1 :
マロン名無しさん:
板違い?
うん
1死ね!!
4 :
マロン名無しさん:04/05/10 18:14 ID:EYaC00ST
ごめん。
板違いじゃないけど悪役が主人公の話なんて読みたくない
あげとく。
7 :
マロン名無しさん:04/05/11 00:30 ID:dy6X2t8s
誰か〜!!期待大だぞこのスレ!!
age
フ リ ー ザ が ゆ く!
早く消えなちゃい
12 :
マロン名無しさん:04/05/11 17:36 ID:ZFqVNlpf
test
13 :
マロン名無しさん:04/05/11 17:38 ID:ZFqVNlpf
あれ?ならない
てす
>>11-14 ゴメソ、何でもない・・・
ある日フリーザ一家が宇宙船で旅に出かけてました・・・
普通につまらない。
テス
>>15 目指すは憎き孫悟空が住んでいる地球!(居なかったけどね。)
トランクスに切り殺サレ
フリーザ「オレを不老不死にしろーーー!」
ポルンガ「それはできない、お前はわたしの力を大きく超えている
そういう者のカラダに関しては私は手出しできないのだ」
完
よし!気を取り直していこう。
ほーっほっほっほ!!!!!私がフリーザですよ!!!!
今から愚かなあなた方に少しばかり昔話をして差し上げましよう。
あれは今から40年ほど前にクウラと惑星タピオカでちょいとお遊びをしたときでしたかねぇ…
次、どうぞ
フリーザ 爆死
今まで応援ありがとうございました。
>>1の次回作はありません。
ここはageるべきか?
age
カラage
ここであきらめたらフリーザじゃないのですよ。
さらしage
30 :
マロン名無しさん:04/05/14 02:19 ID:7jhnet6Y
フリーザの野望
プロローグ
閃光が視界を包む。
薄汚いゴミが住む薄汚い星ではあったが、最後の姿だけは美しかった。
その日、惑星ベジータという星が消えた。
部下を従えフリーザに挑んだ王。
たった1人でフリーザを倒そうとした下級戦士。
どちらも虫ケラのような存在だった。
だが、彼は知らない。
その虫ケラの血を継ぐ者が、いずれ彼の前に立ちはだかるだろう事を。
彼は知らない。
心の奥底で怯えていたもの……伝説の超サイヤ人。
虫ケラの子が、覚醒する日が訪れる事を。
その引き金を引くのが自分自身である事を。
だがそれはまだ先の話……。
宇宙の帝王フリーザは、今日も宇宙の平和を蹂躙し、数多の惑星を支配し……破壊していった。
31 :
マロン名無しさん:04/05/14 02:19 ID:7jhnet6Y
フリーザの野望 1
宇宙にあるとある惑星。そこに建てられたとある宮殿の一角で、5人の猛者が整列し、ポーズをとっていた。
「リクーム!」
「バータ!」
「ジース!」
「グルド!」
「ギニュー!」
『みんなそろって……ギニュー特戦隊!!』
毎度の事ではあるが……この優秀な部下達の唯一の欠点はどうにかならないものだろうか?
内心呆れ返りながらも、フリーザはねぎらいの言葉をかける。
「ご苦労様でした。予定より1週間も早くあの星を落とすとは……さすがですよギニューさん」
「ありがとうございます。実のところ10日前にもう片づいていたのですが……、
3日間新しいポーズの開発をしておりましたので、報告がやや遅くなってしまいました」
「あ、新しいポーズですか」
「はい。今度のポーズは技術的に難しく、まだまだ改良の余地もあるため、完成は数ヵ月後になりそうですが……」
「まあ、がんばってください」
「はっ! 一日も早くフリーザ様にお見せできるよう、我等一同全力を尽くします!」
32 :
マロン名無しさん:04/05/14 02:20 ID:7jhnet6Y
余計な事を言ってしまった……と後悔しながら、フリーザはこの世で自分の次に強い部下を見た。
紫の肌を持ち、頭部から2本の角を生やしているこの男……ギニュー特戦隊のリーダー。
その戦闘力、実に12万という突然変異の天才戦士だ。
そして頭の具合も突然変異らしく、このわけの分からないポーズをかっこいいと思っている。
その点を除けば、彼ほど優秀な部下はいまい。
戦闘力が高く、部下をまとめる力に優れ、人望も厚い。さらには絶対的な忠誠心を持っている。
「ではみなさん、お疲れ様です。長旅の疲れをゆっくり癒してください」
「その前に、フリーザ様にお伝えしたい事があります」
彼等への応対に疲れ、話を切り上げようとしたフリーザだったが、ギニューはまだ話があるらしい。
一応聞こうとは思ったが、また特戦隊の新ポーズの話題だったら面倒だと思っていた。
だが、彼の報告は予想外のものだった。
「実は先程侵略した星で、とある噂を耳にしたのです」
「噂? どんな噂ですか?」
「実はその星から1月ほどの距離の所に、紅い惑星があるのですが……」
「ほう。そこには侵略に値する何かがあるのですか?」
「もちろんです。何とそこには、不老不死を与える力を持つ生物がいるとか……」
「何ですって!?」
フリーザは思わず驚愕の叫びを上げてしまった。
不老不死。
それは決して叶わぬ……そしてどうしても叶えたいフリーザの願いでもあった。
その夢が叶う可能性が、唐突に部下から報告されたのだ。
33 :
マロン名無しさん:04/05/14 02:24 ID:7jhnet6Y
不老不死の肉体を持って、全宇宙を永遠に支配する……。
それが宇宙の帝王の望み。
だが、自身ですら気づかぬ願いも存在した。
不老不死になれば、恐れるものがこの世から無くなる。
そう、例えあの、超サイヤ人が現れたとしても……。
不老不死をめぐる戦いが、今始まろうとしていた。
……ベジータ達の無線を盗聴し、ドラゴンボールの存在を知る3年前の事だった。
>>30-33 面白い!! こう言うの読んでみたかった!
