光市事件弁護団vs.橋下弁護士 第12回口頭弁論

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929傍聴席@名無しさんでいっぱい
>>924
朝起きて洗濯しながら検討など。

 昨今話題の著作権問題にしてもそうなのですが、基本概念としての『法の不知は許されず』を
前提として成り立つ話と、『俺は知らないからマイルールで』という話の対立が前提にあります
よね。知っていても理解できないと俺解釈でマイルールを持ち出す場合も。
 問題はそのマイルールが大体の場合彼らの内部で義憤として処理されており、法的な措置を
もって対抗することが彼らに必ずしも自省を促さないところにあるように思われます。昨今
いわゆるご近所トラブルからの刑事・民事問わない訴訟事案において、訴訟案件は終了したが
トラブル自体は解決せず、むしろ悪化する事例が多く見られるところですが、これらの問題と
本件は根を同じくする部分があるかと考えるところです。
 この種の案件に見られる『法の限界』に『法的手段とそれを前提にした権利行使』をもって
対応しなければならないという事に対しては、被害側・加害側双方共に代理ないしは対抗側
として関与するに際して大きな枷となります。が、その枷を自ら外してしまうことは結局のところ
最終的な事態解決をさらに遅延させる結果にしかならない事は言うまでもありません。

と、ここまで書いて基盤無き法の無力さを痛感してます。法の基盤を市民が無自覚に破壊する
現状において、これから『法による支配』がどこに漂流していくのか。歴史に学ぶところに
よるとあまり考えたくありません。実際のところ。