■王立アフィリア魔法学院■10年生

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223C.N.:名無したん
のと半島で、キャンプをしたよ。そばには海があってとてもきれいな
景色だ。さわやかな空気がそこら中を飛び回っている。何て、気持
ちがいいんだろう。まず、テントの用意をしなくちゃだめ。
「よいしょ。 よいしょ。わっせ。わっせ。」と、お父さんとお兄ちゃん。
とってもたいへんそうにやっていたけれど、顔は、いつものように、
にこにこ顔だった。やるのが楽しいのかなあ。

テントの用意ができると、次に、持ってきた荷物をテントの中に運ぶ。
わたしはテントの中にいて、お母さんとお姉ちゃんが運んだ荷物を
整理する。その仕事がね、とっても楽しいの。
もう、心がウキウキ、ワクワクしちゃった。

荷物も運び終わって、整理もできたところで夕飯にしたんだ。食べた
物は、サザエとハマグリ。しょう油をつけて食べたら、もう最高。
とってもおいしかった。でもね、サザエのみを全部食べられなかたんだ。
だって、とてもにがいところがあったんだもの。思わず、「にっがーい。」
と、言っちゃた。

そして、トランプをした。何回も何回も遊んでいたら、だんだん、時間が
止まっているような気がしてくる。十時くらいになったから、ねようとした。
そうしたら、急に、「パーン、パンパン。」と、ものすごい音がしたの。
何の音だろうと思って外へ出てみると、何と、バクチク。男の人たちが
バクチクをやっていたんだ。もう、耳のこまくがやぶれてしまいそうなもの
すごい音だった。少したって何とかおさまった。やっとねむれた。

朝。わたしは、おねぼうさんだから、みんながもうとっくに起きているという
のに、わたしだけがすやすやねてた。起きて、外に出ると、とてもいい気持ちなんだ。
「ふぁーあ。」と、大きなあくびをしちゃった。
朝ご飯を食べ終えてから、魚市場へいった。歩いて行くと船が見えた。わたしは、
魚市場へ行く船だと思って、お姉ちゃんといっしょに走った。でも間に合わなかった。
もう、船から魚を運んじゃったんだ。台に魚をのせて、いる魚といらない魚を分けたり、
大きさ別に分けたりしていた。いらない魚は、飛んでいたトンビにあげていた。
224C.N.:名無したん:2007/01/14(日) 23:41:57 ID:AZFjdZOg0
おじさんたちがやっているのを見て、わたしもやってみたくなった。そこらじゅうに落ちている
魚を拾って投げた。すると、トンビがシュッととる。すごい速さだ。あまり小さいのばかりでは
かわいそうなので、少し大きめの魚を投げた。一わのトンビがその魚をとろうとした。でも、
失敗した。他のトンビもやったがなかなかとれない。魚が大きすぎて、足の間にはさめなかった
のかなあ。でも、わたしが投げた魚は、それほど大きくはなかったのに。しょうがないので小さな
魚を投げた。パッと、とっていく。すごいなあ。だってよそ見していたら、
いつの間にか、いっぱいあった魚が一ぴきのこらずなくなっているんだもんね。
もう、声も出ないぐらいびっくりしちゃった。

そして、次の日。そろそろ帰る時間が近づいてきた。テントをたたんで荷物を
車の中に運んだの。楽しかったこの二日間。とてもすてきなけいけんができた。
初めて行った魚市場、初めて見て、とって食べた貝、初めて見た生きてるくらげ。
なにもかもが、ほとんど初めての物ばかりだったんだ。たった二日間だけで、
こんなにすばらしいけいけんができたことをとてもうれしく思っているんだ。
わたしは、のとを出発する時に、こう思ったよ。今度、また、ここに来た時は、
もっともっと、すてきなことしたいなって。

上木崎小 菅原麻子