絶対続き書いてください!!おながいします!
36 :
マロン名無しさん:04/05/14 22:21 ID:6BUFvW2W
>>35 俺は「おながいします」なんて日本語は使わん。
一行目の「こう言う」は、この場合「こういう」が正しい。
自演のためだとしても、小説を書く者としてそんな間違いはしたくない。
37 :
34:04/05/14 22:52 ID:rc1VRECJ
へぇ、そうなんだ。初めて知ったよw
それはともかく
>>30=36さん? 続き書いて〜^^
39 :
マロン名無しさん:04/05/14 23:08 ID:lH0lEOwF
1です。
40 :
37:04/05/14 23:27 ID:rc1VRECJ
おもしろいから俺も^^
なんつーか、ほんとに必死だなw
とりあえずアホな
>>38はほっといて、続き待ってますよ〜^^
とりあえずフリーザヲタの俺にとっては続きが気になるところではある
|i__∩:::::::::::
| ,,.ノ ヽ、,,ヽ:::::::
| ● ● |:::::::::::::::: なんだかなぁ 人生それでいいの
>>1?
| (_●_) ミ
| |∪| ノ::::::::::::::
| ヽノ i::::::::::::::::
ミヽ_ /::::::::::
| ヾ /::::::::::::::::::::
43 :
マロン名無しさん:04/05/14 23:39 ID:lH0lEOwF
面白。続ききぼん。
期待age
フリーザが主役ってことは異星人皆殺しとかして
最後は星を爆発させて高笑いENDなのだろうか?
せめてバーダックのやつみたいに希望が残る終わり方だといいな
BADENDは苦手だ・・・
不老不死を与える力を持つ生物が
他の生物に力を貸すとはとても思えない。
だから読む気はしないな。
でもカルゴが活躍するなら読む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
49 :
マロン名無しさん:04/05/16 11:42 ID:NcN10T9l
アプールやラディッツが活躍する話キボン
50 :
マロン名無しさん:04/05/16 12:56 ID:tyc4d2Tu
フリーザの野望 2
特性ジャンボチョコレートパフェが5つ、テーブルの上に並べられた。
もちろん、こんな物を食べる5人組といえば……あの5人しかいない訳で。
頭の具合まで突然変異の天才戦士5人は、甘くとろけるパフェを前に瞳を輝かせていた。
「うおおー! すげえ! これが特性ジャンボチョコレートパフェか!」
「数年に一度しかとれない特性カカオを使った最高級のパフェ!」
「さすがはフリーザ様! こんな物を用意してくださるとは……何と偉大なお方!」
「フリーザ様ばんざーい!」
パフェで忠誠心を深める彼等を見て、フリーザはどう思うだろう?
