裁判員制度ってΣ( ̄□ ̄;|||?

このエントリーをはてなブックマークに追加
484傍聴席@名無しさんでいっぱい
裁判員制度への報道姿勢はまさしくメディアの自主規制による批判のタブー化、
いや、これは度を超えた異常さです。度を超えた異常というのは、国民にとって
政治的に重大な問題であるはずの司法ヤラセタウンミーティングへの報道消極姿勢、
そして今回は司法の最高府であるはずの最高裁調査において、大半のメディアが
最高裁の不公正な見解をそのまま垂れ流した行為です。そして、裁判員制度
そのものに対する批判はほとんどしていません。

言論・表現の自由を保障するためには、単に言論・表現を行う「土俵」という場が
保障されているだけでは不足です。その土俵の公正さが保障されていることも
極めて重要です。現在の表現の自粛ムードは極めて危険ですが、このような
メディアの批判があるだけまだマシです。裁判員制度関連言論については、
社会により影響の大きい情報を提供する大手メディアが、社会への影響力の大きい
知識人のうち制度推進派だけを選んで、あるいは、推進的意見だけを選択して情報を
提供しています。実施が近づくにつれて言論の土俵がますます不公正になって
いくというとんでもない事態です。

「土俵を用意しない」他の報道よりも、「土俵は用意するけどその中身について
権力やメディアが極めて不公正な仕掛けを組み込んでいる」裁判員制度問題は
より巧妙かつ悪質と言わざるを得ません。