【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part3【面倒】
>>502続き
家を売った後は、紹介された老人ホームに入ると教授は言う。
意見を求められ、「教授の好きなように…」と言うケビンを、グロリアは廊下へ連れ出す。
老人ホームに入れば本当に弱ってしまう、言って欲しがっている言葉をかけてやってくれ、
と言われたケビンは部屋へ戻り、「売るなよじーさん!」と叫ぶ。
「俺がこんな事言うのは筋違いかもしれないけど……
この屋敷は教授自身なんだよ。あんたの血と肉と骨で建ってるんだよ。
自分の誇りを、歴史を、そんな簡単に他人に売り渡しちゃ駄目だ!」
「――馬鹿者が…“売る”とは言ってない。“売ろうか”と言ったんじゃ」と、教授は笑う。
「今度、お前と釣りにでも行くか。そちらのレディもお誘いして」
Jrも誘って皆でくり出そう、と楽しい約束をして、二人は教授の家を出る。
帰路、教授にもJrにも家族が必要だと言うグロリアに、ケビンは何事かを決心し「よし…」と呟く。
何だと聞くグロリアに、ケビンは、じきに分かるよ、と、答える。
「多分、君の手助けが必要になるから。
君だけじゃない、ローズマリーや、きっと沢山の人の、手助けが必要になるだろう――」
「あれがあなたの家の明かりね!
夕食のいい香りがする。何を作ってるのかしら?」
「昔を思い出すなぁ。子供の頃、兄弟逹とよく、匂いで夕食のおかずの当てっこしたんだ」
「あら!私も弟とやってたわ。そして、家に入るなりこう言うの!」
『今日の晩ごはん何〜っ?』
アヒル書き注:ここまでで判っている事(推測含)
・舞台は英国(多分)
・ケビンは10歳で祖母が他界した後家出し、17年経っている(27〜28)。
人物紹介を書いた時は気付きませんでしたm(_ _)m
・Jrは9歳。4歳で父と別れ(蒸発?)母といつ別れたかは不明。
他界を知らず、施設を転々とした描写等から、少なくとも2年以上は会っていなさそう。
・エスメラルダは既にモデルを引退している。(書いてないけど描写有り)
城北大学の学生、本郷猛はバイクレースの練習走行中事故に遭い、そのドサクサでショッカーにさらわれ
改造人間にされてしまう。選ばれた人間のみが愚鈍な民衆を支配する社会を作ろうとするショッカーに本郷は猛反発。
脳改造を行う前に、実験のために5万ボルトの電流を流されるが全く平気な体に本郷は恐れをなす。
その時発電機が壊れた。逃げ出す本郷。そこで、半年前行方不明になっていた恩師・緑川博士と遭遇する。
緑川はショッカーに連れ去られていたのだった。脱出の機会を伺っており、本郷が連れてこられたことを
知った緑川はこの事故を仕組んだのだった。二人はサイクロン号で脱出する。
脱出路には地雷が仕掛けられていた。爆発してサイクロンごと吹っ飛び、本郷は崖下の海中に没する。
緑川はなんとか崖の上に着地したが、追っ手の蜘蛛男に襲われる。
「殺せ! 本郷君が死んではもう望みは絶たれた!」
「当然だ。裏切り者には死あるのみ!」
その時、一人の男が現れ緑川を救った
「だ、誰だ!?」
「おまえたちショッカーの野望を打ち砕き 人類の平和を守るため…」
「大自然がつかわした正義の戦士 仮面ライダー」
ライダーは博士を連れて姿を消した。
城北大学前で友達と別れる緑川ルリ子(緑川博士の娘)の前に本郷の執事、立花藤兵衛がやってきた。
父の居場所がわかったので連れて行くためだった。しかし、その会話はルリ子の持つスケッチブックに
ついた、蜘蛛男の放った盗聴器によって筒抜けであった。
一方、本郷と緑川博士は港の倉庫に潜伏していた。飲み物を飲もうとして、コップを割ってしまい、
その上傷ついた手もみるみる治ってしまう。そんな体になったことに本郷は改めて悲しむのだった。
そこへ先回りしてきた蜘蛛男の糸が博士の首をしめつける。気づいた本郷がその糸をはずそうと、首をまさぐって
いるところを遅れて到着してきたルリ子に見られてしまう。博士は絶命。ルリ子は本郷が博士を殺したと思い込む。
本郷が誤解を解こうとしていると、蜘蛛男が窓を割って侵入、ルリ子をさらう。
「ぼっちゃま、そのお顔の傷は…」
本郷は怒りに打ち震えると、顔や体中に改造手術の傷跡が浮かぶのだった。
本郷は仮面を被り、サイクロンで蜘蛛男を追う。
「風よさけべ 風ようなれ おれのからだの中で うずをまけ 嵐になれ
大自然のエネルギーがこのおれの力だ!」
先回りしたライダーは蜘蛛男とタイマン。ライダージャンプ、ライダーキックからライダーチョップへの
コンビネーションで蜘蛛男を倒し、ルリ子を救出した。
気がついたルリ子はライダーの走り去る後姿に気づく。
「あの方は…」
「さぁ、存じませぬ…」
以上第1話です。とりあえず今はここまで。
おやっさん執事だったのか。
508 :
マロン名無しさん:04/04/19 15:14 ID:RvDzOn5h
天使じゃない!
アンティーク亜蘭
メダカの学校
姫ちゃんのリボン
遠い海から来たCOO
お願いします。
およよ。
「クリスタル☆ドラゴン」書きかけてたら予約されちまった。
だが他の人の目から見たクリドラ読みたいんで期待!
