□■自家製ヨーグルト■2パック目■□   

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698ぱくぱく名無しさん
★ 自家製ヨーグルトの基礎知識

市販のプレーンヨーグルトやプロバイオティクスヨーグルトは、腸内乳酸
菌と酪農乳酸菌の組み合わせでできています。一種類の乳酸菌で構成され
ている市販ヨーグルトはまずありません。
普通は複数の、しかも性質が異なる乳酸菌が含まれています。

この組み合わせは、大抵の場合腸内乳酸菌と酪農乳酸菌の組み合わせです
が、この二つの乳酸菌は全くの別物といってよいほど違い、巷間言われて
いるように乳酸菌が腸に届いて健康に役立つのは、このうち腸内乳酸菌の
方だけです。
酪農乳酸菌は腸に届くまでに死滅してしまい、腸内細菌としての活躍は全
く期待できません。

腸内乳酸菌のほとんど全ては偏性嫌気性菌(酸素がある所では活動できない)
であり、また酪農乳酸菌は通性嫌気性菌(酸素があっても無くても活動でき
る)です。

そして、これが肝心なのですが、ビフィズス菌、LG21、LC1等の腸内乳酸菌
は全て偏性嫌気性菌です。酸素があると活動できません。
容器と蓋の間のごくわずかな隙間にある酸素や、牛乳を攪拌した時に牛乳
が含んだ酸素でも腸内乳酸菌をノックダウンするには十分です。

よって市販ヨーグルトを普通に培養すると、酸素が混ざっているために必
ず酪農乳酸菌が強く働き、「酪農乳酸菌ヨーグルト」ができてしまいます。
このようにしてできたヨーグルトには、腸内乳酸菌はほとんど含まれてい
ません。

味や風味が大きく違わないため同じものが出来ているように思えますが、
これはヨーグルトの風味は酪農乳酸菌の負うところが大きいために、その
ように感じるだけであって、菌の構成は市販品とは全く異なるものになっ
ています。

つまり家庭で作られたヨーグルトでは、ごく普通の酪農乳酸菌ヨーグルト
としての健康効果しか無く、腸内細菌を補給するような効果は全くありま
せん。

なお、カスピ海ヨーグルトはクレモリス菌(通性嫌気性菌)とグルコノバク
ター桿菌(好気性菌:酸素を要する)の組み合わせでできています。
このため家庭での発酵に適しており、きちんと発酵、管理している限りは
大きく菌の構成が変化してしまうことはありません。
699ぱくぱく名無しさん:03/08/06 16:30
と、いうような事について先週の土曜、ヨーグルトメーカーを売っている
タニカのBBSで質問したところ、月曜に管理人が出てきて速攻、消してし
まった。ヨーグルトメーカーなど使っても酪農乳酸菌ヨーグルトしかでき
ないとバレれば、製品が売れなくなるからだろうか。

消費者の誤解や無知を利用して販拡しようというのでは、タニカというの
はあまり良いメーカーとは言えない。