カードの審査 9枚目

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57枚目の291さんによる審査システム方法概要(レスそのまま引用)
私は、5年ほど前に信販系のカード入会審査システムを作成しました。
みなさんの審査が通らないとか(なんで?)とういご意見は良く理解できます。
作成した本人もシステムの判定方式が複雑すぎて予想が難しいのですから。
私が作成した与信システムの概要だけ、この場を借りてお話します。
(1)与信判断の項目数は、おおよそ2-3千項目程度あります。
ただし、すべての情報が必要なわけではなく、その時にある情報だけで判断します。
(2)与信項目の判定については、2分岐ツリーによって行います。
簡単にいうと、項目1の判断が性別の場合、YESならば与信項目4とかへ分岐されていき、
最終的には最後のツリーに指定されている与信ランクがあなたのランクです。
(3)そのツリーに指定する項目の判定順番とか質問内容は、ロジスティック回帰分析により決定されます。
たとえば、男性、年齢40歳、大田区、製造業の方はリスクが高い傾向にあると分析結果で判断された場合は、
「個人の業績」とは関係なくランクが下がります。
(4)このツリーの質問は、その信販会社の全顧客のカード利用実績によって「ブラック化傾向」を導きだすためのものであり、
ある一定の期間で見直しがされ、現在の情勢に合わせて、どんどん形態が変化していきます。
(当方で立ち会った試験では、80%程度の確率でブラックが判定されています)
(5)カード発行の基準は、個人情報に問題は無く、その時の情勢によって変わってきます。
たとえば「その顧客がいくら会社に利益を出すか」という観点でみれば、
銀行系カード特にAMEXやDAINERSを持っている方の場合はポイントを下げます。
(6)与信審査システムの結果は、「信用度」「利益度」「不良化率」etc・・・といったものが出力されますが、
システムそのものがOK/NGを出すわけではなく、最終的な判断は与信担当者が行うことになることは、いうまでもありません。
私が作った判別機は↑みたいな複雑なものではありませんが三井住友カードにて使用されてます。
なあに、分かりやすく言えば単なるルーレットみたいな抽選機ですよ(藁
67枚目294さんによる別会社の判別方法(レスそのまま引用):04/10/10 11:48:54
俺のいる会社はポイント制だがなぁ
50項目のうち、それぞれの内容に対して点数100点とランク10段階がつく
点数自体は総合スコアで合否判定ラインがでるが、1項目でもランクが悪いと
合格ラインが覆ることもある
5000満点のテスト点数と、50教科の通信簿と思えばいいか?
それ自体は判定者の参考となるだけで、完全な最終の合否判定は人間
合否決済はカードランクにより最高決裁者がちがっており、
ノーマルだと係長までの3人判定、ゴールドだと課長までの5人判定のルートになる

って感じ