1 :
『新手のスタンド使い』 :
02/09/27 22:41 ID:hpZcNUle
2 :
マロン名無しさん :02/09/27 22:51 ID:b814OSWI
このスレをご覧の方初めましてキユです。
それではどうぞキユで、2ゲットでつきぬけろ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ キュワッ!
ヽ(゚∀゚)ノ (´⌒(´
へ( ) ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
> (´⌒(´⌒;;
ロケットで突き抜けろ!ロケットで突き抜けろ!ロケットで突き抜けろ!
Live Like Rocket! Live Like Rocket! Live Like Rocket!
ヒステリックに3ゲットですか
>>3 さん?(゚∀゚)
4ゲットなんて妙にエロチックだと思いません
>>4 さん?(゚∀゚)
夏の夕方って好き、でも痛みを知らない
>>5 は嫌い
心を無くしたモラル欠如者の
>>6 も嫌い
大人であり子供である
>>7 は優しい漫画が好き
>>8 バイバイ
遂に標的『ピアッジョ』を追い詰めた『ジョン』と『スパイク』。 だがその時、倒れた『ピアッジョ』から眩い光が放たれ・・・・・・・。
>>前スレ949 あれからどれほどの時がたったのであろうか・・・・・・・・。 軽い酩酊感を覚えながら『ジョン』は目を覚ました。
>>4 「うぅ……何が起きたんだ?頭がフラフラする…」
周囲を見回してみる。
スタンド能力は維持していたはずだが…
>>5 周囲を見回す。
すぐ横で『スパイク』が倒れている。
『ピアッジョ』、そして『樋口』の姿はない。
>>6 「ス、スパイク?大丈夫ですか…」
スパイクの体を揺り動かす。
『S・ワールド』は解除しよう。
場所は、光が放たれたところと同じだろうか。
>>7 地下室は相変わらず蒸し暑く薄暗いままだ。先程までと変わらない。
『スパイク』を揺り起こすジョン。
>>8 揺り起こされて気が付く。
「………んん?……エアコン壊れてンのか?ジョン…
えらく蒸し熱いな…」
少しぼけている。
>9 寝ぼけているの間違い。…俺は徘徊老人か…
>>9 「しっかりしてください。
あの二人が…どこかへ消えてしまいました。」
自分もフラフラするが二人で立ち上がろうとする。
>>9 スパイクは目を覚ます。
ピアッジョと樋口の姿がない。
>>『ルイ』 「・・・・・ルイ・・・・・ ・・・・・・・・起きなさい・・・・・・・ルイ・・・・・・」 何者かに揺り起こされるルイ。
>13 「・・・う・・・・・・」 何かに揺り起こされている。ゆっくり目を開けてみた。 まだ頭の中も意識も朦朧としている。
>>14 目を開ける。
目の前に、『見知らぬ女性』が立っていた。
「・・・・・目を覚ましたのですねルイ・・・・・・・よかった・・・・・」
微笑みかける彼女の表情に、ルイは今まで一度も
味わったことのない、人の『ぬくもり』を感じた。
>>15 「・・・誰?」
自分を起こしたのは知らない女性だった。少し警戒する。
それとジョンとスパイクのことが気がかりなので、とりあえず動きたい。
(右足の複雑骨折は仕方ないとして、左足の義足は無事か?それとも全壊?
ちなみに義足は大腿部からつま先まで。(足一本まるごと))
>>16 仲間のことを思い、足の怪我を確認する。
不思議と、痛みが全くない。いやそれどころか傷一つない。『治って』いる。
「ルイ・・・・・・もう何の心配も要りません・・・・・・・・・
傷はすでに治してあります・・・・・・・・その左足は私にはどうしようもありませんけど・・・・・」
粉々に破壊された義足は使い物にならない。
>>9-10 ジョンは立ち上がった。
目の前には地上への階段、後ろにはピアッジョのいた地下室がある。
>17 「(ちっ・・壊れてるか。)・・あなたは何者ですか?」 何かよくわからない。痛みどころか傷ひとつない。 とにかく周囲の状況を知りたい。 今現在いる場所、それから別荘が今いる場所から確認出来るかどうか。 あと、壊れた義足は外しておく。
>>18 「……いったい、あの二人はどうしたんでしょうか…」
階段を下りて地下室を覗いてみる。
>>18 「ピアッジョの野郎が光り出して…駄目だ、そっから記憶飛んでるわ。
とりあえず外出ねえ?奴らを見つける前に俺らが茹だりそうだ…」
ふらふらしながらジョンに手を貸す。
周囲を見渡すが、ジョンがピアッジョに投げつけた包丁はあるだろうか?
>>19 「・・・・『何者ですか』・・・・・???・・・・・・・
何を言っているのですルイ・・・・・・・・・」
不思議そうな顔をする女性。
現在、ルイは別荘の正門近くの林の中。
かすかに見える別荘はシンと静まり返っている。
>>20 地下室の中にはピアッジョたちの戦闘の後であろう、
所々に血痕や破壊の跡が残されている。
>>21 階段の下に血に濡れた包丁を発見した。
>>22 「傷を治していただいた事は感謝いたしますが・・・私はあなたが
誰なのか全く心当りがないのです。」
優しくされた経験がないので、少し困惑している。
完全に治った右足と両腕を使ってなんとか立ちあがろうとする。
「申し訳ありませんが、私はこれからやるべき事がありますので・・
失礼します・・」
立ちあがれたなら、別荘の方に向いたい。
>>23 一応包丁を拾ってジョンに渡しておこう。
「んじゃ…奴らを再捜索と行くか?車で外に出られちまってたら最悪だぁな」
>>23 「いませんね……もっとも、『いない』のか『見えない』のか
確かめようもありませんが。」
>>25 「表に出ましょうか…ルイのことも心配です。」
>>24 「おやめなさい・・・・・・・・」
女性が立ち上がろうとするルイの両手を優しく握る。
「あなたは十分にやったのです・・・・・・・
もう・・・・もう戦う必要などないのですよ・・・・・」
女性の声はルイの中に優しく染み渡り、
冷たく閉ざされた心を溶かしてくれるようだった。
おもわず、ボロボロとルイの両眼から大粒の涙が溢れる。
>26 「あ、そうだ、電話!!救急車呼ばねえとやばいわな!」
>>25-26 表に出ようと、地上へと続く階段を上っていく。
やがて、地上の光が見えてきた。
>>29 地上へ出る。
「もう一度探さなくてはいけませんね…電話と、二人を。」
>27 「でも・・・何もしないのは耐えられません・・・・!・・ 私は・・・私は・・・」 後は言葉にならなかった。 今まで感じた事のない感情と、突き放しても手を差し伸べる『人間』の 存在に戸惑いながらも、何故か素直になれた。 涙など・・生まれてこのかた流した事などなかった・・・
>>30 「ついでに車が残っているかどうかもな。歩いて街まで…なんつーのは勘弁だ」
厨房を出て、電話を探す。
>>30 地上に出るジョン。
電話を探す為に廊下へと出る。
・・・・・ドン!
と、ジョンの足に何者かがぶつかってきた。
>>32 ジョンと共に廊下へ出ようとする。
・・・・ドン!
何者かがジョンにぶつかった。
>>33 「なんだ?!」
身構えて、ピアッジョなら攻撃する。
>>31 「お泣きなさい・・・・・・私の胸でお泣きなさい・・・・・・
あなたは・・・・今までずっと一人だった・・・・・
でももう大丈夫です・・・・・・この私がずっと貴女の側にいて差し上げますわ・・・・・。」
女性の放つ言葉の一つ一つが、
一切偽りなくルイを思うものであることが伝わってくる。
>>33 「おっと…?」
転ばないようにスタンドで体を支えた。
ぶつかってきた誰かを見る。
>>34 >>36 ジョンにぶつかってきたのは、まだあどけなさの残る『少年』だった。
「イタタタタタ・・・・・。
もー、どこ見て歩いてんのさ?」
>35 「・・私は・・己自身しか信じる事が出来ません・・・ これから・・私は何を為すべき・・ですか?・・・どうすれば 自分以外のものを信じる事が・・・出来るのでしょうか?・・」 何かとても懐かしい感覚につつまれ、子供のように泣きじゃくる自分が それでも信じられなかった。 ただ・・・ずっと、探していたものが見つかった気がした。
>>37 「こ、子供?!」
慌てて拳を引っ込める。
「こんな所で何してんだ?坊主」
スタンド使い(もしくはスタンド)かも知れないので警戒は解かない。
>>37 「……なんだ?君は…」
距離が近いならスタンドで少年を押さえつけようとする。
スタンドは見えているようだろうか。
>>38 「そう・・・・・大丈夫よ・・・・・・
他の誰を信じられなくても・・・私を信じればいい・・・・
何を為さなくてもいい・・・・私が代わりに全部してあげる・・・・・
あなたは・・・・ただ安らかに私と共に・・・・・・・」
心も・・身体も・・全てがとろけてに女性に吸い込まれて行くような
そんな安らかな気持ちがルイを包んでいく・・・・・・・・。
>>39 「んー、それが僕もよく分からないんだ。
誰かに連れてこられたよーな、
最初からここにいたかのよーな。」
>>40 スタンドで押さえつけるジョン。
「うわっ!なになになに!?
なんだコレ!?」
少年がジタバタと手足を動かす。
どうやらスタンドが見えていないようだ。
>41 「・・・・・・・・・・・・」 とても安らかな気持ちに包まれているのがわかる・・・ 心地よい・・・ でも・・ 「・・このまま、ここで仲間が帰るのを待つべきでしょう・・・・でも・・ 私を気遣い、立ちはだかる障害に向って言った仲間を・・・・このまま・・ 見過ごすわけには行かないのです・・・」 ゆっくりと見知らぬ女性から離れる。
>>42 「とりあえずおとなしくしてくれないか…
ここは危険かもしれないからね。」
少年の顔をじっくり見る。見覚えはないか。
>>42 「……どうする?(困った顔)。よー、坊主、お前どこの子よ。名前は?
ついでに(ピアッジョと樋口の人相説明)な奴ら見なかったか?」
正直憑依型のスタンドだったら嫌だなーと思っている。
ついでに周辺に電話は…ないんだっけ。そこら辺をのぞいてみる。
>>43 そっと女性の腕から離れる。
「・・・・ルイ・・・・・・それはいけません・・・・・・・
彼らを追うなどと考えてはいけません・・・・・・・・・
・・・・そんなことをすれば・・・・・あなたは今度こそ
その命を失うかもしれないのですよ・・・・・・・・。」
女性の瞳には、困惑の表情が浮かんでいる。
>>44 「んー?僕の顔になんかついてる?」
じっくり見たその顔には全く見覚えはない。
いや、以前から知っているような気もするような・・・・・・?
>>45 「『名前』?そんなものないよ。僕はただ僕だもの。
それにそんな人たちも見たことなんてないよ。
・・・・・・・ねーねー、それよりさ。ママを見なかった?僕らのママ。」
現在、別荘の廊下。
前にあるガラス張りの壁からは中庭のプールが伺える。
電話などはない。
>>47 「お前さんのママも俺らのママも知らん」
廊下を警戒しながらズンズン行く。
庭やプールも警戒して見るが、人影は?
>46 「・・もしあなたが・・・私の母親だとしたら・・・・ 生まれてから人としての心持たない娘が・・ようやく心を取り戻して・・ 今度は、自分を護ってくれたもののために戦おうとしている・・・ それをあなたは止めますか?それとも・・誇りに思い、思いきってその 背中を押しますか?」 女性の瞳を真っ直ぐ見つめてさらに言葉を続ける。 「例えそれが命の危険を伴うものでも・・・・生きて戻る事を信じては 貰えませんか?私は今まで死を恐れていませんでしが。むしろ・・・ それは当然の結果だと思っていました。でも、今あなたの心が私の心に 触れた事で、私は大切な者のために生きようと思いました。死を覚悟 するのは私が全てを失った時。大切な者たちと一緒にいたいと思う感情は 共に生きて行きたいと思う事・・それは今あなたが教えてくれました。」
>>47 「(なんだろう?見覚えはない…はずだが…)
ママ?ママと一緒だったのかい?ママの名前は?」
少年を連れて別荘の中を見て回る。
>>48 「わー、待ってよバカー」
少年が背後で喚いている。
警戒しながら廊下を進むスパイク。
中庭の奥、プールサイドに『血だまり』が出来ているのを見つけた。
>>50 「だから僕らに名前なんてないんだって」
少年と手を握り別荘の廊下を歩く。
と、前方のスパイクが何か見つけたようだ。
>>49 「ルイ・・・・・・なぜ分かってくれないのです?
私はあなたを失いたくはない・・・・・・
他の者などどうだっていいのです・・・・・
ただ、私と貴女・・・・二人で幸せに暮らせばそれでいいではないですか・・・・・」
>51 「おいジョン、あれは…血だまりじゃないか?ちょっと俺見てくるわ」 廊下から庭には出られるか?ドアがないなら窓からとか。
>52 「あなたの・・気持ちはわかります・・・でも・・・仲間を失う事で 私が再び心を失ってしまえば・・・もう取り返しがつかないのです。 それは死よりも辛い事です。・・あなたが・・本当に私と共に生きる 事を望むなら、今は進むべきだと思います。」 先ほどまでの弱々しい雰囲気は消え、毅然とした表情が現れる。 「私を手放す事が出来ないなら・・あなたも一緒に来れば良い・・・ そこで私が戦う様をしっかりとその目に焼き付けて欲しい。」
>>51 「……?そうか、じゃあ取り合えず一緒にママを探そう。」
>>53 「血だまり?…はい、お願いします…」
少年は近づけさせないようにしながら周囲を警戒。
>>53 廊下の一部はガラス戸になっていてそこから出ることは可能。
>>55 「うん!」
元気よい返事を返す少年。
別荘の中は静まり返っており、人の気配を感じない。
>>54 「仲間・・・・?そんなもの・・・・・母の愛に比べればちっぽけな物です。
信じてもいつか必ず裏切られるのです・・・・・・・・
所詮、ちっぽけな仲間の情なのですよ・・・・・・・
でも私の『愛』は違う・・・・・決して貴女を裏切らない・・・・。
・・・だから・・・・だから貴女も・・・・私を裏切るような真似はおよしなさい・・・・・。」
女性の肩が僅かに震え出している。
>56 「それじゃ、そいつはヨロシク」 少年をジョンにまかせて、外に出る。 人の気配、不審な物音などしないか警戒しつつ。
>>56 血だまりのない方を探索してみる。
「ママってどんな人だい?」
>57 「今行かなければ・・・二度と彼等に会えないような気がします。 もちろん、生きていれば会えるでしょう。でも・・例え裏切りが待って いたとしても・・私は仲間を信じていたい。彼等が私を信じてくれた様に・・」 肩を震わせて、何かに耐え忍ぶような女性の手をゆっくりと握る。 「子はいつか親の手元から巣立つものです・・・けれど、必ず戻って来ます。 最後に戻れる場所は・・そこしかないのですから・・・」 女性に向けて、精一杯の自分の心の内を伝える。
>>58 少年を任せて外に出るスパイク。
警戒しながら、プールサイドをゆっくりと進んでいく・・・・。
>>59 「ママはママだよ。君だって知ってるだろ?」
少年を連れて、廊下の奥へと進んでいく。
5mほど先で廊下は右に折れ、さらに奥へと続いているようだ。
>>61 プールの血だまりを覗く。乾いているか?それとも新しい?
