あいのこ B 人 戻 “混血児”“ハーフ”なども使用を避ける アイヌ人 A 人 アイヌ(民族)。初出は「アイヌ民族」、アイヌは人間の意 アイヌ犬 A 人 北海道犬 アオカン A 不 野合=なるべくさける あきめくら A 障 字の読めない人。比喩的には事情が飲み込めないといったケース で使われる 足を洗う C 不 足切り C 不 二段階選抜、門前払い アパッチ族 人 アパッチ系(インディアン) アメ公 A 人 アメリカ人、米国人 アル中 B 障 アルコール依存症。※WHOの提唱。イッキ飲みなどの一過性意識障害は 「急性アルコール中毒」。「急性アル中」は不可 あんま A 職 マッサージ(師・業) 家柄 C 不 戻 封建制の遺物。家系、血筋とともに優劣を付ける表現では使用しない イカサマ C 不 インチキも同じ いざり A 障 足の不自由な人。足に障害のある人
伊勢こじき A 身 ぜいろくなどとともに使わない イタ公 A 人 イタリア人 いちゃもんをつける B 不 犬殺し A 職 野犬捕獲人、狂犬病予防員 犬捕り B 職 衛生作業員。野犬捕獲員。法律上は「狂犬病予防員」 インディアン C 人 比喩的には使用不可(“インディアンうそつかない”などは不 可) 淫売(いんばい) A 性 “あの淫売野郎”など使用不可 氏より育ち C 身 戻 育ちより氏は禁句 裏日本 B 身 日本海側 運ちゃん C 職 運転手 エスキモー B 人 戻 イヌイット。元はインディアンの言葉で「生肉を食する人」の 意味がある。彼らは「イヌイット」と称しており普通には後者。「エスキモー犬」は 使用可 穢多(えた) A 身 江戸時代、非人とともに最下層におかれ年貢の賦課を受けな かった。特定の地域に移住し皮革業を主とし草履、灯しん、茶せんなどの手工業に携 わる。明治4年に廃止されたが、その後も差別視は続いている エンコ C 不 浅草
沖仲仕 B 職 戻 港湾労働者。地域差に注意 おし A 障 口の利けない人。言語障害者。言葉の不自由な人 落人部落 B 身 落人村。部落との連結注意 おちこぼれ C 性 オトす C 不 自供させる。「オトシの名人」は可 おまわり C 身 警察官。お巡りさん 表日本 B 身 裏日本と対で太平洋側、日本海側 オールドミス C 性 おわい屋 A 職 清掃員 隠坊(おんぼう) A 職 火葬場従業員。火葬場職員 〜あがり A 接 接尾語。特定の職業、身分、状態だった者を差別的に表す。下男、 下女―、役人―、女給・ホステス―など 外人 B 人 戻 外国人。外国人墓地、外国人部隊も 過去帳 A 身 檀家の記録。寺社などで使っていても書き換える ガサ入れ C 不 捜索 片親 C 不 母子家庭。父子家庭 片ちんば 不 障 ふぞろい 片手 B 障 障害そのものを指す表現でなければ片腕とともに使ってよい 片肺飛行 不可 不
片目 A 障 目の不自由な人 片目があいた B 障 やっと一勝。だるまに目を書き入れた かたわ A 障 身体障害(者)。心身障害(者)。体の不自由な人 がちゃめ A 障 斜視 かつぎ屋 A 職 行商人 がっぷり四つ C 身 スポーツ記事では頻繁に使われる。非差別民を想起させる文脈 では禁句 カレン族 B 人 カレン人(民族) 河原者 B 身 中世の賎民、こじき、非人を卑しめて使った。江戸時代には京都の四 条河原で興行をうった歌舞伎役者の別称となった 漢族 B 人 漢民族 かん婦 不可 性 ガンをつける 不 不 帰化 C 人 戻 国籍取得。“帰化申請・手続き”“米移民帰化局(INS)”は可 企業戦士 不 不 奇形児 A 障 肢体の不自由な子ども きじるし A 障 精神障害者。キチガイも同じ キチガイ A 精神障害者。「気違いに刃物」も不可 〜キチ 不可 〜狂い、〜狂。“トラキチ”などは「トラ党」 給仕 C 職 ウエーター。さん付け可 教護院 C 児童自立支援施設 狂女狂人 B 身 障害より状況・状態に重さがおかれる きんたま A 不