川原泉の「バビロンまで何マイル?」
お願いしたいです。
これ、雑誌掲載も途中までだったような・・・
>>509 文庫版で一応ケリつくというか、主人公二人は戻ってきて終わってる。
そろそろ次スレでしょうか?容量…
512 :
コミックマスターJ:04/04/19 21:49 ID:C3RiAXG4
第一話 伝説の男・J
締め切りまじかの週刊少年ストライカー編集部に一本の電話が届く
次回号の巻頭マンガ「ブレイク」の原稿が火事で燃え、大場先生が倒れたのだ
呆然とする担当編集者榊が落ちた原稿の穴埋めを探すと告げるが
編集長は、この作品に命をかけるといったのだ!あきらめるのか!と殴りつける。
たった一日で21Pを埋めることなど不可能だという彼に編集長はある伝説を告げた
「コミックマスターJの漫画が読めるのは少年ストライカーだけ」
とある駅の掲示板にそう書き込む榊。半信半疑の彼の元にJから電話が届く
「報酬は500万、ページ数は問わない……
ただし真に私を必要としているものに限らせてもらう」
真に必要な作品。その言葉に榊はブレイドに込められた熱い思いを語る
「いい作品です。引き受けましょう」
混乱する大場のスタッフ達。そこに榊がJを連れて現れる。
全身白ずくめの姿と髪、サングラスの下に赤眼を持つ男、それがJだ。
Jがコートを翻すと中には大量の漫画道具が現れる。
凄まじいスピードで下書きもなしにペン入れを初めるが、
それは燃えてしまった原稿のイメージと寸分も違わないものだった。
自らが10年付いても身につけられなかったペンタッチを再現するJにチーフは
ショックを受けるが、自らを奮い立たせJの補佐を仲間に呼びかける。
完成した原稿を前に喜びの声を上げるスタッフ。「まさに奇跡だっ!」
真っ白になったJは答える「奇跡なんかじゃない…俺達の力だ!」
ストライカーを手にする少年達が今週号のブレイクのを話しながら歩いていく。
栄養ドリンクを飲みながらすれ違うJ。
誰の人生にも〆切はある、それと戦い続ける希望が閉ざされた時
作品に魂があるのなら奴は必ず駆けつける……Jの伝説が始まった
こんな感じです。
>>511 まだ余裕があるっけど避難所としてここを残しておきたいから早めにいくのもありだな。
次スレよろしくお願いします↓
第1話『紐育(ニューヨーク)地下水道』
場所はニューヨークのスラム街。全裸でさまよう一人の青年にホームレスの老人が声をかけた。
老人の言った「名前」という単語に反応した青年が手に力を入れると、手にしていた酒瓶が
あっさりと砕け散った。記憶喪失だった青年は誰かに追われていた事を思い出していた。
青年が再度老人に声をかけると彼の首が地面に落ち、鮮血が吹き出た。うろたえる青年の前に謎の男が姿を現した。
場所は変わってニューヨーク地下水道の入り口。テレビ局のスタッフのサム、ケイト、
ジャックの3人は地下水道に現れると噂の怪生物を撮影すべく地下へと入り込んだ。
しばらく進んでいるとサムが何かの跳ねるような水音を耳にする。その場所に向かった
3人が見たのは目の退化した白い巨大サンショウウオだった。さらにそのサンショウウオ
に白いワニが襲いかかり、先程の謎の男も青年をかついで現れた。
ジャックの持つ照明に反応し襲いかかってきた男をサムは銃で払いのけたが、男はワニ怪人に
変身し再びジャックに襲いかかり、殺してしまう。さらにワニ怪人は水に落ちた青年にも襲いかかり
水中へと引きずり込んだ。逃げようとしたサムとケイトだったが、水から浮かんできたのは
青年ではなく白いワニの死骸だった。
サムは青年は助かったのかと思ったが、水中から顔を出したのはワニ怪人。今度は自分に
襲いかかってきたワニ怪人にサムは銃を連射するが、変身したワニ怪人に銃は効かず、
追いつめられる。しかし背後からバッタのような怪人がワニ怪人を襲撃し、サムとケイトは
間一髪で命を落とさずに済んだ。すぐにその場を離れたが、複雑な地下水道の中で迷子になる
サムとケイトの前にあの青年が再び現れた。サムが恐る恐る話しかけると青年は記憶を取り戻す。
彼の名は南光太郎。光太郎はさらにあのワニ怪人の男に地下水道に連れ込まれた事、
そこで改造され、逃げ出した事を思い出した。とりあえず2人から服を借りた光太郎は
地上へと案内するように言われるが、彼は自分を拉致した連中の基地へと足を勧める。
何か大事な事があったはずなのに思い出せない。そこへ行けば記憶が戻るかも知れない
という光太郎。
生物組織と機械を組み合わせたような基地へ辿り着くと、あのワニ怪人が待っていた。
ワニ怪人を前にして、光太郎もあのバッタ怪人へと変身を始めた。さらに先程は緑色だった
全身が黒く染まった。その時、警報が3分で基地が消滅すると告げた。
2人が戦ってる間にも基地の警報は残り時間をカウントしてゆく。サムとケイトは一足先に
基地を離れるが、光太郎はワニ怪人をなかなか倒せず時間がなくなってゆく。そして
カウントが0となった瞬間、何かが起こり辺りは閃光に包まれた。基地から逃げる
サムとケイトを
もうもうと煙が包み、中から光太郎が無事な姿で現れた。
光太郎を連れてテレビ局に戻ったサムとケイトは部長を説き伏せ、番組の企画として光太郎と共に
組織の謎を追う事になった。
518 :
夢使い:04/04/20 14:56 ID:???
