買い物「ポイント」、発行時は全額負債計上・会計で統一指針
【ロンドン=田村篤士】欧州など世界約100カ国で利用されている国際会計基準を
作る専門家組織は、小売企業などが顧客向けに発行する「ポイント」の会計処理で
初の統一指針をまとめた。顧客が利用するまでポイントに相当する金額を売り上げから
除外し、負債として計上する。企業はサービス強化を狙ってポイント発行を競っており、
統一指針を受け、日本もポイントに関する会計基準の整備を迫られる可能性が出てきた。
統一指針が対象とするのは、企業が顧客に提供する商品やサービスの利用権。
スーパーやクレジットカード会社が発行するポイントや航空会社のマイレージも含まれる。
国際会計基準理事会(IASB、本部ロンドン)の関連組織がまとめ、2008年7月以降に
始まる決算期から適用する。 (17:01)
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2500F%2025072007&g=MH&d=20070725