ガダルカナル化する特捜捜査 (郷原・元特捜検事)

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79傍聴席@名無しさんでいっぱい
特捜の逮捕(起訴)した理由説明
> 「政治資金規正法は政治と金の問題を国民の不断の監視と批判の元に置くことを目的とした議会制民主主義の根幹」
> 「本件はダミーの政治団体を利用し特定の建設業者から長年にわたり多額の金銭の提供を受けた事実を国民の目から覆い隠したことに他ならない
> 法の趣旨に照らして見過ごすことが出来ない重大悪質な事案だと判断した」

さて、特捜はこのように言ってる訳だが納得されるだろうか?
政治資金規正法に従い収支報告書に記載していたことは事実である
特捜は迂回献金であることが「法の趣旨に照らして見過ごすことが出来ない重大悪質な事案」だと判断した訳だが・・・
政治資金規正法は特捜が主張しているような程に成熟された法であろうか?
現在の政治資金規正法は資金の拠出元に関する規定がない、迂回献金を禁止する規定もない
法案作成時に意図的に除外していることも法案審議の経過で明らかである
つまり理念こそはすばらしいがその実態はまだまだ未熟な法と言える
そのような法の理念だけを根拠に「見過ごすことが出来ない重大悪質な事案」とするのは現実に即さない詭弁でしか無いだろう
事実、現状だと迂回献金は大多数の企業で行われているし、それが当たり前になってるとも言える
それが不味いこと改善すべきことであると言うのは分かるが、それを言うのは特捜であってはならない