あれから1週間、宸ヘ学校を休んだままで、連絡もつかない。
燐子は再び馨に接触し、共に異界へ向かった。
そこにあったのはあの巨大な母と、連結した29個の赤い卵、その中央の
古代のコンピュータとも言うべき呪術装置と、そしてその中に
人形のように立っている漾子だった。
この学校の地下には水蛭子(ヒルコ)が埋まっていて、水蛭子の国がある。
そこでは人は死なず、永遠に幸福に生きていける。けれど漾子は
そんなものはない方がいいと言った。そしてこの装置は、水蛭子の国と
この世との通路を消滅させるためのもので、少女達の性的欲動の結晶、
赤い卵を30個セットすることで作動する。
漾子はやはり2年前に死んでおり、今ここにいる漾子は超常の力でできた抜け殻、
是なくを判断する心はない、という。
だが2年前、漾子は死ぬ前にこの装置の使い方を馨に教え、託した。
馨が選ばれた理由は(さすがに本人は部分的にしか語らないが)、
馨は義父に性的悪戯をされており、男を好きになれなかった。
だからクラスでただ1人、漾子にも恋をしていなかった、そのためだという。
そして、義父を消すこともできる「力」と引き換えに、任務を与えられたのだった。
そんな馨が好きなのは、宸セった。その欲動を30個目の卵としてセットし、
装置が作動し始める。
519 :
夢使い:04/04/20 15:15 ID:???
燐子は宸ェ知りたがっていた質問をする「漾子を殺したのは誰か」
だがそれに対する馨の答えは「本人に言えるわけがない。それは寰ゥ身だから」
そこへ宸ェ現れる。だが今の彼女は、この前の合体の影響で、心をなくしていた。
再び漾子と1つになろうとする彼女を、馨は迎え撃つ。
馨のワイヤー付きミサイル(のようなもの)が宸絡め取るが、そこへ
芝田博士が登場。理想の世界・水蛭子の国の顕現を望む博士に対し、
馨は「自分も漾子と同意見、あんなものはない方がいい」と言うのだった。
禍魂を呼び、力づくで香りを排除しようとする芝田博士。
燐子も“転装”して戦おうとするが、異界から叩き出されてしまう。
(ここで「変身途中に攻撃するなんて非常識」という台詞が)
だが、燐子の見た外の世界でも、異変が起こっていた。学校中が無数の光の
玉に包まれ、学校から空へと虹が伸び始めていたのだった。
宸フ作った箱庭にいくつかの関係あるものを置いたものを前に、塔子は眠っていた。
この儀式によって“マンダラ”が出現し、全ての真実を示すのだ。
真実を見た塔子は燐子に夢使い専用携帯で連絡を入れると、
夢使いの力でジェット戦闘機に変形、現場へ向かった。
520 :
夢使い:04/04/20 15:34 ID:???
学校の中で起きている異変。学校中の女生徒が倒れ、
その体から漾子が「生えて」いたのだった。
一方、異界での戦い。禍魂を斬り捨てていく馨に対し、芝田博士は
彼女の義父の姿の禍魂を繰り出す。その姿と無数の迫り来る手に
動揺する馨は押さえ込まれ、砲撃でバラバラにされてしまう。
(上半身だけになるが、その力のためもあってか生きてはいる)
とどめが刺されようとしたその時、禍魂を真っ二つにし、
塔子・燐子・橘の3人が登場する。
芝田博士が呼び出したゴーレムを箒神のツール、
グー・フライイグナックルで撃破する塔子。
ボロボロになった服と覆面を取り去った芝田博士は、少年の姿をしていた。
老いて、死の恐怖に震えていた芝田博士を漾子は受け入れ、その結果博士は
水蛭子の力で、若返ることができたのだった。
博士は漾子を愛していた。「本当はあんな小娘(宦jに触れさせたくない」とまで
言うが、水蛭子の召喚には子宮が必要らしい。
博士は漾子と合体すると、そのまま宸取り込もうとする。
合体による力は夢使い達の真空波程度ならた易く弾き、そして再び
水蛭子が出現しようとする。
521 :
夢使い:04/04/20 15:49 ID:???
四次元鋏での分離も今度は刃が立たず、鋏の刃が折れてしまう。
水蛭子の攻撃に蹴散らされる夢使い達。
その頃外の世界では、女生徒達の体から生えた漾子が羽を伸ばし、
羽化しようとしていた。漾子達が飛び立てば外の人達に着床していき、
日本中が水蛭子の力に覆い尽くされるだろう。そうなれば、もうどうしようもない。
これを何とかすべく、塔子達は合体技「ドリーム・サイクロン」の発動を
美砂子に要請する。
美砂子は夢使いの装束に転装、三島教授から鍵を受け取ると「夢殿」という
建物に入る。夢殿には「円目王(つぶらめのおう)」という神様(多分)の像が
あるが、ハイテクなシステムもつながっており、像もそんな古いものではなく、
機械のようでもある。
ドリーム・サイクロン発動の鍵とは、この円目王に処女が口付けすること。
そのために、美砂子は生涯処女の道を選んだのだった。
プログラムが送信されると、橘が引き金、燐子が撃鉄となって合体、
巨大な“人間射出銃”ドリーム・サイクロンが形成される。
そして、弾丸となった塔子が発射され、その蹴りが水蛭子を貫く――
522 :
夢使い:04/04/20 16:04 ID:???
水蛭子は「現実から非現実へと分解され、夢に還っていく」(原文ママ)
あとに残ったのはいくつかのオブジェと、漾子・宦E芝田博士の3人だった。
その時、地中に潜んでいた巨大な母が出現、かつて言った通り漾子を
食べてしまう。それを終えると、母もゆっくりと消えていく。
水蛭子の国への通路は、今閉ざされようとしていた。
芝田博士の身体も足元から溶けていく。死に怯え、叫ぶ博士。
それを見た塔子は何を思ったか、四次元鋏で馨から、彼女に力を
与えていた土偶を切り離す。(馨も力を失う代わりに、元の姿に戻る)
その土偶を消え行く巨大な母に投げ入れると、中から漾子が現れる。
塔子が「芝田博士をあなたたちの世界に連れていきなさい」と言うと、
漾子は溶けていく博士を抱き上げる。すると博士は、漾子になった。
そして、2人で中へ消えていった。
富士野馨が2年前に見たというその向こう、水蛭子の国では、
皆が漾子だった。無数の漾子がいた。
水蛭子は進化の終着点、老いも死にもしない完全無欠の生命体。
完全だからこそ、その姿以外の存在ではあり得ない。
そして、水蛭子の国では全てが自分なのだから、皆理解しあえる。
「今この向こうに残れば、永遠の幸福の住人になれる」という塔子。
橘「滅相もない!」燐子「遠慮しとくわ!」塔子「同感です!」
そして、水蛭子の国への扉は永遠に閉ざされた。
523 :
夢使い:04/04/20 16:19 ID:???