まあ、呆れ返るに違いないのだが。
「フッ……お前達、嬉しいのは分かるが騒ぎすぎだぞ」
さすがは特戦隊のリーダーといったところか、ギニューは落ち着いた口調で言った。
ちなみに口の中はよだれでいっぱいである。
「けどギニュー隊長。この数年に一度しか食べられないパフェをただで食えるなんて、とんでもないラッキーですぜ」
「そうそう。美味さはとびっきりだけど、値段もとびっきりだしなー」
「うんうん……。モグモグ」
「って、1人だけ食ってんじゃねーよグルド!」
51 :
マロン名無しさん:04/05/16 12:57 ID:tyc4d2Tu
こんな調子でギニュー特戦隊は、フリーザの支配するとある惑星でのんびりくつろいでいた。
これから一週間休暇が続き、かつ食後のデザートをただで食べられ、しかも最高級の品が出るのだから、その喜びは大きい。
「お前等、俺にも感謝しろよ? 不老不死の情報を手に入れたのは、この俺なのだからな」
「分かってますよ隊長」
「こんなご褒美をくださったフリーザ様も最高だけど、噂をゲットした隊長も最高ッス!」
部下に褒められ、すっかり有頂天のギニュー。
ニンマリと笑った唇から、よだれがこぼれた。
「あ、隊長。よだれが……」
「ぬっ? 私とした事が……。まあ、あまり長話をしていたらせっかくのパフェが溶けてしまうし……。
野郎共! これがフリーザ様からの贈り物だという事を深〜く感謝しながら、よーく味わって食えよ!」
『おー!』
こうしてギニュー特戦隊のパフェパーティーが始まった。
フリーザ最大の野望である不老不死の情報を持ってきたにしてはささやか過ぎる褒美にも思えたが……。
とりあえず、特戦隊のみんなはそれで満足しちゃってる訳で。
強く、優秀で、忠誠心が高く、褒美も安上がりな部下。
あのポーズさえなければ、文句無く宇宙一優秀な連中だった。
52 :
マロン名無しさん:04/05/16 12:58 ID:tyc4d2Tu
所変わって、フリーザの宇宙船。
「ホッホッホ。ザーボンさん、ドドリアさん。御覧なさい……ヤーキトッリ星が見えてきましたよ」
フリーザは宇宙船のガラス越しに見える真紅の惑星を見つめながら、側近の2人に言った。
ヤーキトッリ星。
大量の火山が年中噴火を繰り返し、マグマの海で溢れた灼熱の星。
何の侵略価値もない惑星であったが……あの噂が本当だとしたら話は別だ。
「ついに私の夢……不老不死が叶うかもしれないのですね」
喜悦に紫色の唇をつり上げながら、フリーザは真紅の惑星に魅了されていた。
夢が叶う星だと思うと、こんな星でさえ美しく見えるから不思議だ。
もっとも、不老不死さえ手に入れれば、こんな星に用は無くなり、花火決定なのだが……。
フリーザの宇宙船はヤーキトッリ星にたどり着くと、比較的火山の少ない地域を探していた。
なかなか巨大な宇宙船を着陸させれる場所を発見出来ず、手間取っている姿を……1人の女が見ていた。
その女は、それを知らせるため仲間の所に戻る。
「まさか……アレは、フリーザの……。畜生!」
彼女は、フリーザの事を知っていた。
GJ
あえてツッコむなら、ギニューは「野郎共」とは言わないと思う
〃〃∩∧_∧
>>1 ⊂⌒<丶`Д´>
`ヽ_つ ⊂ノ
ヤダヤダ!このスレは良スレなんだい!゙
このスレはクソスレなんだい!
GJ!
この調子でがんがってください
中傷がひどいのに
健気に頑張るSS書きにエールを送る
突っ込まれそうなので先に言っておきますが
私は
>>1ではありません。あしからず。
( ´,_ゝ`)プッ
ここが良スレになるか駄スレになるかは
>>1の肩にかかってないな
すでに駄スレと言えるんじゃ…
…いえいえ、何でもありません。
>>61みたいのが消えればそのうち良スレに…
…なるとは思えねーな
>>61 おいおいキモイからオナニーは他でやってよな
よしまずここが駄スレかどうか決をとろうじゃないか
俺は駄スレに1票
SSはまだ始まったばかりだしSS書きも1人しかいないからな
今後良スレに化けてほしい
>>61 とりあえず良スレへの小さな一歩として消えてくれ
究極に駄スレ。
>>1が気まぐれで立てた糞スレ。そのくせ自演をしつこく繰り返すゴミスレ。
>>1よ。お前は今後スレをたてるな。もしどうしてもスレを立てたいと言うなら1000、までいくと思えるスレをたてろ。
こんな題材で何ができるんだ。少しは無い頭を使ってみろ。最後に一言。死ね。
どんなに贔屓めに見たって現時点じゃ良スレとは言えんだろ、
駄スレに一票。
