プロジェクトＸ風のレスを付けるスレforコス板

２００２年も終わりに近づいていたある日の晩、巨大掲示板群２ちゃんねるのコスプレ板に、１つのスレッドが立った。

それを棄教者が、2GETした。糞スレだった。

みんな何処へ逝ったー
誰もageることもなくー・・・

気付くと、日付は変わっていた。

エ〜ックス．．．．

２００２年、姉妹は、あるカメコのせいで変わってしまった。
カメコの名は｢まどる｣、チャパロンと呼ばれていた。
一人でレフを、持っていた。

チャパロンは言った。｢ちぃせぇことガタガタ言ってんな｣


史上最大の祭りが、そのとき始まった。

くり返す自作自演・・・
　　　　　終わらない私怨age・・・
　　　　　　　　　　　そして本人降臨・・・

事態は、最悪の方向へ進みつつあった。

自称プロと呼ばれた・・・沢田

時給自足のレフ板・・・頂点禿

だれもがコス板の終わりをかくごした。

しかし、その時僅かだが、希望の光が射した。

ような・・・
気がしただけだった・・・

エーックス……
「９０年代半ば、折からのストIIブームと大型ディスコでのダンパ開催などによって、
コスプレブームは頂点に達しつつ、あった。
だが、当時のコスプレイベントは大半がダンパ形式、会場は薄暗く、狭かった。
カメコたちは、こうした劣悪な状況での撮影を、強いられていた。
不満はあったが、どうしようもなかった。
ダンパ以外のコスプレイベントなど、あるはずがなかった。皆そう思っていた。
だが、この事態に、一人の男が立ち上がった。
『カメコにも不満のない形式のイベントを、やろう』
これは、蔑まれながらも夢を追い続けたカメコたちの、汗と涙の物語である」

♪風の中の昂ー　砂の中の銀河ー
「１９９７年春」
「晴海客船ターミナル」
♪みんなどこへ行ったー　見送られることもなくー
「閑散としたホール」
「あいまいなイベントスタイル」
♪地上にある星を　誰も憶えていない　人は空ばかり見てるー
「地道な積み重ね」
「イベントもようやく軌道に」
「しかし」
♪燕よー　高い空から　教えてよー　地上の星をー
「撮られたガールの出現」
「カメコの急増」
「競合イベントの追い上げ」
♪燕よー　地上の星はー　今どこにあるのだろうー？
「コスプレブームの終焉」
「ネット文化の爛熟」
「そして現在では」

第Ｘ回『カメコにも居場所を〜Ｊ●Ｃ・執念のカメコたち〜

エーックス……
「時は199x年。人類はコスプレブームによって，危機にさらられていた。
カメコたちは、多くのレイヤーに無理な要求をして撮影をしていた。
レイヤーは不満だったが、どうしようもなかった。
だが、この事態に、一人の男が立ち上がった。
「盗撮禁止」
昭和64年，1月7日の昭和天皇崩御。新元号を発表した時とまったく同じである。
これは、元首相・小渕恵三の汗と涙の物語である」

恵三サンタだよ！

誰もが、神の降臨を疑わなかった。

カメコ報告に毎週あがる、自分の名前
｢邪魔だゴルァ｣と、カートを引いて罵られた
露出を確認していて、盗撮にされた
起死回生を狙ったテニスウェアは、レイヤーに退かれた
水原あり○の引退まで、自分が悪いことにされた

ふたまわりも世代の違うレイヤー、
告知をしない撮影会団体、避けられていた
渡した写真は、その日のうちに会場のごみ箱に捨てられた
自分の居場所は、そこにはなかった

そしてfujimamaは名古屋でボコられた・・・

コミックマーケット開催日までもうわずか

『開催日まで１週間を切った、早く完成させるんだ！」

メンバーは連日徹夜で体はボロボロだった　
でもリーダーの叫びで必死に作業に食らいついた

敵は、寒さだった。
としよりレイヤーには、辛かった。
『年に二度しか無い張れ舞台、これぐらいの寒さでどうする』
その想いが女たちを、奮い立たせた。

「いっその事、露出をあげれば？」
年寄りレイヤーAの発言だった。
まわりの年寄りレイヤー達は笑った。

Aには秘策があった。
カメコどもの粘っこい視線により、テンションを上げれば、
多少の外気温度に耐えられる事は経験上知っていた。

しかし、今の年齢で今年の寒さに耐えられるか？それが心配だった。
試作品第一号。
今日のイベントで試してみた。




・・・失敗だった。
心の底から震えた。

それをみて、心の底から笑えた。

コミケまで、一週間を、切った。
時間は、もうほとんど残されて、いない。
このままでは、本番までに、衣装は、間に合わない。
今年は、もう、ダメなのだろうか？
だれもが、そう、思った。

