さて、学校から帰宅してパソコンに向かっている私の前
に1つの菓子が置かれています。
その名前と理由は言うまでも有りませんが・・・。
現物で実験に入る前に、少し考察しておきたいことが
あります。それは前にふれたベーキングパウダー(以下BP)
についてです。私はその時点では独自のBPはほとんど
冗談のつもりでした。しかしその独自のBPがこの菓子の
謎を解く重要な鍵ではないかと思うようになりました。
どういうことかというと、市販のBPは遮断剤として
スターチ類をいれることで中和反応を押さえてました。
しかし「ねるねるねるね」は1の粉と2の粉が別々の袋に
入っています。従ってわざわざ遮断剤を用いなくても、
1の粉、2の粉にそれぞれ、酸とアルカリを別々にいれれば、
中和反応を起こさないのです。もっともこの原理を用いた
BPはニ剤式BPとして市販されているようですが
(私はそんなもの見たこともないのでこの事に気づく
のが遅れました)。
(
http://www.asahi-net.or.jp/~ju4j-ishr/ishi-kiso-BP.html)
では実験です。1さんはメロン味が前提のようですが、
手に入らなかったので、原材料が似ている「いちごヨーグルト味」を
用います。原材料は以下の通り。
原材料名:砂糖、粉あめ、卵白粉末、でん粉、果汁粉末、
酸味料、増粘多糖類、膨張剤、香料、着色料(野菜色素、
クチナシ、紅麹)、光沢剤
「メロン味」の原材料と比較しますと、色素の考察は
後回しにしたほうがよさそうです。