日本信販とUFJカード、来春合併へ
UFJグループは16日、傘下のUFJカードと信販大手の日本信販を2005年春に
合併する方針を固めた。
日本信販には2000億円規模の資本支援も実施し、新会社を子会社化する。日本
信販は財務内容改善に向け不採算業務の整理に伴う損失を計上し、2004年3月期の
業績を下方修正する見通し。来週に発表する。クレジットカード利用者を増やして
個人の顧客基盤を強化し、銀行の収益力を高める。
UFJ銀行は昨年11月、日本信販の増資を引き受け、出資比率を2005年3月末
までに現在の10%から50%超にまで引き上げることを発表している。
今回は子会社化に加え、UFJカードと合併することで経営規模を拡大し、
営業力を強化する。合併後、新会社は日本信販が取り扱ってきた「ニコス」
ブランドのほか、「JCB」など複数のブランドのクレジットカードを発行する
UFJの中核カード会社となる。
UFJ銀行の全国の支店でカードを発行し、利用者の拡大を目指す。合併に
先立ち、UFJ銀行は日本信販が発行する2000億円の優先株を引き受け、
日本信販の財務健全化を促す。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040117AT1F1602H16012004.html