青森県のコンビニ事情

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314いい気分さん
http://www.nakano-group.jp/image/image15.jpg
↑かれこれ3年前だったか。この方が考案された「3クルー損益計算」を全店舗毎日実施せよという命令が出たあたりが、今日の混乱振りの発端だった。
ストコンの分析画面の棒グラフ折れ線グラフ(売り上げ、来客数、性別、年齢層が分かる奴)を知らないんだろうな。
一発で視覚的に理解できるグラフが有るにもかかわらず、一日24時間を8時間ごとに3分割し(だから3クルー損益計算)
要素(来客、売り上げ、仕入額、人件費、廃棄額、他固定費)を記し、損益計算をせよという物だった。
来客、売り上げ、人件費くらいまでは時系列で追いかける意義はあるかもしれないが、
それぞれの時間帯の仕入れ、廃棄、はどう割り振るのか、何を根拠とすべきか全く思いつかなかった。(結局便の到着時間、廃棄のチェック時間で割り振った。)
この会社は「日時決算」を欠かさずやることにより放漫経営に陥らないという社是を持っている。それなりの哲学とは思う。
が、しかし、そんなことはコンビニ会計がルーチーン化しPOS内で自動計算していることであって、
それをわざわざルーチーン外で手作業で(算定根拠も明確化できないまま)毎日全店舗計算せよとは何たる暴挙というのが現場サイドの正直な感想だった。
ストコンの自動計算によってB/SP/Lは月次で正確に出力される。廃棄額、仕入額、人件費だって正確に算出される。
大よその日次計算書だって既存の手書き記入書式のの物がある。どう考えても無駄だし無理がある。何より実際の計算結果は精度が低く、日次を月次に合成しても不一致で、その数値に有用性は全く無かった。
315いい気分さん:2011/07/19(火) 22:36:39.34
そしてこの計算は1店舗1日分仕上げるのに30分以上費やす煩雑なものだった。店舗巡回は週二回、一度の巡回で3ないし4日分仕上げ無ければノルマはこなせない。
すると店舗巡回の時間をすべて割いてこの作業をこなすという考えられない状況となった。この計算以外のことは何一つできないのだ。
オーナーと会って話してベクトルを合わせ互いの利益を最大化するという「巡回指導」本来の目的は、これで完全に死んでしまったのだ。「巡回指導者」は「単なる計算屋」と化した。だから「コンビに屋」である必要は無かった。
するとこの会社の他部門の全くの素人社員が「巡回計算」を担当するようになった。「この計算によって浮かびあがる問題点を指摘すれば万事上手くいく」のがその理由だった。
316いい気分さん:2011/07/19(火) 22:46:00.59
ユニークな発想で、一財をなし一時代を築き、立身伝の主人公として人生を歩まれた方には違いない。

だが、あまりにもしらな過ぎた。そして現場と経営側の距離が遠すぎた。

偉大な経営者の一人なのは疑いようも無い。

ですからこれ以上晩節を汚すことなく、のんびりと余生をお楽しみください。お体を大事にされてください。