〜〜後日譚〜〜
宸ヘ漾子と1つになっていた時、忘れていた2年前のことを見て、
思い出していた。
2年前にも水蛭子の国の扉が開きかけていた時、この世が水蛭子の国に
なることを拒む漾子は、宸ノ刃を渡し、自分の首をはねるよう言ったのだった。
宸ヘ馨の気持ちも、ようやく知った。
けれど、その想いを受け入れることはできない。
そんな宸ノ対し、馨は両親の離婚(義父が2年前から行方不明、
ということになっている)による北海道への転校を告げる。
だが宸ヘ「毎月手紙を書くよ」と告げる。休みには会いに行く、とも。
恋人にはなれないけれど、友達をやめるつもりもないから、で
とりあえずは一件落着?
一通り見届けた夢使いは、次の任務へと向かうのだった。
――これで第一章完。こんな話がいくつも続く予定だったらしいのだが、
打ち切りのためか、第二章をやった後、短い話があって終わっている。
第二章も書く? お望みなら。
あ、これで一段落なんで前スレに書かせてもらったけど。
夢使い乙。
リク主じゃないけど余力があったら第二章もお願いしたいところ。
>>512 乙です。
リクした者です。ありがとうございます。
なんというか、いかにも第一話!って感じの導入ですね。
泣いている季晋にまりあはキスをする。それを季晋を探しにきた麻子が見てしまう。
ショックを受け謝りながら泣く麻子を無視して季晋は行ってしまう。
終業式の日練習室からショパンのポロネーズが聞こえてくる。
それを聞き、こんなやさしいピアニストになりたいと思う麻子。
誰が弾いているのか見に行こうとすると、同級生二人が入っていくのを見かける。
自分もとついていくと弾いていたのはなんと松苗だった。
あの先生にこんなやさしい弾き方ができるなんて・・・!!と驚く麻子。
ドアの陰から同級生の会話を立ち聞きするとコンクールに出ることを反対されていた。
二人は麻子なら松苗にひいきされてるから喜んで教えるはずだ。
親がピアニストだと得だと言いながら行ってしまう。
麻子は松苗と母親が知り合いってことはないだろうかと思う。
母親のリサイタルに行く麻子。
控え室には子供の頃季晋と通った教室の先生も来ていた。
母もこの先生に習っていたのだ。学校の様子を聞く先生に、母に聞こえるように
「松苗」という厳しい先生がいると話す。「松苗」という名前に母親は反応する。
仲が良かったかと聞く麻子にあんなに相性の悪い人はいないと言った。
意地悪でもされたかと聞く母にあの先生に限ってそんなことと松苗を庇う。
とっさに嫌っている松苗のことを庇ってしまった自分に麻子はとまどう。
リサイタル会場で麻子はまりあに会う。昨日のことは彼への「おわび」だというまりあ。
どんな意味でもわたしには同じという麻子に季晋とよりをもどす法を伝えにきたと言う。
季晋はコンクールでまりあと麻子が競って麻子が勝てば仲直りするという。
呆れ返る麻子に競うつもりはないから安心しろというまりあ。
条件つきにしても、麻子と仲直りするつもりが季晋にはあることを伝えたかっただけだと言う。
夏休み、葉山の別荘に出かけた麻子。
そこに母の弟子にしてくれと親子連れが訪ねてくるが祖母がうちは弟子はとらないと追い返す。
別荘からの帰り、麻子は上邑と横浜駅で待ち合わせをする。
家に電話したら駅にいると聞いたとまりあが上邑に会いに来る。
混んでいたので挨拶程度で別れてしまうが、去り際に上邑と麻子が一緒にいるのを見てショックを受ける。
上邑の家に行く麻子。泳ぎはダメだが、海につかって適当に唄うのが好きなことや、
今日はお母さんが別荘に来るから帰ってきてしまったことなどを話す。
そこで、賞状の山を見つける。
54年度「学生音楽コンクール」二位 上邑恭二
54年度「ジュニア音楽コンクール」二位などがあった。「ジュニア音楽コンクール」は
「学生音楽コンクール」よりもひとランク下だから今の麻子なら入賞できるという上邑。
その時、麻子は「ジュニア音楽コンクール」の1位がまりあだということに気づく。
髪型が違うために気づかなかったのだ(ちなみに季晋は3位)
きしんちゃんはわたしとまりあさんを競わせることでコンクールでのわたしの力を試すつもり・・・?
