【聖地】ネギま! キャラ萌え統一スレッドNo.11
「ずっと…一緒?」
思わず口に出ていた。目前の状況が理解できない。いや、正確には理解を超えていると言うべきか。
「そうや…ゆうたやろ?せっちゃんのお嫁さんになるって」
にっこりと微笑み、刹那の顔を覗き込む木乃香。子供の頃と変わらない笑顔。
その笑顔が、刹那は何より好きだった。
(そうだ…私はただ…このちゃんに笑っていて欲しかったのに…それなのに、実際はこのちゃんの顔を曇らせるような事ばっかり…)
「なあ、せっちゃん、キスしてみよっか?」
「えっ?でも、そんな、駄目だよこのちゃん、だって…」
もう駄目だ、何も考えられない。自分が何を言っているのか、それさえ分からない。
「…なんで?恋人同士やったら、キスしたり、その……するんちゃうのん?」
「そっ、そうかもしれへんけど、えっと、兎に角、あかんよぉ!」
「せっちゃん、本当はうちの事、そんなに好きじゃないん…?」
悲しげな表情を浮かべて木乃香がつぶやく。