靴跡や血の跡が続いていないか、周辺に格闘の跡が無いか探してみて、何もなさげならジョンの方に戻る。
>>61 「え?そんなこと君に分かるのかい?
どこかで会ったことがあったのかな?
(?『君』って…?)」
少年に問いかけながら廊下を進む。
>>60 「許しません・・・・・・・あなたがこの私から離れることなど・・・・・・・
決して許しません・・・・・・・・」
手を握ったルイは、自分の『勘違い』に気付く。
女性の肩は『悲しみ』で震えていたのではない。
『怒り』だ。『怒り』に打ち震えていたのだ・・・・・。
「どうしても行くというの・・・・・?
私を裏切るというの・・・・・・?
そんなはずはないわ・・・・・かわいい私のルイは
決してそんなことを言う子ではないものっ・・・・・」
」
>64 「あなたが本当に私の事を想うなら・・そんな言葉は出ないはずです。」 ゆっくりと握った手を離す。 「あなたは誰ですか?・・・」
>>62 血だまりを覗き込む。
・・・・・・それがただの『血だまり』では無いということはすぐに分かった。
脳漿が、眼球が、大腸が、脾臓が、膀胱が、あらゆる内臓が
血だまりの上を泳いでいる。
もはや原形を留めてはいないが、それは『人』が溶かされて出来た『血だまり』であった。
>>63 「僕らは僕らであるけど、同時にすべてでもあるんだよ。
君も僕だしさっきのお兄ちゃんも僕だ。」
廊下を右に曲がる。奥には部屋の扉が4つ突き当たりに窓が一つ。
そして階段が見える。
>>65 「ああ・・・・・私が誰であるかも分からないなんて
なんてことでしょう・・・・・・あなたはどうかしてしまったのですね・・・・?
可哀想なルイ・・・・・・せめて私が楽に・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
女性の表情が豹変していく。
>>66 「………こりゃ…また……」
言葉に詰まる。眼球を数えるが2つあるか?また、眼球の色などは?
周囲に警戒を続けつつ、観察したらジョンの方に戻る。
>>66 「なんだって……?
一体君は何を言ってるんだ…?」
少年を見る。
スタンドは少年のすぐ側で警戒態勢をとる。少年に対して。
>67 「知らないものは知らないですから・・・・」 いつもの無表情へと戻る。 目の前の女性の態度が急に変わったので、すぐに戦闘態勢を取る。 左足はないので、残っている右足と両腕で反動をつけて地面をけり 女性から離れる。
>>68 眼球は二つ浮かんでいるが、
よく見るとその内の一つが『義眼』であることが分かるだろう。
ガサガサッ!!
奥の林で物音がした。
>>71 「(……この仏さんもしかしてピアッジョ、か?
俺らが気絶しているときに一体何があったんだ?ヒグチ)」
ガサガサッ!!
「(敵か?!)」
物音のした方を振り向く。
>>69 「だーかーらー、僕らは君で君は僕なの。
この世のすべての人間は僕らでなんだって。
アメリカの大統領だって僕だし、エジプトの乞食にだって僕はいる。」
ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・
困惑するジョンの背後で、足音が。
>>70 ガクガクガクンッ!!
今まで聖母のように穏やかな表情だった女性の顔は、
いまや憎悪に満ちた鬼婆のようだ。
「ゆるさないッ!!私を裏切るなんてッ!!ゆるさないッ!!」
ブワァ!! 女性がルイに飛び掛って来る!
その速さは人間のそれではなく、反応する間もなくルイの体は後ろに吹っ飛んだ。
>>73 「待ってくれ、行ってる意味が…
ハッ!?」
飛びのくようにして振り向く。
>>72 ガサ・・・・ガサ・・・・
その『スタンド』は林の中をただゆっくりと歩いていた。
体の表面は金属のような光沢を持ち、その額には『矢』の紋様が浮かんでいる。
ガサ・・・・
『スタンド』がスパイクに気付いたようだ。
ゆっくりゆっくり、こちらに近づいてくる。
>74 「・・・・(何ッ!こいつ・・・スタンド?)」 またケガをしてはたまらないので、吹っ飛びつつもきっちりと 受身の態勢へ。 足が片方使えないので、両腕を上手く使う。 (地面に手をついて、吹っ飛んだ勢いを利用する。(バック転見たいな感じ)) 出来るだけ攻撃して来た女から距離を取る。 そして可能なら別荘の方に向う。 (歩くのに不便なので、何か適当に棒きれか杖の代わりになるものを拾って使う)
>>75 「ふぉーふぉーふぉー」
振り向いた先にはみすぼらしい『老人』が立っていた。
「そやつに説明を求めても無駄じゃよ。
そやつはただ純粋にして無知なる者。
おぬしの納得いく答えなど帰っては来ぬ。」
老人はちょこん、とその場に腰を下ろす。
>76 「あの矢の文様……もしかして、こいつピアッジョをやった奴か?!」 かなりヤバさを感じたのでその場から走って距離を稼ぐ。 その『スタンド』の移動スピードはどうだろう。遅いようならある程度距離を開けて対峙。
>>78 「あなたなら…納得させてくれるんですか?
どうやら何か『ずれた』現象が起きているようだ。
ガス爆発の起きたマフィアのアジトにいたはずが…
突然この子やあなたのような人に会うなんて…」
スタンドが構えながら老人に問いかける。
>>77 「私ィのォルゥゥゥイィィィィィィッ!!
どォォォォして私を捨てるのォォォォォォォッ!?」
ババババババババッ!!バギィ!!
逃げようにも女のスピードが異常に速い。
すぐに追いつかれて殴られた。あばらの1、2本は折れただろう。
>81 「くぅっ!・・・・・・・(なんだよ、こいつっ)」 近くに大きな樹か壁はないだろうか? とりあえず、逃げる事に徹する。
>>79 ヒタ・・・・ヒタ・・・・
『スタンド』の歩みはきわめて遅い。
スパイクは『スタンド』と向き合った。
自分の姿が『スタンド』の体表面に映っている。
>>80 「ふぉーふぉーふぉー」
老人が静かに笑う。
「『人』というのとはちとちがうのぉ・・・・。」
>>82 樹ならそこらに生えている。
シバババババババババッ!!
女が猛然とルイに迫る。
>>85 「・・・・・・・」
その場から動かずに、女の動きを見る。
樹は自分から一番近いものをチェックしておく。
>83 先手必勝!土中に高圧電流『放電』。液体なら沸騰くらいはするはず。 「スープにされるのは…ごめんだぜ!!」
>>84 「『人』じゃない?じゃあ何なんですか…あなたたちは。」
老人にスタンドは見えているのだろうか?
少年からも老人からも距離を置いて話す。
>>86 女は一直線にルイへと向かってくる。
バッ!!そしてルイへと両の拳が飛ぶ!
>>87 残念ながらスパイクのいる『プールサイド』はタイル製。電気は通さない。
・・・・・・・・もっとも、たとえ地面が『土』でも電流が届くことはなかっただろうが。
『バチバチバチバチバチッ!!』
スタンドの表面から鋭い光が放たれ、スパイクの足元の地面を焦がす。
『ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ』
そして、次の瞬間スパイクの目は驚愕に震える。
『スタンド』の表面から出てきた『それ』は他ならぬ『スパイク』自身であった。
>>88 特に見えているような反応はない。
「おぬし・・・・・・『心理学』は得意かの?
『ユング』という名を聞いたことは?
彼奴こそ、『ワシ等』の存在を最初に明らかにした男・・・・・。」
>>89 「『ジプシー・キングス』!!」
スタンド発現。
こちらに向ってきた女の両手の拳を、スタンドの手で受けとめる。
そして、スタンドで女の拳を掴んだまま、地面と女を重ねて同化させる。(ス:B)
>>89 俺自身てのは『本体』?スタンド付き?
「な…っなんだこりゃあっ!」
慌てて『そいつ』と距離を取る。
>>90 「ユング…?
さあ、フロイトと一緒に名前だけなら聞いたことがありますけれど…」
>>91 両手を地面と重ねることに成功した。
「なんてことするのよォォォォォォォッッ!!この子はァァァァァァッッ!!」
ボゴォッ! 土に埋まった手を土ごと引きずり出す女。
>>92 「ふっ…ふははははぁっ!!やっと出てこれたぜぇ!!」
産まれでた「スパイク」は「E-ロチック」を発現して、
『スパイク』と対峙する。
>>94 「じゃあ、もっと埋まってなさい。」
自分の手を引きずり出そうとする女を、さらに頭の上から押さえこんでスタンドで
地面と同化させる。今度は全身まるごと。
もう手は抜かない。
>>93 「ふむ。これは一から説明してやらねばならんようじゃのう。」
顎を擦りながら微笑む老人。
「スイスの精神医学者ユングは、精神病患者を観察するうちにある事実に気付いた。
彼らの幻想、妄想の中には遥か昔の伝記、神話に登場するのと記述と
同じものがあるということをな。もちろん、患者がその伝記を一度も呼んだことがないにも関わらず、じゃぞ。
この事実が指し示す事実とはなんであるか?分かるかの?」
>94 うあぁ…コピー…。 「本物の方がもっとハンサムだっつーんだよ!!」 怒鳴りながらも距離は保ちつつ、服からこっそり前回『磁化』した金属片を取り出す。
>>95 ドガァッ!!
更なる攻撃を加えようとするルイに対し、女が思い切り反り返って蹴りを放つ!
不意の攻撃に反応できず、ルイの体は近くの樹にたたきつけられた。
「駄目でしょォォォォォォッ!?おいたしちゃぁぁぁぁぁ!!」
>>96 「伝記や神話には人間全体に共通した観念がある、とでも言ったところでしょうか。
どれだけの民族的・人種的な範囲で観察されたのか知りませんけど。」
>>97 「ふひひ。わかってねーなぁ!!」
『バチィィィン!!』
「E-ロチック」の指先から放たれた『雷』が、スパイクの腕を掠める。
「本物は俺なんだよっ!俺が本物になるんだっ!」
>98 「ッ!」 折れた肋骨に響く。激痛が走ったがそんな事には構ってもいられない。 樹にぶち当たって、それ以上先に吹っ飛ばなかったのは幸運だったかも知れない。 「最後の最後まで私は諦めない。」 スタンドは発現したままで、女の方を見据える。 そして樹と地面を重ねておく。女が攻撃をして来たら即解除。 (樹が射出される方向がわからないので、出来るだけ身体を地面すれすれの、 低い位置に持っていく。)
>100 「だからそのゲスな笑い方止めろってんだ!!俺の品位が下がるだろうが、ボケっ!!」 金属片を『E-ロチック`』(便宜上こちらをダッシュ(`)表記)の横に投げつけ『放電』しながら『`』に向かってダッシュ&ラッシュ。
>>99 「ふむ。ほぼ正解、といったところじゃな。
左様、ユングは人類全般に共通する『普遍的なイメージ』が存在するということを提唱し、
これを『集合的無意識』を名付け、さらに、この中にある
『原型』という概念を提唱したんじゃ。
この『原型』というのはじゃな、平たく言えば人類の中に存在する『類型的振舞のパターン』
といったものじゃ。例えば、世界中の神話には『母』のイメージとして
『優しく包み込み、また、飲み込むもの』というものがある。
これはギリシア神話の『へカーテ』、グリム童話の『トルーデさん』、日本の『イザナミ』など
が代表例じゃな。・・・・・・・・・・・・・・ついてきとるか?」
>>103 「…はあ。複数の神話で似たような形で『母』を象徴している例がある、
ということでいいですか?
そしてそれは『人類』が普遍的に持っているイメージだと解釈できる。
その『イメージ』をユングは『原型』と名付けた、と?」
>>101 「まァァァァだ刃向かおうっていうのォ!?ルイったらいけない子ッ!!」
ドン! 女が跳躍してルイの頭上に飛び掛る!
>>102 ブゥゥゥゥン!!
投げた金属片は敵に到達する前に強力な『磁力』によって退けられる。
「わからねえかァ?俺のスタンドパワーはてめーのそれを圧倒的に上回ってるんだよ!!」
シュン!!
「スパイク」の体が一瞬で『スパイク』の背後へ回る。
>>104 「ふぉーふぉーふぉー。
なかなか飲み込みがよいのぉ。
その通りじゃ。まあ、そうやってユングはいくつかの『原型』の例をあげたんじゃよ。
『グレートマザー』、『トリックスター』、『老賢人』、『永遠の少年』などが
その有名なものかのぉ〜〜〜。」
高らかに笑う老人。
「と、ここまで説明すれば大体合点がいったのじゃないかえ?
この『現象』の正体が。」
>>105 「『ジプシー・キングス』、解除ッ!」
スタンド解除。さて、樹と地面はどこに飛んでいくのやら・・・
(樹に当ると大変なので、先ほども記述したように地面すれすれに身体を
伏せておく。地面の砂がかかるのは仕方ないので。)
解除した直後、女の動きを確認。すぐにスタンドを使えるように態勢を整える。
>105 後ろに本体で下段回し蹴り及び上段にスタンドでラッシュ。 ラッシュ中に本体は横に転がって避ける。 「ふつーセオリーだとパチモンの方が弱いはずだろーがっ!!こんちくしょう!!」
>>106 「なるほど。つまりあなた方がその『原型』…
そしておそらく『スタンド能力』によって生み出されたのですね…
あのときの『ピアッジョ』から放たれた『光』とともに…
で?この『現象』…『能力』の目的は何なのです?