そんなことしてまでわたしを敵対視してるなんて考えたくない。
本人に直接会ってすべてを確かめたいと思う麻子に上邑は、
「学生音楽コンクール後コンクールから遠ざかっていてかなりあせった」と話す。
「きみの出現は痛かったけど天狗になっていた自分へにききめは十分あった。
あのまま1位2位争いに参加していたらただのタイトル目当てのピアニストになっていたと思う。
それでは音楽を冒涜している。」麻子は「はい・・・・・・」と答える。
家に着いた麻子。外から子どもの泣き声が聞こえる。
飼い犬の「トリスタン」が近所の子を泣かしたのだろうと外を見に行くとこの間、
母の弟子にしてくれと別荘に来た子がいた。
何を聞いても黙り込んだままのその男の子はママからと手紙を差し出す。
その手紙には「須江先生にはお願いしても受け入れていただけませんでした。
お嬢様がおひとりで本宅にお帰りになられたと伺い
せめてお嬢様にでも教えていただければと連れてまいりました。
3日間いいえ1日でもかまいません。レッスンをよろしくお願い申し上げます」とあった。
呆れ怒り狂う麻子だったが「ママ」に対し怯える男の子を見て1晩だけ泊めることにする。
次の日の朝、教えてくれとピアノの足にしがみつく男の子に
あなたのお母様は好きになれない。わたしが教師ならいくらあなたがいい子でもお母様のことを思うとぜ〜ったい教えたくないと言う。
さらに、だからうちのお母さんだってことわったに決まってるしわたしを教えてくれる先生なんかもぜ〜〜ったい・・・・・・・・と言いかけて男の子にピアノを弾くように言う。
母と松苗が相性が悪かったことを思い出したのだ。
松苗先生からすれば鼻持ちならない女の娘な上、ずいぶんさからったのにあんなに引っぱってくれた。ステージに立てば真っ先に拍手してくれるのも松苗だった。
意地悪だったから、今までお母さんと同じに見ようとしていた。松苗先生は本当の大人なんだなと麻子は尊敬せずにはいられなく思う。
1曲弾き終わった男の子の、これがいちばん難しい曲だからママが弾けといったのを聞き
麻子は一番好きな曲を弾くように言う。男の子は「茶色のこびん」を弾き出す。
そこに季晋から電話がかかってくる。コンクールに参加するか確かめるためにかけてきたのだ。出なければ一生絶好だと言う季晋。麻子は上邑の「ただのタイトル目当てのピアニストになっていたと思う」「それでは音楽を冒涜している」という言葉が響く。
しかし麻子は出ると答える。そして、コンクールの手続きの仕方が分からないからこれから会ってと季晋に伝える。
楽しそうにピアノを弾く男の子に「すっごくよかった。もう1回弾いて」と麻子は誉める。
男の子はぼくこの曲好きなのにママがこんな赤ちゃんの曲弾くなっていうのと言う
「ぼく、この曲ばかり弾けたらもっとピアノすきになれると思うよ」と言う男の子に
麻子は自分は「つきのひかり」という曲が好きだったことを思い出す。
そして、なにがあっても、すべてあの時のときめきからはじまっていることを
忘れるものかと思う。
男の子を送り届けながら会うことになった麻子と季晋。早く申し込み用紙に記入しろと急かす季晋に、あわてなくても平気と麻子は海に誘う。
二人で1日過ごして、きしんちゃんは昔と変わってないと感じる。会って確かめられて良かったと思う麻子。
麻子はどうしてまりあが「学生音楽コンクール」に去年は出なかったのか問う。
季晋は「・・・・・・・・あいつと競いたくなかったんだ」と答える。
麻子は「あいつ」が誰なのかピンとこない。
この間のキスが気になるが聞き出せなく、もじもじしている麻子にまりあは親愛の情を示す時男にでも女にでもすると話す。
夏休みがあけ「学生音楽コンクール」の予選日が10月26日と発表になる。
伊波は文化祭の前夜祭で自作の歌を唄うことになり相手を探していた。
上邑に麻子が海で唄うのが好きと聞いた伊波は麻子を誘う。
コンクールの日だけどあんたも出るのか?と聞かれ
「コンクールには、はじめっから・・・参加しない・・・って決めてた」と言う。
事情を上邑と伊波に説明する麻子。
コンクールをふってもダメになる仲じゃないと自分なりに確信したから、あえてコンクールをふった。この後のきしんちゃんの出方に不安はあるけど、ほんのわずか見せた昔と同じやさしさにかけてみたい。という麻子に緒方は君が思ってるほど甘い人間じゃないと上邑は言う。
麻子は松苗にコンクールのことで呼び出される。黙って応募したことを怒られる。
が、麻子がそんなに自惚れが強いとも思えない。なにか事情があるのだろう。と言われる。
麻子は「きらわれてた人にピアノを聞いてもらうだけで握手をもらえたり
大キライな先生を冷静に見つめ直すだけで尊敬できてしまう
なにもかも180度状況が変わってしまうこともあるのね
もしかしたら・・・・・・もしかしたらお母さんとだってうまくいくかもしれない
今までわたしは先生にもお母さんにも「反論」することしかやってこなかった」と思う。
麻子はきしんちゃんへコンサートには出ないと手紙を書く。
これと文化祭のチケットを一緒に送ろうと思うと上邑に相談するが、だましたのはまずかった。何を書いても怒らせるだけだといわれてしまう。緒方はじぶんの信念をつらぬき通す奴だ。こうだと決めたからには必ずそれをやりとげるんだと言われ麻子は不安になる。
10月26日。季晋の家にまりあが来る。手紙がたまっていたといって手紙の束を季晋に渡す。
その手紙を季晋はポケットに押し込む。予選会場に着くが麻子は来ていない。
もし着たら麻子を軽蔑するとまりあは言う。気になるなら電話してみたらと言うまりあに
はっとしてポケットに入れた手紙を調べる。