くず屋 A 職 戻 廃品回収業 くそ A 不 くそったれ。くそくらえ 首狩り族 A 人 正式の民族名を使用する 首切り A 不 解雇 くみとり屋 A 職 清掃員 クメール族 B 人 クメール人(民族) クルド族 B 人 クルド人 クロクロ C 不 ホモセクシュアル公開 クロンボ A 人 黒人 くわえこむ A 不 卑俗な表現で連れ込む 群盲象を評す A 不 “群盲像をなでる”も使用を避ける 京城 不 戻 ソウル。出身校「旧京城師範卒」は可 芸人 C 職 芸能人 欠損家庭 A 不 母子家庭。父子家庭 ケツをまくる A 不 毛唐 A 人 外国人 血統 C 身 結婚・就職では注意 下男下女 B 職 お手伝い ゲンナマ C 不 現金 強姦(ごうかん) C 戻 婦女暴行、乱暴(刑法の罪名の場合の「強姦罪」を除く) 後進国 B 人 発展途上国 興信所 B 職 調査会社 工夫 C 職 作業員 鉱夫 C 職 炭鉱労働者。坑内員。鉱員 黒人兵 B 人 米兵。人種問題以外では使用を避ける
こけ C 不 接頭語。ばかにする 孤児院 B 児童養護施設 小僧 C 職 店員。さん付け可 小使い C 職 校務員(さん付け可)。校務主事。管理用務員。用務員。庁務員(役 所関係) ごとき A 接 警官〜、店員〜、選民的に使うのは注意。助動詞 子供 子ども。“供”は供えるが意があるため(CX報道などの統一事項より)※新 聞などでは「子供」使用している ゴミ屋 A 職 清掃員 ころし B 不 殺人
混血児 “父が○○人、母が××人という国際児童”などと具体的に表現する 才媛・才女 性 戻 女性を殊更に強調する特別扱いの表現は使用を避ける ザギン C 不 銀座 サツ C 職 警察 雑役夫 A 職 用務員 サラ金 C 消費者金融 山窩(さんか) A 身 歴史的記述以外は死語 三国人 不 人 終戦直後の在日朝鮮人・中国人を意味する場合、使用不可 三助 A 職 公衆浴場従業員 産婆 A 職 助産婦。二重差別となるので歴史的表記以外は禁 色覚異常 C 障 戻 色覚障害 色盲 A 障 色覚異常・障害。色弱(者) 私生児・私生子 B 非嫡出子。○○○さんの子 支那 B 人 中国 支那そば A 中華そば シナチク B メンマ 士農工商 C 身 使用の不可についてよく問い合わせがある。江戸時代に生まれた階 級制度で今日では肯定的に使われるケースは少ない。ただし穢多(得た)、非人と連 結して使うときは要注意 ジプシー B ロマ、ロマ民族(ジプシー):ジプシーを比喩的に使用しない。「ジ プシー音楽」は可
自閉症的 A “自閉症気味”も避ける しま C 不 地域、界隈、部落 しめ殺す C 不 絞殺 ジャップ A 人 日本人 ジュー A 人 ユダヤ人 酋長 C 首長、集落の長 ジュク C 不 新宿 娼婦(しょうふ) 不 情婦 B 愛人 女給 B 職 (バー)従業員。ホステス。ウエートレス 植物人間 A 人 植物状態(の患者) 女傑 C 女流。女性 女工 B 職 女性工員。女性従業員 女史 C 性 女流。○○○○女史→○○○○さん 処女作 C 性 第一作。処女峰、未踏峰 女中 C 職 お手伝い(さん付け可)。家事手伝い 女流 C “女流文学賞”“女流名人”などの固有名詞的な使用以外は避ける 職工 B 職 工員 しょせん A 〜蛙の子は蛙、〜そば屋だ、〜女子供。副詞的に使うが、とどのつま りと同様注意 しらっこ A 障 シラミつぶし 不
