての試合が名試合ッッ
そして全ての選手が・・・・・・・・・ッッ イカしてたァッッ」
刃牙(…何だよ「全ての試合が名試合」とか「全ての選手がイカしてた」とか…
一番になったのは俺だっつーの…)
そんな刃牙の不満も知らず、アナウンサーは解説を続ける。
「さて、それでは今回惜しくも負傷欠場となったジャガッタ選手に、チャンピオンベルトが
授与されます!」
(ちょ‥ちょっと待てよ!)
さすがにこれは納得できない。チャンピオンは俺のはずじゃないか?
慌ててアナウンサーに駆け寄ろうとする刃牙。しかしその肩を後ろから掴まれる。
掴んだ主は本部以蔵であった。
本部はとくとくと刃牙に説いた。
「皆、全力を尽くしたのだ。与えられる栄誉は同等であるべきだろう。
参加することに意義がある、というが、あの男は出場すら許してもらえなかった。
お前は優勝という名誉を受けたのだ。せめてベルト位は譲るのが紳士というのもの」
「その通りじゃよ、刃牙」
横から渋川剛気が話に割り込んできた。
「優勝したからと言って、図に乗ってはいかんぞ。もっと敗れた者の気持ちを考えんとな。
分かったか、刃牙?」
「う‥うん」
2人の剣幕に、刃牙はただ納得するしかなかった。
大会終了後、闘技場で一人泣く刃牙の姿があっが、そのことは誰も知らない。
227 名前:みんながんばったね [sage] 投稿日:05/03/10 23:35:22 ID:???
228 名前:みんながんばったね [sage] 投稿日:05/03/12 23:33:27 ID:???
ワラタ
ネタヲクレー
タスケテクダセー
すいません、フヒヒ
キモっ
天
の
お
父
見 チ
て ャ
見 マ
て !
!
イ
エ
ス
の
ネ
コ
ミ
ミ
聖 ♪
書
昇竜拳!
237 :
マロン名無しさん:2005/04/26(火) 01:55:09 ID:v0wiMyta
家紋ベイビー
「スパゲティシンドローム」に一票
定期的に書き込みがあるな、このスレ。
スレ主が保守してるからなw
もはや恥でしかないと思うが
241 :
マロン名無しさん:2005/05/11(水) 08:54:02 ID:PJHhpJjt
スレ主による保守age
ところで、スレ主って
>>1のこと?
ご愛顧ありがとうございました
このスレはここまで です。。
thank you 2ch and...good bye 2ch world!!
243 :
マロン名無しさん:2005/05/23(月) 18:15:26 ID:x1eb/nwJ
お題「バトルロワイアル」でなんかやろーぜ
なるほど、他スレで決まったことに関係なく
ここで勝手に好きな場面だけ書いてしまって萎えさせてしまうというのは
自己中で孤独なスレ主らしくていいな
WE HAVE A GOOD TIME!! THANK FOR YOU
このスレをご愛顧いただき
ありがとう ございました
ageてやる!
jlihjdvjasdl;ofmvldj
lflkrlkf
u
kll
llo
fkllflf
l
いままで2chのご利用 感謝します
249 :
なんとなく仕切り直してみる:2005/07/14(木) 03:59:35 ID:e2LRycoA
ここは住人の投票で決まったお題に沿って漫画SS(創作小説)を書くスレです。
月曜日0時〜水曜日0時までお題投票。
水曜日0時〜再来週の月曜日0時までの約二週間、お題に沿った作品募集。
期間内に書く事を宣言していれば、締切が過ぎてからの作品の発表もかまいません。
注意点
1. 投票する時は必ずageてIDを表示する事(無い場合は無効票になります)。
2. 発表するSSは必ずお題に沿いつつ、漫画を題材にしたもの。
3. 作品を発表する職人は混乱を避ける為にトリップをつけることを御勧めします。
いいかげんにしたら?
まとめサイトだって続かないし
252 :
マロン名無しさん:
さびしいな・・・