他板から転載ご容赦。
オレはコレ見てかなり
(゚д゚)ウマー なチャーハン作れる
ようになったぞ・
■1 米
新米は水分が多い。古米がいい。インディカ米とか風味が嫌いじゃなければそっちもいい。
新米でも水分を少なめにな。
べちゃっとした飯を使う時点で負け確定だ。
火力と腕力に自信があれば冷や飯を使え。中華鍋を16ビートのリズムで振れるならな。
炊き立てはやめとけ。かなり固めに炊かないと難しい。
いったん冷やしてレンジでチンしろ。そのときラップはかけるなよ。
まぁ、次行こうぜ。
■2 コンロ
ガスだガス。火力がでかいほうがいいけど、まぁ、あるもんでいいよ。
電気コンロとか電磁調理器でも何とかなる。そこの丸い中華鍋は使えないがフライパンでやれ。
フライパンでの作り方も教えちゃるから待っとけ。
■3 鍋
中華鍋もしくは北京鍋な。テフロンコーティングなんか買うなよ。
鉄だ鉄。電気コンロのやつはそこの平たい中華鍋みたいなのでもいいぞ。
あんまり、大きなのは買うな。おまえんちのコンロじゃでかくても意味無いぞ。
だからって、テフロンフライパンでうまくできないって訳でもないがな。
うまく作ればとーちゃん喜ぶくらいのものはでける。
まぁ、あるもんで挑戦だ。
■4 おたま
中華鍋といえばおたまだろ。フライパンのやつはおたまは使えんから木べらな。
先の丸いのより先の平たいほうが使いやすいぞ。
無ければ木のしゃもじでもいいや。プラッチックは使うな、ダイオキシンが出るぞ
■5 量
最初は一人前にしとけ。量が少ないとそれだけで成功する確率が上がる。
多人数分作るのはうまくできるようになってからだ。
かーちゃんはまず自分の昼飯で作れ。うまくできるようになったらとーちゃんびっくりさせてやれ。
まず、ご飯茶碗一杯分の飯を用意しろ。
あと、卵1個な。
じゃまくさいけど具な。
■6 具
まずは、水分の少ないものな。なるべく小さく切れ。そのほうが飯と混ざりやすい。
具は別でいためてとっとけ。後で混ぜるほうがうまくできる。
シャケは焼いたものをほぐしとけ。たらこもな。
レタスとか、トマトとかは上級者が使うもんだ。やめとけ。
どうしても使いたかったらあとで教えてやる。
■7調味料
好きにしろ。俺は塩コショウとしょうゆで十分だけどな。
ただ、一つ言っておく。味は最初につけるな。炒めながら味を見て少しずつな。
卵に味をつけるなんてダメだぞ。卵でコーティングされて味が薄いのに塩分が多いとかになるからな。
味は舌に触るところに付けるんだ。だから、最後に付ける。とーちゃん 糖尿病で大変だろ。気をつけろ。
あと、具に味を付けておくのも一つの手だ。先に味をつけて炒めておいた具を後で混ぜ合わせればいい。
じゃ、作り方行くぞ。
■8 鍋を焼く
鉄の中華鍋、フライパンはよく焼け。まずは油いれずに白っぽくなるまで焼け。
で、いったん流し台に持ってって水入れろ。一気にな、熱いからあれはめとけ、
なんてったかな、手袋みたいなの。あと、顔は離してな蒸気熱いぞ。水は一気に入れろ。少しずつだとはねるぞ。
冷えたら亀の子たわしで洗え。ナイロンはダメだぞ。ダイオキシン出るからな。
もっかいコンロにかけろ。そして焼け。熱くなったら火を止めて油を多めに入れろ。
何故、火を止めるかって?鍋から火が出ると怖いだろ、かーちゃん慣れてないからな。
それから再度火をつけて煙が出るまで熱しろ。
あとな、ふた用意しとけ。大き目のな。火が出たらふたしろ。それで消えるから。