「ふざけるなよ麻子。引きずり出してやる。」と怒る季晋。二人は麻子の学校へ向かうが、
前夜祭のため関係者以外は入れなかった。
裏から忍び込もうと塀を登ると麻子の弾き語りが聞こえてきた。
麻子は夏休みに季晋と二人で海に行った時のことを歌っていた。
その様子を見て季晋は言う。「知ってるんだ。あなたがごきげんな時、
学園のみんなによくやるキスをなぜかたった一人の男にはそれをやらないのを
自分で気がついていた?」びっくりするまりあ。更に
「おもしろいな。あなたの愛情表現は逆なんだよ。照れてしまってそれが出来ないんだ。」と続ける季晋にまりあは動揺する。
「去年のコンクールに出なかったのは上邑とぶつかりたくなかったから時期をずらしたね?」と問う。
「おれも同じだ」と季晋は言う。
「おれにも競いたくない人間がいる。あなたならコンクールでそいつより上を行くと思った。」誰のことを言ってるのか気づくまりあ。
「あなたがそいつをぬいてくれれば、それだけで的をあなたにかえられる。
それが唯一のそいつとぶつからずに勝てる方法だと思った。」とまりあを利用したことを詫び走り去ってしまう。
文化祭の日、まりあが麻子を訪ねて来る。季晋は夕べから行方不明だという。もしかしたら麻子や上邑に心当たりがあるのではないかと来たのだった。
コンクールに出なければ絶交と言われたのを思い出し不安になる麻子。
恭二(上邑の名前)に会いたいとまりあが言い出す。
まりあは、季晋のよき理解者とばかりに友人づらしてきたけど今度のことで半分も彼を理解していないことがわかった。
完全にふりまわさせてすごく疲れたから恭二に会って相談すれば落ち着くと思うと麻子に言う。
探しても上邑は見つからなかった。
きょうはどうもありがとうといって麻子の頬にキスをしてまりあは帰っていった。
まりあの姿が見えなくなると上邑が出てくる。会うのが辛くて・・・・と上邑は言う。
まりあが上邑に会えば落ち着くと言っていたのを思い出しコンクール本選会場に連れて行こうと思う麻子。
だが、文化祭の日の様子から普通に誘ってもだめだと思いだまして会場に連れて行く。
上邑を見つけたまりあは落ち着きを取り戻し演奏する。
が、演奏後上邑はすぐに席を立ってしまう。まりあと話していけという麻子にこれ以上会うと未練が残る。
来春ウィーンに留学すると言う。
そこにまりあが現れる。留学を「もう決めた」という上邑にまりあは
「「決めた」ですって?みずくさいじゃない。
どーしてそんな大事なこと教えてくれなかったの!」とまりあは怒る。
「としには無視されるし、あなたには嫌われる」と言うまりあに
「ちがう ぼくは・・・・・・!」と言いかけ麻子が居たことを思い出し言葉を止めてしまう。
まりあは「さよなら」と言って行ってしまう。
わたしがこの場にいなければ上邑さんは告白できたのだと気づき焦る麻子。
帰りの電車の中で上邑はなぜ、白河に転校してきたかを話す。
まりあと一緒にいたくなかったからだと話す上邑に麻子は「まさか!」と言う。
ピアノ以外は緒方にかなわなかった。まりあには緒方の方がふさわしいと思った。
あの二人を見ているのがつらかった。と話す上邑。
そんなことで気持ちが高じてピアノがめちゃくちゃになり
ピアノすら緒方に抜かれそうになって転校を決意したのだった。
それでもダメだった。会えば胸をときめかせている。弱いんだぼくはと言う上邑に
「ちがってます。わたしもまりあさんも上邑さんをとても精神的に頼りにしてるんです。
その点きしんちゃんは力はあるかもしれないけどガキです。」と麻子は言う。
その日の夜まりあから電話がかかってくる。
コンクールで1位になれたのは上邑を連れてきた麻子のおかげと礼を言う。
そして、麻子を「としも誘った」とクリスマスパーティに誘う。
麻子は「でも・・・わたしがいったら、きしんちゃんこないんじゃないかしら」と言う。
こんなセリフをいわなきゃならなくなったなんてと麻子は寂しく思う。
いくら待ってもパーティにきしんちゃんは来ない。
麻子はまりあの先輩だという「戸部」に気に入られてしまい、
きしんちゃんが戸部からたすけてくれればいいのにと思う。
麻子はパーティでまりあが上邑を思ってることを知る。
まりあも麻子のように上邑を頼れる人として慕っていただけかと思っていた
麻子はこれならすぐに誤解もとけるとホッとする。
帰り際挨拶をする麻子をまた来てねと外国人のまりあの父は抱きしめる。
麻子は上邑のまりあへの気持ちを言ってしまいたくてウズウズするが本人同士が告白するのが一番と思い上邑もまりあが好きということを匂わせる。
帰り際挨拶をする麻子をまた来てねと外国人のまりあの父は抱きしめる。
麻子は上邑のまりあへの気持ちを言ってしまいたくてウズウズするが本人同士が告白するのが一番と思い上邑もまりあが好きということを匂わせる。
家に帰るとお母さんはまだ帰ってきてなかった。
麻子は今回からはまりあの家みたいに抱きついて友達の家みたいに「第九」に誘って・・・と考えてるうちに寝てしまう。
物音がして、玄関に行くと母と祖母が争っている。麻子はさっき思ったことを実行しようと「お母さん!!あの「第九」聞きにいかない?」とにこにこして誘う。
「第九だって!?」とおばあちゃんが過剰反応する。
「お母さんも聞きたいと思ってチケットを頼んだけれどほとんど売り切れてますよ」と母は言った。
もう遅いから寝るように言う母に麻子は「おやすみのキスをしてもいい?」と聞くが
「なにを気色悪いこといってるの!!早くおやすみなさい」と怒られてしまう。
だが、母は麻子が部屋に行った後、麻子の方を見て後悔したような顔を向ける。