>>64同様今後良スレに成長することを期待するがね。
67 :
マロン名無しさん:04/05/19 04:09 ID:cF/pVpgA
俺も駄スレに1票
フリーザの野望 3
宇宙船着陸地点から北に数千キロ……。
そこに戦闘力300〜500の生物が数十ほど確認された。
恐らくこの星の原住民だろう。
フリーザ達は不老不死の噂を確かめるため、さっそくその場所へ向かった。
一方、その北にある村では……。
「う〜ん……。今日はちょっと寒いなぁ」
「そうだな。けど、あいつにとっては丁度いい気候なんじゃないか?」
「異星の住人にゃ、ヤーキトッリ星の気候は厳しいからなぁ」
赤銅色の岸壁に囲まれた農園。
背丈が大人の身長と同じくらいある球体の植物が、キレイに並んで生えていた。
表面は茶色い皮が鱗のように重なり、中の実をしっかりと守っている。
この暑い気候に負けず、少ない水分で育つこの植物はこの星の住人の主食で、名をターレという。
岩と同じ赤銅色の鱗に包まれた彼等は、遠目に見ては岩に溶け込んで見えないだろう。
頭部からは2本の白い角が飛び出しており、鋭い双眸には漆黒の瞳があった。
鼻と口は前に向かって飛び出しており、口は横に大きく裂けている。
地球で言うところのドラゴンに酷似した姿の彼等は、凶暴そうな外見と異なり平和を好む種族だった。
「あー、腹減ったなぁ。昼休みはまだかー?」
「コラコラ。口じゃなく手を動かさないか」
「ったく。ネギーマはいっつも真面目だなぁ」
「ハハハ。真面目だけがとりえでね」
68 :
マロン名無しさん:04/05/19 04:10 ID:cF/pVpgA
作業に疲れていた1人のヤーキトッリ人に、左頭部の角が折れている男……ネギーマが近づいてきた。
ネギーマはこの農園の管理人であると同時に、長老の息子だった。
真面目かつ働き者な性格から村人からの人望も厚い、好青年だ。
「もう少しで昼休みなんだから、がんばってくれよ」
「へいへい。あんたに言われちゃ、サボってる訳にもいくまいて」
「出来れば、俺に言われなくてもサボらないようにして欲しいなぁ」
「へーいへいへい。もうサボりませんよ」
ネギーマに叱られた男は作業へと戻っていった。
ターレの根元に、白い粉を撒いている。
これはマグマで泳ぐ魚の骨で、この植物の肥料として使っているのだ。
ちなみに彼等は雑食なので、もちろん魚も食べる。
ネギーマは、みんながキチンと仕事をしているのを確認すると……岸壁の方へと歩いていった。
そこには大きなくぼみがあり、石造りのテーブルと椅子が並んでいる。
彼はそこにターレの実を乗せた皿を並べた。
ターレの実は黄色い黄色く、実の芯に向かって筋の走っていた。
まるで水分の無いパイナップルである。
けれど歯ごたえはサクサクとしており、味は少し辛い。
「よーし、準備完了。おーい、そろそろ昼休みにしよう!」
食事の支度を終えたネギーマは、作業をしている仲間達に声をかけた。
みんなは待ってましたとばかりに、ネギーマの元へ集まる。
今日ものどかで平和な、いつも通りのお昼だ。
だから、気づかなかった。
こうして仲間達と食卓を囲んで、和やかな食事を摂るのがこれで最後だという事を……。
69 :
マロン名無しさん:04/05/19 04:33 ID:+/vxGtCa
フリーザ「私は艦と運命をともにする」
ナディア「いやよ!だったら私も残る!」
ダン!
「わかって、くれよ・・・」
フリーザ「グランディスさん子供たちのことをお願いします。・・・エレクトラ、後のことは・・・頼む」
フリーザ「ナディア、どんなことがあっても生きろおおお!!」
完
オワタ
え・・・オワタ?
\ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ そんなエサで俺様がクマ――!!
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
ちょっと待て
本当に終わりなのか!?
やっと現地の人々が出てきたところだぞ
まだフリーザ様の虐殺すら実行されてないんだぞ!!
仕方ないさ、
引き際が肝心だ…
某DB系創作スレで色々書いてる者ですが…。
途中で終わってしまうのはフリーザ好きとして少し残念かもしれません。
お暇な時にでも執筆を続けていただけると嬉しいです。
とりあえず今後に期待。でage
いやいやいや終わってないだろ
>>69はID違うし
>>70はsageてるし
それ以降はネタだし
釣られてる人が多すぎるんじゃない?