そのとき、奇跡は、おこった。






おこってくれぇ･･･（魂の叫び）

「あと、５cm。５センチでいいんだ……！」
足りなくなったブレード。
改めて、買いに行く時間はもう残されていなかった。
新宿は遠い。
あまりに遠かった。
妥協、諦め、絶望……そんな言葉ばかりが逡巡する。

コミケ三日目用のコス衣装を制作。
この三連休で何とか形になった衣装。
一息つこうとＢはコーヒーを注いだ。

その時、携帯電話が鳴った。
上司からだった。
「３０日の休み、取り消し。次期システムの対応をしてくれ！」

Ｂは言葉を失った。


Ｂは、冷たくなったコーヒーを飲み干した。
少し涙の味がする。苦いコーヒーだった。（実話）

ついに冬コミまで、残すところ、あと、三日になった。
衣装は、出来ていない。
あと、三日。
この現実が女たちに重く、のしかかった。

もういくらなんでも、無理だ。できっこない。
誰もがそう、思った。

そんな時、誰かが、言った。
コミケは三日ある。三日目までには、あと五日もあるじゃないか。
コロンブスの卵的発想だった。

それにどのみちコスプレするのは三日目ぐらいだから
三日目に照準合わせれば、なんとかなる。

女たちの眼に希望の光が、戻った。

そんな時、女の一人が、言った。
本はどうする？同人誌は？

一日目、二日目と休み、衣装を作りつづければ、
晴海時代から買いつづけたスラダン本を、今年はあきらめるしか、ない。

別の一人も、言った。
私も、びいず本を諦めるわけにはいかない。
イナバの尻は私の人生そのものだ。（注　原文のまま）

一枚岩の、女たちの結束が、割れた、瞬間だった。


つづく（？）

ついに、前日となった。
もちろん、衣装は、出来ていない。

会社は、さぼった。

会社からの電話には、風邪のふりをして出た。
病気に見えるように、わざと、声をからしたふりをしようとしたが、
出てきた声は、ナチュラルで、かれていた。

女はそのとき夕べもろくに寝てないことに、やっと気づいた。

コスプレ板の、バナーが、できた


前はなかったよね？

それぞれの祭りは、終わった。

いや、終わりではない。
レイヤーは次の祭りに向けて、歩み始めていた。

ご本家の生歌を聞きたいために　数年振りに紅白を　見た
午後１１時過ぎ、画面にみゆきが　現れた。
みな、驚愕した。
そこはNHKホールではなかった。
黒部だった。

トモヲがナレーションした。
イントロが始まった。
緊張が走る。

歌詞を間違えた。
同居人は、言った。
コンサートではしょっちゅうだ。これくらい、どうと言うことはない。
むしろライブでとちってこそ、みゆきだ。

演奏が終わった。
歴史に残る数分だった。

（＾＾）

カメコのティンボに、熱い物がこみ上げて、きた。
俺たちは、まだ戦える。そう思うと、ﾃｨﾝﾎﾞにも自然と、力がみなぎるのだった。
集まった男たちは、泣いた。肩を抱き合い、本心を吐露して泣き合う姿に、ﾃｨﾝﾎﾟももらい泣きをして、いた。
「いける……！」プロジェクトリーダーであるＭ口は、確信した。男たちの思いは、本物だ。この思いが集まれば、
（素人）童貞喪失など、たやすい。
達観的な見通しに盛り上がるプロジェクトメンバー。だがそんな中で、ひとりだけ顔色の悪い男がいた。Ｓ田である。
メンバーの中で彼ひとりが、プロジェクトの欠陥に気が付いていたのだ……。