しりぬぐい C 不 シロクロ C 不 男女の性行為公開 新平民 A 身 明治4年に平民に編入された人々に差別的呼称 スー族 B 人 戻 スー系(インディアン) スキンヘッド B 人 頭をそり上げた、そり頭。ネオナチ(ドイツ)に使用 スケ C 不 情婦 スケコマシ A 不 プレーボーイ スチュワーデス C 職 1980年来フライトまたはキャビン・アテンダント 滑り止め C 性 併願 ずらかる C 不 とんずら、も同じ スラム B 身 正妻 C 身 戻 正妻のポストなどの比喩的使用は注意 精神薄弱(精薄) C 知的障害、精神遅滞 せむし A 障 体の不自由な人 セールスマン C 職 鮮人 A 人 朝鮮人 潜水夫 B 潜水作業員 線路工夫 C 職 保線区員、保線係員 掃除婦(夫) C 職 戻 清掃作業員。清掃従業員 賊 不 第三国(人) A 人 戻 中国人、朝鮮人を意味する場合は不可 大道芸人 A 職 露天商 たかが〜 B 接 副詞。〜役者、〜運転手……は文脈により使用 タコ部屋 A 不 作業員宿舎。比喩的使用は不可、歴史的使用の場合は可 タタキ C 不 強盗 たたきや A 職 食肉処理業 立ちん坊 A 職 自由労働者 たれこみ C 不 密告 炭鉱夫 B 炭鉱労働者。坑内員 知恵遅れ B 障 戻 知的障害。知的障害のある(持つは不可)子(人) ちかめ C 障 近視
血筋 C 身 結婚、就職では要注意。特に優性を強調する場合 チベット族 B 人 チベット民族 朝鮮征伐 A 人 朝鮮出兵。文禄慶長の役 チャンコロ A 人 中国人 チンバ A 障 足の不自由な人。足に障害のある人。(履物の)左右が不揃い ツィゴイネル(Zigeuner) A 戻 “ジプシー”と同じ。比喩的には使用不可 ツチ族 B 人 ツチ人(民族) 釣り書き、吊書 B 自己紹介書。生い立ち 連れ子 C “○○○さんの長男”などとする つんぼ A 障 耳の不自由な人。聴覚障害者。耳の聞こえない人 つんぼ桟敷 A 事情を知らされない。局外に置かれる 低開発国 A 戻 発展途上国 低能 B 不 知的障害。知的発達の遅れた人 出稼ぎ A 職 季節労働者 でっち B 職 店員。従業員 出戻り A 性 婚姻関係は要注意 てんかん A 障 精神障害者 登校拒否児 B 戻 不登校の児童・生徒 同和 C 身 “同和”単体では使わない(※部落解放関連) 土方 A 職 建設労働者。建設作業員 特殊学級 C 障 養護学校。養護・訓練学級
特殊部落 A 身 非差別部落 土建屋 C 職 建設業 土工 A 建設労働者。建設作業員 床屋 C 職 理髪業・店・師、理容師 土左衛門 C 不 役に立たない人の意もあり要注意 屠殺(とさつ) A 職 (食肉)解体・処理 屠殺場 A 食肉処理場。食肉解体場 どさ回り C 職 地方巡業。地方巡演 土人 A 人 先住民(族)、現地人 共稼ぎ C 身 共働き どもり A 障 言語障害者。発音が不自由な人 ドヤ(街) C 不 簡易宿泊所(の集まっている所) トルコ嬢 A 人 ソープランド従業員 〜ども A 接 相手を見くだす場合注意。単に複数を表す時は可 内縁の妻・内妻 C 戻 同居の○○○さん 南鮮 A 人 韓国 難病 B 障 厚生労働省指定難病(特定疾患)以外は使用しない ニガー A 人 戻 黒人 ニグロ A 人 黒人 二号 B 身 愛人 ニコヨン A 職 日雇い労働者 日本のチベット A 身 岩手県の一部を意味する差別表現。辺地の代語 入籍 C 男女ともに初婚の場合、新戸籍作成のため「入籍」とはしない 人夫 A 労働者、作業員
ねこばば B 不 戻 知らん顔 ノガミ C 不 上野 ノビ C 不 空き巣 農夫 C 職 農民 農婦 C 農家の女性。農村女性 廃疾 A 戻 身体障害(者)。心身障害(者)。体の不自由な人 バカチョンカメラ A 軽量カメラ はくち B 障 知的障害者 ばくろう B 職 家畜仲買人 白ろう病 A 振動病 バタ屋 A 職 廃品回収業(者) 馬丁 A 職 厩(きゅう)務員、馬取扱人【競馬】、馬手 バーテン C バーテンダー ハーフ C 人 クォーターなどとともに認知された。ただ英語の意味として「完全で はない」もあり注意 パーマ屋 C 職 美容業・店・師