煽りはスルーしましょうよ。
82 :
マロン名無しさん:04/05/24 19:19 ID:KkPRm2Q5
フリーザの野望 4
「ところでネギーマ」
壮年の男がターレの実をかじりながら、獣の血をコップに注ぐネギーマに声をかけた。
水不足で悩むこの星では、狩った獲物の血を飲む事はさして珍しい事ではない。
ネギーマは青い血で満たされたコップをテーブルに置いて、男の方を見た。
「お前、彼女とはどうよ?」
「……え?」
「だーかーらー、彼女だよ彼女。もう、アレは渡したか?」
ニンマリと笑う彼に触発され、同僚達もニヤニヤと笑い出した。
笑っていないのは、ネギーマただ1人である。
「な、な、な……何の事だい?」
「とぼけんじゃねぇよ。お前この間、獣の骨と筋を使ってネックレス作ってたろ?」
「ええ!? あ、あれは……」
「しかも、お袋さんの形見の宝石まで使ってよ〜」
口ごもる若きリーダーに、男はとどめを刺した。その言葉に、周りの仲間も騒ぎ出す。
「何!? お袋さんの宝石を!?」
「マジかよ? ネギーマはアレをいっつも箱にしまって大事にしてたってのに!」
「ついにプロポーズか!? プロポーズなんだな!? よし神父ならうちの兄貴に任せてくれ!」
83 :
マロン名無しさん:04/05/24 19:20 ID:KkPRm2Q5
もう何度目だろう……。ネギーマはテーブルに突っ伏し、頭を抱えた。
「あー、もう! 何度も言ってるけど、彼女とはそーゆーんじゃないってば!」
と否定しても、誰も信じない。何故なら……。
「なーに言ってんだよ。お前、一昨日あいつと一緒にナーゴヤン高地に行ってただろ」
「あ〜、あのデートスポットな。俺も結婚前はよくあそこでデートしたよ」
「俺は一緒に星空見てるとこに遭遇したぜ。今度一緒に満月を見ようとかって臭いセリフを誰かが言ってたなー」
「う〜ん。月夜のデートたぁ、ロマンチックじゃねぇか」
「そういや彼女、魚取りが得意だったよなー。で、ネギーマは魚料理が得意だったよなー……」
「なるほど。それで昨日、魚料理の調味料とか集めてたのか」
「で、今日の晩ご飯はネギーマの料理を2人で……って事ね。あ〜、羨ましい〜」
という調子で、否定しても信じてもらえないような事実が揃っているからである。
そしてネギーマ自身、その女性に対し特別な好意を持ってる訳である。
つまり、冷やかされて当然なのである。
「いー加減認めろって、彼女との仲を」
「う〜……。そりゃ、彼女の事は好きだけど……まだちゃんと告白した訳じゃないし……」
「じゃあ、とっとと告白しちまえって」
「でも……色々問題あるし……」
「あー、長老が反対してるとか?」
「……うん。お前にあの女はふさわしくない……って」
84 :
マロン名無しさん:04/05/24 19:21 ID:KkPRm2Q5
ネギーマは力無く言った。その哀愁漂う顔に、さすがに仲間達も彼を心配する。
何だかんだ言っても、彼と彼女の間には大きな障害があるのだ。
「う〜ん。長老は堅物だからなぁ……」
「そうそう、分かってねーんだよ。結婚するのに一番大事なのは愛だって事を」
「まー確かに俺達も、お前があの女とつき合い出したのには驚いたけどさー」
「けどお前等が真剣だって事はよーく分かってるぜ」
「俺達はお前の味方だ。困った事があったら、何でも相談してくれよ!」
心強い仲間達の言葉に、ネギーマはわずかに元気を取り戻す。
照れ笑いを浮かべながら、ネギーマはみんなを見回してお礼を言った。
「あ……ありがとう」
「なーに、いつもは俺達が世話になってんだ。気にすんな!」
彼等との友情に、ネギーマの胸があたたかくなる。
こんな気の良い連中と、ずっと一緒にやっていきたい。心からそう思った。
「いっそ長老が死んじまえば反対する奴ぁいなくなるんだがなぁ……」
「おいおい、あの長老を誰が殺せるってんだよ?」
「正攻法じゃ無理だな。飯に毒でもいれるか?」
「おいおいみんな、物騒な話はよしてくれよ」
仲間達の性質の悪い冗談に苦笑しながら、ネギーマは父の事を思い浮かべた。
あの強力無双で、怒ると周囲の火山が噴火しそうな勢いで怒鳴りつけてくる父。
今頃、村で若者達に格闘技でも教えてるんだろうなーと思い、血のジュースへと手を伸ばす。
85 :
