仮想商店街大手の楽天がクレジットカードの「KCカード」を発行する中堅信販会社、
国内信販(福岡市、中村欣治社長)を買収することが9日、明らかになった。
買収額は120億円程度とみられる。楽天は独自のクレジットカードを発行、
利用者がサイト上で買い物をする際の利便性を高め、カード決済に伴う手数料収入
などを伸ばす。楽天の事業規模を上回る国内信販を傘下に収めることで、
ネットとの相乗効果が高い金融機能を一段と強化し、成長を加速させる。
10日午後に正式発表する。楽天は6月をメドに、みずほ証券系の投資会社、
日本産業パートナーズ(東京・港)が保有する国内信販株の持ち分のほとんどを買収し、
国内信販の発行済み株式の5割強を取得することで大筋合意した。買収資金は
手元資金と銀行からの借り入れなどで賄う。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050310AT2E0901909032005.html