【ネギま!】ネギのお姉ちゃんに萌えろ!!【しとやか】

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516こんばんは ◆a6ZAIILX0U
>>507続き

「お姉様・・・・」
朦朧(もうろう)とした意識の中にあって、その声はハッキリと脳裏に響き渡った。 アスナ 「・・・!?」
世界樹の下に避難した生徒の群れから褐色肌の留学生が立ち上がり、頭上の「姉」を見上げた。
アスナ 「あ、あぁぁ・・・そうだ、私は・・・」 ネカネ 「バカなっ、魔力が回復していく!?こんな事が・・・」
  
ザジ 「やっと私の事を思い出していただけましたね、お姉様」
   
「妹」は左手を挙げ、空中に浮かぶ白無垢の衣装に身を包んだネカネに向けて差し出した。ザジ「握り潰せ」
突如、頭上に轟音が響き渡る。怯える生徒達の悲鳴をよそに、「妹」は宿敵の方へ歩み寄る。 ネカネ「!?」
深海の軟体動物の如くユラユラと蠢き始めた世界樹の梢が、一斉にネカネ目指して枝葉を伸ばす。
すかさずネカネは右手を振って、1001本の炎の矢を放つ。しかし鼠に喰らい付かんとする毒蛇の様な勢いを
止める事は出来ない。表皮を焦がし、葉を失いつつも、無数の枝が白無垢の衣装に突き刺さる。
ネカネ 「防御結界が効かぬ・・・グワァ!」
枝が手足を絡め取り葉が目鼻や喉を塞ぐ。枝に空中で幾重にも取り囲まれた様子は、まるで球体形の鳥の巣だ。
ネカネ 「ぐわああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
手足の骨が折られ、胴体が締め上げられ、頭蓋が陥没されてひしゃげる音がアスナにはハッキリと聞こえた。
やがて球体の隙間から青い血がしたたり落ち、内臓とおぼしき血袋が枝からはみ出す。地上に響く女生徒の悲鳴。
だがアスナの体は無意識下で防御結界を張り直す。「姉」の緊張が「妹」にも伝わってくる。まだ何か仕掛けが?
アスナ 「・・・まだ生きてる!」
   
   
  
続きは考えてナイ