マロン名無しさん:04/05/24 19:23 ID:KkPRm2Q5
コップに指が触れようとした刹那、地響きで血に波紋が生まれた。
「噴火……か?」
ふと見上げると、岸壁の向こうで黒い煙が上がっていた。
彼の記憶が正しければ、そこには火山が無い。
あるのは、彼等の村だった。
完
87 :
マロン名無しさん:04/05/24 21:02 ID:KkPRm2Q5
完でいいなら次回あたり物語破綻させてでも無理矢理完結させとくね。
糞スレ終了
89 :
マロン名無しさん:04/05/24 21:15 ID:KkPRm2Q5
フリーザの野望 5
ネギーマが村に帰りつくと、すでにフリーザの手によって滅ぼされていた。
すでに生き残っている者はいない。彼の家族さえも……。
「おのれ、よくもみんなを!」
怒り狂ったネギーマは、農場の仲間達と一緒にフリーザに戦いを挑んだ。
しかしフリーザの側近であるザーボンとドドリアの手によって瞬殺されてしまう。
「畜生……」
そしてフリーザ達は村を後にして、宇宙船へ帰った。
「まったく。不老不死の生物の正体が、ただ健康によく長生きできる果物だったなんて無駄足でした」
こうしてフリーザは宇宙船から超極大のエネルギー弾を放ち、ヤーキトッリ星を破壊した。
その星に潜み脱出の機会をうかがっていた女性、フリーザの事を知る人物も、星ごとこの世から消え去ってしまう。
「ホーッホッホッホ。熱いだけで何の価値も無い星でしたが、最後の姿だけは美しいですね」
フリーザは特大の花火を見ながら、高笑いをした。
フリーザの野望はまだ終わらない。
いつの日か、不老不死を手にするその時まで……。
フリーザの野望 完
マロン名無しさんの次回作にご期待ください(というジャンプの決まり文句と共に、永遠にさようなら)
以前続きをお願いした者です。
雑音のうるさい中、執筆お疲れ様でした。
謎の女性、フリーザの事を知る人物などの複線が見られなかったのが残念ですが、
途中でもこれだけまとめられる文章力には感服させていただきました。
あなたの小説は非常に素晴らしかったです。
ただ、ここは環境が悪すぎた…それだけですね。
仮にプロがここで執筆してもいわれなき難癖はつけられるでしょうから、お気になさる必要はまったくありませんよ。
最後に、楽しい小説をありがとうございました。
フ━━━━━━( ´_ゝ`)━━━━━━ン
ま、いつかはこうなると思ってたけどね
バキスレかヤムスレでやるべきだったね。
あそこならサイトに記録もされたし。
久しぶりのSSスレもつぶされたか。
想像力の無駄遣いに終わったな、
合掌
さらしage
誰か書く香具師いないのか?
97 :
マロン名無しさん:04/06/13 00:03 ID:CjncOSeY
小説書きたかったらヤムスレかバキスレ行けよ。
SSはどこでも嫌われて罵倒されるから骨折り損だよ。
98 :
マロン名無しさん:04/06/17 17:33 ID:SDycw3Y8
フリーザの野望書いてた人もここの反応のせいで書く気無くしたのかな?
伏線もあるしちゃんと書こうと思ってた感じはする
手助けしたかったらいつでもどうぞ
100 :
マロン名無しさん:04/06/22 05:42 ID:3dsVyFsA
100
100
100
正直、こんだけ書けるなら、バキスレやヤムスレなどのSSスレで書く方が
喜ばれると思うが。
どちらも人不足っぽいし。
伏線張ってあるしある程度ストーリー考えてたと思うから
考えてた分のあらすじだけでもいいから書き込んでもらえないかなー・・・
俺達がまともな感想を書いてれば今でも続いていたのだろうか?
だとしたら激しく_| ̄|○
ご希望とあらばあらすじだけでも公開するけど。
ご希望です。
欲を言えば、ラスト書き直していただければ有難い。
105 :
マロン名無しさん:04/06/24 17:16 ID:dcFrD+Vn
環境が悪かったか
ヤムスレに持ち込んで見ろよ
そこそこ人気でそうだぜ
106 :
バレ:04/06/24 20:05 ID:???
>>106 保管乙。
まああの無茶苦茶な打ち切り最終回のまま保管というのはどうかと思ったが、
アレはアレで面白いのでよし!
ついでに本来書く予定だったあらすじも一緒に保管してもらえると助かるかな?
