♯♯おい!、大夜逃げ学が閉鎖されてんぞ!!♯♯

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多重債務を苦に自殺する者が後を絶たない昨今にあって、妙に前向きに債務と向き合う
人々やそのシンパの集うスレが、クレジット板に建立されていた。

 自己破産せずに借金を踏み倒す方法
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/

このスレで、取立人氏の「大夜逃げ学」を紹介する書き込みが為された。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/227
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/228
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/234

いくらも待たずに話は脱線。話題は取立人の正体に集中した。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/235
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/237
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/239
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/227

そして、ついに暇人が「大夜逃げ学」を徹底調査し、正体をかなり限定した。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/244

だが、この時点ではまだ「仮説」だった。そして、大胆な作戦が展開されることとなる。
12月15日夜、ムーンライトながらが横浜駅を出発する30分ほど前に、横浜駅東口の
横浜中央郵便局からこんな手紙が郵送された。宛先は、オリックスの会長である。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/348

重要なのは、この時点ではまだ取立人がオリックス従業員であるという事実が確認
されていないということである。この文書でもし「大夜逃げ学」に何らかの変化が
見られれば、それこそが取立人=オリックス従業員説を立証する最たる証拠となる。
単なる密告のように見せかけて、そんな策略が陰に仕込まれた文書だった。

差し出したと思われる者は、次のようなセリフを書き残している。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/297

そして、事態は全て彼の策略の通りに進展していくこととなった。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/342
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/343
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/344
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/345
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/346
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1068925997/347

何と「大夜逃げ学」は、12月24日夜、突然従来のコンテンツが見られなくなり、
やがてトップページすら消し去られ、完全な閉鎖に至ったのである。
祭が始まった。まず、「大夜逃げ学」倒壊に関連する独立スレッドが立てられた。

 ♯♯おい!、大夜逃げ学が閉鎖されてんぞ!!♯♯
 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1072566804/

閉鎖されたはずの「大夜逃げ学」だったが、GoogleのキャッシュやInternet Archiveに
保存されているページのデータは生き残っており、閉鎖後も大いに議論の材料とされた。

まもなく実行者と思われる者が出現。簡単な経緯と動機を語った。

 http://life2.2ch.net/test/read.cgi/credit/1072566804/17

話題は主として「大夜逃げ学」のコンテンツのうち、違法性を伴うもの、違法ではなくとも
コンプライアンスに抵触するもの、貸金業者の行為として好ましくないものに集中した。

・業務上の実調で訪問した債務者宅の画像を公開した件
・カメラを債務者から取り上げて私用で使用した挙句社内で売り飛ばした件
・業務上の一般的な守秘義務違反、倫理感の欠如

当然だが、論調は批判的なものに終始した。「不正は晒して潰す」という2ちゃんねる独特の
流儀に不快感を示す書き込みもあったが、取立人の行為を完全に肯定する者は非常に稀だった。

そして、複数名の有志は本件事実を世論に問うべく様々な機関へ様々な形で通報した。

                                           −− 糸売 −−