カード再編、3大銀系に 流通・信販が資金力求め合流
http://www.asahi.com/money/kaisetsu/TKY200501080082.html みずほフィナンシャルグループとイオングループがクレジットカード事業で
提携する方針を固めたことで、成長分野であるカード業界の再編は、
銀行系・流通系・信販系といった従来の系列の垣根を超え、3大金融グループを軸に
進む見通しになった。カード各社はIC化やシステム更新で巨額投資が必要とされ、
これまで銀行系と熾烈(しれつ)な競争をしてきた流通系のカード会社も、
資金力のあるメガバンクとの関係強化に動き出した。金融再編の影響で、カード業界の
勢力地図も大きく塗り替わりつつある。
みずほとイオンの提携は、カード会員を管理する「プロセシング」と呼ばれる
業務が中心。個人向け取引戦略の一環でカード事業に力を入れるみずほは、
グループのユーシー(UC)カードをプロセシング事業に特化させ、
幅広いカード会社から受託する考えだ。
すでに流通系クレジットカード最大手のクレディセゾンと包括提携で合意。
UCの顧客獲得やカード発行業務などの「会員事業」をクレディセゾンに、
プロセシング事業をUCに相互移管することを決めている。UCは、JR東日本の
クレジットカード「ビューカード」のプロセシング業務も受託。みずほ銀行は
同社と提携し、電子マネーを搭載した「スイカ」の機能を持つキャッシュカードも
発行する方針だ。