ワラタ

（＾＾）

どんな欠陥だったのでしょうか。

ぜひ知りたいものですな

ああ　もうここにはいないのか
東京で　私に声をかけてくれるレイヤーはひとりもいなかった
決死の思いで　西へ向かった
「京都　京都です　ご乗車ありがとうございます」
みやこめっせへ　入った
カメラ登録で　東京都　と書いた　快感だった
レイヤーさんは　みな　私の１８きっぷを見て　暖かく声をかけてくれた

１ヶ月後　１８きっぷには　５個のハンコが　押されていた
レイヤーさんから　野外撮影会に　誘われた
しかし　１８きっぷの　期間外であった　資金は尽きていた

感動的だな

東京のキモカメは皆、熱い涙を流した

｢そうだ　京都　逝こう｣

誰もが奮い立った

関西のキモカメは皆、熱い涙を流した

「そうだ　東京　逝こう」

誰もが奮い立った

このスレは保守したいなぁ。名スレだ

文才ないやつらばかりだな。

コスプレするなら、これくらい見ときなよ

かなりヤバいカットもあります【ＡＭショービデオレポート】
ttp://www.boukidou.com/idol/kikan/otakara/am.htm
ＶＨＳ／カラー／３０ＭＩＮ　　サークル出版社

セクシーというか露出系ばっか【〜コスプレイヤー大集合〜】
ttp://www.boukidou.com/idol/kikan/otakara/cospre01.htm
ＶＨＳ／カラー／Ｈｉ−Ｆｉ／４５Ｍｉｎ　サークル出版社

だれもがヤバいカットをのぞんでいた。

露出系ばっかだと歓喜していた。

噂の撮られたがいると聞きつけ、
俺も俺もと詰め寄った。

自分だけ断られた。
がっつき過ぎだった。

仕方がない。
ｺﾆｰな亜○亜と仲良くなってうｐしたら叩こう。

そう　決めた。
自分が叩かれる事に気づかずに。

男は　実行した。
しかも直リンである。
結果的に釣れたと思った。
叩くのは楽しいと心底思った。
しかしIDは伝説になった。

×→亜○亜
○→亞○亞
でした。
つばめが空を飛ぶように六階くらいから逝ってきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
俺様用しおり
　 ∧＿∧
　（　・∀・）＜　今日はここまで読んだ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　　　　 　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・）　　　　　↑　読　了　　　　(・∀・　）
　　　　　　　　/, 　　つ-------------------------⊂､＼
　　　　　（(　（_（＿,　）　　　　　　↓　未　読　　　　 （　.＿）_）　))
　　　　　　　　　しし'　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ＪＪ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

きづいたらストーカーとしてさらされていた。
粘着とよばれていた。
カメコ報告スレで報告されていた。

カメコ達が勃起した。
アイコラの時代がはじまった。

---------------------

　　 ∧＿∧
　　（　　＾＾ ）＜ ぬるぽ（＾＾）

コス板に晒された

「やばい、2ちゃんねらーが来る！」

彼女の心に凄まじい戦慄が走った…。

　　　 　∧＿∧
ﾋﾟｭ.ｰ　(　　＾＾ ） ＜これからも僕を応援して下さいね（＾＾）。
　　＝〔~∪￣￣〕
　　＝ ◎――◎ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山崎渉

２００3年も夏に近づいていたある日の晩、巨大掲示板群２ちゃんねるのコスプレ板に、１つのスレッドがアガった。

あぼーん

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

あぼーん

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

（＾＾）

倉庫は目の前だった。
しかし、このまま忘れ去られてはいけないスレッドだと思った。
夏はまだこれからだった。

　　　 (⌒V⌒)
　　　│ ＾ ＾ │＜これからも僕を応援して下さいね（＾＾）。
　　⊂|　　　　|つ
　　　（＿）（＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山崎パン

