酒が切れていたため、ガード下の屋台に繰り出す絃子&葉子。BGM:舟唄by八代亜紀。
酒が進み、珍しく饒舌になる絃子。
絃子「…覚悟はしていたさ…そう、自分では覚悟していたつもりだったさ…
いつかは彼にも素敵な彼女が出来、彼女に私が義従姉(おねえ)さん、と呼ばれる…
そんな未来が来て然るべきだと…可愛い弟分の幸せを、陰ながら見守っていくつもりだったさ…
だがしかし、何故だ?何故私の心はこんなにざわつくんだ?
理解できない…私は自分のことがよく分からなくなってきたよ…」
葉子「はいはいはい、そんなに落ち込まないで、トットットッと、はい、ぐいーっと、ぐいーっと」
絃子「うむ、ゴクゴク、プハァ〜」
葉子.。oO(荒れてるなぁ〜でもこんな絃子さん見るの初めて…)
絃子「…らからってなあ、追い出すことはないらろ?ほいだすこたあ!」
葉子.。oO(うわあ、呂律回ってない!そんな絃子さんも可愛いぃぃ!♥)
…突然隣で呑んでいた客(←すっごくケバい化粧の女)が割り込んでくる。
隣の客「うわああん!話は聞かせて貰ったわよ、オネーサン!」(ぶわぁっと号泣)
隣の客「わかる!わかるわぁ、そのキモチ!アタイもね、舎弟として可愛がってあげようと
思ってた彼がいなくなっちゃったから…こうして彼を捜して陸(おか)に揚がったけど、
彼の住所知らなくて、途方に暮れてたのよぉ〜!
さ、呑みましょ呑みましょ。ううん、いいのよ、アタイの奢りで。
こう見えてもお金だけは沢山持ってるんだから!」
…すっかりデキあがった3人が、何を思ったか絃子・播磨マンションに襲来。
絃子「う〜い、帰ったよ〜家主さんのお帰りだよ〜ケンジ君〜彼女とよろしくやっとるかね〜」
葉子「おじゃましま〜す、ほらほら絃子さん、玄関に寝そべらないで…」
隣の客「おじゃまするわよぉ〜」
拳児「うっせぇなー、なんだよ、俺ァ今忙しいんだよっ!」
隣の客「!!ポ、ポンチエちゃん!?」
拳児「ア、アンタは!?」
柱文【大谷さんだったのか…】