吉野家の牛丼の作り方教えて!

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538元吉野家店員
吉野家で通算4年半くらい店員やってた。
細かい隠し味が何なのかは結局わからなかったが、
実際の現場でわかったことを覚えている範囲で全部挙げとく。
少しでも調理法のヒントになればと。もっともかなりの部分ガイシュツだろうし、
現在も少しずつ調理法マニュアルが変わってる部分もあるけどご容赦を。

・タレの原材料はワインが一番多い(タレの袋にワイン、醤油、砂糖、塩の順番で書いてある)
・肉は米国産ショートプレート、厚さは1.3ミリ(発表されている)
・タレは肉を何度も煮たものでないとダメ(新規や改装後の開店の時、
 その店では新しいタレでいきなり始めない。必ず他の店から煮ダレを
 分けてもらう)

・煮肉行程

肉鍋のフタを開け、点火する(フタは煮肉がすべて終わるまで開けっ放し、ていうか外しっ放し)。
肉鍋の仕切り板を中央に引き寄せ、すでに煮えた肉(煮肉中の盛り付けはここからする)と
これから肉を煮る場所を仕切る(肉を煮る部分を煮肉槽、盛り付けの部分を盛り付け槽と呼ぶ)。
冷蔵庫から肉とタマネギを取り出す(長時間出しっ放しには絶対しない)。
肉をあらかじめ両手でほぐしておく(火が全体に通りやすくするため。手早くやらないと肉がいたむ)。
タレの状態で温度を見極め、適温で肉をほぐしながら煮肉槽に投入。
適温は肉の量によって違う。煮肉最低量(0.1貫、約4食分)なら92〜3度くらいだが、
最高量(1貫、約40食分)の時は95度を超える。だが、決して沸騰はさせないように。
要は肉を投入した時に温度が90度を下回らないようにすること
(下回ると肉汁が流出し、タレが濁って脂分の分離が悪くなるので)。
投入したらすぐに手を洗い(手を洗うまで他の備品に触れてはならない)、
未投入分の肉を冷蔵庫に戻す。
肉をお玉の先で軽く沈め(深く沈めないように)、肉表面の赤みをなくす
(肉の表面にまず熱を通すことで肉汁の流出を防ぐ)。

以下長いので続く↓