【独立国家】ネギま!萌え統大公国 第18政権

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1特厨非FAN ◆AntiT24WoA :04/01/04 01:49 ID:???
半年間に亘るテンプラ総理の長期独裁体制は、9月3日に勃発したテンプラ事変をきっかけに崩壊し、
彼は本スレ人民共和国に亡命。その後の特厨将軍の軍事政権も長くは続かなかった。

萌え統公国大空位時代――
統治者を失った萌え統公国は、治安が著しく悪化、血気さかんな暴徒達は徒党を組んで民家を荒らし回った。
「女だ!女を出せっ。」
「う、うちの家には俺の・・・俺の他にはと、年寄りしかいないっ!た・・・頼むから帰ってくれっ!」
「嘘をつけ、お前の家には年頃の娘がいたはずだぞ!?貴様、死にたいのか?」
「・・・や、やめてぇっ!お、お父さんを殺さないでっ!」
「バ、バカお前!?あれほど出てくるなと言っただろうにっ!」
「ほほう、なかなか上玉だな。娘は連れて行くぞ。それとお前はもう用済みだ、死ね。」
「お、おのれ、このっ、悪魔めっ!・・・う、ごほっ、・・・・・・・・・ぁ・・・ふっ」
「おっ!?お父さぁぁぁーーーーーん」
「おいおい、人のことより自分の身を心配した方がいいんじゃないかお嬢ちゃん?げへへ」
「いっ?いやぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー」

殺人。強盗。強姦。おぞましい無法地帯となった公国内では、女性比率が次第に低下、失業率は膨れ上がり、
人心荒廃はとどまることを知らない。女はおろか、男ですら1人で夜道を歩けない程であった。
そんな中、闇夜に紛れて、発行人無記名の奇妙な檄文が飛び交った。
『統合だ。マロン大陸の全ての小国を我が公国に併合するのだ!』
荒くれ者集団はもちろん、妻や娘を暴徒の目に触れないように地下室にかくまっている善良な労働者達も、
この極端なナショナリズムに傾倒していった。そうだ。他国を併合し、そこから女を連れてくれば、
もううちの娘の心配をしなくてすむはずだ。統合賛成!

・・・かくして萌え統公国は侵略戦争への道をひた走っていった。9月14日、蒸し暑い夜のことだった。