既に1ヶ月以上の月日が流れていた。
このままでは倉庫落ちは免れない。
誰もが諦め、ただ項垂れるだけだった。

「・・・ゲームショウ」

誰かが思い出したかのように言った。
下を向いていた皆がいっせいに顔を上げた。

「そうだ！ゲームショウがある！」

皆の瞳に光が戻っていた。

保全あげ。面白いスレでつ。

その後、9月のゲームショーは終わり
時はうつろい　10月を迎えても、
まともにスレはあがらなかった。

コミケですらスルー…
その事実に皆はいっそ沈める事すら　考えた

その時、厨房の67が　言った

輝きだ！

この板には輝きというスレッドがある！
ここのロム者に一行レスでリレーしていっては　どうか？

一行程度の脱線レスで笑えるもの　それが輝きスレへの殿堂入りだった。
そこに貼られれば確かにブクマ者は増える、
しかし…

全く主旨が違った。

皆で前レスの厨房を　葬る

誰か…誰か職人はいないのか！
安藤は　見えた。

9:15　　エェェェェェックス・・・！

　　 　　　　　　　　　　　　　　(￣￣<　 　　　／￣＞
　　 　　　　　　　　　　　　　　　＼　 ヽ　 　／ ／ｿ
　　 　　　 　プ　ロ　ジ　ェ　ク　ト＼　 ヽ P r o j e c t
　　 　　　　─────────────────────
　　 　　　　　　　　　レイヤーたち／|_／ ／＼　　Cos
　　 　　　　　　　　　　　　　　|　 　／　　　＼ 　　丶
　　 　　　　　　　　　　　　　　＼／　　　 　　 ＼__ノ

（あのナレーション）
巨大イベント・コミックマーケット。撮られたと呼ばれる人種がいる。
己の体を極限まで露わにし、カメコたちに列ばれる事で快感を得る。
他人を叩き、有名になるためなら何でもする。
人は賛美と哀れみと軽蔑を込め、露出レイヤーと呼んだ。

普段、イベントで見向きもされない女。
有名になりたい！この気持ちが人一倍強かった。
彼女はこの露出レイヤーになるため立ち上がった。

♪かぜのなかのすーばるー♪
「巨大イベント・コミックマーケット｣
♪すなのなかのぎんがー♪
「みんな私を見て〜！」
♪みんなどこへいったー♪
「誰も列ばないのに壁際」
♪みおくーられることもなくー♪
「腰回りの巨大な肉」「鼻で笑うカメコ」
♪そうげんのぺがさーすー♪
「駆けめぐる引退の二文字｣
♪まちかどのびーなーすー♪
「好きだからやっているんです！」「自分への虚しい言い訳」
♪みんなどこへいったー♪
「どんな事をしても列ばれるのが正義だ」
♪みまもーられることもーなくー♪
「目標５キロ減。困難な命題。限られた時間」
♪ちじょうにあるほしを、だれもおぼえていない♪
「逆転の発想　食あたり、見る見る減っていく体重」 「奇跡のロールアウト」
♪ひとはそらばかりみーてるー♪
「わざと見せる！」 「作りが甘いように見せる小さな技術の結集」
♪つぅばーめよーたかぁいそぉらかぁらー♪
「盗撮・望遠・動画」「カメコ・キモカメコ・自称取材班」
♪おしぃえーてーよーちじょーのほしをー♪
「ついに開始された大量うｐ」 「エロ雑誌にも掲載」
♪つぅばーめよーちじょうのほしはー♪
「そして舞台はＡＶへ」
♪いまぁどーこーにーあるのーだーろー♪
「露出でねらえ！ネットアイドルへの道」

>>69
こんなもんでイイ？

もはや同人誌即売会から独立したサブカルに発展したコスプレ。
自分中心の核家族世代　と　子供優位の性的社会嗜好、
安易に手に入る衣装　と　需要過多のイベント…　

レイヤー人口は増え、低年齢化が進み、常識は荒廃した。

そのモラル荒廃した点に目をつけた業者があった。
マスコミだった。

奇抜な衣装、無防備な露出、ネトア・撮られたから厨房に至る迄
よりどりみどり　だった。


第×回　コスプレをとりまくメディア　〜勘違いコスプレ雑誌の挑戦〜

東京の女装コスプレーヤーたちに衝撃が走った。

『ゲームショウでの女装コス禁止』
『コミックライブで女装禁止令が発動』

東京方面はすでに女装禁止イベントであふれかえっていた。

「オレたち女装コスプレーヤーはどんなに努力をしても排除されるだけなのか・・・。」

メンバーには焦燥感を通り越し、あきらめの声が出始めていた。

ふと見たイベントの全国情報を見て皆驚いた。
「東京は、他の地域と比べると女装禁止イベントが非常に多い。」
「どうして東京では女装コスはこんなに嫌われるのだろう？」

これは、女装コスプレーヤー復権に命をかけた男たちの物語である。