慌てるなよ。間違っても水入れたり、野菜くずいれるな。家燃えるぞ。あと、窓も開けとけ。
あんまり換気扇に頼るな。フィルター燃えちゃうときもあるからな。
油捨てろ。で、新しい油をいれるんだ。量?適当だよ。
鍋全体にまわして底に直径6ー7cm残るくらいだ。多かったら次から減らせ。
■8 鍋を焼く−補足
おお、言い忘れたけど。
最初に油入れたら鍋全体に回せよ。ゆっくりな。あせるとこぼすぞ。
熱いし。慣れてないなら、あれ使え。たこ焼きに使うやつ。
キッチンペーパー丸めてとか考えるな、指焼けるぞ。そのときは菜箸使え。
油を入れてあまり熱しすぎると油が焦げるぞ。
こげちゃうとそこに飯がくっつくからな。焦げたらやり直せ、この章の最初から。
なれないうちは、油入れて(煙出して)熱して捨ててを2−3回繰り返せ。
中火でな。強火でやると焦がしやすい。
昼休み終わったぞ。また、今度な。
さあ、こっから本番だ。気合入れるぞ。
■9 卵&飯
もう知ってると思うが。卵をいつ入れるかってのはいつも議論のねただ。ココでまとめとくぞ。
上級:卵を炒める→すぐに飯を入れる。
初級:卵を飯と混ぜ合わせて炒める。
亜流:卵を炒めておいてとりだし、飯を炒めた後に混ぜる。
ふっくら卵が好きなひとは亜流だな。
あと、飯を炒めておいて、後から鍋に直接生卵を入れるってのもあるがこれは難しいぞ。
油を卵に吸わせてってのが基本だからな。難しい割に格別うまいわけじゃないから止めとけ。
上級編から行くぞ。甘やかさないからな。
■10 炒め方(上級)
まず卵割れ。小さなボールにな。茶碗でもいいぞ。そしたら箸で適当にかき回せ。適当で良いぞ。
ところで、おまえ、右利きか?
右手はおたまな。で、鍋は左手だ。逆じゃないかって?
確かに鍋振るのは腕力要るけどな。大事なのはおたまの動かし方だ。ココは黙って信じとけ。
とりあえず鍋は、”よいしょ”って言って飯がひっくり返せたらOKだ。それくらいの腕力はあるだろ。
なかったら腕立てしろ腕立て。
目の前に何がある。そう、油の回った鍋だ。
右手に卵の入ったボール。左手に飯。深呼吸しろ。これからの1分が勝負だ。おたまは右手の近くにおいとけ。
続くぞ。
■11 炒め方 上級 その2
準備はいいか?もう一回確認しろ。
鍋は暖まってるか? 油は焦げてないか?
よしいくぞ。
まず鍋の真中に卵を一気に入れろ。端から流し込んじゃダメだ。
くっつくぞ。真中の油の溜まっているところに落とせ。ほら、一気
に卵が膨らむだろ。端っこの方から固まって真中はまだ生のままだ。
すぐに右手におたまを持て。ボールに残った卵の残りに未練を持つな。すぐにだぞ。
そしたら、飯を入れろ。入れたらすぐに左手で鍋を持て。
まず最初に鍋を振って1回ひっくり返せ。全体をだ。
ぼやぼやしてると卵が焦げる。そしたら卵の上からおたまで飯を
”切れ”。いいか、かき混ぜるんじゃないぞ。おたまを横にして叩く
ようにして飯の塊を切るんだ。手早くな。そこそこ切れたら飯をもう
一回ひっくり返せ。2−3回ひっくり返して、切るを繰り返せ。
そしてら、飯の塊がだんだん小さくなる。ある程度小さくなると切り
にくくなるはずだ。逃げちゃうからな。
続く
■12 炒め方 上級 その3
次が肝心だ。その小さな塊をたたけ。おたまの底でな。
飯粒がつぶれちゃうんじゃ無いかって?その前に塊が崩れるだろ。
次から次へと叩け。ある程度つぶれたらおたまをひっくり返して掻くようにかき回せ。
たまにひっくり返すのを忘れるなよ。