という訳でフリーザの野望のあらすじを適当にまとめて投下。
>>85からの続きであり、
>>89とは繋がってないのであしからず。
フリーザの野望 4から後のあらすじ
ネギーマ達の村がフリーザに襲われる。
謎の女が村の人々に逃げろと忠告するが、血気盛んな長老が無謀にも戦いを挑む。女子供は家の中で隠れてる。
以下ナメック星と類似した展開。
一応フリーザの部下達を何人か倒すが、ドドリアに殺される男達。
謎の女はザーボンと交戦するが、何とか逃げる。
適当に残した若者から、生物に不老不死を与える不死鳥の存在を聞かされるフリーザ。
どこにいるかは長老しか知らないというので若者殺す。
長老はフリーザに不死鳥の居場所を言う気無し。
女子供も皆殺しにされ、長老は拷問されそうになり、自害。
だが謎の女がこの星を訪れた時に大怪我をしており、助けるために不死鳥の元へ連れて行ったという話を入手。
フリーザは謎の女を探す。
村に帰ったネギーマ達。仲間達の死にショックを受ける。
村に待機していたザーボンに見つかり、ネギーマの仲間達も殺される。
だがネギーマのピンチに、謎の女登場。戦闘力を抑えて岩山に隠れていたが、ザーボンとの戦闘に気づいて戻ってきたらしい。
謎の女の正体はアスパー(語源アスパラガス)という名のサイヤ人。
惑星ベジータが消滅した時、偶然あの丸い小型宇宙船の近くにいたので、フリーザのエネルギー弾に気づいて即座に脱出できた。
ネギーマと協力し、ザーボンを溶岩に落として撃退するも、ネギーマが重症を負ってしまう。
アスパーはネギーマを背負って不死鳥の所へ向かう。
だがザーボンは火傷を負いながらも生きており、さらにアスパー達の会話を聞いていた。
スカウターでフリーザに連絡し、アスパーの後をつけるザーボン。
道中、アスパーとネギーマは出会った時の話をする。
宇宙船で惑星ベジータを脱出したアスパーだったが、衝撃で宇宙船が壊れてしまい操縦が効かなくなってしまった。
幸運にも惑星ヤーキトッリに不時着したが、その時のショックで宇宙船は大破しアスパーは大怪我をしてしまう。
そんな彼女を発見したのがネギーマで、祖父である長老に頼み込んで、アスパーを不死鳥の所へ連れて行ってもらった。
宇宙船を失い惑星ヤーキトッリから出られなくなって途方に暮れるアスパーに、ネギーマは一自分達と暮らさないかと提案する。
最初は誘いを拒んだアスパーだったが、ネギーマの優しさに触れて、しだいに惹かれていく。
こうしてアスパーは惑星ヤーキトッリで暮らすようになった。
不死鳥の所へ向かうアスパーだったが、ネギーマの容態がどんどん悪くなる。
ネギーマはもう自分が助からないだろうと思い、アスパーに母の形見を使った首飾りをプレゼントする。
そしてアスパーに好きだと告白し、アスパーもネギーマの事が好きだと応える。
やっと想いが通じ合ったのもつかの間、ネギーマは意識を失い極めて危険な状態に。
アスパーは大急ぎで不死鳥の元へ。
不死鳥の眠る火山に到着し、アスパーは不死鳥に出てきてくれと叫ぶ。すると溶岩の中から不死鳥が現れる。
そしてネギーマを救ってくれと懇願すると同時に、ザーボンが姿を現す。
さらにザーボンの呼びかけに応じたフリーザとドドリアまで現れ、絶体絶命に。
フリーザは不死鳥に自分を不老不死にするよう頼むが、不死鳥はそれを断る。邪悪な者のために力を使う気は無いと。
フリーザは自分を不老不死にしないとこの星を消し飛ばすと脅す。
その時、意識を取り戻したネギーマが、フリーザに反論。
「例え不老不死にしても、お前はこの星を滅ぼすだろう。ならば俺も不死鳥も、この星と運命を共にするまで」
怒ったフリーザは、ネギーマの胸をエネルギー弾で貫く。
ショックを受け泣きじゃくるアスパー。
ネギーマは最後に不死鳥にある頼み事をすると、アスパーの腕の中で息絶えた。
フリーザがさらにアスパーも殺そうとすると、不死鳥を包む炎が激しく燃え上がり、その炎がアスパーを包む。
そして不死鳥は溶岩の中へ帰り、眠りにつく。もう2度と目覚める気はないという言葉を残して。
ウサ晴らしに今度こそアスパーを殺そうと、エネルギー弾を放つフリーザ。
しかし腹に風穴を開けられても、アスパーは生きていた。
ネギーマが最後に不死鳥に頼んだのは、アスパーを不老不死にする事だった。
それはアスパーに逃げ延びて欲しいという願いからだったが、アスパーは仇を討とうとフリーザに戦いを挑む。
首飾りはネギーマの遺体に持たせ、決着がついたら取りに戻ると告げた。
上級戦士だったアスパーはパワーボールを作り出し、大猿化する。
(ちなみに服はヤーキトッリの物なので破れ、人間に戻った時は素っ裸だぜ!)
戦闘力5万まで上がったアスパーの前では、ドドリアもザーボンも相手にならなかった。
そしてついにフリーザにエネルギー弾を浴びせるが、フリーザは無傷。
フリーザの攻撃で何度もボロボロになり、それでも蘇生して戦いを挑むアスパー。
蘇生を繰り返したため少しずつ戦闘力が上がり、フリーザは焦り出す。尻尾を切ってもすぐに再生してしまい、大猿化は解けない。
そしてついにフリーザの戦闘力53万を超え、フリーザはアスパーに掴まり握りつぶされそうになる。
(あのフリーザを追いつめるキャラを作ろうと思ったら、もうサイヤ人しかないね!)