パン助 A 性 売春婦 蛮族 B 人 正式の民族名を使用する 飯場 C 職 作業員宿舎 パンマ A 性 二重差別 BG A 職 OL ピグミー B 人 戻 ムプティ族、トワ族(ピグミー) ビッコ A 障 足の不自由な人。足に障害のある人。(履物の場合)左右が不揃い ヒモ A 性 百姓 C 職 農家。農民。神経質に問題にされる言葉の一つ。本来は百の姓、百官・ 庶民の意。水飲み百姓・ドン百姓、あるいは「あか抜けしない」の意味を込めた比喩 的使用はさける。「お百姓さん」は可 不具 A 戻 身体障害(者)。心身障害(者)。体の不自由な人 婦警、婦人警官 A 女性警官 父兄会 A 保護者会 不治の病 B 重病 婦女子 A 性 女性と子ども ふぜい A 接 接尾語で他を卑しめるケースで使われる。旅役者〜、商人〜、町医 者〜 ブタ箱 C 不 留置所 ブッシュマン A 人 サン族(ブッシュマン)
フツ族 フツ人(民族) ブツ C 不 物。盗品 踏切工夫 A 職 保線(係)員 踏切番 A 職 踏切警手。踏切保安係 浮浪児 A 路上生活の子供 部落 A 村落。集落。地区。被差別部落の意味では不適切 文盲 A 読み書きのできない人。非識字者 文盲率 A 非識字率 坊主 A 職 戻 僧りょ。坊さん 坊主刈り B 職 丸刈り ホームレス B 身 家なき人々の意味だが最近世界的に見直しが始められイタリアで は「屋根のない人」と言い換えている 暴力団狩り 不 ホシ C 不 犯人 ホッテントット A コイ族。コイコイ族(ホッテントット) ボヘミアン B “ジプシー”と同じ。比喩的には使用不可 ぼろくそ C 不 まえ C 不 戻 前科 マオリ族 B 人 マオリ人
マサイ族 B 人 マサイ人 ○○までして B ○○に該当する職業の軽視につながるため、不可 町医者 B 職 開業医 町のダニ 不 〜マン C 性 アメリカではゲイ、レズが市民権を得るとともに性に関するタブーが 増えてきた。これは一例でチェアマン→チェアパーソン、ニュースマン→ジャーナリ ストと書き換える 未開国 A 戻 発展途上国 みつくち A 障 未亡人 C 性 故○○氏(さん)夫人 みみくそ C 不 身元調査 A 身 自由を損なうおそれあり注意 婿をとる C 性 戻 娘を片づける C 性 ムショ C 不 刑務所 めかけ B 性 愛人 めくそ C 不
めくら A 障 目の不自由な人。視覚障害者。目の(が)見えない人。慣用語として〜 打ち、〜じま、〜判、〜蛇におじず、〜滅法がある。記事の狙い、文脈上必要と判断 したらつかわないことの方が差別になるケースも生じ要注意 めくら判 A 内容を確かめもせず判を押す めっかち A 障 盲愛 C 性 戻 むやみにかわいがる 蒙古症 B ダウン症候群 盲人 C 障 目の不自由な人 盲目的 C 性 分別を欠く 〜屋 C 職 戻 〜店。〜屋さん。呼び捨ては避ける 八百屋 C 職 青果業。八百屋さんは可 ヤク C 不 麻薬 やばい C 不 危険 やぶ医者 C 職 医師 やぶにらみ A 障 斜視。見当違い ヤンキー A 人 アメリカ人。米国人 ヨイヨイ A 障 戻 中風。半身不随 養老院 C 性 老人ホーム。老人養護施設。老人介護施設 四つ足 C 身 非差別部落を連想させる文脈では不可 寄り目 B 障 斜視。やぶにらみも同じ ライ病 A 障 戻 ハンセン病 ラクチョウ C 不 有楽町
裸族 B 正式の民族名を使用する ラップ人 B サーミ人(ラップ人) 令嬢 C 身 戻 やたらに使うのは差別 レントゲン技師 A エックス線技師。診療放射線技師 老婆 C 性 戻 老女 労務者 A 路上生活者(ホームレス) ロスケ A 人 ロシア人 ロンパリ A 障 斜視者 我吾 C 不 戻 侮蔑の意を表すすケースは注 矮小 B 身 ただし識見に乏しく無定見の意では可 和姦 B 性 対語・強姦 訳知り C 不 粋人。通人 和合 C 性 揶揄的に使用は注 業物(わざもの) C 性 性的使用は不可 倭人(わじん) C 人 戻 日本人(古く中国の日本人の呼称)