麻子はその日から三日三晩きしんちゃんの夢を見た。夢を見て無性にきしんちゃんに会いたくなり家に電話をかけてみるがその番号はもう使われてなくつながらなかった。
イライラする麻子に母はピアノで精神統一するように言う。
麻子が一心不乱にピアノを弾く中、母は出かけて行く。
卒業式が済み上邑がウィーンに行く日が来た。
見送りに行った麻子はまりあに告白するように上邑を炊き付ける。
そこにまりあが来る。
まりあは「わたし、麻子さんととしのこと考えると、じぶんがものすごく
はずかしくなったわ。あなたとまともに話せるだけでも、じぶんは幸せだと思うの」
と気持ちを上邑に伝える。笑い出す上邑。
上邑は「きみには最後の最後までだまされぱなしだったけど、
最後のとどめはぼくが勝ったかな?」と最後のプレゼントだと言い季晋を呼んでいた。
早く話したらと上邑は言うが
でも・・・・・・でもわたし「絶交」をいいわたされてる。きしんちゃんの反応がこわい!!と
どうしていいか分からない麻子の横を季晋は通り抜けて上邑の方に行ってしまう。
やっぱり無視されたとショックを受ける麻子。
上邑は「須江さんをあまりいじめてくれるなよ」とそっと耳打ちをする。
まりあが立ち話もなんだからすわりましょうと上邑達に呼びかける。
麻子さんもいらしゃいよ。と言われ困っていると季晋が麻子の方を見る。
わたしに笑いかけてるの!?と麻子は思うがすぐに季晋は後を向いて行ってしまった。
上邑が挨拶をしている間、麻子、季晋、まりあで椅子に座っていた。
パーティをすっぽかしたことを怒るまりあに誰が来たのか季晋は聞く。
先輩の戸部が麻子を気に入っていたことをまりあが話すと季晋は
「麻子は美人だからな。顔立ちが愛子さんによく似てきたな。だけど性格はやばいな。
おやじさんにそっくり」といい麻子の方を向いて笑いかけた。
「きしんちゃん・・・・」
「はい」
「手紙にも書いたけどわたしのやったことごめんなさい。ゆるしてくれる?」
「ゆるすもなにもあれはあんな条件つけたおれの方が悪かったんだ」
「それじゃ、また昔みたいにつきあってくれるの!?」
「もちろん」
というやり取りを見て上邑とまりあはほっとするもののあまりにも上手く行き過ぎてひっかかると上邑は言う。
そろそろチェックインしないとと言う上邑にまだ、大事なことを言ってないとまりあは慌てる。
楽しみが無くなる帰国してから聞くと照れながら上邑は旅立って行った。
もう、遅いからハイヤーを呼ぶという上邑母にまりあはパパが車で迎えに来るからと断る。
としも乗ってく?と誘うのを見て私だけ違う方向ね・・・と麻子は寂しくなるが
「おれ麻子をおくっていく」と季晋は言う。麻子は大喜びする。
地元の駅から家に電話をしていると季晋はいなくなっていた。
麻子が探すと自転車置き場にいた。のれよと季晋は言う。
麻子が誰のか聞くと、知らねー。ちょっとお借りするだけだってと季晋は答える。
帰り道、季晋は毎月新聞主催「音楽コンクール」に出るように麻子に薦める。
出ないという麻子に「本当におまえのことを思ってすすめてるんだぜ。表面的な競い合いばかりにとらわれるのではなくてコンクールの本来の意味をしっかり把握しろよ」と言う。
でも、結果的にはきしんちゃんと競うことになるという麻子に「とんでもない。おれコンクールは苦手なんだ」と季晋は言う。
きしんちゃんがコンクールに出ないならと思うが、先生が厳しいのを思い出し、
たとえレッスンしてくれなくとも先生に認められて参加したいからだめだと麻子は言う。
それなら、それ相当の生徒になるようがんばってみたらっと季晋は言う。
考えてみる・・・・という麻子の言葉を聞き、人通りが多いから帰ると季晋は言う。
その時、自転車に「OGATA」と書いてあるのを見つける。
きしんちゃんちどこ!?と聞く麻子に来たことあるじゃないと季晋は答える。
引っ越したでしょ?と聞く麻子にそのうち連絡するよと季晋は行ってしまう。
家に帰った麻子は髪をおろしていたのをだらしがないと母に怒られる。
「稔さんのだらしなさが麻子にそのまま・・・・・」とおばあちゃんが言いかけたのを
「「稔さん」ってお父さんのことでしょ?」と麻子が聞くと二人とも黙ってしまう。
部屋に戻り、ずっと依里ちゃんに編んでもらってたから上手く出来るか困っていると
きしんちゃんもわたしの性格はお父さん似だっていってたわとぼんやり思うが、
ちょっとまって!!
わたしですらお父さんの記憶がないのに、なんできしんちゃんがそんなこと知ってるの!?
「おやじさんにそっくり」なんて、知ってるどころかまるで会ったことあるような口調じゃない!!ともしかしてお父さんは生きてるんじゃないかと思う。
確かめようと母親に鎌を掛ける麻子にお母さんは「お父さんに会いたい?」と聞く。
麻子はお父さんは生きてると確信する。
おばあちゃんは「お父さんは亡くなっているんだよ。ばかなことおいいでないよ」と声を荒げる。
おばあちゃんがおこるなんてと麻子は驚く。
その頃、季晋はピアノを弾くと手首が痛むようになっていた。
新学期、麻子達は3年生になった。
麻子は母が倒れたのですぐに家に帰るように言われる。過労だった。
大屋医院まで薬を取りに行くように頼まれた麻子はお父さんがいればどんなに心強いだろうと思う。
病院のあたりは暗いから嫌だなと思っていると向かいのもときしんちゃんの家にあかりがついていた。
もしかしたらきしんちゃんがもとの家に帰ってきた?思う麻子。
その時、一台の車が止まって男の人が家の方に歩いていった。
そっとあとをつける麻子。
声が聞こえる。
「いや、きみはあの時日記を持ち帰ったはずだ。わたしが彼女からあずかった以上かえしていただきたい」
「おれ知りません」きしんちゃんの声だ!