何固くてつぶれない?だからって力こめて押し付けるな。飯粒が潰れる。コンコンって小刻みに叩いてみな。
そのほうがベストだ。
もうココまででほぼ完成だ。バラバラになるまで叩く→掻き回す。ひっくり返すを繰り返せ。
本当はココから16ビートで鍋を振れるといいが今は忘れろ。
下手に振ろうとすると火から鍋が離れて温度が下がる。
続く
■13 炒め方 上級 その4
焦がすなよ。そういっても難しいからこれは経験を積むしかない。不安なら火から外して、
ちょっと食べてみ。満足できたらOKだ。
暖かい飯を使ってるなら炒めすぎると水分が出てやわらかくなる。ほどほどにな。
冷たい飯なら少々炒めすぎても大丈夫だ。
パラパラしてるか?そしたら次は味付けだ。
何?ならない?べちゃべちゃしてるってぇぇぇぇぇぇ。
あきらめろ・何?子供のご飯が無い?だから最初は1人で作れって言っただろぉ。
仕事にならないぞ・・・・
■14 失敗したときは・・・
パラパラにならない・・・。べちゃってしてる。仕方ない。
うまくいくとは限らんが復活の方法を教えてやる。これは本には載ってないぞ。
まず、何がべちゃってしてるか見極めろ。飯粒同士がくっついて
つやが無ければ水分だ。反対に妙にテカってるなら油だ。
まず水分のときな。
いったん炒めるのを止めろ。広めの皿に載せて冷ませ。うちわか扇風機を使うのもイイ。
鍋はきれいに水で洗って、最初みたいに焼いて油をまわしとけ。
洗剤は使うな。絶対にな。但し、今度は油は表面だけだ。底にたまったら捨てろ。
つづく
■15 失敗したときは その2
鍋は温まったか?飯は冷えたか?
そしたらさっきと同じように炒めるだけだ。
幾分マシになるはずだ。
油の多い場合
少々多いだけならそのまま炒めつづければOKだ。
鍋に残るくらい油が多いときは、いったん皿に上げて、鍋を洗え。
うっすらと油を引きもう一回炒めろ。もちろん煙が出るまで熱してからな。
まあ、どっちにせよやる事は大して違わんか。
■16 味付け
じゃあ、味付けな。いま、目の前には卵炒飯ができてるだろ。
ちょっと食べてみ。炒飯ってのは飯の味を楽しむもんだ。
で、塩コショウな。好みでやってくれ。しっかりかき混ぜろ。
粒子の粗い天然塩なんかを使うとムラができるからな。
なんなら塩だけ先に炒めといて細かくしとくと良いぞ。
コショウはあらびきでも白でも黒でも。
酒を入れたいやつは入れてもいいな。でも、コツがある。
一気に入れるな。少し振りまいて掻きませて、少しずつな。
せっかくの炒飯がべちゃってしちゃうぞ。
つづく
■17 味付け その2
しょうゆは鍋肌からって言うやつと飯に直接ってやつがいるな。
味をつける・・・飯に直接。よく混ぜる。
香をつける・・・鍋肌の飯に近いところに垂らす。すぐ焦げるの
でひと混ぜして火を止める。
わかったか?要は2回に分けろってこった。
最初のときに刻んだねぎと一緒に入れてもいいな。
生っぽいしゃきっとした歯ざわりが好きなら最後に入れろ。
子供に食わせるときはねぎはよく炒めてな、おなか壊すぞ。
ごま油を少したらすのもいいな。言っとくけど最後だぞごま油は。
皿に盛る直前に少し垂らしてひと混ぜしてな。
出前一丁も最後に入れるだろ。
これで、基本の卵炒飯は完成だ。食ってみろ、うまいぞ。
最初はうまくいかないけどな、いつかうまくできる。
あきらめるな。
■17 閑話休題
ちょっと余談させてくれよ。あのな、料理が下手って嘆くやつな。なんでうまくならないか知りたいか?