生まれてきたあなたたち『原型』は何をしようと?」
>>107 バギィィィッッ!!
飛び出した木は女にクリ−ンヒット。
血飛沫を上げてすっ飛んでいく。
>>108 バッ!ガガガガッ!!
ラッシュに対向する「スパイク」。
『スパイク』の両手から白煙が上がる。
「うひッ!どうした!?あんまりビビリすぎて能力使うことも忘れちまったかァ?」
白熱する「E-ロチック」の両腕。
『E-ロチック』の両腕は、光熱によりブズブズと焼け爛れている。
>>109 「ふむ。おそらく、じゃが。この『能力』の真の目的は『ワシ等』にはない。
『ワシ等』は『真の能力』の付随的産物にすぎんようじゃな。」
「『原型』の一つに『影』というものがある。
人にとって『隠すべき一面』『抑圧された本質』の体現者である『影』を
『統合』すること・・・・・それこそがこの能力の『終焉』であろう。
『影』は暗く、当人にとってもっとも忌むべき『敵』じゃ。
この『影』に打ち勝ち、我が物とすることができるならば・・・・・
『人類は精神的な進化を遂げることができる』。」
>110 「くそったれがーっっ!!!!」 そのままこちらも『高圧電流』でスパークさせながらラッシュ!! 向こうの本体はこちらの本体からどれくらい離れている?
>>110 様子を見る。
攻撃態勢は崩さずに。
「(おかしい・・あれはスタンドなのか?それにしては・・・・
それに何故私の過去を知っていたのか・・私の事は誰にも調べられないはず・・・
この世で私の全てを知るものは・・他でもない、私自身・・・)」
まさか真の敵は己心の『魔』なのか・・・・?
>>111 「『影』…『忌むべき自分』ですか。
聞くからに嫌な相手ですね…強いんですか?」
>>112 バチバチバチバチバチバチバッシャァァァァァァァッッッ!!
両者のラッシュにより、辺り一帯が光に包まれる。
・・・・・・・・・・・・・ドサッ!
先に膝をついたのは『スパイク』の方だ。
焼け焦げた体は動かすのも辛くなってきた。
「だから言ったろーがよー!『パワー』も!『スピード』も!
俺が上なんだっ!!」
敵本体との距離は3mほど。
>115 追加で質問。自分とプールとの距離は?そしてまだ「タイル」の上にいるか?それとも土の上?
>>113 ズザッ!
体はひび割れ、血が噴出しているがそれでも答えた様子はない。
「母の愛はァァァァァァァッ!!誰にも壊せないィィィィィィッッ!!!」
再び、突進を始める『グレートマザー』。
>>114 「ふぉーふぉーふぉー。
そりゃあ強いとも。何しろ自分が退け、隠しつづけてきたものじゃからな。
溜め込まれた負のエネルギーは相当のものじゃろうて。
彼奴に打ち勝つ為には『影』を見据え、正面から受け止められるだけの
器量が必要じゃろうな。」
>>116 プールとの距離は2−3m。
地面はタイル。
>>117 「・・生憎だけど・・私は母の愛など知らない・・・だから壊れもしない。」
スタンドで地面の砂と砂を再度重ねる。
女が向ってくれば、すぐさま解除して盾に出来るように。
「母の愛などなくても、ちゃんとここまで立派に育った私に・・・・・・・
あなたの愛など不要だッ!己の心の枷は、永遠に消えるがいい!!!」
大切な仲間たちがいるから、孤独を恐れる必要などない。
>>117 「なるほど…では、その『影』を探しに行きます。
ありがとう。」
スパイクと別れた方へと歩き出す。
>>119 ドボォォッ!!
『グレートマザー』の拳が鳩尾に突き刺さる。
『砂の盾』はいとも簡単に突き抜けた。
「母親の愛を拒むなんてェェェェェェェッ!!なんていけない子なんでしょォォ!!」
>>120 スパイクと分かれた廊下へと戻る。
プールサイドで、スパイクが『何者か』と戦っていた。
>118 「(くそっどうしたら…このまま俺が負けてこいつが俺に成り代わったらジョン達がヤバい… ルイだって早く治療しなけりゃ手遅れだ… 畜生、何か手は無いのか!考えろ!考えるんだ!!)」 崩れ落ちそうな身体を必死に起こす。 タイルの感触を足で確かめる。 「なあ、偽物の俺よ…お前は俺に取って代わってどうするんだ?何がしたいんだ?」
>>121 「あれは…すでに!」
『何者か』をよく見る。
戦っている二入に対して自分はどの辺にいるのか。
別荘の中を通って、『何者か』の後方に回りたい。
>>121 「(・・・ぐっ・・)しつこいねッ!要らないものは要らないんだよッ!!!
私に母の存在は既にない。偽物はさっさと消えろッ!!」
構わず反撃。鳩尾にささった拳をそのままスタンドで掴む。
そして、叩きつけるように地面にねじ伏せて、もう一度女を全身まるごと
地面と重ねる。
>>122 「何がしたいィ?げへへへ。別になにもォ?
どうせこの世なんてクズばっかりだァ!!
俺がすべてぶち壊してやるッ!!
そうすることだけでッ!俺は俺であることを感じられるんだァァァッ!!」
>>123 『何者か』をよくみても、ただ『黒っぽいもや』のようでよく分からない。
別荘を通って『何者か』の背後に回るには、先程の老人がいた廊下から
どこかのへやに入るのがよさそうだ。
>>124 ギ・・・ギギギギギギ・・・・
『グレートマザー』の力はルイの思うより遥かに強い。
ねじ伏せることは出来ず、逆に宙へと放り投げられた。
To Be Continued・・・・
>>125 「あれが…おそらく『影』…か……」
来た道を走って引き返す。
>>125 「(バカ力はこれだからッ!)」
放り投げられた方向は?
とりあえず、片足と両腕でバランスを取って着地・・・・出来なかったら
受身を取る。
そしてすぐさま起き上がり、反撃の準備。
>125 「俺は価値も無えクズだが……手前はそれ以上に有害なクズだな…」 相手に気が付かれないようこっそり、飛ばされた『金属片』の位置を確認。遠くに弾かれたか?
>>126 「ふぉーふぉーふぉー
せわしないのぉ・・・・・」
『老賢人』が先程の廊下に腰を下ろしている。
廊下の右側に扉が二つ。左には二つ。
左側の二つの扉の間に二階へと続く階段が見える。
>>127 ドガッ!
放り投げられ地面にたたきつけられる。
受身を取ったものの折れたあばらに響く。
「ルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
前方には相変わらず猛進を続ける『グレートマザー』。
>>128 「さっきの『金属片』ならあそこだぜぇ?」
「スパイク」が指を刺す先、プールの底に弾かれた金属片が落ちている。
「てめーの考えることなんて全てお見通しだぁ・・・」
>129 「ぐあッ!」 痛い・・無茶苦茶痛い。なのに何だかわからない女は突進してくるしッ! 起き上がれば殴られるだけだし・・・だからって寝転がってても。 「・・・・・・・・・」 しばらくその態勢のままで、女が接近するのを待つ。 両手には砂を握り締めておく。(スタンドは使用せず)
>>129 「どうやらさっそく『影』がいましたよ。仲間が戦っている。」
『少年』の姿は?
確認してから二階へ。
>129 (こいつ…俺の考えが本当に読めるのか、それとも俺と同じ思考回路だから思いつくのか… ならば今思いつく限りの手は使えないって事か…) 方向転換してプールに逃げる。できればプールの中に。
>>130 「ルゥゥイィ!!もう観念しなさァァァァァァァいィ!!!!」
ドギュン!バッ!!ガシィィ!
猛スピードで迫る『グレートマザー』、ルイは成すすべもなく両肩を捕まれる。
>>131 「ふぉーふぉーふぉー」
『少年』の姿はいつのまにか消えている。
長話に飽きてどこかに行ってしまったようだ。
「その顔・・・・おぬしも『影』と戦うつもりかのぉ?
なら一つだけ『忠告』をしてやろう・・・・・。
『影の力の源は何か?』・・・・・よく考えることじゃ・・・・・。」
>>132 「ひひ!逃げるのかぁ?」
ドッボォォン!
『スパイク』はプールに飛び込んだ。
>>133 「・・・私がもし・・・あなたの存在そのものを否定すればどうなるかしら?」
ニッコリと微笑む。手に握っていた砂を女の目にぶっかける。
そして、素早くそのままスタンド発現。
女がひるんだら、もう一度、女の全身を地面に重ねる事にトライ。
諦めない。絶対に。
>>133 「……」
二階へ。中庭側の部屋か窓を探す。
あるいはルイを置いてきた場所の方の窓を。
>>133 『スパイク』が飛び込んだ数秒後、プールの縁から衝撃音が響き、中の水が蒸気を発し出した。
>>134 ガブゥッッ!!
『グレートマザー』は砂に全く怯まず、ルイの首下にその牙を突き立てる。
「『否定』するですってェェェェェェェェ?
そんな事できるはずはないわァァァァァァァァ!
私は『全て』の『母』ッ!!『子』がこの世にいる限りッ!!
決して滅ぼすことは出来ないのよォォォォォ!!!!!」
>>135 二階に上がると、正面にドア。
左右に続く廊下にはそれぞれ二つの扉が見える。
また、右に進むと廊下は折れ曲がり、さらに奥へと進んでいる。
中庭に面する部屋は、正面の部屋がそれにあたるだろう。
>>136 ボゴボゴボゴボゴ――
スパイクの飛び込んだ後、プールの水面が泡立ち大量の蒸気が立ち上る!
蛇足だが。
『スパイク』自身は熱湯と化したプールから何らかの手段で身を守っているのか?
>>137 正面の部屋のドアを開ける。
部屋の中にあるものと中庭を確認。
>>137 「言った・・・はずよ・・・私には母がいないって!いないものの
存在は認めないっ!」
スタンドの指で『グレートマザー』の両目に突きを入れる。
「あなたはっ、この世を・・・護るために存在するものであって・・・
決して人を殺めるためにいるものでは・・ないでしょうっ!」
気が付いた時には、涙が溢れていた。
>137 熱湯にしたわけではなく『E-ロチック』の接触している「水」を「水素」と「酸素」に分離。 水面からゴボゴボと吹き出すのは『酸素』。わかりづらくて申し訳ないが。 プールサイド ┌───── 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜│ │ 水 →│水の中からここを破壊 →│ ──────────┘ ↓ プールサイド ┌───── 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜│ │ 水 └─┐ ∫ │←一時的な穴を作りそこに身を潜め、 ────────────┘「水」を「水素」と「酸素」に分離。 本体は水中でどんどん「酸素」を作り出すので充分では無いにしろ窒息はしない。
>>138 正面の部屋は『プールバー』だった。
真中に『ビリヤード台』があり、その傍らには簡素な『バーカウンター』がある。
そのカウンターでは、美しい女性がグラスを傾けている。
>>139 ズブッ!!指を突き刺し、両目を抉ってもなお『グレートマザー』は怯まない。
首筋から吹き出る血で、ルイの視界も赤く染まる。
「ルゥゥゥゥゥイッッ!!どうしてなのッ!?
私はこんなにあなたを愛しているのにィ
どうしてあなたは私を拒むのよォォォォ!!!」
>>141 理解。
>>141 「・・・私は誰も愛さないつもりでした・・・・あなたにここで会うまでは。
でも・・・・・もう終わりです・・・」
自分の首に牙を突きたてるマザーをそっと抱きしめる。
「ありがとう・・・そしてさようなら・・ママ・・・・」
抱きしめた腕に力を入れ、身をかわして馬乗りになる態勢へ。
そしてスタンド発現・・・・
「『ジプシー・キングスッ!』」
今度こそ地面とマザーの身体を重ねてやる。渾身の力を込めて・・・
全てを終わらせるために・・・
>>142 (えーっと、わかりやすく説明すると位置を入れ替えというか
上から攻撃されていたのを、立場を逆転して自分が上から攻撃
出来る態勢へ持っていくと・・・言う意味でした。)
>141 そのままの状態を維持。
>>142 「ルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥイィィィィィィィィィィィィィィッ!!!」
『グレートマザー』の絶叫が響く。
そして・・・・・
「『ジプシー・キングスッ!』」
『グレートマザー』はルイの手で地中深く埋め込まれた。
>>144 「あら、つれないのね」
魅惑的な美女を無視して中庭を覗き込む。
プールサイドに『黒いもや』。
その脇のプールからブクブクと大量の泡が発生している。
>>145 「・・・つまで・・・・・てるつもりだ・・・
出てこね・・なら・・・・・・てやるぜッ!!」
よくは聞こえないが「スパイク」の声が聞こえる。
>>146 「ママ・・・ごめんなさい・・・・・」
涙が止まらない・・・地中の中へ深く・・深く・・・『グレートマザー』の
身体を埋めこむ。スタンドは解除しない。
自分の体力と気力と・・息が続く限り、地面に手を触れたままでいる。
>>146 「あの泡はスパイクか…」
『もや』とプールを包むように『S・ワールド』を一瞬展開。
スパイクが気付くように。
その後、『もや』だけを包むように展開しなおす。
>146 「(よし、仕掛けてこい…その時がお前と俺の最期だ…)」 >148 酸素分解の勢いが途端に弱まったのを感じた。 「(これはまさか『S・ワールド』?!ヤバイ、近くにジョンが?!まきこんじまう!!)」
>>147 『ジプシーキングス』により深く深く埋まっていく『グレートマザー』。
やがて、彼女の叫び声もルイの耳に届かなくなる・・・・。
>>148 「ねえねえそこのお兄さぁん。無視しないでよぉ。」
背後から、耳元に息を吹きかけられた。
>>149 「死・・・ェ!!」
『バチィィッ!!』
水の張ったプールに最大級の『電流』が駆け巡る。
>>150 「・・はぁ・・・ハァ・・」
意識が朦朧として来たが、スタンドの手も自分の手も地面についたまま
離さない。
「私は・・・独りじゃない・・・・!」
>>150 「うわ!…なんですか…」
女性の方を振り向く。
「あなたも何かの『原型』ですか?
悪いですけど今はそれどころじゃ」
>150 「死・・・ェ!!」 『バチィィッ!!』 プールに「E-ロチック」が最大級の『電流』を流した瞬間。 その火花に周囲に充満した『水素』が反応し、周囲に大爆発が起こった。
>>151 『グレートマザー』を倒し、一人残されたルイ。
その胸中には喪失感と達成感の入り混じった複雑な気持ちが残る。
ふと気付く・・・・・・・ルイの首筋の傷は既に『治って』いた。
『グレートマザー』――――『一時消失』
>>152 「ふふ。そんなことどうだっていいじゃない。」
ジョンを見つめる女性の瞳は吸い込まれそうになるほど魅力的で、
一瞬、戦いを全て忘れて彼女に没頭してしまいそうになる。
「そ・れ・よ・り♥
一緒にお酒でも飲みましょう」
『ドゴォォォォォォォォォン!!!』
その時、中庭で爆発が起こった。
>>153 『ドゴォォォォォォォォォン!!!』
爆音が水中のスパイクにも届く。
崩れたプールサイドの破片がスパイクの顔を掠める。
>>154 「ママ・・・また直ぐに会えるかも知れない。だからもう少し待ってて。」
涙を拭うと、ようやく立ちあがる。
片足だけでバランスが取れないが、先ほど吹き飛ばした樹の大枝を折り、
それを杖代わりにして別荘の方へ。
(爆発音は当然聞えてますよね?)
「ジョン・・スパイク・・今行くから・・待ってて!」
別荘内に向けて急ぐ。
>>154 「いや……そんなことをしてる場合じゃないんですよ、仲間が…ああ…」
(なんだろう…この女性の瞳は……今まで見たことがないくらいに………)
思わず誘惑に負けそうになる。
『ドゴォォォォォォォォォン!!!』
「ハッ!!ス、スパイク…!」
爆発音を聞き、仲間の顔を思いだした。
>154 「っ!!」 自分が潜り込んだ穴も崩れそうか?
>>155 聞こえている。
ガチャ・・・・
別荘の正門を開けると、正面の玄関から『樋口』が出てきた。
>>156 中庭は地面のタイルが吹き飛び、水道管でも破裂したのか
水柱が上がっている。まさに『惨状』といった感じだ。
「きゃーーーっ!!」
女性がジョンに抱きつく。いい匂いがする。
>>157 崩れそう。と、いうより今まさに崩れてきたと言う方が正しいな。
ガラガラと大きな破片がスパイクの頭上に沈み落ちてくる。
>>158 「樋口さん・・・・・」
少し警戒する。死んだはずの人間がなぜ目の前にいるのか。
彼は敵なのか、味方なのか。
爆発音も気になるが、一旦その場で立ち止まる。
>158 プールサイド ┌───── 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜│ │ 水 └─┐ ∫↑│←上部に向けて垂直に穴を穿つ────────────┘
>>158 「大丈夫ですか?美しい人。」
抱きついてきた女性を支える。
「ここは危険です…部屋の中へ。」
女性の背中をやさしく押しながら窓から引っ込む。
(しかし私はやはり…『スキャットマン・ジョン』。)
>>159 「あ。ルイさん。」
少し気まずそうな表情で立ち止まる。
「いやー、無事だったんですね。よかったよかった。
じゃあ、僕はこれで・・・・・」
ルイの脇を通り過ぎようとする樋口。
>>160 ドガドガドガ!
水中のためかなりパワーもスピードも落ちる。
破片を捌くことは出来たが穴を開けるのは無理だった。
スパイクの周りに瓦礫が降り積もる。
>>161 「はい♥素敵なお方♥」
女性を部屋の奥に連れ込んだ。
>>162 「待ちなさいよ・・・今のこの状況の説明もしないで、どこへ行こうと
言うのですか?」
樋口の足下に杖代わりにしていた大枝を突き立て、それ以上進むのをさえぎる。
厳しい表情の中に、少し悲しげな顔が見えた。
「ピアッジョはどうなりました?スパイクとジョンは無事なのですか?
それから・・矢の欠片はどうなっていますか?・・まさか、我々を見捨てて
あなただけ逃げるつもりじゃないでしょうね?」
樋口が死んだと錯覚させられていたような気がした。
彼のスタンドならそれが可能だから。
>>162 女性の肩を押さえながら、スタンドで首筋に当身を食らわせる。
「あなたは『原型』……あまりに美しいがそれもきっと
私の心の投影なのでしょう……
それを知らなければ、そして仲間の危機を知らなければ…
多分、あなたの虜になっていたかもしれない。幸せなままに。」
>162 待ち伏せされているかもしれんが…プールの淵から離れた水面にスタンドを出して周囲を確認。
>>163 「ピアッジョ?奴ならもうとっくの昔に死んでますよ。
スパイクとジョン?彼らはどうなったのかなあ?
矢の欠片?そう、それが問題なんです。」
「『欠片』を持つ『レクイエム』の能力。
『影』を実体化させる能力はあまりに危険です。
ここは一旦引くのが一番ですよ・・・・・」
>>165 「いやあん」
女性に当身を繰り出し気絶させた。
>>166 水面から顔を出す。
「スパイク」の姿は見えない。跡形もなく吹っ飛んだようだ。
そして、中庭に隣接する『ガラス張りの廊下』を『スタンド』が歩いている。
>>166 「…スパイク!」
プールの様子を見に戻る。
>166 「ウグッ…ゲホゴホッ」 周囲を警戒しながら、せき込みつつプールサイドに上がり、廊下を渡る『スタンド』を発見。 「奴だ……ちくしょうッ………」 よろよろとそちらに駆け出す。
>>166 「ジョンとスパイクはまだ別荘の敷地内にいるのか・・・・」
しばらく考えこむが・・
「私が先ほどまで戦っていたのは、やはり『影』でしたか・・・
ですが・・ジョンとスパイクを見捨てては行けません。」
樋口にこれ以上構わず、別荘の敷地中へさらに入る。
>>167 よろよろと廊下に向かうスパイクの姿が見える。
>>168 駆け出すスパイク。
『スタンド』の背中に自分の姿がおぼろげに映る。
>>169 別荘内に入る。左右に続く廊下といくつかのドア。
左の廊下は突き当たりで折れ曲がっておりさらに奥へと続いている。
>170 「ヤバっ…」 姿が映らない程度に身を引いて距離を置く。
>>168 >>170 「すごい…無事だったんですか!いまそっちへ!」
スパイクに声をかけて、向かう。
>>170 「・・・・・・・・・・」
プールのある庭の方は別荘の入口前から確認できますか?
別荘に入る前に状況を見ておきたい。
スパイクやジョンがいないかどうかを探るために。
何もなければそのまま別荘の奥に進む。
>>171 ヒタリ・・・・ヒタリ・・・・
『スタンド』は静かに廊下を入り口に向かって歩いている。
>>172 スパイクに声をかけ、階段を下りる。
「ふぉーふぉーふぉー
彼奴をお探しか?ならばこの廊下の奥じゃぞ。」
『老賢人』の指指すのは中庭へと続く廊下。
>>173 プールの様子を見るには右手の林を抜ければいいが、
ルイには別荘の間取りなど知る由もないな。
>>174 (了解。つまりわからないと言う事で、別荘の奥へ入ります。)
左へ向う廊下をゆっくりと進みつつ、周囲の状況に神経を尖らせる。
>>174 コクリと老人にうなずき、廊下を進む。
曲がり角で様子を伺いながら。
>174 172のジョンの声が聞こえたので、そちらの方向に出来るだけ大声で叫ぶ。 「ジョン!!今どこだ?聞こえるか?!いいか、金属質のスタンドを見たら近づくな!! そいつの表面に自分の姿が映し出されたら、自分のコピーが出現する!! もう一度言う、そいつには近づくなよ!!」
>>175 左の廊下へ進む。
ヒタリ・・・・・ヒタリ・・・・・
何者かの足音が聞こえてきた。
>>176 曲がり角から廊下を覗き込む。
ヒタリ・・・・ヒタリ・・・・
金属のような光沢を持つ『スタンド』が、
ゆっくりと廊下を入り口に向かって歩いていた。
>>177 伝えた。
廊下のスタンドはただゆっくりと入り口に向かっている。
>>178 「・・・・・・・・・・」
何かが近づいてきたので、慌てて今来た廊下を別荘の入口に
向けて戻る。
それとやはり爆発音のした方が気になるので、一旦外へ。
「(さっき音がしたのは・・・どの辺りだろうか・・・)」
外に出て別荘の入口ドアを閉じる、
>>177-178 「なるほど、あれが…」
立ち止まり入り口に向かう『スタンド』の様子を見ている。
一番近くの窓はどこだろうか。
>178 「近づけねぇんじゃ、埒があかねえ…。くそっ、せめて近づけりゃあな…」 そこら辺に灌木が生えていたらスタンドで太い枝を打ち折り、 「スタンド」に向けて姿が映らないぎりぎりまで近づいて投げつけたい。
>>179 ヒタリ・・・・ヒタリ・・・・
迫り来る足音に本能的な恐怖を感じ逃げ出すルイ。
入り口を出てドアを閉めた。
右手には駐車場。左手には林がある。
樋口の姿はもう見えない。
>>180 『スタンド』の歩く廊下は片側がガラス張りになっており、開閉も可能。
あるいは何処かの部屋に入れば窓くらいあるだろう。
>>181 潅木こそなかったが、近くにあった瓦礫をスタンドに向けて投げつける。
『スカ・・・』
スタンドをすり抜けて床へと落ちる瓦礫。
>>182 林の方へ向う。
周囲を警戒しつつ、ひたすら進む。
「(足が片方ない事が・・これほど不便とは・・・・・)」
>182 スタンドから姿が映らないくらいの距離を置いて廊下のガラスを破り、侵入することは可能か? ついでにもういっちょジョンに向けて叫ぶ。 「ジョン!!そこらへんに死体が無いか?!あったらこいつに投げつけられるか?!」
>>182 「…あの部屋に行ってみるか。」
書斎へ向かう。
>>183 林は薄暗く蒸し暑い。
別荘の裏へ回りこむように移動するルイ。
>>184 可能。
>>185 位置関係がわかりずらいかもしれないが
別荘の形はこんな感じ。
┌―――――┐
| |
|┌――――┘
|| (プール) ○
│└―――――――┐
| | ◇
└――――┬―┬―┘ ◇
└―┘ ◇
┌―――┐ ↑ ◇
|駐車場| 玄関 ◇ ◇
└―――┘ ◇
〜〜〜〜〜〜ゲート〜〜〜〜〜〜〜〜
書斎は玄関側の棟にあり、ジョンがいるのは奥の棟。
ガラス張りの廊下は中央左の細い部分にある。
>>186 死体の類は廊下からでは特に見えない。
>187 じゃあ「スタンド」は●の位置くらい? 俺は←の位置くらいから侵入ってことか? ┌―――――┐ | | |┌――――┘ ||←(プール) ○ │└―――――――┐ |●→ | ◇ └――――┬―┬―┘ ◇ └―┘ ◇ ┌―――┐ ↑ ◇ |駐車場| 玄関 ◇ ◇ └―――┘ ◇ 〜〜〜〜〜〜ゲート〜〜〜〜〜〜〜〜
>>187 「(二人共無事ならいいけど・・・・)」
少しの不安。しかし、怖いものなど何もなかった。
別荘の様子を伺いつつ、転ばない様にゆっくりと林の中を移動する。
>>188 それであっている。
ついでに各人の位置を示しておこう。
┌―――――┐
| ○ |
|┌――――┘
||←■(プール) ○
│└―――――――┐
|●→ | ◇
└――――┬―┬―┘ ☆ ◇
└―┘ ◇
┌―――┐ ↑ ◇
|駐車場| 玄関 ◇ ◇
└―――┘ ◇
〜〜〜〜〜〜ゲート〜〜〜〜〜〜〜〜
○・・・ジョン ■・・・・スパイク ☆・・・・ルイ ●・・・・スタンド
>>187 「書斎は向こう側か…死体もガス爆発のあったところまで戻らないと…」
『スタンド』の後をつける。
廊下からスパイクが見えるようなら手招きする。
>190 位置関係了解、感謝。 ジョンの手招きに気づいたので、廊下のガラスを破って家の中に侵入。 「よお、そっちは大丈夫か?さっきの坊主はどうした?」
>>189 別荘の裏手に向かって、ゆっくりと進むルイ。
やがて・・・・・林が開けて別荘の中庭が見えてきた。
プールが大破して水柱が上がっている。
>>191 中庭にスパイクの姿が見える。
手招きした。
>>192 ジョンと合流した。
>>192-193 「『少年』は『老人』の話を聞いているうちにいなくなってしまいました。
どうやら彼らは人間の持つ心理的な『イメージ』が形になったもののようです。
さっきスパイクが戦っていた『黒いもや』はあなた自身の持っている『否定されたあなた』らしいですね…
『影』の力の源を考えろ、と『老人』は言ってましたが、どうしたものか…」
『スタンド』の動きを追う。姿を映さずにどこか入れる部屋を見つけたら入る。
>193 「『否定したい自分』ねぇ…(そりゃ…丸ごと俺自身が出てくる訳だわな……) ピアッジョはプールサイドで人間スープになっていたから、 あの「スタンド」が勝手に暴走しているんだろうな。 『影』の力の源……駄目だ、検討がつかん。 とりあえず、瓦礫を投げたんだがすり抜けられたんで、 「人間」に反応するのか死体でもぶつけてみようかと思ったんだが…やばいかな」 プールの方に目をやる。
>>194 スタンドは廊下を折れて入り口のドアへと向かっている。
厨房のドアが見えてきた。今なら映らずに入れるだろう。
>>195 プールに目をやる。
林の置くから『ルイ』が出てきた。
服は血に染まり片足がない。
197 :
最終話『悪魔を憐れむ鎮魂歌』 :02/09/29 04:17 ID:VZDybVca
To Be Continued・・・・
>196 ルイに気づく。 「おーい、ルイ!!こっちだ!!」
>>193 (196)
「(プールから水柱・・爆発したのはあれかッ)・・・」
さらに歩を進める。
そして・・・
>>198 「おーい、ルイ!!こっちだ!!」
スパイクに呼ばれてその存在に気付く。
「スパイク!・・無事だったんですね・・・・」
杖代わりの大枝で地面を突きながら、いそいで進む。
・・・バランスを崩して転んだ。カッコワル・・・
>>196 「あそこは厨房か…爆発があったところだな…」
厨房へ入る。
>>198 「え、ルイが?どうやって…?」
201 :
最終話『悪魔を憐れむ鎮魂歌』 :02/09/29 23:12 ID:VZDybVca
>>198 ルイに声をかける。
>>199 スパイクの呼び声に気付き歩き出す。
ベチャ!
転んだ。ルイは顔面から内臓や脳漿が混じった血溜まりに突っ込む。
>>200 厨房の中は先程と変わらず爆破したキッチンや地下へ続く階段がある。
その他にも、食器棚や4人がけのテーブルなど。
>>201 「えっ?何ッ・・これ・・・・・・;」
なんか部品がいっぱい散らばっている血だまりに顔からつっこんだ。
血の匂いに混じって、生臭い何かの匂いが鼻をつく。
「(ゲッ・・これ・・・人間の内臓じゃん・・・)・・・・・・」
かろうじて、両腕と右足で起き上がる。
自分が血まみれなので、最早誰の血で服が朱に染まっているのかわからない。
さぞかし顔をあげた私の表情は凄惨なものだったに違いない。
>201 「いや、なんだかわからんがルイだ… あっちの方向からきたって事は…敵の擬態じゃないと思うんだが…あ。」 転んだのを見てしまった。とりあえず警戒しつつ外に迎えに行く。
>>201 「テーブルか…」
(テーブルクロスのような何か大きめの布が欲しいが、
燃えてしまっているかも知れないな…)
食器棚の中を調べる。
>>202 異臭に顔をしかめながら何とか立ち上がるルイ。
向こうの廊下からスパイクが駆け寄ってくるのが見える。
>>203 顔を上げたルイの表情は凄惨なものだった。
おもわず怯むスパイクだったが、迎える為プールサードを走る。
>>204 ジョンの予想通り、テーブルクロスは燃え焦げており半分以下の大きさになっている。
食器棚の中には多数の割れた皿とナイフ、フォークなどの食器がある。
>>205 「(ったく、なんで脳みそや内蔵ってこんなに臭いのか・・・)」
プールの水がまだあるなら顔を洗いたいが無理か・・・
>205 「うっ…」 ちょっとルイを見て引いたが、迎えに行って手を貸す。 「だ、大丈夫か…?ちなみに『それ』、元ピアッジョだぞ?」
>>205 「仕方ないな…
焼けたテーブルクロス、ナイフフォークを5、6本、そして皿の破片…」
持っていけそうなものは皆持っていく。
廊下の様子を見に戻る。
「ルイが来たらしいけれど…怪我は平気なのか?」
>>207 「・・・・・彼は生きていても死んでいても迷惑をかける男なのですね・・」
さすがに血で汚れた身体で仲間に手を触れるのは抵抗がある。
プールの水で全身を洗いたい気分だ。
>>206 プールが破壊されたせいで水量は半分ほどの高さまで減ってしまったようだ。
近くで大量の水柱が上がっているのでそれを使う手もある。
>>207 ルイに肩を貸すスパイク。匂う。
>>208 荷物を持って廊下に戻る。
戻る際、例の『スタンド』が玄関のドアへ向かっているのが見えた。
廊下にはスパイクはいなかたったが、その姿を探して
視線を中庭にやるとプールサイドの二人を見つけることが出来た。
>>210 「あぁ、ちょっと待って、スパイク・・・・」
肩を貸してもらい、水柱の所で顔と手をあらう。ついでに髪も水で洗う。
夏場なので風邪をひくことはないだろうから。
「ふぅ・・・・ヒドイ目にあった・・・・・」
少しすっきりした。
>210 シャツを脱いで渡す。 「まあ、拭けよ。ついでに、どうやってここまでこれた? お前さんのケガは尋常じゃなかったぜ?」
>>212 「あ・・・ありがとう・・・・ごめんね・・」
なんか少し雰囲気が違う。素直だ。
シャツを受けとって、申し訳なさそうに髪や手や顔を拭った。
「それが・・よくわからないんですが・・気が付いたら見知らぬ女がいて
傷が全部治っていました。私の左足は元々ないので・・とにかく・・・・
今は身体の状態は元通りになっているんです・・」
あとグレートマザーの事も簡単に説明した。
>>210 「あの様子…本当にルイなのか……
よく分からないけれど、よかった…
おっと、後はあいつだけ。私が見張り続けないと…」
二人が気になるが、『スタンド』の尾行を続ける。
>>211-213 合流するルイとスパイク。
>>214 ヒタリ・・・・ヒタリ・・・・
玄関のドアを開け、屋敷の外へ出る『スタンド』。
そのままゆっくりと別荘の敷地外へ歩いていく。
>>215 「これ・・・洗ってから返すね。」
さすがに血まみれのシャツを返すわけにもいかない。
「そう言えば、ジョンはどこにいるんですか?さっき・・・別荘の
中で妙な足音も聞えていました・・」
>215 「グレートマザー…そいつもジョンの言っていた人間の持つ心理的な『イメージ』って奴か…」 ジョンの元に急ぎながらこちらの経過もざっと説明。 「てことで今その「スタンド」はジョンが見張っている。 どこかに逃げられる前になんとかしなけりゃヤバイんだが…」
>>215 「いったいどこまで行く気だ?
まさか近くにはいないと思うが、無関係の人間が巻き込まれたら…」
玄関まで追いかけていく。
「スパイク!ルイ!今玄関まで来ています!」
叫ぶ。
>>216 「ああ、いや気にすんな」
シャツを水柱につっこんで適当に血糊を落としておく。
「すぐ乾くしな」『E-ロチック』でシャツの水分を『蒸発』。
>>217 「心理的なイメージ・・・・・母親を知らない私が抱いていた母性のイメージは
たぶん・・温かいようで、恐ろしいものだったのかも知れません。」
>>216-220 今までの状況を語り合うルイとスパイク。
「スパイク!ルイ!今玄関まで来ています!」
とそこへジョンの叫び声が届く。
『スタンド』は依然、別荘の外へ向かって歩きつづけている。
>221 「ヤバイ!一般人まで巻き込まれるかもしれん! ルイ、緊急事態だから許しとけよ?苦情は後で聞く」 ルイを肩に担ぎ上げて別荘の玄関までダッシュ!庭から回った方が早そうならそちらから。
>>221 「えっ?ジョン???」
慌てて声の聞えた方を振りかえる。
「スパイク、玄関の方に戻りましょう。」
>>223 (キャンセル)
>>222 「え?一般人を巻き込む???って、ちょっとぉおおおっ!!!」
肩に担がれたまま玄関方向へ。
>>221 「外では身を隠せない…
しかしあまり遠くまで歩き回らせるわけにも…」
『スタンド』の足めがけて食器の破片を一つ投げて反応を見る。
>>222-224 激戦でボロボロの身体に鞭打って走るスパイク。
玄関に着く頃には満足に喋れないほど疲労している。
>>225 『スカ…』
食器は無常にも『スタンド』の身体をすり抜ける。
何事もなかったように歩きつづける『スタンド』。
>226 「ハーっハーっ…俺も…年かな…」 玄関近く「スタンド」が視認出来るところでルイを降ろす。 「あれだ…あいつに姿が映ると「コピー」がでてきちまう」
>>226 「スパイク、無理しないで・・・!私なら自力で歩けるから・・・」
仲間を気遣う自分に少し驚きを感じた。
今まで・・・こんな事はなかった。自分の事だけを考えていればそれで
よかった・・
でも今はそうじゃない。仲間と共に戦いに打ち勝つ事・・それが目標。
>>227 「そんなボロボロの身体で人間一人を背負って走れば誰だって疲れるわ。」
そしてその視界にスタンドの姿が・・・
「・・・あのスタンドは・・?まさか、ピアッジョのスタンド??コピー?
どう言う事?」
>>226 「気にならないのか?どうしたものか…」
二人が来るまで待った。
>>227-230 合流する三人。
ヒタリ・・・・ヒタリ・・・・
現在、『スタンド』と三人の距離は約10m。
『スタンド』の歩みは相変わらず遅いが、着実に外へと進んでいる。
>231 「さて…どうする?せめて「コピー」が出てくるのは「1度だけ」とかなら俺が直接叩けるんだがなあ… 瓦礫とか投げつけても素通りするみたいだからなあ…」 近くに灌木は?
>>231 「ジョン、無事でしたか。あのスタンドは一体・・・・」
スパイクと言い、ジョンと言い、何故か数年ぶりに会った友人のような
気がした。
懐かしい感覚に捕らわれつつも、前を歩いていくスタンドに目をやる。
>>231 「ルイ……よかった、一時はどうなるかと思いましたよ…
スパイク、使えるかどうか分かりませんが金属のものを。」
ナイフやフォークを出して渡した。
>>232 別荘の周りは林だ。そこから拾ってくればいいだろう。
>>233 『スタンド』はどんどん小道を進んでいく。
小道を抜けるとしばらく別荘地が続く。
今の時期なら滞在する者がいてもおかしくはないが、街中のような被害には至らないだろう。
>>234 金属製の食器を渡した。
>>235 「ジョン・・スパイク・・あのスタンドは一体何をしようとしているのですか?
まさか、姿が映ると出来るコピーは・・・映された人間そのもの?」
見知らぬ女といい、スタンドといい、奇妙な事ばかりだ。
が・・何かその裏で繋がっているものがあるような気がした。
>235 「とりあえず、奴を足止めできりゃあな…あいつの歩行速度は遅い。 なんとか先回りして木を折り積むっつーのはどうだ?出なきゃ穴でも…くそっさっきの蟻地獄にでも落とせれば… …そうか!『誘導』できるかもしれん!さっきも奴は俺の姿を確認して寄ってきたしな!」
>>233 「スパイクから聞いてませんか?
あいつの体に姿を映すと、否定されていた自分の人格を持った『影』が現れるんです…
それがあいつの能力らしい…
そして『影』は抑圧された分だけ本物より強い…」
>>235 持ってきたテーブルクロスは人を覆えるほどの大きさだろうか?
>>238 それは厳しい。
テーブルクロスの大きさはジョンの腰辺りまでしかない。
>>238 「・・・・・否定されていた・・私はあのスタンドと出会っていないけど
自分が今まで否定していたものと出会った・・一体・・どうなっている。」
まさか気絶している間にスタンドに姿を取られた・・?まさかね。
それに出てきたのは自分じゃないし。
情報だけを奪われたとしか・・・・・・・・・
>>237 「誘導ですか…それは誰かが『映る』ということですよね…
私が……行きましょうか。コピーされても一番危険の少ない能力かと…」
>>240 「『影』だけでなく、『少年』や『老人』まで生まれているんです。
『ユング』とかかわりが深いらしいんですが…私も詳しくなくて。
『グレートマザー』や『トリックスター』というのもいるそうですが…」
>>241 「なるほど・・・恐らく私の前に現れたのは『グレートマザー』でしょうね。」
>238 「(否定された人格…人格肯定すりゃいいのかね………む、無理そうだな…)」
>>241 ジョンがゆっくりと『スタンド』に向かって歩き出す。
ヒタリ・・・・ヒタリ・・・・ピタ。
5m程まで近づいた所で『スタンド』が歩みを止めた。
ゆっくりとこちらを振り返る・・・・・・・・。
>>244 (気付い…たのか。やはり人間を探して歩いていたのか…)
こちらも立ち止まる。近づいてきたら後ろに下がり、『蟻地獄』の方へ連れて行こうとする。
>>245 クルリ・・・・・
振り返った『スタンド』の身体に『ジョン』の顔が映る。
『ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
スタンドの表面から「ジョン」が出現。
>>245 「・・・・(ジョンをコピーするつもりなのか?)」
静かに状況を見守る。
>246 「ジョン下がれ!!『S・ワールド』の最大範囲はどれくらいだ?!」 距離を開けつつ、受け取ったナイフやフォークを取り出して『磁化』。
>>246 「出てきたか……私の『影』。
どんな奴なのか?正直、興味もあるな…」
服装や持ち物も同じだろうか?
そしてその後の『スタンド』の動きは?
>>247 『ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
スタンドの表面から『黒いもや』が出現した。
>>248 『黒いもや』から距離を取る。
ナイフは磁化した。
>>249 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ジョン」はその場に立ったきり、じっと『ジョン』の方を見つめている。
『スタンド』はもう『ジョン』に興味を無くしたように再び別荘の外へ向かって歩き出した。
>>251 「ジョン」の服装は『ジョン』と同じ。
持ち物は持っていない。
>>251 呆然。
とりあえず仲間の邪魔にならないように、自分は脇へ避ける。
>251 「はれ?『ジョンのコピー』じゃねえの?それとも他人からは見えねえのか?」 自分にしか見えない自分の虚像ってことは『スタンド能力』はどうなんだろう… 本人にしか及ばないとか、本人にしか倒せないとか… 林の灌木の枝をへし折り、「スタンド」(レクイエム)の方に投げつける。
>>251 「どうした?お前が何もしないなら、私はあいつを追うぞ。」
「ジョン」を回り込んで『スタンド』を追おうとする。
手には食器の破片。
>>253 『黒いもや』は出てきた場所に留まっている。
>>254 『スカ・・・・』
潅木は当然のごとくすり抜けた。
>>255 「・・・・・その・・・・・後ろの奴等・・・・・・・・何者・・・・・?」
後ろに回り込もうとする『ジョン』の進路を塞ぐように「ジョン」が立ちはだかる。
>>256 「あれがコピーなのか?人の形をしていないが・・・コピーされた
本人にしか実体は見えないのでしょうか?」
いつ攻撃を受けるかわからないので、スタンドはすぐに出せるように
しておく。
>>256 「彼ら?彼らは…『仲間』だ。
ここまで生死を賭けて戦ってきた…な。
お前、私なのにそんなことも知らないのか?」
構わず『スタンド』に近づこうとする。
>256 磁化したナイフを『酸化』させて粉にする。 ルイが近くにいるなら小声で話しかける。 「ルイ、何か目つぶしできねえか?ジョンの影が『S・ワールド』が展開する前に倒したいんで、 こちらから仕掛けたいんだが。さっきの手は使えないかな? お前さんが目くらまし、俺が攻撃」
>>259 「じゃあ、地面の砂を使おう。あちこちに飛散するから気をつけて。」
スタンドで地面の砂と砂を重ねる。
そこそこ大量に。
261 :
最終話『悪魔を憐れむ鎮魂歌』 :02/09/30 01:49 ID:0eOQWbOT
>>259 ナイフを『酸化』した。
>>258 クラッ・・・・・
「ジョン」を避け『スタンド』に近づこうとする『ジョン』。
突然、激しい目眩に襲われる。
「仲間・・・・・・・・・?・・・・なに・・・・・・・・それ・・・・・・・・?
・・・・そんなもの・・・・・・お前にいる訳ない・・・・・・・」
「ジョン」の傍らに、上半身だけの「スキャットマン・ジョン」が発現していた。
To Be Continued・・・・
262 :
マロン名無しさん :02/09/30 10:08 ID:KLKcY3T1
なにこれ?
263 :
マロン名無しさん :02/09/30 14:32 ID:BkJaBvLV
>>261 「何……うっ…
バカな…私は…彼らは……
お互いに助け、支えあってきた。
時には自らの危険も省みずに、前に進むために戦ってきたんだ…
それが『仲間』でないっていうのか?」
「ジョン」に掴みかかろうとする。
>261 こちらからはジョンと『黒いもや』にしか見えないんだっけ?『会話』とかは聞こえるんだろうか?
266 :
最終話『悪魔を憐れむ鎮魂歌』 :02/09/30 23:38 ID:0eOQWbOT
>>260 砂を重ねた。
>>264 「ジョン」に掴みかかる。
が、その手もすぐに力が抜けていき今にも離してしまいそうだ。
「・・・・おめでたいな・・・・そう思ってるのお前だけ・・・・
あいつ等・・・・ただ・・・・・お前の『能力』頼りにしてるだけ・・・・・
・・・・『能力』なければ・・・・・・・・お前なんか気にも止めない・・・・・
そして・・・・・その『能力』・・・・・私の前では無力・・・・・。
お前もう・・・・・・・・・・・・ただの『お荷物』・・・・・。」
>>265 『黒いもや』にしか見えない。
なにかうめいてはいるが、言葉として聞き取ることは出来ない。
>266 現在自分が『S・ワールド』内にいるかどうかわかるだろうか?
>>266 「スパイク・・こちらからではただの黒いものにしか見えませんが・・・
あれを何とかしなければマズイのですね?」
いつでも動ける様にジョンと黒いもやのようなものから目を離さない。
>268 「ああ、オレたちには見えないが…多分あれが『ジョンの影』、だろうな」
>>266 ポロリ。
持っていた破片を取り落とす。
「………」
「ジョン」の言葉が胸に突き刺さる。
離してしまいそうな腕に懸命に力を入れる。
>>269 「(なるほど・・・あれに惑わされれば・・私のように・・・。)
スパイク、いつでも攻撃OKです。指示を出してください。」
今まで自分本位に戦っていたが、ここで初めてチームワークに頼るようだ。
(協力的に見えていたが、実は裏で色々と計算していた)
>>270 「ジョンッ!影に惑わされるないでッ!!あなたには私やスパイクが
ついていますッ!自信を持ってっ!」
>>267 特に何も感じない。
>>268 ジョンと『黒いもや』は密着してなにやら喋っているようだ。
ポロリ。ジョンが持っている破片を落とした。
>>270 「考えてみろ・・・・・・・・お前・・・・今まで誰かに必要とされたことあったか?
お前・・・・・誰かに守られたことあったか?・・・・・・・・ないだろう?
・・・・・・スタンド手に入れたところで何も変わりはしない・・・・・・・。
・・・・『お前自身』が・・・・・必要とされているだなんて・・・・・・・・・・
どうしてそんな・・・・・ムシのいい『勘違い』できる?
いい加減・・・・・・目、覚ました方がいい・・・・・・・・。」
必死に力をこめる『ジョン』。
しかし、『握りつづけることが出来ない』。
手を離し、膝をつく『ジョン』の頬に「ジョン」の両手が触れる。
「・・・・これで・・・・・・わかった?
お前・・・・・価値ない人間いうこと・・・・・・
分かったなら・・・・・・・一つになろ?」
>272 「あれだけくっつかれちゃ、『放電』はできねえ…ルイ、目くらましの時に俺がつっこむ。 いわば、2重の囮作戦だ。 『ジョンの影』が俺に気を取られている間にジョンを引き剥がせるか?」
>>272 了解。
>>273 「難しいですが,やってみましょう。ただ、通常より私の動きは鈍ります。
ギリギリまで接近した方が良いかも知れません。」
スタンドの両手の砂の解除を準備。
砂の量はさほど大量ではないが、連射出来る様にひとつ解除して次のものを
重ねて解除を繰り返せるように準備しておく。
>>272 「お前は私の『影』…私が否定し続けてきた自分……
誰よりも私のことを知っているということか…
ある意味では私以上に……
お前の言うことは私が知らず知らず私の中にあったこと…
認めざるを得ないのかもしれない…
しかし…もし私に価値などなくても!」
落とした破片を『スキャットマン・ジョン』が足で拾う。
それで「ジョン」の脚か腰を攻撃。
上半身だけならガードはしにくいだろう。
>274 「んー…ジョンの様子がおかしいんだ。 俺らにわからない攻撃うけているかもしれんから、早めに引き剥がさないとやばいかもしれん。 …じゃあ順序逆にしよう。俺が先つっこむから、続いて目くらましで距離稼いでくれ」 次で仕掛けたいが、いいかな?
>>276 「了解です。ただし,砂は木の葉同様ランダムに飛び散ります。
気をつけてください。」
準備OK。
(それぞれの位置関係を把握しておきたいですね)
>>275 グサリ。
破片を腰に受ける「ジョン」。
血が滲み、膝が折れるが、それでも無表情でジョンの首を締めかかる。
「・・・・・・ふふ・・・・・独りよがりな『友情』選ぶか?
なら・・・・・お前・・・・・・もう用ない・・・・・・・。
・・・・『呼吸』も・・・・『心拍』も・・・・『血流』も・・・・
すべて続けられなくなって・・・・・・・『死ね』。」
>>276-277 突っ込むスパイクとその後を片足飛びで追うルイ。
前方10mの位置にジョンと『黒いもや』。
その後方、かなり遠くに『スタンド』の姿も見える。
そろそろ表の道路に出る頃だろう。
>278 うわっそんなに距離離れていたんか…体力残っていないなりに叫びながら全力疾走。 「ジョン、そいつから離れろーっ!!取り込まれちまうぞ!!」
>>278 片足で跳ぶのも結構大変だが、必死で飛ぶ。とにかく飛んでスパイクの
後をついていく。
ある程度距離がつまったら、重ねた砂の第一陣を解除。
(上の方のレスで地面の砂と砂というのはキャンセル。今はスタンドの両手
いっぱいに砂を掴んでいるので)
解除したら、直ぐに第二陣を用意。次は地面ごと砂同士を重ねる。
>>278 「……お前の言うとおり…私の『友情』とか『信頼』など、
うわべだけの独りよがりかもしれない…
いっそお前だけと…自分だけを認めているほうが楽なのかもな…
だが…私は知っている……
自分に価値がなかろうと…『仲間』と呼びたい相手がいるなら
その人のことを忘れてはいけないことを…
弱さは認めても、そんなことは『ちっぽけ』なんだってことを…
お前もまた認めろよ…認め…合おうじゃないか」
「ジョン」の目を真っ直ぐ見ながら言った。
>>279 必死で走る。ジョン達はもうすぐ目の前だ。
>>280 必死で飛ぶ。しかしスパイクにはかなり遅れてしまう。
>>281 「・・・・・うるさい・・・・・・騙されないぞ・・・・
どうせ信じても・・・・・・・・裏切られるだけ・・・・・・・・
・・・・・・・そんなの・・・・・・いや・・・・・・・・
『仲間』なんて・・・・・・いらないッ!!」
『呼吸』が苦しくなってきた。『脈拍』もわずかだ。脳にも『血が通っていない』。
意識が・・・・・・薄れていく・・・・・・。
>>282 遅れをとるが、それでも必死で片足飛び。
途中に何か某切れでもあるなら、それを拾って加速。
>282 「すまんルイ!先に行かせてもらうわ!!」 可能ならジョンと「影」の間に割って入る。 「影」に攻撃可能なら「超高温」でラッシュ。 無理なら割り込んでかばう。 「こいつをどうこうしたいんなら、まず俺らをどかしてもらおうか!!」
>>282 「おびえるな、「ジョン」。
その気持ちは分かるけど…恐怖にくじけたら前にいけないのさ…
信じる相手のためなら勇気をもてるんだろ?
それを信じるために使うんだ…」
>>283 棒きれを拾ってさらに走る。
もう少しでジョンとスパイクの下だ。
>>284 ドバドバドバドバッ!!
スパイクのラッシュは半ば予想していた通り宙を切る。
『影』は、わずかに揺らいだだけだ。
>>285 ドバドバドバドバッ!!
そこへスパイクのラッシュが炸裂する。
「ジョン」の姿が煙のように揺らぎ、そして再び形を取る。
「・・・・・クソッ・・・・・『仲間』か・・・・・・
邪魔・・・・・・・・・・・するなッ!!」
>>284 『ズンッ・・・・・・』
スパイクの体が突然鉛のように重くなる。
蓄積した疲労が一気に吹き出したかのようだ。
『疲労に耐え続けること』がもはや出来そうにない。
>>286 「やめるんだ…『仲間』だぞ…待っていた仲間じゃないか…」
最後の力を振り絞って『スキャットマン・ジョン』で「スキャットマン・ジョン」を押さえつけようとする。
また、自分と「ジョン」だけが入るごく狭い範囲に『S・ワールド』。
>>286 必死で走る。ジョンとスパイクの側まで辿り着いたらスタンド解除。
そして直ぐにスタンドで地面ごと砂と砂を重ねて第二陣攻撃へ。
第一陣攻撃→スタンドの両手につかんだ砂射出
第二陣攻撃以降→重ねる事と解除を繰り返し、地面から砂を連射
(お二人共飛ぶ砂に注意をお願いします)
>286 「うぐっ…!『S・ワールド』か…!!」 たまらずに膝をつくが、スタンドの『高温』は維持。手をついた部分の砂のガラス質部分が溶けていく。 「ジョン…いいから少し下がれっ…お前までこいつにとりこまれてどうする…っ」
>>287-289 膝を突くスパイク。
『高温』を維持しようにもその熱はどんどん失われていく。
そこへ
『シパパパ――――――――ンッ!!』
ルイの投げた砂が炸裂する。
ジョンとスパイクは思わず怯む。
「・・・・頭悪いか?あいつ・・・・・
私にそんなもの効かない・・・・・。」
ガシッ!!そこを「スキャットマン・ジョン」が見逃さず、スパイクは『何か』に捕まれた。
「やめるんだ…『仲間』だぞ…待っていた仲間じゃないか…」
が、それをさらに『スキャットマン・ジョン』が掴み返した!
「やめろ・・・・・いらないッ・・・・・私は・・・・私は仲間などォォォッ!!」
『ジョン』の言葉を受け、「ジョン」の力がわずかに弱まる。
>>290 「ジョンッ!影に捕らわれるないで!影は所詮影ッ!!真の存在の
意志には・・・勝てませんッ!だから、負けないでッ!!」
片足とびで走りつづけていたので、体力をかなり消耗している。
捕らわれるないで→捕らわれないで 失礼しました...
>>290 「拒もうとするな…『仲間』が来てくれたんだ。
弱い自分に自信がもてなくても、それは他人を疑うことではないはず。」
語りかけながら「スキャットマン・ジョン」を押さえ続ける。
>290 「(「影」の台詞は、「自分」の心の奥底の言葉でもある…聞きたくない本心の一部なのかもしれん…俺はそうだ…) …なあ、お前も「ジョン」なのか?俺達の仲間「ジョン」なのか? 『ジョン』がお前の言葉を聞きたくないように、お前も… 『ジョン』の台詞を信じたくないだけじゃないのか?」 でもなんとか『高温』維持しようと無駄な努力。
>>291-294 「うぁ・・・ぉぁ・・・・ぉぉぅぅぅぇぁっぇぁおぉおおおおお・・・・・」
「スキャットマン・ジョン」を抑えつづける『ジョン』。
次第に「ジョン」の形が崩れていき、鈍い光と共に『ジョン』の中へと消えていく。
>>295 「?……なんだ…一体?
とにかく…ありがとう、スパイク、ルイ。」
体が限界だが、二人に声をかける。
>295 「…いやあ。ちょっとかっこよかったぜ(w」 と親指立てて脱力して倒れ伏す。
>>297 「いえ・・礼には及びません・・・私もあなた達に救われたのですから・・」
微笑みつつこっちも脱力。地面に座りこんでいる。
>>296 ジョンにまとわりついていた『黒いもや』が鈍い光を放ち、
ジョンの体内へと消えていった。
>>297 ジョンの体は確かに疲労していたが、
ジョンの心には爽やかな風が吹いたかのごとく晴れ晴れとしている。
今まで感じていた『いつか仲間に裏切られるのではないか』
といった猜疑の心はジョンにはもはやない・・・・・。
ジョン『スキャットマン・ジョン』⇒『成長』
>>298 疲労困憊で倒れこむスパイク。
>300 そしてよく考えたらまだ「スタンド」が残っているのにすっかり動けなくなっている…年かな…。
>>300 「(それに・・影は消えたようですね・・・消えたというよりも・・
本来あるべき姿になったのかも知れない・・)」
人間の不思議。
>>298-299 「なんだか…私の分身のせいだというのが…申し訳ないです。
だけど間に合ってくれてうれしかった…ただ助かったという以上に…」
疲れて切っていたがさわやかな気持ちでそういった。
>>300 「さて…それでまだ『スタンド』は残ってる訳ですね…
私はやつの能力を克服した、ということなのだろうか…」
深呼吸しながら回復を待つ。
『スタンド』の方を見る。
>>301-302 ヒタリ・・・・・ヒタリ・・・・・
『金属のような光沢』を放ちながら『スタンド』が遥か前方を歩いている。
>>303 ヒタリ・・・・・ヒタリ・・・・・
『錆びたような赤茶色』の『スタンド』が遥か前方を歩きつづけている。
>>304 「そうか・・まだアレがいましたね・・・・・」
持っていた棒切れと腕を使って立ちあがる。
>>304 「あっ…色が変わってますね。もしかして私だけ…?」
立ち上がれそうなら立ち上がる。
>304 「俺は…この様じゃ、あまり役に立ちそうもないな…スマン」 なんとか体を起こして体力の回復に務める。 「あれをなんとかせにゃならんのだが…」
>306 「錆びた?俺には金属質に見えるが…お前さんが『試練』を乗り越えたっつことか?」
>306 「色が・・・・?」 こちらからは金属製の光沢があるようにしか見えない。 >308 「後は・・私の影を引きずり出すしかなさそうですね・・・」
>310 「色が変わってないってことは多分俺のも残ってるぜ〜 …さっき爆殺したんだがなぁ…(苦笑)」
>>308 「つまり、私の『影』はもうでてこないってことですよね…
止めにいきます。」
『スタンド』を追いかける。
>>309-311 ジョンが『スタンド』の方に向かっていく。
>>312 『スタンド』に向かって歩く。
10m・・・・7m・・・・5m・・・・・先程『影』が現れた距離だ。
しかしジョンの姿が『スタンド』に映ることはない。
3m・・・・1m・・・・・。
そして、ジョンは『スタンド』の目の前に立ちはだかった。
>>313 「ちょっとっ!ジョン、無茶しないでッ!!」
慌てて追いかける。速度はノロイが。
そう言えば、右足にずっと負担をかけているので結構キツイ。
棒きれを持つ手には血が滲んでいる。
>>313 「お前が全ての最終点か…やっとたどり着いた。」
(しかし…『倒せる』のか?こいつは?)
『スタンド』を観察。
>>315 追加:
途中でまた転倒。今度は何に突っ込むやら・・・・
>>316 『・・・・・・・・・・・・』
『スタンド』は何も語らない。
ただ、『ジョン』を避け先へ進もうとするだけだ。
>>317 なぜか犬のクソが
>>319 「・・・・・・・・・・・・・・・;」
臭い。誰だ、こんな所に犬の糞を放置したのはぁああああああッ!
スパイク、臭いから来ない方がいいよ?
>319 ちなみに俺らからはどれくらい離れている?「スタンド」 >320 何故か生優しい眼で見てしまう俺を許してくれ。 いや、手を貸す手を貸す(w
>>319 「………他にやりようがないな」
『スタンド』の片方の膝めがけ、蹴りを入れる。
>>320 臭い。汚い。
>>321 15mくらいだろうか。
>>322 『ドッパァァァァ!!』
ジョンの足が触れると、『スタンド』の膝が大きくはじけてなかから光が漏れる。
>>321 無理しなくていいですよ・・・
>>323 「・・・・・・・・・・・・・・」
諦めたように上着を脱ぐと、取り敢えず犬の糞がついた箇所をキレイに
拭う。あぁ・・フィリピンまで来て何でこんな目に・・・(TT)
>>323 「うわっ!これは!?」
思わず目を細める。
「なんなんだこいつは…」
スタンドの姿をよく調べる。
>323 今からじゃジョンの方に間に合わないな… 「も、その上着諦めろ。一応乾いてるから着とけ」 とルイにシャツ投げたら、ジョンの方で光が。 「なんだ?!」
>>324 犬のクソを拭いた。
本当に何やってんだ?
>>325 『ァ・・・・ァァ・・・・・』
足を無くした『スタンド』はジョンの足元でもがいている。
あと一撃でも加えれば完全に止めを刺すことができるだろう。
>>326 ジョンの足元で『スタンド』がもがいている。
>>327 「もう…こいつにはなす術がないということなのか…
じゃあ…主なきスタンドだが…一思いに!」
『スタンド』の首に手刀を。
>>326 上着の下にちゃんとシャツ着てるんですけど;
とりあえず受け取っておきますが。
>>327 片足疲労状態で無理矢理走れば転倒・・・仕方ないでしょう・・;
そのまま、ジョン達の状況を見守っている。
>>327 姿が映らない程度に近寄る。
「なんとかやれそう…だな」
>>328-330 『パァァァァァァァァァァァァァァァアアアア!!!!!』
眩い光が辺りを包む。
そして、数分間の沈黙の後・・・・・・・・・・・・・・
ジョンの元に残った一個の『矢じり』。
>>331 「(・・・・な、何ッ!?)」
眩しくて思わず目の前に手をかざす。
「何が・・・・起きたんですか・・・・?」
>331 「あれは…結局『任務完了』ってこと、か」
>>331 「ついに…手に入れましたね。
あとはこれを持ち帰るだけですが……
これが今のような『スタンド』を生み出したというのか…」
『矢じり』をハンカチで包み、ポケットに入れる。
二人の下へ。
335 :
最終話『悪魔を憐れむ鎮魂歌』 :02/10/01 02:55 ID:mXIiI+vo
>>332-334 遂に目的の『矢』を手に入れた3人。
長いようで短かったこの旅も、ここに終焉を遂げる・・・・。
『了』
To Be Continued・・・・
337 :
エピローグ『運命の矢』 :02/10/05 23:05 ID:Dibtd2o5
それから・・・・・・・・・・・・・・ 三人は別荘に停めてあった車を拝借し、 『新手』の待つ日本へ帰るべく、空港へ向けて発進した。 来た時とは打って変わって『マハラナン』による追撃もなく、 最後のドライブはいたって順調。そして・・・・・・・・・・・ 現在地:【マニラ国際空港前】 現在時刻:【PM5:43】
>337 車の中でぐうぐう寝ている。ルイが運転しても起きないくらいだ。
>>338 やっぱり私が運転しているのか。(片手ならぬ片足運転・・)
「ここまで順調だと、何か起きないか余計な心配をしてしまいますね。」
空港の駐車場かどこか適当なスペースに車を止める。
「(そう言えば、樋口はどこへ行ったのか・・・・)」
>>337 「………」
無言で飛行機の離陸時間を待っている。
>>338-340 車を駐車場に停め、ロビーへと向かう一向。
空港内にはクーラーが効いていて、今までの疲れを癒してくれるかのようだ。
>>341 「(・・・・・まさかここで樋口登場じゃないだろうな?)」
にしても歩き難い。
松葉杖がない上に、ロビーの床は滑る。
また転倒しないように注意して歩こう。杖の代わりの枝は健在。
>341 ルイに手を貸しながらロビーに行く。 ソファーでタバコをふかしつつ、飛行機待ち。さりげなく周囲確認。 ところで着替えてきたのかね、俺等。そのままの格好だったら流石に目立つだろ。
>>341 「ゆっくり行きましょう…」
二人の様子を見ながらロビーへ向かう。
>>342 お前は勘がいいな。
>>343 別荘の死体から剥ぎ取ってきた。
>>344 ロビーに到着すると、喫茶店の方から若い男が近づいてきた。
「やあやあ。みなさんご苦労様でしたー。」
満面の笑みで一行を出迎える『樋口』。
>>343 「すまない・・手間をかけさせて・・・」
スパイクに手を貸されて恐縮しつつ、自分達の周囲の様子を観察。
(確かに着替えないと怪しさ爆発)
>>345 「・・・・・・・・・・・・」
今ごろご登場とは・・・・
ソファーに座ったまま(つーかすぐに立てない)樋口の方を向いた。
>345 半眼のいや〜な顔で樋口を見る。タバコは消さない。
>>345 「樋口さん……やっぱり帰ってはいませんでしたね。」
>>347-348 「あれ?みなさん、どうしたんですか?
せっかく依頼が成功したのにそんな浮かない顔して。」
>>349 「皆さんならきっとやってくれる!そう信じて待ってましたよ。ええ。
・・・・それよりジョンさん、例の物は?」
>>350 「・・・今回の一連の事件の詳細を・・全て話してもらいましょうか。」
少し怖い顔をしている。
「ジョン、まだ矢を手渡さないで下さい。話しが済んでからです。」
>>350 「ありますよ…」
ポケットを手で押さえて見せる。
「ですがお聞きしたいんですけどね、樋口さん…
あの『スタンド』…『矢の先』って言ってましたよね?
あれは何ですか?」
>350 黙ってタバコをふかしている。
>>351 「説明って言われても…・・・・・
僕は皆さんと同じで『アラテン』に頼まれただけですよ?」
>>352 「あ、ああ・・・・・『レクイエム』のことですか?
おかしいな・・・・。なんにも聞いてないんですか?」
>>353 「僕、喘息持ちなんですよ。そういえば。」
>>354 「では質問をジョンと同じ質問に変更します。」
ソファーに座ったまま表情は変えない。
>354 「あー、そうだな。そういえば」 でも止めない。 「さて。説明してくれるんだろう?」
>>354 「まあこちらも詳しく聞きもしませんでしたけどね…
『矢の欠片』を奪ってくるとだけしか…
でもあんなものを見てしまったら、スンナリおしまいにはできませんね…
『新手』氏はあんなものを手に入れてどうするつもりなんでしょう?
簡単に手に負える代物ではなさそうでしたが…」
>>355-357 「いや別にそんな大した物じゃないんですよ。
『矢の先』とは・・・・・つまり『スタンドをさらに矢で突き刺す』
ことによって発現する能力の事です・・・・。
『レクイエム』。それを知る一握りの人間はそう呼んでるんですけどね。」
「ね?聞いたら大した事じゃないでしょ?
『あらてん』はその『全てを超越した力』を手にしようとしてるだけで・・・・。」
>>358 「その超越した力を手に入れ、いずれは全ての頂点に?とでも?」
ゆっくりと立ちあがる。
「別にボスが何をしようが私には興味はありません。ただ・・・・
矢を手にする人間にとって、それが『すぎたもの』であれば自滅する
事だってあります。ピアッジョのようにね。どうかお気をつけ下さいと
ボスに伝えてくださいな。」
もう『矢』にも何にも興味はないようだ。
>>358 「『超越』…というより、『暴走』しているように見えましたけど。
それに…欲しているのはあなたも…じゃないんですか?樋口さん。」
>358 「(…まあ俺らには説明したくないわな。そんな能力があるなら持ち逃げするかもしれんしな)」
>>359 「あははは・・・・。僕も別に『力』なんて興味ないですけどね。
ま、『ボス』の命令には逆らえないですからねぇ・・・・。」
>>360 「それは『ピアッジョ』が資格もないのに力を得ようとしたからですよ。
それに、何度も言いますが僕はただ命令に従ってるだけです。」
>>361 「気分でも悪いんですか?むすっとして。」
>>362 「命令に従っただけ・・・それで我々の仲間の一人が命を落としました。
彼の為にも、その『矢』を無駄にしないで下さい。もしあなたが・・・・
持ち逃げするなら、私は死んだ仲間に報いるためにもあなたを抹殺しなければ
ならないでしょうね。」
静かだが、強い意志と少しの怒り・哀しみが入り混じった口調だ。
>>362 「逃げたじゃないですか樋口さん…
ま、それは置いといて、あなたが『興味がない』と聞いて、
私は安心したんです。
この任務…私は『失敗』したことにしたい。」
スパイク、ルイにも向かって言う。
>>364 「・・・・なるほど・・・私に異存はありません。」
樋口を見たまま言う。
>>362 ジョンの方を向く。
「何で?……ま、俺も少し賛成だけどな」
>>363 「ご安心下さい。ボクは『命令』には忠実なんです。ふふふふふ。」
>>364 「え?なぜですか?せっかく手に入れたのに。」
>>367 「何ていうか…関わったものとしての責任とでもいいますか…
平和利用の方法も確立されてない『核』を
野放しにはしておきたくない…ってところですか。
『新手』氏だって必ず制御できる自身があるわけじゃないんでしょう?」
>>367 「我々はあなた以上に忠実にしていたつもりでしたが・・・」
>367 「ま、信用がおけないと。ちなみに『もう一人』のとこにも持ち込めないわな(げらげら)」
>>368 「もおジョンさんたら真面目ですねー。
別に誰がどうなろうと関係ないじゃないですか。
僕らは仕事さえこなしてりゃいいんですから。
第一、持って帰らなかったら報酬もなにもないんですよ?
もしかしたら怒って始末されちゃうかも。」
>>369 「今なんと?」
>>371 「『信用』ねぇ・・・・。」
>>372 「我々はあなた以上にボスの命令に忠実に従いました。ですから・・
その結果を無駄に終わらせたくない。それだけです。」
報酬などどうでもいい。
「誰がどうなろうと関係ない?私はそうは思いませんよ?」
明らかに仕事を手がける前の印象と変わっている。
>372 「信用つーか。核を持つに足るかわからないつーか。そこまで『新手』の旦那を知らないしな。 ま、俺はどちらでもいい。ジョンにまかせる…つうのも無責任だがジョンは信用しているしな」
>>372 「始末ですか…それは嫌ですね…
かと言って金だけで済ませるのは。
危険と分かってるものですからね…」
>>373-375 「いや別にどっちでもいいんですけどね。
責任さえ取ってくれるなら。」
話に飽きた、といった表情で樋口が答える。
>376 飽きてる飽きてる(w 「ここで樋口相手にゃ埒あかねーし、『新手』の旦那と直談判できねえか?」
>>376-377 「(飽きっぽいのか?この男は)」
樋口から目線をそらしてスパイクとジョンの方に向き直る。
「それもそうだな。ボスと話しをするのも良いかも知れない。」
>>380 「当然ですが、矢も我々がボスに直接届けます。よろしいですね?」
樋口に念を押す。
>380 「じゃあそれまで、『矢』はこちらで預かっとくぜ。 どうせあんたが本気で盗ろうと思えば防ぐのは難しいかもしれんが」
>>380 「じゃあ行きましょうか。話はまた後で…」
>>381-383 「はいはいどうぞご自由に。
じゃあ、僕はこの辺で失礼しますよ。
『失敗した』じゃあ、アラテンに会わせる顔がないですからねぇ・・・・。」
樋口が軽くてを振って一向と分かれる。
>>384 「チッ・・・最後の最後まで食えないやつだ。」
さて、とっととボスの所に行かないとね。
>384 「んじゃ、どうする?打ち合わせでもしとくか」 俺らアラテンの場所わかってるん?
>>386 「そうだな、着替えもしたい。こんな格好でボスの所に行きたくないからな。」
射抜きを受けた場所でいいんじゃないのか?
>>384 「お元気で樋口さん。」
見送った。
>>385-386 「さて、どうしますかねえ。」
ポケットからハンカチにくるんだ欠片を取り出す。
>388 ジョンの手をハンカチの包みごとポケットに戻す。 「それは人前じゃ出すな。まだどうなるかわからんから」
>>388 「まだ安全が確認されたわけではありません。ジョン、それはあまり
外に出さない方がいいかと。」
どこで誰が見ているのかわかったもんじゃない。
それに樋口の動向も気になるが・・・・
とりあえず、日本に帰るか?
>>385-387 『新手のスタンド使い』の居場所は知っている。
>>359 『欠片』を取り出すジョン。
『欠片』はジョンのハンカチに確かに仕舞われていた。
「あ、そうそう。最後に一つだけ気になった事が。」
帰り際、樋口が立ち止まって三人に向き直る。
「『原型』を呼び起こす『ピアッジョ』の『レクイエム』、
いろんな『原型』がいましたけど一つだけ有名な奴が出てませんでしたねえ・・・・。
あれ、一体どういうことだったんでしょうねえ・・・・・。」
だがその疑問の答えを尋ねるでもなく、樋口はそのまま去っていく・・・・。
>390 え、出発地点日本から?そこらへんどーなってるんだろうかね。もしや皆バラバラに来て現地集合? 俺米人なんでメリケンから出発ですよ〜。
>>392 それは失礼。流暢な日本語を喋っているからつい日本人だとばかり。
現地集合になるかも知れないですね。
>>389-390 「ああ…そうですね。」
しまいなおした。
「妥協案ですが…この欠片をさらに小さくして渡す、というのはどうでしょうね?
引き受けたときに詳しく聞いてなかったんですから。
小さいと危険が減るのかどうかはわかりませんが。無責任ですかねえ。」
>>394 「でも、むやみに『矢』を傷つけるのもどうでしょう?もしその時何か
あればあなたまで危険な目にあいますよ?」
とりあえず、ボスの態度にもよる。
『新手のスタンド使い』は日本の『S市』在住。 三人は現地集合でやってきた。
>>391 「『有名』なやつ…?」
しかし専門知識のないジョンには良く分からなかった。
中に欠片が入っていることを確かめて、しまう。
>396 やっぱり日本なんだ(笑)。 >397 樋口の台詞がきになったんで 出てきたのが 太母、老賢者、アニマ、影 出てないのは アニムス (女性の中の男性性。女性の心の中に形作られた、内なる男性。理知的な人格)
>>396 きちんと身なりを整えてやって来た。
義足も新しいものに取り替えて、黒いスーツに身を包んでいる。
ジョンとスパイクが来てからボスのところへ。
>>396 とりあえず矢はそのままに、集合場所に来た。
398追加。 ペルソナも出ていなかった。
「さて、このまま持って行きますか?まだ割ってないんですが。」
>>402 「とりあえずそのままの方がいいでしょうね。『矢』の情報は既に
ボスに伝わっているはずですから。」
何かあればヤバイし。
>402 「いいんじゃね?割れるかどうかもわからねーし。 んじゃ、行きますかね?皆の衆」
数日後・・・・・・・・ 三人は『新手のスタンド使い』の待つ廃屋にやって来た。 「入れ・・・・」 奥から声がする。
>405 「ういっす。お邪魔します、と」 とっとと入る。
>>405 「(ものすごい場所だな;)失礼します。」
きちんと挨拶をしてから入る。
>>406-408 「・・・・随分・・・・苦労したようだな・・…。
で・・・・・・・・『欠片』はどうなった?」
奥に座する『新手』がゆっくりとこちらを振り返る。
>>409 「ええと…」
スパイク、ルイの二人を見る。
>>410 「ジョン・・・」
目配で矢の欠片をとりあえず出すように促す。
>>409 「その前に旦那、ひとつ聞きたいんだがいいかな?」
>>413 「あんたは『矢』をどうするつもりだ?いや、何に使うつもりなんだ?」
>>413 「いえその…樋口さんから聞いてませんか?
『レクイエム』というのにあったもので…
あなたの目的もあれだったんですか、やはり…」
>>414 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか。」
>>415 「俺には『力』が必要だ・・・・・・・
・・・・・より強大な『力』がな・・・・・・。
そのために・・・・・・『矢』が必要なのだ・・・・。」
>>416 「知っているなら話が早いな・・・・・・その通りだ。
・・・・・・・・・ところで、樋口の奴は一緒じゃないのか?」
>>417 「・・・気になるのは・・・『矢』の力が暴走した時・・・ボス・・・
あなたはどうされるおつもりですか?」
そう、もし制御出来なければ・・
>417 「ヒグチは先に帰ったぜ。ところで今ルイが言ったとおり、俺達が警戒しているのはまさしくそれだ。 暴走したレクイエムの能力は身をもって体感してきたわけだからな」
>>417 「樋口さんは向こうで別れました…。
というのは、私が渋ったからなんですけどね。
あなたに…これを渡すのを。」
ハンカチにくるまれた『欠片』を取り出した。
>>418-420 「『暴走』・・・・・か。
その心配はない・・・・・と俺は考えている。
俺も『暴走したレクイエム』の事象を人づてに聞いたのだが・・・・
あれは・・・・・よほど『切羽詰った状況』でもない限り起きないはずだ・・・・。
俺に『器』がなかったなら・・・・・・ただ『死』を迎えるだけだろう。
・・・・・・勿論、ただの推論に過ぎんがね・・・・・。」
「・・・・・・・で、欠片は?」
>>421 「なるほど....あなたのそこまでの覚悟があるなら、もう何も言う事は
ありません...」
矢をボスに手渡す事に異存はなくなった。
後はスパイクとジョンの態度次第。
>>421 「ここに…しかしなぜ、そんなにしてまで『力』を求めるんですか?
『死』を覚悟してまで…もしよければ聞かせてもらえませんか?」
ハンカチを広げた。
>421 「俺も聞きたいな。まさか世界征服なんてんじゃないんだろう?」
>>422 「もっとも・・・・・・・・・俺は『選ばれる』という
確固たる自信はあるがね・・・・・・・・。」
>>423-424 「今はまだ・・・・・・・それを知る必要はないな。
言いたくもないし・・・聞かないほうがいい・・・・
・・・・・・・・それより、はやく『欠片』を見せてくれないか?」
>>425 「・・・・・・・・・・・」
黙ってその場の成り行きを見守る。
>425 ジョンに目線を送る。 渡すかどうかはまかせる。
>>425 「……そうですか。
まあ必要以上に首を突っ込むのは、今はやめておきましょう…
欠片は、ですからここに…」
ハンカチの中の欠片を見せる。
>425 こちらも矢を渡すかどうかはジョンに任せる。
>>426-428 「・・・・・・高いのか?そのハンカチは・・・・・・・・
あいにく、俺はブランド品には興味ないんでね・・・・・・
そんなに自慢されても、良さが分からないな・・・・・・・・。
さあ・・・・・はやく出せ・・・・・手に入れた『欠片』を・・・・。」
>>430 「?ボス・・・矢の欠片ならハンカチの上に乗っているでしょう?」
まさか見えてない?とか、もう無い・・・なんてね。
>>430 「……ハンカチの上にあるのが見えないん?旦那」
一瞬わかりにくいボケをかまされているかと考え込んでしまった。
>>430 「え?確かにここに…あれ?」
『欠片』が消えている?
ハンカチや自分の衣服をくまなく調べる。
>>431-433 『欠片』は『見えている』し、重さも『感じる』。
が、
『ザザッ・・・・・・・ザザザザッ・・・・・・・・・』
『新手』の様子に困惑しているうち、『欠片』にノイズが走り、
その姿が消えていった・・・・・。
「・・・・・・・・・・どういう事だ?」
『新手』の声が重く響く。
>>434 「まさかこれは…ヒグチか?!
旦那、アンタには初めから『矢』など見えていなかったんだな?!」
>>434 「・・・・『矢』の欠片が消えた・・・」
信じられないという表情でしばらくジョンの持っているハンカチの上を見る。
「そうか・・どうやら矢は、ボス・・あなたを選ばなかったようですね。
勿論、それは我々にも言える事ですが。」
>>434 「ああ、樋口さんか…『興味ない』なんていっておいて…」
やれやれといった様子。
『新手』の顔色を見てみる。怒ってるだろうか。
>>435 「何を言っている・・・・?
最初から『矢』などどこにもなかっただろう・・・・・。」
>>436 「・・・・・・・・・」
>>437 「・・・・・・・・・やはり、か。」
『新手』は怒っているような、諦めたかのような、複雑な表情をしている。
>>438 「樋口が矢を奪ったのですか・・・・・?」
してやられたな。
この落とし前はどうつけるべきか。
>438 「……いやぁ。これは俺達が奴を『信用しすぎて』いた…んだな。 すまん、旦那。謝ってどうなるものでもないが、これはこちらのミスだった…」
>>438 「……やはりというと、予想はされてたんですか…
まあ、分かりますけれど…
結局、『任務』は失敗に終わってしまったか…
いったいあの人は何者ですか?」
>>440-441 「だがどの道...奴が矢を奪ったにしても、その末路は見えている。
すぎたものを手に入れた者は、自滅するだけだ。」
バカな奴なのか・・それとも・・
>>439-440 「樋口め・・・・・・何か裏があるとは思っていたが・・・・・・
・・・・・・・してやられたな。」
>>441 「いや、俺自身・・・奴と会うのは長年ぶりでね・・・・。
あいつが今なにをしているのか知らんのだ・・・・・。
まあ・・・・奴に頼んだ時点でこうなるのは予想していたのかもな・・・・。」
意外にも『新手』はニヤリと微笑んだ。
「樋口め・・・・・・奴だけはこの俺にも侭ならん男・・・・・。
またしても俺を楽しませてくれそうだな・・・・・・・。」
>>443 なんだ。仲良いんじゃん。とか思っても口には出さんけど。
「んで俺らはどうすれば?もしかしてヒグチから取り返すまでが任務?」
>>444 「いや・・・・・・・ひとまず『樋口』の行方も探さんとならんしな・・・・・。
お前達の『任務』はここで『終了』だ・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・ご苦労だったな。」
【某所にて】 「はい・・・・・・・『任務』は『完璧』に終了しました。 『矢』も手に入れ、『研究』の進展にも一層拍車がかかるでしょうね。 え?ああ、はいはい。分かっていますとも・・・・。 『全ては我がトラスト・カンパニーの為に』でしょ・・・・。」 「・・・・・・・・・まったく、家のボスったら人使いが荒いんだから・・・・・。」
>>445 「もし・・奴から矢を奪い返すなら・・その時もお力になりましょう。」
我々は矢の欠片を奪うためのダシだったか・・・・
>>445 「ま、じゃあまた新しい仕事が入ったらいつものように連絡ヨロシク」
「ふふふ。あの場に出ていなかった『原型』、それは『トリックスター』・・・・。 数々の『神話』の中にも見受けられる有名な『原型』の一つだ。 『アニムス』や『ペルソナ』とは違って『個人的要素』も少ない為 出ていても何の不思議もないのに・・・・・・・ね。」 手の上の『矢』を弄ぶ。まあ楽な仕事だったかな。 「そこで僕の出した『結論』! 実はあの場には『トリックスター』がちゃんと出現していたんだ。 ただし、それは『原型』としてではなく生身の『人間』としてね・・・・。 つまり・・・・・・・・・この僕こそが彼らにとっての『トリックスター』だったって訳。 ま、他愛ない与太話だけどねぇ・・・・・。」 さて、と。そろそろ本社に戻らなきゃ。 部長に怒られちゃうや・・・・・・・・・。 第一章:『フィリピン旅情編』 完
450 :
エピローグ『運命の矢』 :02/10/06 03:35 ID:igelK8Tq
【最終結果】 ジョン『スキャットマン・ジョン』:疲労困憊。全治三日。 ⇒スタンドは『成長』 スパイク『E-ロチック』:全身火傷。脇に裂傷。全治5週間。 ⇒『特になし』 ルイ『ジプシー・キングス』:肋骨骨折。全治6週間。 ⇒『特になし』 なお、各参加者の『治療費』は『報酬』代わりに『新手』が負担した。 『矢の欠片』 ⇒『樋口』に奪われる。
>>445 「樋口さんか…」
個人的にほっとしている自分がいた。
「『影』を克服したって言っても、ままならないことは多いなあ…」
452 :
エピローグ『運命の矢』 :02/10/06 03:39 ID:igelK8Tq
『フランク・ザッパ・レクイエム』 人類の精神の根底に存在する『原型』に形を与え、呼び起こす能力。 このスタンドの体表面は金属のような光沢を持ち、これに映った者の原型としての『影』を実体化させる。 この『影』に打ち勝った者だけが『レクイエム』に到達し、この能力を終焉させる事ができるのだ。 破壊力:E スピード:E 射程距離:A 持続力:A 精密動作性:E 成長性:E
453 :
エピローグ『運命の矢』 :02/10/06 03:48 ID:igelK8Tq
ジョンのスタンド、『スキャットマン・ジョン』は『成長』した。 万物から『持続力』を奪うその『スタンド』。 彼が手に入れたものは・・・・一瞬の『爆発力』。 『スキャットマン・ジョン』は『スキャットマンズ・ワールド』内において 『一瞬』、時間にして『1〜2秒』という『一瞬』の間だけ、その能力を『爆発的に高める』ことが可能となった。 その『破壊力』は大岩を砕き、その『スピード』は音速を超え、 その『精密動作性』は弾丸をいとも簡単に摘み取ることだろう。 ただし、この『能力』は極めて『消耗』が激しく、ひとたびこの力を 発動すれば、最低10分間は『S・ワールド』を展開する事はおろか、 スタンドを発現することすら出来なくなってしまう。 『ジョン』はこの新たなる能力を『クワイエット・デスペレイション(束の間の狂乱)』と名付けるだろう。 『スキャットマン・ジョン・クワイエット・デスペレイション』 破壊力:A スピード:A 射程距離:『S・ワールド』内 持続力:E 精密動作性:A 成長性:E
To Be Continued・・・・