麻子が玄関から覗いているのに気づいた季晋が家から出てくる。
だれだい?と出てきた男の人はお父さんだった。
写真にそっくりと驚いて声も出ない麻子。
「元気でね麻子ちゃん。季晋くん麻子ちゃんをよろしく」と去っていく父親を季晋は追うようにいう。
お父さんに家まで送ってもらうことになった麻子。
亡くなったと聞かされてたという麻子にむこうであった大きなバス事故の誤報で日本では信じる人が多かったようだと父は言う。
お母さんの病状を聞く父にお父さんが来てくれたら特効薬になると答える麻子に
ぼくは愛子さんに嫌われてるからと話す父。
あのころ指揮者になるんだとわめくだけで実際なにもしないぐうたらだったから、それで彼女もいいかげん愛想をつかしたのかもしれないなと話す父に
そんなことありえない。それならお母さんはじめから結婚しなかったと思うわ。
そーいう人よ。きらわれた原因はもっと他にあるのよ。言う麻子。
お父さんは麻子に「雪の女王」という話を知ってるか聞く。
雪の女王がカイ少年の目の中に落とした鏡の破片のためにカイ少年は突然冷たい少年になってしまう話だと話す。
麻子はちょっと前のきしんちゃんみたいと思う。
お母さんも目の中にもただ鏡の破片がはいってるだけなんだと思う。
破片さえとれてしまえばもとの愛子さんにもどるはずだ。
ぼくはこの童話を信じてもいいと思うかい?麻子ちゃんと父は言う。
「麻子ちゃん」と呼ぶ父に「麻子」でいいですよと麻子は言う。
昔、父は母に子どもが生まれたら「チャン」づけで呼ぼうと言っていたのだ。
友だち同士みたいでいいでしょ?という父にその時お母さんはなんと言ったか麻子は尋ねる。
父が「・・・・・・・・・気色悪い」と答えるのを聞いて麻子はこの人ぜったいわたしのお父さんだと思う。
家に着くと父は母に会わずに帰えると言う。
実はお正月に会ったと話す父。それにおばあちゃんに特マルつきできらわれていると話す。
そして、ぼくとお母さんの関係を知ってるものはほとんどいないから、会ったことをだれにも話さないほうがいいと言う。
ぼくは、おばあちゃんに認めてもらおうとドイツで一生懸命修行をつんだんだ。
だからもうじきだよ。もうじき、きみをびっくりさせることがあると麻子に言う。
ところで麻子ちゃん・・・・・・抱いていい?「だっこ」だなんて年でもないし「さわる」ってのもいやらしいし・・・・と言う父に麻子は拒絶してしまう。
ぼくは麻子ちゃんのお父さんだよ。残念だな。と去っていく父を見て
お父さんの胸に飛びこんであげたほうがよかったのかしら。
ものすごくがっかりしたでしょうねと後悔する麻子。つづく
まだここは避難所としても使われるので職人さんは新スレの方にどうぞ
まとめサイトの中の方、いつもお疲れさまです。
仕事も激早だし、便利で助かってます。
ところでひとつ質問なのですが、まとめサイトに入ってない作品があるのは
単なる収録漏れでしょうか?
MONSTERと天使の顔写真が入ってないのです。
あと、MONSTERの中の方も楽しみにしてます。続き、待ってます。
>>540 まとめサイトにないときは基本的にこっちがなんかミスってるハズなんで、遠慮なく指摘して下さい。
で、今回の件ですが、天使の顔写真はアップデートしてたけどうpり忘れ(同時期に作成した
ひいなの埋葬もうpり忘れてた…)、MONSTERはうっかり左のほうから消しちゃってたみたいです。
>>541 いつも乙ですー。うpありがとうございました。
>>508の天使じゃない!ってしげまつ貴子の「天使じゃない!!」・・・だろうか。
人の好みは様々だからこう言うのも何だけど、あんまり良い作品じゃないと自分は思った。
中身知らずに買ってさ、金返せ!って思ったもんで、
ここにあらすじでも書いて少しは役立てようかと思ったんだけど・・・やめた。
だってあちこちにダメダシが入っちゃうんだもん。
こういうのって「この作品好きだから書く」っていうのじゃないとダメなんだね。
新スレの31は何なんだろ?只でさえ容量がヤバいスレなのに...
>>544 そっか。
俺はてっきり矢沢あいの「天使なんかじゃない」の
ミスかと思ってた。
548 :
マロン名無しさん:04/04/26 22:20 ID:x+dlQis8
ポケモンのストーリーを教えて欲しいんだけど
だれか説明できる人いる?
どのポケモン漫画なのか明記して新スレに書け。
ポケモンの漫画多いからそれだけじゃわからん。
>548
コミック版も複数出ているので、何コミックスの誰作画のものか特定してください。
山口晶
第2話「賽の河原の地蔵虐」で初主演。
性格は真面目で努力家で、工作や研究が好き。
しかし、どんなに努力してもいつも報われない。
晶は幼い頃海で溺れ、仮死状態になった事がある。
親より先に死んだ子供は、親を哀しませた罰として賽の河原で石を積み続けなければいけない。
その石積みは永遠に終わる事がない。何故なら地蔵虐という鬼が来て、
石を崩してしまうからだ。晶は仮死状態になった時、地蔵虐を現世へ連れてきてしまったのだ。
それ故積み重ねた石を崩されるように、いつも晶は努力しても報われない結果に終わっていたのだ。
ぬ〜べ〜が地蔵虐を退治した事により晶は自分の能力を発揮できるようになった。
後半マッドサイエンティストな方向へ突っ走っている。
栗田まこと
第6話「河童と鉄棒」で初主演。
放課後鉄棒の練習をしている時に まことは河童に会う。
まことは河童を恐れるが、実は河童は校庭の下に
不発弾がある事を知らせにきた良い妖怪だった。
幼児のような無邪気さを持っており、そのため河童以外にも
他の生徒には見えない妖怪を目撃する事も多々。
六年生の才女・篠崎愛と仲がいい。
あおう、間違えた