http://www.pierre-matsuo.com/foundation.html 飲食店・ホテル経営者へのメッセージ
飲食店・ホテル経営者は、喫煙者に遠慮する運営から脱却すべき。
「タバコのファン」ではなくて、「お店の(お料理の)ファン」を大切にしましょう。
タバコは、あなたのお店以外でも吸えます。
でも、お料理とサービスは、あなたのお店に行かないと堪能できません。
「きれいな空気の中でお店のお料理を存分に味わいたい」と強く願う客を差し置いて、
所構わず「タバコを吸わせろ」と言う客に媚びていると、
本当に味が分かる客は離れ、お店での喫煙率は、ますます高くなります。
やがて、客層が、食事中に喫煙を続けるチェーンスモーカーだけになり、
お店の売上を、味の分からない迷惑喫煙者に頼らざるを得なくなります。
そうしたお店は、もはや「飲食店」ではなく、喫煙者の溜り場、単なる「喫煙所」です。
「食文化」の崩壊が強く危惧されます。
喫煙者(喫煙習慣のある人) = 飲食店内で必ずタバコを吸う人 と決めつけてはいけません。
飲食店内では吸わない・他人のタバコの煙を吸いたくないという喫煙者もいます。
禁煙にすれば、喫煙者の全員の足が遠のくと考えるのは大間違い。
あなたの「お店の(お料理の)ファン」ならば、飲食を優先させて、タバコを吸いません。
離れるような客は、単に「タバコのファン」だったというだけのこと。
あなたのお店が、飲食店であるにも関わらず、料理やサービスがタバコに負ける。
要するに、その程度のお店(料理・サービス)だったということ。
タバコの煙を避けるため、外食を控えている客層を取り込むのが賢明です。
「タバコ(喫煙)を止める」のは実に簡単なこと。本人の努力次第ですから。
しかしながら、「受動喫煙を止める」というのは極めて困難。本人の努力では解決しません。
お店の位置付け・雰囲気は客層で決まります。
唯一、その客層をコントロールできるのは経営者です。経営者の英断が求められます。
それでも、
「あなたのお料理を最高の状態でいただきたいのです。」という客を切り捨てますか?
あなたのお店の大切な従業員が、受動喫煙被害にさらされることを放置しますか?
将来有望な、未成年者のサービススタッフに、喫煙客の接客をさせますか?