【聖地】ネギま! キャラ萌え統一スレッドNo.11
>>743 刹那の薄い、雪の粉のような唇。
木乃香の瑞瑞しい整った形の唇。
その二つが重なろうとしていた。
暗闇の情事。
吐息が互いの顔にかかる。
あ、このちゃんの食べたおばんざいの匂いがする。
徐々に縮まる距離。
一秒が数時間にも思える時の中で、
刹那は極度の緊張から感覚が敏感になっていた。
この匂いは棒だら煮やろか。
朦朧とする頭で余計なことを考えてしまう。
せっちゃんの唇綺麗やなぁ…
肌も透き通るように白いし、食べちゃいたいわぁ。
緊張する刹那と対照的に木乃香は落ち着いていた。
今まで幾度となく夢見た場面。
済ましたあとに掛ける言葉も決まっている。
大丈夫。 せっちゃん大丈夫やよ。
あと数a、数_、
二人の唇が重なった。
――コトッ
部屋の外から不信な音が聞こえた。
刹那、刹那は飛び起き、太刀を握り、
扉を蹴り飛ばし、音の発信源を確かめる。
そこには近衛門がたっていた。
人の情事を邪魔するとはどういうことですか!!
刹那が激した。