被害総額約2200万円 「換金商法」詐欺で6人を逮捕
2006年11月11日
多重債務者にクレジットカードでカメラを購入させたようにみせかけ、カード会社から代金をだまし取ったとして、
奈良県警は兵庫県西宮市薬師町、不動産賃貸業宮地享容疑者(39)ら4人と、多重債務の客2人を詐欺と詐欺未遂の疑いで逮捕したと11日、発表した。
カード会社から代金を受け取る一方、その7割を客に渡す「換金商法」と言われる手口で、05年10月〜06年2月、約140件、総額約2200万円を詐取したとみられる。
調べでは、宮地容疑者らは神戸、大阪両市内で写真店の看板を掲げたうえで、「クレジットカードで即現金」との広告を出していた。
05年11月ごろ、店を訪れた高知市内の男性(47)に、約20万円のカメラをクレジットカードで購入させたように見せかけ、カード会社から手数料を差し引いた19万2千円を詐取した疑い。
クレジットカードはカードローンの利用が限度額に達していても「ショッピング枠」は使える。県警は、宮地容疑者らが、山口組系の暴力団から運転資金を得ていたとみて調べている。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200611110068.html