>>507 リベラルっていうのは政治学上の思想の一つで、日本語で言うと自由主義。
個人の自由を目指すんだけれど、重要な前提があって、
「何もかも自由にしてしまうと、かえって個々人の自由が制約される」
だから、「個々人の自由を守る為には、実際には国家の積極的介入が必要である」という
一見すると、矛盾しているようにも見える思想なんだ。
具体的にはどういうことかと言うと、
自由放任にしておくと、大きな貧富の差が出来てしまう。
例えば、貧しい人は、努力しても(学力があっても)私立の医学部には通うことは出来ない。
だから、国家がそういう人達に対して、税金で補助しましょう、という発想になる。
一言で言えば、機会の均等を目指すということになるのかな。
スタートラインはそろえましょう。全ての人にチャンスを与えましょう。
ただし、その後の努力・能力によって、成功して、富を得るのは認めましょう。
しかし、本人の努力・能力によらない(親が資産家等)による優位は認めません。
って感じ。
だけどその為には費用が必要になる為に、税金はある程度高くなる。
特に、相続税は高くなるだろうね。
だから、結果としては、(別の思想体系である)社会民主主義・福祉国家に似た国家運営になる。