そして萌え統一が生まれた。
まったく愛のない、意味もネタも見えない。ゆっくりとリロードする音だけが聞こえてくる。
「えっと、… なんとなく、だけどね。」
ふいにコテの話す声が聞こえた、中年のような、そしてダミのきいた声だ。
「なんとなく、だけど?」
別の声が発言を促すように聞いた。さらにダミのきいた、脂ぎった中年のような声だ。
ややあって、最初に聞こえた声が静かに語り出した。
「萌え統はね、たまにどうしようもない、必要のないスレではないか?
ものすごくくだらない集落ではないか? なぜだか分からないけど、そう感じるときがあるんだ。
そうとしか思えないときがあるんだ……
でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば本スレとか各萌えスレとか、
ヲチスレとかが、全て美しく、素敵なもののように感じるんだ。
とてもいとしく思えるんだよ・・・・・・
萌え統は、それらをもっともっと引立てたくて、
その為に無理してマロンに立てられているような気がする。」
それからほんの少しだけ間をおいて、こう続けた。
「荒らしのことや、煽りは、萌え統が立っている以上必ず、
書き込む先々にたくさん転がっているものだと思っている。」
「ふーん」
「だからといって萌え統をやめようとは思わない。それをしているときは楽しいし
たとえ自演をする必要があってもそれを続けようと思えるしね。それに。」
「それに?」
「止めるのは削除人判断とはいえ、いつだってできる。だから続けようとおもう。」
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