【ネギま!】13番近衛木乃香ファンクラブ【赤松】

このエントリーをはてなブックマークに追加
8542(奈良弁に脳内補完よろ)

唇を重ねたまま固まっていた。
そして数秒後。
「ぷはっ」
息を止めていたので、慌てて空気を吸い込む。
まだ手はこのかさんの頬に当てたままだ。
「あははっ…ネギ君て…なんかほんとにかわえーな…」
このかさんは僕の目を見ながらそう言った。
「え…」
どういう意味なんだろう。この人の真意は…読みづらい。
読心術をもってしても、だ。

「…なぁ…ネギ君…。」
「は、はい…?」
「ディープキスって…したことあるん…?」
「え…なんですかそれ…?」
「えっ…とね…舌とか…絡ませるやつ…?
 アスナに聞いてんねんけどな…。なんかすごい気持ちええとか…。」
「……舌をからませるんですか?」
「…そうやよ…ディープキス、私にしてんか…?」
「じゃ…じゃぁ…」
もう一度このかさんの顔を引き寄せ、唇を重ねる。
このかさんの唇が開く。そしてゆっくりと舌が僕の口の中に入ってくる。
このかさんの舌先は震えていた。
思わず、両手で挟んだこのかさんの頭をソファの背もたれに押し付ける。
「…む…ネギ…君…」
…れろ…むちゅ…れる…にゅ…ちゅ…
少しずつ、このかさんが積極的になるのが分かる。
このかさんのよだれの味がしてくる。甘い…匂いがする。

(続く)