こうなったら変身しなくては……と決意するフリーザだが、突然アスパーの体が縮み出す。
あまりに長時間戦っていたため、パワーボールが消えてしまったのだ。
フリーザは、人間に戻ったアスパーをいたぶる。
(素っ裸のアスパーがいたぶられる描写は、ちょっぴりエロティックに書こうと思ってた。
おっぱいを踏みつけられるとか、フリーザの尻尾で締め付けられて喘ぎ声とか)
ボロボロになり指一本動かせなくなったアスパーだが、それでも傷は再生を始める。
だから2度と蘇生できないよう、フリーザはアスパーを溶岩の中に放り込んだ。
灼熱地獄に落とされ、完全に燃え尽きてしまえばもう蘇生は不可能だ。
燃え尽きる中、アスパーはいつの日かフリーザを倒す者が現れる事を願う。
ふと、下級戦士でありながら戦闘力1万を越えたバーダックの息子が、どこかの星に送り込まれた事を思い出す。
そして最後にネギーマの事を思い出し……アスパーは完全に燃え尽きた。
惑星ヤーキトッリを去ったフリーザは、宇宙空間から極大のエネルギー弾を放ち、惑星ヤーキトッリを消し飛ばす。
忌々しげに惑星ヤーキトッリの最後を見届けるフリーザ。
蘇生を繰り返し戦闘力を上げたアスパーを思い出し、サイヤ人の可能性に恐怖を覚えるも……すぐその感情を否定した。
かつて惑星ヤーキトッリがあった宇宙空間。
そこに惑星ヤーキトッリの残骸である岩の破片と、岩盤が壁となり奇跡的に壊れず宇宙空間へ放り出された首飾りがあった。
フリーザの野望 完
となる予定でした。
2ちゃんとは関係無いところでDBと関係無い小説書いてたりしますんで、フリ野望の続きを書くヒマは無いだろうし、
それにこのスレだとやっぱ書いても荒れるだろうなーと思うんで書く気は、今のところありません。もしくは永遠に。
ちなみにヤムチャは好きですが、小説書くほどのお気に入りではないので、ヤムスレはROMるだけかな。
フ━━━━━━( ´_ゝ`)━━━━━━ン
113 :
マロン名無しさん:04/06/28 02:40 ID:kWah3ntN
そこそこ燃える展開になるみたいだったんだな
114 :
マロン名無しさん:04/07/01 03:07 ID:SKH8/kkB
フ━━━━━━( ´_ゝ`)━━━━━━ン
115 :
マロン名無しさん:04/07/02 18:52 ID:4wI4GRWr
フリーザの野望、ちゃんとみたかったな。
>1はどこに行ったんだ。
>>1がもっとしっかりしてれば連載は続いていたのだろうか?
まさかフリーザを追いつめるなんて展開があるとは思わなかった
てっきりフリーザ様が圧倒的戦闘力で暴れるだけ暴れて結局不老不死になれず星アボーンで終了かと…
そんなことより>1はどこに行ったんだ?
他のSSスレでもいいから復活はないかな
120 :
マロン名無しさん:04/07/07 12:12 ID:JjusmvAS
違います。
SSです。
フリーザ様のSSです。
122 :
1:04/07/09 23:43 ID:pYcuahL2
俺が1だ。ごめん。謝るよ。
>>122 本物かどうか知らんがお前がもーちょいしっかりしていればフリーザの野望がまだ続いていたかもしれないのに
小説書き込み後の反応とか読み直してみたけどあれじゃあねぇ
みんな、
>>1だけを責めるんじゃない!SSを続けられる雰囲気を作らなかった
このスレの住人全員に責任があるんだ!
フリーザの野望が再開されるまで保守
このまま保守で1000いったらヤダなあ
フリーザの野望が再開されるまで保守
ないだろうな
2ちゃんと関係無い所で小説いくつか書いてて、今さらフリーザまで書くのは辛い。
それにもうネタバレしちゃってるから、ネタバレに沿って小説書いても盛り上がらないだろうし。
アスパーが不老不死になったりフリーザ追いつめたりしても、もう誰も驚かないはず。
という訳で再開を希望してくれる気持ちは嬉しいが、自分はもう書く気はありません。
なので「フリーザの野望の中の人のかわりに俺が書く!」というような人が続きを書かない限り、続きは読めません。
もちろんそういう人は俺も大歓迎。まあそんな奇特な人いる訳ありませんけどね。
128 :
マロン名無しさん: