修羅の国、聖帝サウザー、トキ、そしてケンシロウ。
統一国家建設を志すラオウの前に障害はあまりに多すぎる。
が、この日、新たに意外な強敵が現れることになろうとは拳王たるラオウすら予想していなかった……
「拳王様ぁ!!」
玉座に座し思いにふけっていたラオウの元に見張り兵の一人が息を切らして飛びこんできた。
非常事態らしかったがラオウは動揺することなく兵が息を整え話し出すのをまった。
「ジオン兵が!ジオンのザクが我らが砦へ襲ってきましたぁ!!」
「数を知らせい」
「一機です!」
一拍の間を置き、ついでラオウは豪快に笑い出した。
ザク如きがたった一機で我が拳王領へ侵入してくるとは!
「この拳王自らが相手してくれる。黒王号を出せぃ!」
報告通り、ジオンのモビルスーツはたった一機で拳王軍兵と交戦していた。ラオウが攻撃停止を命ずる
と、同時にザクもその手を止め、ラオウの方へと向き直った。モノアイがピンク色に光る。
(こやつ、俺が出てくるのを待っていたかのような……)
ラオウは拳を高々と掲げ、叫んだ。
「この拳王に逆らう者には死あるのみ!貴様の死をもってしてジオンの者共へ思い知らせてくれるわ!」
ラオウは黒王号の背から直に跳び上がり、ザクに襲いかかった。
巨体に不釣合いな素早さで接近するラオウをザクは捕らえきれず、見失ってしまう。が、既にラオウは
ザクの体の上を駆け、コックピットの高さまで上り詰めていた。
人間の限界を超えて鍛え上げられた右腕がさらに膨れ上がる。そして、雄たけびと共に剛拳一撃。
コックピットの装甲は紙のように易々とひしゃげ、つぶれた。
「流石は拳王様!」
祭り気分で浮かれる部下と対象的に、ラオウの表情は険しいままである。気付いていた。
操縦者まで届いておらぬ!
次の瞬間ラオウは巨大な手につかまれ、中空へ放り出されていた。ザクは片手にマシンガンを構え、
ラオウに狙いを定め、撃った。ラオウは身をひねり、あるいは回転して身動きのままならない空で見事
射撃をかわすが、
「ぷ」「ぺ」「ぽ」
背後で呆けていた数人の部下達は奇妙な単語を漏らし、臓物を撒き散らして死んだ。
(素早さ、腕力、技量……どれをとっても俺に分があるが、あの近代兵器は厄介なものよ)
着地したラオウは己の右大腿をちらりと見た。外側がかすかにえぐられている。
「ならばその単眼を叩き潰してくれるまで!!」
頭上を越えて跳び上がったラオウをまたもや見失い、ザクはラオウ渾身の一撃をまともに受けることと
なった。
「ぬぅぅん!!岩山両斬破ぁ!!」
ザクの丸い頭部が真っ二つに割れ、ピンクのモノアイは破片を撒き散らし砕けた。
ラオウの頭に勝利の二文字が浮かび、ついにはその顔に歪んだ魔の笑みが現れる。
(兵器でさえこの拳王の前にあまりに無……)
が、ザクは闘いを止めはしなかった。頭部を振ってラオウを払い落とすと、左手で地のラオウを探り、
力の限り押さえつける。当然、ラオウの顔からは笑みが消えていた。
そしてザクの右手に灼熱の斧、ヒートホークが現れる。ザクは斧を頭上高くまで振り上げ
(己の左手ごと屠る気か!まさか……この拳王が敗れるというのかぁ!)
ラオウが生まれて久しく恐怖という感情を思い知らされようとした瞬間。
ザクの右肩に巨大な矢が突き刺さった。
「第二射!ってぇぇい!!」
左胸、胴、右腕に矢がめり込んだ。
ザクは左手を掲げながら後退するが、やがてバーニアを噴かして空へと消えていってしまった。
後には恥辱と恐怖にまみれかけ憤怒したラオウが残されたばかりであった。
「何故私闘に水をさしおったぁぁ!!」
気遣いの言葉をかけながらラオウに駆け寄った部下は顔面を潰されガラクタの山に突っ込んだ。
「しかし拳王様、あのままでは拳王様は敗……」
「うぬぅぅぅ、つくづく屑共がぁ!!」
拳の一振りで五、六人が吹き飛んだ。
「この拳王、敗れて生を拾おうなどとは思わぬわぁぁぁ!!」
あの闘いで敗れたのは確かにラオウの方であった。
幾千幾万の敵を打ち破り、これからも勝ち続けなければならない身にありながら、まさかの敗退。
よもやジオンの雑兵如きに遅れを取るとは!
この日を境に拳王はますます覇者の狂気に取り付かれることとなり、不退転の修羅へと豹変してゆく
のであった。
そして同時に、この闘いを境に新たなる戦士の伝説が始まるのであった……
ザクTVSラオウ(・∀・)イイ!じゃないか!
ラオウ負けたのかよw
フドウ=ザクI
矢を受けただけで去っていくザク萌え
207 :
マロン名無しさん:03/05/18 21:20 ID:psbaOmI0
林原めぐみ様
書く。保全。
サイヤ人来襲へ備え、ヤムチャは修行を完成させつつあった。
天下一武道会では結果を残せなかったヤムチャであったが、ここ五年の激しい修行の末ついに
新必殺技を完成させるに至ったのである。
「真・狼牙風風拳。こいつさえあれば誰にも負ける気がしねぇぜ!」
叫んだ瞬間、空から緑色の肌の何者かが急降下してきたのをヤムチャの目が捕らえた。
「ピッコロか?いや、違う!でかいぞ!!」
ザクが地響きと共に地に降り立った。
「ジオン軍のザクか!何しに来たのか知らんがちょうどいい」
ヤムチャは指関節を鳴らした。
「新開発の狼牙風風拳の餌食……に……?」
ザクはいきなりヒートホークを大上段に振り上げ、構えた。
「ちゅっと待った!いきなり得物出すことないだろうが!ちょっ……」
ヒートホークが振り下ろされた。
「死ぬぅ〜!!」
大地が揺れ、ヤムチャの体は一瞬浮かび上がり、叩きつけられた。が、その五体は無事であった。
ヒートホークはヤムチャを避け、そのすぐ横に地割れを造っただけである。ザクは足で斧の柄を踏み、
ずぶずぶと地面へ沈めていった。単眼が挑発的に光る。
「俺如きに武器はいらないってか、調子に乗りやがって!あっという間に白目ひんむかせてやるぜ!」
ヤムチャは腰に結びつけた仙豆の袋を前面にスライドし失禁の跡を隠すと、新技の構えをとった。
「いくぜ!真・狼牙風風拳!!」
ザクの人差し指がヤムチャの足元をすくった。
叫んだ瞬間既に宙に浮き、転んでいたヤムチャは何が起きたのか理解していない様子であったが、
後頭部を地に叩きつけられしばらく転げまわった後、恥辱に顔を赤くしながら立ち上がり、強がった。
「やるじゃないか。このヤムチャ様の足元を奪ったのはお前が初めてだぜ」
過去の敗北は一切忘れていた。さらにヤムチャはしゃべり続ける。闘いの最中に。
「だが!頭を冷やした今の俺を相手に勝機は無いものと思え!今度こそ喰らえ!真・狼牙」
隙だらけのヤムチャの足をザクはデコピンではじいた。頭を打ち、今度は気を失ってしまった。
口元から溜め息の様に排気ガスを漏らし、ザクは空へと還っていった。
ヤムチャが目を覚ました時には当然ザクの姿は無く、結果ヤムチャは先程の闘いはサイヤ人との決戦
への不安から見た夢なのだろうと片付けた。
ヤムチャはこの敗北さえ脳内から消し去るつもりらしかった。
卑屈ではあるが、この性格故にヤムチャは自身の足を折った天津飯と仲間になることが出来たのだし、
この後の戦いでヤムチャの命を間接的に奪ったべジータとも同居でき、さらに女を寝取られなお許容
することが出来るのだから得な性格であると言えなくも無い。
かく言ううちにヤムチャは気持ちを切り替え、心の中で叫んだ。
一週間後のサイヤ人戦、勝つのはこのヤムチャ様だ!悟空が来る前に一人でカタをつけてやるぜ!
存知の通り、サイヤ人戦においてヤムチャはサイヤ人の手先に過ぎないサイバイマンの自爆の道連れ
となり、孫悟空が来る前にその命を落とした。が、ザクでさえ興味を引かないこの闘いはとりあえずここ
では省略させていただくことにしよう。
ヤムチャ…( ´Д⊂ヽウェーン
212 :
マロン名無しさん:03/05/21 19:27 ID:YrZ3MC7M
FSSの連中なら素手でも勝てそうだ。
FSSって何者?