料理の本ってな材料の組み合わせと手順しか書いてないんだよ。
炒め物とか煮物とかはな、一番大事なのは如何に粗材に火を通すかなんだよ。使ってる鍋とか、
コンロとか材料の量とかで火の通し方も変わるんだよ。だから、”強火で3分”とか信じるな。
経験でわかっていくしかないんだよ。
あとな、あれこれ手を広げるな。炒飯がうまくなりたかったらうまくできるまで作れ。
炒飯がうまくできれば炒め物は全部うまくできるぞ。
■18 炒め方 −初級編
さ、次行くぞ。初級の炒め方な。
初級らしくテフロンのフライパン使うぞ。
まず、飯茶碗一杯に卵一個をボールの中で混ぜろ。適当で良いぞ。
フライパンを暖めろ、強火厳禁だぞ。テフロンはげちゃうぞ。
油は大さじ一くらい。足らなければ後で足せば良いぞ。
煙出さなくて良いからな。
へらかしゃもじ持ってるな、木だぞ木。さっきも言っただろ。
卵ご飯準備できたか?そのまましょうゆかけて食ってもうまいぞ。たまにはそれもいいな。
続く
■19 炒め方 初級編 その2
さ、いくぞ。よく聞けよ。簡単だから。間違ってもご飯のお好み焼き作るなよ。
フライパンに油引いてあるな。テフロンだからはじくけど気にするな。
そこに卵ご飯を入れろ。フライパン全体にへらで広げてな。
ぐちょぐちょで不安になるけど大丈夫だ。
ちょっと火を強くしとけ。さっさといくぞ。
あとはな、へらでひたすら"切れ"。下のほうだけ固まっちゃうからたまにへらでひっくり返してな。
飯が卵で固まってだまになったらへらで押し付けてつぶせ。つぶして平たくして切れ。
切るのが間に合わないなら火を弱くしろ。ちょっとだけな。
切る → まとめる → ひっくり返す → フライパン全体に広げる
これを繰り返せ。
つづく
■20 炒め方 初級編 その3
どうだ?ぱらぱらするだろ。
何?ぼそぼそしてる?ちょっと油足してみ。
フライパンの真中に穴作って底に油たらしてな。
直接飯に冷たい油かけちゃダメだぞ。
温まったら周りの飯を混ぜ込むんだ。
後、酒、大さじ一杯くらい振りまいてみ。ふっくらするぞ。
味付けは省略なさっき書いたから見てくれ。
これで基本的な卵炒飯できるよな。な。
できないって言うなら泣いちゃうぞ。できるまでやってくれ。
■21 もやし
もやし好きか?俺も好きだ。いきなりもやしの話にしちゃうぞ。
もやしは良いぞ。コツがいるけどな。あれだ、誰か言ったけど別に炒めて混ぜるんだよ。
でもな、水を出さないように炒めなくちゃいけないんだ。
中華鍋用意しろ、ちんちんに熱くしてな、
もやしよく洗えよ、豆とひげは取っても取らなくてもいい。好きにしろ。水はよく切ってな。油飛んじゃうぞ。
茶碗一杯のもやしに油こさじ2くらいか?そこは適当にやってくれ。
大事なのはな、やっぱ、鍋の温度だ。本当にこれでもかって熱くしてくれ。火が出ちゃうから蓋は必ず横に置いとけな。
■22 もやし その2
でな、熱い鍋にもやし放り込め。とにかくかき回して油をもやしに回せ。
あのな、水を出さないコツは鍋一杯使って炒めるんだ。
真中でちまちまかき混ぜてちゃダメだぞ。おたまで広げて、
かき回して、また、広げて、ひっくり返してって感じでな。
ずっと強火でな。大丈夫水分多いから簡単には焦げないぞ。
鍋に水滴がつくかもしれん。とにかく”広げろ”。な、もやしも水滴も。
一本食ってみな、火がとおってたら塩コショウで味付けしとけ。
好みだがカキソースもうまいぞ。できたら炒飯と混ぜるなり上に載せるなり下に引くなりしてくれ。
ホント うまいぞ。