サブタイ名無し推参……出来ずorz
公開プロキシがど〜たらこ〜たらとなり、今日の更新は無理そうです。
0時になりましたら、どなたか代わりにお願いいたします。
DRAGON QUEST ―ダイの大冒険―
第204話
大魔王(バーン)からの褒美の巻
大魔王バーン……よぼよぼのジイさんじゃないかと強がるポップだが、その表情は強張っている。
ヒュンケル、クロコダインは元魔王軍だっただけに衝撃が大きい。今まで間接的に接してきただけでも感じていた圧倒的な威圧感。
それがあの姿からそのまま感じられる。その静けさが……逆に恐ろしい!
キルバーンはポップに、初めてバーン様にお会いした時のハドラー君と同じ顔だと言う。
つまらぬ脅迫をするキルバーンをたしなめ、大魔王は勇者達を褒め出す。
ハドラーと親衛騎団の力ならば確実に勝利を納められるだろうと、ハドラーの体内には"黒の核晶"まであったというのに。
大魔宮が大空を駆ける時……それはすべての敵を片づけた暁のはずだった。
まさに奇蹟。いかにバランの力を借りたとはいえ、全員が立っている事は奇蹟という以外にない。
だからバーンは、勇者達に褒美を取らせる事に。
勇者達が一番欲するもの……それはおそらく、大魔王バーンの生命。
だがミストバーンもキルバーンもハドラーと同格……あるいはそれ以上の強者。三人同時に戦っては天地が裂けてもバーンを討てない。
だからチャンスを与える、バーンのみで戦うと。二人の腹心抜きで行動するなど数百年に一度あるか無いかのこと。
そしてついに大魔王と戦う瞬間が訪れた……とその前に、忘れていた事があった。
竜騎将バランも何か餞別をくれてやらねば。伝説にたがわぬ勇猛な戦い振りは見事、だが悲しいかな心が人間に近すぎた。
故に、バランへはせめて"人間らしい最期"を与えてやろう……。
そう言ったバーンの指から放たれる小さな光。それがバランに触れようとした瞬間、ポップは光の正体を見抜く。
メラゾーマだっ!!!!
燃え盛る業火! バランの遺体がメラゾーマの火柱によって焼き尽くされる!!
「これは失礼… 火葬より土葬のほうがお好みだったかな…?」
残酷なバーンの言葉に激怒したダイは、単身バーンに飛びかかる。
だがバーンがかざした手から放たれた何かにより、ダイはやられてしまった。
「……おやおや 肝心の勇者が真っ先に死んでしまったか… これではもう余の身体に傷をつけられる者は一人もおらんな…」