ファッキンスーパーシャレの略
215 :
マロン名無しさん:03/05/21 21:43 ID:YrZ3MC7M
ファイブスターストーリーだと思われる。
人外の化け物からモーターヘッドと呼ばれる機械兵器までなんでもござれの漫画。
騎士と呼ばれる戦闘人間は時速180キロメートルの速さで移動し
ジャンプすれば30メートル以上も飛ぶ連中です。
>>199 つーか北斗の拳単行本13巻にザクとかいう名のラオウの部下がいるんだが・・・
218 :
ねこ:03/05/23 15:15 ID:SGKYPZgw
普通に則巻アラレ
マシリト
220 :
マロン名無しさん:03/05/27 21:21 ID:Bhgp11kb
大猿に変身した(子供の頃の)悟空
221 :
山崎渉:03/05/28 09:58 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
222 :
マロン名無しさん:03/05/30 03:21 ID:+DvDaxPg
ザクのシールドは左肩に装備するべきだった。これは、私が長年主張し続けてきた事である。
ここではその概要をまとめ、如何に私の持論が正当なものであるか証明しようと思う。
ザクマシンガンやヒートホーク、これら主要な武器は全て右手で装備する。
そしてシールドも同様、右肩に装備されている。これは皆さん承知の事実であろう。
しかしここには大きな矛盾・欠陥が含まれていないか。これを私は声を大にして指摘したい。
戦闘の基本的行為は、攻撃と防御である。このどちらを欠いても、戦場において大きな成果を上げる事は出来まい。
そしてその理想的な形は、「防御しつつ、攻撃する事」だと言う意見に異論の余地はあるまい。
しかしながら、ザクはどうか。自分がザクになったつもりで想像して頂きたい。
敵は前方にいる。己の右手には武器、右肩にシールド。
これでは防御と攻撃が同時に出来ず、前方の敵に対し攻撃時余りにも無防備であり、また、防御時における反撃も望めない。
シールドは己の攻撃対象に向かっているのが、本来の姿なのではあるまいか。
これでお分かりであろう。シールドは左肩に装備すべきであった。
そうすることにより、前方の敵に対し攻撃しつつ、また、身を守る事が可能になる。もしくは、左手に武器を装備すべきだ。
その点、左手にシールドを構えているグフやゲルググは理に適っている。
さすがにザクもシールドの矛盾に気づいたかと思いたいが、そうでもないらしい。
これらの機体が開発された後においても、ザクはシールドを相変わらず右肩につけているのだから。
ジオンが負けたのには、様々な要因があろう。
しかしながらザクのシールドを右肩につけたことがその一つだと指摘する声を、
寡聞にしてか私は聞いた事がない。愚の骨頂と言うほかあるまい。
もう一度言う。「ザクのシールドは左肩に装備すべきであった」
これは何度主張しても、し過ぎる事はない。
こんな当たり前のことを蔑ろにした結果、ジオンは敗北してしまったのだという事実を、我々は肝に銘じておかねばなるまい。
歴史に学ばぬものは、同じ過ちを繰り返す事であろう。
1998年 玉手川ひろこ(校内弁論大会にて)
218にもあるように普通にアラレちゃん
作中に出てるし。
224 :
マロン名無しさん:03/06/02 00:35 ID:2nqS0Qjf
普通に ボルテスV
作中に出てるし。
ザムディン
226 :
マロン名無しさん:03/06/02 17:06 ID:OZKAvBGQ
ヤン提督ならその智謀で、ザク如き
無血撃墜してくれることだろう
227 :
マロン名無しさん:03/06/02 17:07 ID:VnHG0Zv3
保全。だからSS続き書け
228 :
マロン名無しさん:03/06/03 00:04 ID:wRyUqmoX
黒猫の電車。レールガンで一撃。戦艦級かっ
229 :
マロン名無しさん:03/06/14 14:38 ID:cxft/nGr
ミノフスキー粒子を散布されたら勝てないんじゃない?風間真は
MSの反応速度は航空機の比ではないとか言う設定が有ったような。
231 :
マロン名無しさん:03/06/15 21:26 ID:Z9Xkm3u6
ヤッターワン
(ペリカンでも可)
232 :
マロン名無しさん:03/06/15 21:52 ID:sbisdGCF
スターデストロイヤー
ル・グランジェ(標的補足システム)とイオン砲
でも、イオン砲は電子で相手の計器を無力化するだけだから破壊力なし。(補足用)
しかし、私の個人的見解とすればヤン艦隊の中性子砲の一斉斉射の砲がとてつもなく兇悪に思ふ。
(ダースヴェイダーが捕捉した船の船員にあんなことやこんなことをしていたとしたら話は別)
233 :
マロン名無しさん:03/06/15 22:24 ID:LTlJ3M/s
戸愚呂弟
234 :
マロン名無しさん:03/06/15 22:27 ID:R66eP6vy
ザクってやられるイメージが強いから
ミスターサタンスレで、旧ザクには勝てそうと言われていた
237 :
マロン名無しさん:03/07/05 00:43 ID:30Qscx/F
栽培マン(戦闘力1,200)
アミテージ ザ サードって
・・・誰も知らねえだろうなあ。
アミテージだったら、ザクの機械系統麻痺させるのも簡単そうだけど。
アミテージはとりあえず核が効かないとか言ってたから
試作2号機でも勝てないのだろうか・・・?
ヤムチャ
星矢
ほかにいたっけ
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ベジータの大猿
大抵の超人格闘キャラ
レオパルドン
245 :
マロン名無しさん:03/07/28 04:44 ID:zbSG3l3k
「星界の紋章」のアブリアル氏
ザクどころかジオンそのものが負ける、
っていうか地球圏が○○伯国にされてしまう・・・・TT
246 :
マロン名無しさん:03/07/30 18:59 ID:7eM9z+N5
イートマン
バッシュ(トライガン)
エレ(影技)
衝撃のおっさん
(^^)